Jアラート伝達、北海道・青森6市町で不具合 総務省消防庁
総務省消防庁は4日、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けた全国瞬時警報システム(Jアラート)による住民への情報伝達で、北海道と青森県の計6市町で防災行政無線の放送が流れないなどの不具合があったと発表した。寺田稔総務相は同日午後、記者団に対し「原因の究明と再発防止を図りたい」と述べた。
不具合があったのは、北海道恵庭市、天塩町、利尻町、新ひだか町、青森市、青森県平川市。Jアラートから受け取った情報を防災行政無線で発信できないなど、住民への伝達が正常に行われなかった。
青森市では、受信した内容を伝える防災メールの自動配信ができなかった。市によると、約1時間後に手動で配信した。
同庁によると、6市町を含め、対象地域となった北海道、青森県、東京都(島しょ部)の全自治体から、ミサイル発射による被害はなかったと報告を受けたという。(2022/10/04-20:52)