新東名に自動運転レーン 24年度にも、岸田首相が具体化指示―政府

2023.03.31
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by 時事通信


複数のトラックが加速や減速を自動制御して隊列走行する国内初の実証実験=2018年1月、静岡・新東名高速道路

複数のトラックが加速や減速を自動制御して隊列走行する国内初の実証実験=2018年1月、静岡・新東名高速道路

 政府は31日、首相官邸で開催した「デジタル田園都市国家構想実現会議」で、新東名高速道路の一部区間に自動運転車用レーンを設ける方針を明らかにした。自動運転トラックを対象に、2024年度にも100キロ以上にわたる区間で運行できるようにする。岸田文雄首相は、具体化に向けた検討を西村康稔経済産業相に指示した。
 政府はこれに加えて、ドローン航路の設定を通じた物流の自動化にも取り組む。首相は「ドローンや自動運転の実装を目指す計画を23年度中に策定してほしい」と語った。
 新東名の自動運転車用レーンは、静岡県内に設定する計画。深夜時間帯の運用を想定し、道路上の落下物や本線との合流部の状況などを車両に情報提供することで自動運転を支援する。ドローンに関しては、24年度ごろまでに埼玉県秩父エリアで、総延長150キロ以上の航路を設定。目視なしでの自動飛行の実現を目指す。(2023/03/31-16:21)

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