東京の転入超過、3万8023人 活発移動背景か―22年人口移動報告・総務省

2023.01.30
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by 時事通信


【図解】東京都の転入超過の推移

【図解】東京都の転入超過の推移

  • 2022年12月15日、東京・表参道を歩く人たち(AFP時事)

 総務省が30日公表した2022年の住民基本台帳に基づく人口移動報告によると、東京都は転入者数が転出者数を上回る「転入超過」が3万8023人となった。比較可能な14年以降で最少だった前年の5433人より大幅に増え、3年ぶりに拡大。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う行動制限が緩和され、移動が活発化したことなどが背景にあるとみられる。
 東京都への転入超過数は、コロナ禍前の水準を下回ってはいるものの、社会経済活動の正常化とともに今後増え、東京一極集中がさらに加速する可能性もありそうだ。
 19年までの東京都のコロナ前の転入超過数はおおむね年間7万~8万人台で推移。その後、20年は3万1125人、21年は5433人に減っていた。23区は今回、2万1420人の転入超過。21年に初めて転出超過となったが、1年で戻った。(2023/01/30-22:04)

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