北朝鮮、弾道ミサイル発射 短距離2発、日本海のEEZ外に―25日に続き変則軌道「KN23」か

2022.09.28
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by 時事通信


【図解】北朝鮮の弾道ミサイル発射

【図解】北朝鮮の弾道ミサイル発射

 【ソウル時事】韓国軍によると、北朝鮮は28日午後6時10分(日本時間同)ごろから同20分ごろにかけ、平壌の順安一帯から日本海に短距離弾道ミサイル2発を発射した。防衛省によれば、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられる。北朝鮮は25日にも、短距離弾道ミサイルを日本海に発射したばかり。
 米韓両海軍は26日、米原子力空母「ロナルド・レーガン」が参加した約5年ぶりとなる大規模な合同演習を日本海で開始した。また、ハリス米副大統領は29日に韓国と北朝鮮の軍事境界線沿いにある非武装地帯(DMZ)を訪問する予定。北朝鮮はミサイル戦力を誇示し、米韓に反発を示したとみられる。
 防衛副大臣によると、北朝鮮が発射した弾道ミサイル2発は最高高度約50キロで、それぞれ約350キロと約300キロ飛翔(ひしょう)したと推定される。迎撃を難しくする変則軌道で飛んだ可能性がある。
 韓国軍は、2発の高度は約30キロで、いずれも約360キロ飛行したと分析した。聯合ニュースによると、韓国軍は、25日と同様に変則軌道を特徴とする「KN23」系列のミサイルを移動式発射台(TEL)から発射したとみている。
 井野氏は記者団に、発射が「国連安保理決議に違反するもので、強く非難する」と述べた。日本政府は北京の大使館ルートを通じ抗議した。(2022/09/29-00:19)

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