九州西方でも気球確認 昨年1月、中国との関連分析
松野博一官房長官は9日の記者会見で、米軍が撃墜した中国の偵察気球と類似した所属不明の気球を、昨年1月に九州西方の公海上空で日本政府が確認していたと明らかにした。青森、宮城両県上空でも2020~21年に同様の浮遊物体が飛行していたことが分かっており、政府は中国との関連性について分析を進める。
昨年1月の気球に関し、松野氏は「平素からの情報収集、警戒監視活動の中で確認した」と説明。その上で「引き続き同盟国とも連携し、大きな関心を持って気球の情報収集・分析に全力を挙げる」と語った。(2023/02/09-12:02)