東芝にＴＯＢ最終提案　買収額２兆円規模―日本産業パートナーズ

　東芝の経営再建を巡る入札で、国内投資ファンドの日本産業パートナーズ（ＪＩＰ）が非上場化に向けたＴＯＢ（株式公開買い付け）の最終提案を東芝に提出したことが９日、分かった。買収額は２兆円規模。東芝の社外取締役で構成する特別委員会が内容を精査し、受諾の可否を判断した上で、取締役会に諮る見通し。
　ＪＩＰは同日までに、三井住友銀行、みずほ銀行など５行から融資を確約する証明書を受け取った。非上場化で「物言う株主」の影響力を排除し、東芝の経営再建を加速させる考えだ。（2023/02/09-12:50）