通園バスに置き去り防止装置 設置義務化、2次補正で対応―政府

2022.09.29
0
by 時事通信


通園バスの安全管理に関する関係府省会議で発言する小倉将信こども政策担当相=29日午前、内閣府

通園バスの安全管理に関する関係府省会議で発言する小倉将信こども政策担当相=29日午前、内閣府

 政府は29日、幼稚園や保育所、認定こども園などで使用する全ての通園バスに、置き去りを防止する安全装置の設置を義務付けることを決めた。静岡県牧之原市の認定こども園でバスに取り残された3歳の女児が死亡した事件を受けた措置。10月召集の臨時国会へ提出予定の2022年度第2次補正予算案に関連経費を計上する方針だ。
 こども政策担当相が同日の関係府省会議で指示した。政府は今後、関係法令の改正作業を急ぐ。
 安全装置は(1)車内に設置したセンサーが取り残された子どもを感知する(2)エンジン停止後に車内後部で警告音が鳴って目視確認を促す―などの方式がある。政府は年内に具体的な仕様を定めたガイドラインを作成する。
 対象施設は全国で1万6000程度の見通し。特別支援学校の幼稚部や認可外の保育施設も含まれる。(2022/09/29-18:35)

print

人気のオススメ記事