日本製鉄、有毒シアン検出も公表せず 千葉・君津製鉄所、3年で計39回
日本製鉄の東日本製鉄所君津地区(千葉県君津市)で6月、有毒物質シアンが河川などに流出した問題で、同社は18日、これより以前に排水口から法定基準値を超えるシアンを検出したにもかかわらず、公表・報告していなかったと発表した。報告漏れなどは2019年2月以降、計39回に及ぶ。千葉県は立ち入り検査を始めた。
この問題を受け、日鉄が君津地区の排水口などでの水質測定データを総点検したところ、県などに報告していた数値よりも高いデータがあることが判明した。(2022/08/18-20:57)