みずほ証券、中途採用3倍に グループで人事制度一本化―浜本社長

2022.08.17
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by 時事通信


インタビューに答えるみずほ証券の浜本吉郎社長=8日午後、東京都千代田区

インタビューに答えるみずほ証券の浜本吉郎社長=8日午後、東京都千代田区

 みずほ証券の浜本吉郎社長はインタビューに応じ、2022年度の中途採用について、前年度比3倍超の約200人を計画していると明らかにした。「専門性の高い人材を外から獲得し、多様性のある強い組織を作っていきたい」と強調。金融関係に加え、デジタルや環境関連などに強みを持つ幅広い人材を獲得する意向を示した。
 みずほフィナンシャルグループ内でも、銀行や信託との連携強化に向け「組織の垣根を越えた人事を増やす」と指摘。既に銀行から営業員約250人を受け入れており、グループ内で異動しやすくするため、24年度の人事制度一本化を検討していると説明した。
 また、経営安定化のため、市場環境の影響を受けにくい収益の経費に対する割合を現状の30%から24年度には50%に高めると表明。一定の収益を確保できる投資一任型商品「ファンドラップ」などの販売を伸ばしていく考えを示した。
 22年度はファンドラップと株式投信の預かり資産残高で合計7800億円(前年度は6112億円)の純増を目指す。「どんな環境でも顧客の役に立ち、結果を出せるビジネスモデルにしていく」と語った。(2022/08/17-07:08)

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