岸田首相、LGBT法案に前向き 立民の自公批判に反論―衆院予算委

2023.02.08
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by 時事通信


衆院予算委員会で立憲民主党の岡本章子氏の質問に答弁する岸田文雄首相=8日午後、国会内

衆院予算委員会で立憲民主党の岡本章子氏の質問に答弁する岸田文雄首相=8日午後、国会内

 首相は8日午後の衆院予算委員会で、LGBTなど性的少数者に対する理解増進法案の早期成立を図ることに前向きな考えを示した。「自民党でも提出に向けた準備を進めることを確認している。議論が進むことを見守り、対応を考えていかなければならない」と述べた。立憲民主党の氏への答弁。
 法案は国民の理解促進に向けて基本計画策定を政府に義務付ける内容。超党派の議員連盟が2021年5月にまとめたが、自民党保守系議員の反発で国会提出に至らなかった。
 首相は選択的夫婦別姓制度については「議論が広がることで、国民の理解や議論も進む。それをしっかり受け止め、政府として判断したい」と語った。
 自民、公明両党が政権に復帰した12年末以降の政策を立民が「失われた10年」と批判していることに対し、首相は「全て失われてしまった、というのはミスリードではないか」と反論した。立民の西氏への答弁。立民は旧民主党政権が掲げた所得制限のない「子ども手当」などの政策を継続・導入していた場合の効果を検証している。(2023/02/08-18:41)

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