旧統一教会に追加質問書 加藤厚労相「さらに確認必要」―信者間の養子縁組

2022.12.09
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by 時事通信


加藤勝信厚生労働相=9月1日、厚労省

加藤勝信厚生労働相=9月1日、厚労省

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の信者間で行われたとされる独自の養子縁組を巡り、厚生労働省は9日午後、教団側へ再び質問書を送付した。回答期限は19日。教団には、養子縁組あっせん法の順守を求める事務連絡も併せて送ったほか、都道府県にあっせん事業の適切な運用を求める通知を出した。
 加藤勝信厚労相は同日の閣議後記者会見で、「(教団からの回答について)さらに確認する必要がある」と強調。「回答内容を踏まえ、適切な対応を考えたい」と述べた。
 厚労省によると、追加の質問書では、同法が施行された2018年度以降の実態などを尋ねた。事務連絡では、あっせんについて「反復継続の意思を持って行えば事業性がある」と指摘。都道府県から許可を得ていなければ法の規定に違反するとして「あってはならない」と明記した。
 都道府県への通知では、許可なくあっせん事業が行われないよう改めて徹底することを要請。教団の養子縁組に関して相談があった場合は丁寧に対応した上で、厚労省への報告を求めた。(2022/12/09-19:48)

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