2022/03/19  Webで読む PR

【相場解説】3月13日(日曜)朝に収録 『やはり「八専」が転換点に。原油は中長期的に天井。今週の相場。』
ロシアによるウクライナ侵攻の影響もあり、不安定な展開を迎えている日経平均株価ですが、今後はどうなっていくのでしょうか? 不安に思っている個人投資家も多いことでしょうか。

そこで今回は、本年1月に惜しまれつつ終了したラジオNIKEEIの人気番組『源太緑星株教室』のパーソナリティを長きにわたり務め、相場界のレジェンドとも呼ばれる投資のプロ、高山緑星こと前池英樹氏に今後の展開について伺いました。

こちらは3月13日(日)朝に話した内容で、新生ジャパン投資の無料メールマガジンで配信したものです。今回はその一部を特別に公開いたします。
やはり「八専」が転換点となった
先週のレポートでは、以下のようにしていました。

『今週は、ウクライナ情勢次第となりますが、・前倒しした日柄計算のまま「3月2日前後を戻り高値に下げが本格化」が1日早くきてこのまま一段安に向かうパターン。もしくはその逆に、・未来予測に則す形で当初の予想「2月21日前後と28日前後のダブル底形成から上昇に転じる」が3日から4日遅れで現実のものとなり、2月24日と3月4日をダブル底に上昇に転じるパターン。このどちらかを予想しています。』

結果、ウクライナ情勢にロシアのデフォルト懸念も加わり下放れ。

日経225は3月9日にかけ2万4681円と一段安に見舞われ『前倒しした日柄計算のまま「3月2日前後を戻り高値に下げが本格化」が1日早くきてこのまま一段安に向かうパターン』のほうとなりました。

その後、相場は3月10日は2万5720円へ急反発。NYは2月24日安値を死守。

いずれにせよ、八専開始2月28日の翌日3月1日を戻り高値に「八専中の新月」3月3日の翌日4日に急落。八専終了3月11日の前日3月10日に急反発。またしても「八専」が転換点となりました。

3月11日のNY株式市場は続落。朝高で始まった後、売り直されほぼ安値引け。シカゴ日経平均先物は2万4905円で終了。ドル円終値117.29円。

今週は『いったんリバウンドに向かうか一段安に向かうか見極め』とします。3月15日16日にFOMCが開催。3月17日に英国金融政策発表が控えています。
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原油は中長期的にも天井か
ドイツが、日経平均でいうと24000円くらいまで下がって急反発。日経225は3月9日安値24681円から急反発。この2万4000円台はアベノミクスの3段上げで2018年1月に24000円台に乗せてからコロナショックに見舞われる直前の2020年1月にかけ、約2年間にわたるボックス相場を展開した上限にあたります。

高値は、2018年1月24129円。10月24448円。そしてコロナショック直前の2020年1月に24115円。

この2万4000円台を割ってくるようなら、当局に何か株価対策を期待したくなるのは私だけではないでしょう。仮にこの2万4000円台を割って2万3000円台までくれば『岸田おろし』が台頭してくる可能性は高いと考えています。これは所謂「裏の政治」的な話となってしまうので、書くのはここまでにしておきます。

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私独自の『2070年までの未来予測チャート』に基づく2021年全体相場予測は、あくまでも『1月前後より下落。2月前後から上昇。4月前後より下落。5月前後に底打ち反転。8月前後にかけ上昇。10月前後にかけ下落。12月末にかけ上昇』。

前倒しした日柄計算のままでも大底は4月初め、そして本来は5月初め。それまでずっと下げるわけではなく、いったんリバウンドが本格化する場面がある筈ですが、中期的にはまだ弱い時間帯が続くとみます。

原油と金は短期的にいったん天井になると予想した通り、3月8日に1570日経レバETFを買い推奨するも翌日9日に急反落。

金は短期調整終了後に中長期的には再度新値を取ってくると予想しますが、原油は中長期的にも天井になったのではないかと思います。

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 個別材料株に関して
個別材料株の新しい動きとしては、ロシアの制裁に絡み、肥料関連が上がった後、木材関連の7897ホクシン、7426山大が急伸。9812テーオーHDはストップ高。また、インフレ関連出遅れで、宝飾品の8139ナガホリ、輸入ブランド専門店9878セキドが急伸。リユース関連の7685バイセル、9270バリュエンスが堅調。

再生可能エネルギー関連に再評価の動き。「太陽光バブルは終わった」というような下げが続いていましたが、ロシアのウクライナ侵攻による原油と天然ガスの急騰を背景に……
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