最近のメルマガでは、読者を煽って一気に儲けようとするものが多数見られます。これを『狩猟型』のビジネスといいます。確かに、短期的な売上は最大化されるのですが、長期的に見ると売上はどんどん下がるでしょう。なぜなら、前回販売したときよりも激しい煽り文句でないと、お客は買わなくなってしまうからです。
そのため、私は読者としっかりとコミュニケーションをとって、育てていく『農耕型』のメルマガを推奨しています。
メルマガというのはDMではありません。コミュニケーションのための、メール配信だと思ってください。そこに大きなヒントがあります。
メルマガの極意は、「必要としている人に必要としている情報を届けること」です。この基本路線をはずしてはいけません。割引情報を期待している人に割引情報を送るのは、問題ありませんが、商品に関する知識や情報を期待している人に対して、割引情報を送っても反応が薄いのです。
まずは、相手が何を期待しているのかを理解することです。
それから、もうひとつは仕組み化です。童話の「北風と太陽」の太陽のように
相手に自然と動いてもらえる、そういう道筋を作り上げるのが、メルマガとしても大事なのです。
多くの人が、メルマガの読者数を増やしたり、文章術を学んだり、さまざまな努力をしているように感じます。ただ大事なのは、一部分だけ努力することではなく、全体のバランスを底上げすることなのです。
インターネットは、掛け算です。メルマガに登録をしてもらう、届いたメルマガをクリックしてもらう、サイトの文章を読んで買ってもらう。こういう流れの中で売上が決まります。いくらサイトが完璧に出来上がっていても、メルマガからの誘導が出来ていないと売れないのです。
売上に関わる要素をすべて底上げする。3つの要素を10%改善すれば、【1.1×1.1×1.1=1.33倍】となります。いきなり、大きく売上を上げようとしないでちょっとした改善を行うのが大事ですよ。




