障害者支援施設で13人に虐待 職員6人、全裸放置など38件―北海道

2022.12.06
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by 時事通信


北海道庁=札幌市中央区

北海道庁=札幌市中央区

 北海道は6日、西興部村の障害者支援施設「清流の里」で、職員が入所者を全裸で放置するなどの虐待があったと発表した。村の調査で、入所者13人に対し、職員6人による計38件の虐待が確認された。施設によると、入所者にけがはないという。
 施設は、社会福祉法人「にしおこっぺ福祉会」が運営。道によると、道と村に6月、施設で虐待が行われていると通報があった。村が防犯カメラの調査や職員への聞き取りを行い、5~6月に30~40代の男性職員6人が20~70代の男性入所者に対し、全裸での放置のほか、動かしにくい体を無理に動かしたり、首を後からつかんで押さえ付けたりしたことが確認された。
 施設は今月4日、入所者の家族らへの説明会を行い、虐待の事実を報告した。6人の職員は現在も勤務しており、今後、処分を決定するという。
 菊川博幸施設長は取材に対し「利用者や家族に大変申し訳ない。深く反省し、再発防止に努める」と話した。(2022/12/06-14:21)

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