御嶽山噴火8年で追悼式 犠牲者の冥福祈る―長野

2022.09.27
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by 時事通信


御嶽山噴火から8年の追悼式で、慰霊碑に手を合わせる遺族=27日、長野県王滝村(代表撮影)

御嶽山噴火から8年の追悼式で、慰霊碑に手を合わせる遺族=27日、長野県王滝村(代表撮影)

  • 追悼式で遺族代表のあいさつをする堀口純一さん=27日、長野県王滝村(代表撮影)

 死者58人、行方不明者5人を出した御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火から8年を迎えた27日、麓の長野県王滝村の松原スポーツ公園で犠牲者の追悼式が開かれた。噴火時刻に合わせて午前11時52分にサイレンが鳴らされ、参列者は黙とうをささげた。
 昨年は新型コロナウイルスの影響で献花式のみ実施され、追悼式は2年ぶり。王滝村と同県木曽町が主催し、遺族や阿部守一知事、地元関係者ら約60人が参列した。
 岡山県赤磐市の堀口純一さん(76)が遺族代表であいさつ。亡くなった長男英樹さん=当時(37)=を「まだこれからの人生だったのに、本当に残念。きょうだいをよくまとめ、家族の誇りだった」としのんだ。
 阿部知事は「来シーズンからは八丁ダルミの規制が緩和される。火山防災対策に万全を期していく」と述べた。その後、遺族らが献花台に花を供えた。(2022/09/27-16:28)

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