統合幕僚長に吉田氏 防大出身以外から初起用―防衛省

2023.03.22
0
by 時事通信


吉田圭秀 次期統合幕僚長(防衛省提供)

吉田圭秀 次期統合幕僚長(防衛省提供)

  • 森下泰臣 次期陸上幕僚長(防衛省提供)
  • 内倉浩昭 次期航空幕僚長(防衛省提供)

 政府は22日の閣議で、防衛省の山崎幸二統合幕僚長(陸将)の勇退を認め、後任に吉田圭秀陸上幕僚長(陸将)を充てる人事を了承した。発令は30日付。吉田氏は東大工学部卒。統幕長に防衛大学校出身者以外が就くのは初めてとなる。
 吉田氏の後任には森下泰臣東部方面総監が就任する。井筒俊司航空幕僚長も勇退し、後任に内倉浩昭航空総隊司令官が就任する。
 山崎氏は第6代統幕長として2019年4月に就任し、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場の運営などに取り組んだ。安全保障関連3文書の改定などのため定年を延長していた。
 吉田 圭秀氏(よしだ・よしひで)東大卒。86年陸自入り。北部方面総監、陸上総隊司令官などを経て21年3月陸幕長。60歳。東京都出身。
 森下 泰臣氏(もりした・やすのり)防大卒。88年陸自入り。第2師団長、陸幕副長などを経て21年12月東部方面総監。57歳。福岡県出身。
 内倉 浩昭氏(うちくら・ひろあき)防大卒。87年空自入り。防衛装備庁長官官房装備官、空幕副長などを経て20年8月航空総隊司令官。58歳。鹿児島県出身。(2023/03/22-08:54)

print

人気のオススメ記事