KISARAGI

  • ¥0

    無料

読み手と書き手をつなぐ創作文章投稿メルマガです。様々な作品を載せていこうと思っています。ぜひ、あなたも投稿して下さい!

著者サイト
 

メールマガジンを登録(無料)

もしくは

※ 各サービスのリンクをクリックすると認証画面に移動します。
※ 各サービスで登録しているメールアドレス宛に届きます。

メールマガジンを解除

もしくは

※ 各サービスのリンクをクリックすると認証画面に移動します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
 
メルマガ名
KISARAGI
発行周期
週刊
最終発行日
2019年03月24日
 
発行部数
50部
メルマガID
0000007077
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
アート・文芸 > 文芸 > 小説

まぐまぐ!メールマガジンの用語集です。
下記の用語以外の不明な点はこちらをご覧ください。

 
発行周期
週1回、月1回などの発行頻度です。
部数
メルマガの配信数を記しています。
カテゴリ
まぐまぐ!に登録されているカテゴリです。
形式
メルマガには以下の配信形式があります。下部「メルマガ形式」をご参照下さい。
 
最終発行日
最後にメルマガが配信された日付です。
メルマガID
メルマガを特定するIDです。
RSSフィード
RSSを登録すると、更新情報を受け取ることができます。

― メルマガ形式 ―

  • PC向け
    パソコンでの閲覧に最適化したメルマガ
  • 携帯向け
    スマートフォンやフィーチャーフォンでの
  • PC・携帯向け
    PC・携帯どちらでも快適にご購読いただけます。
  • テキスト形式
    文書だけで構成された、一般的なメールです。
  • HTML形式
    ホームページのように文字や画像が装飾されたメールです。
  • テキスト・HTML形式
    号によって形式が変更する場合があります。

閉じる

メールマガジン最新号

文字作品投稿メルマガ KISARAGI       (毎週日曜日発行)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

KISARAGI vol.1009   2019/03/24
      編集/発行:みやこたまち
                    E-mail:tamachim@yahoo.co.jp
KISARAGI:HP http://mmkisaragi.blogspot.jp/
   まぐまぐ内HP:https://www.mag2.com/m/0000007077.html
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

★ 配信システム
KISARAGIは「まぐまぐ」で配信しています
「まぐまぐ」:http://www.mag2.com/

★登録解除の方法
KISARAGIを解除するには、以下のHPのフォームか、
 http://mmkisaragi.blogspot.com/2013/10/blog-post_8402.html
まぐまぐ内のKISARAGIのHPへアクセスして下さい。
 https://www.mag2.com/m/0000007077.html

――通信欄――――――――――――――――――――――――――――――

空気が冷たいですね。みなさまどうぞお体を大切に。

――今週のお話――――――――――――――――――――――――――――

◆ 古典へのいざない [778]
伽婢子《おとぎぼうこ》[87] 地獄を見て蘇《よみがえる》 [5]
作者 たまさん

◆ 大学ノート狂詩曲 宇祖田都子の話
第七十三回 並木空也 1 
作者 宇祖田都子

◆ 今週の一句 六文風鈴

● KISARAGIについて

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

古典へのいざない [778]
伽婢子《おとぎぼうこ》[87] 地獄を見て蘇《よみがえる》 [5]
作者:たまさん

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

「わたしは人間界にいたときに儒学に励み、仏教の経典が説く地獄の話を耳
にしてもまったく信じませんでした。しかしながら、こうしてやって来まし
たので、願わくは地獄の有様をわたしに見せて、信心《しんじん》を起こし
てくれませんか」
 新之丞《しんのじょう》が頼むと役人は答えた。
「それならば、司録神《しろくじん》に願い出るとよかろう」
 西にある廊下を通り、ある建物にたどり着くと、そこには善悪二道の記録
が山のように積まれていた。役人が事情を説明すると、司録神は木札《きふ
だ》を取り出して渡した。
 役人と一緒に北に向かって半里ほど行くと、高い銅の築地《ついじ》に頑
丈な鉄の門を構える城にたどり着いた。黒煙が天を覆い、無数の叫び声が地
を響かせている。牛頭《ごず》や馬頭《めず》の鬼が、大勢で鉄の棒や刺叉
《さすまた》を横たえて門の左右に立っている。二人の役人は先ほどの木札
を鬼に渡し、新之丞を連れて中に入った。
 そこには罪人が無数にいた。獄卒《ごくそつ》たちは罪人を捕らえて地面
に押し倒し、皮を剥《は》ぎ、血を搾り、腹を裂き、目をえぐり、耳を削
《そ》ぎ、鼻を切り、手足をもぎ、肉を削っていた。罪人が泣き叫び、苦痛
を嘆く声が地に満ちている。話によると、彼らはかつて人間だったときに、
山や海で狩りや漁などの殺生をして生計を立てていた者たちらしい。
 別の場所では、二本の銅の柱に男女二人が磔《はりつけ》にされていた。
獄卒たちが剣で腹を裂き、溶かした銅を銚子《ちょうし》に盛って口から流
し掛けると、五臓《ごぞう》六腑《ろくふ》が焼けただれ、溶けて地面に流
れ落ち、二人はただ首だけが柱に残って泣き叫んだ。
 理由を尋ねると役人は答えた。
「男は娑婆《しゃば》にいたときに薬師《くすし》であった。女は重病にか
かった夫を治すために男を呼んだが、不義密通の罪を犯し、夫に毒薬を与え、
女が暴力を振るって殺した後に夫婦となった。二人とも死んだため、今こう
して苦痛を与えているのである」
(続く)



 主人公は冥府《めいふ》の役人に頼んで地獄を見せてもらうことになりま
した。「リアル地獄巡り」といったところでしょうか。
 最後の二人はともかくとして、猟師や漁師が地獄に落ちて身体を刻まれる
のは、現代の我々から見ると少しやり過ぎな気がしますが、作品が書かれた
江戸初期には、仏教の「殺生戒《せっしょうかい》」の教えがまだ強く残っ
ていた証拠と言えます。

 続きは次回にお届けします。それではまた。

+-------------------------------------------+
Amazonで古典の現代語訳を公開しています。
https://www.amazon.co.jp/-/e/B07BKYX47V
+-------------------------------------------+

――ウェブサイト―――――――――――――――――――――――――――

 かたかご http://yamanekoya.jp/
 山猫屋本舗 http://yamanekoya.net/

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

大学ノート狂詩曲 -宇祖田都子の話
第七十三回 並木空也 1 
作者:宇祖田都子

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
第七十三回 並木空也 1

 「私にとって、並木さんの大学ノートとの出会いは、とても思いがけなくて。
正直、始めは戸惑っていました。だって、私が並木さんのスーツケースを手藻
蔓さん、いえ、並木さんに仲介したのはまったくの偶然だと思っていたもので
すから。もちろん、それは偶然だったことに間違いはないのですけれど。たと
え、お二人が私にあのノートを見せようと計画していたのだとしても、私たち
があの図書館の時空を共有していたという偶然がなければ、そのような必然も
起こりえなかったから、という意味でも、私は偶然のもたらす恵みというよう
なものをありがたく受け入れようと思ったんです。
 今ではもう、手藻蔓さ、いえ並木さん。なんだか複雑になってしまうので、
空也さんとお呼びしますね。空也さんもご存知のとおり、私はあの大学ノート
に関する予備知識をまったく持たずに、目の前の現象としてあのノートに向き
合いました。ノートの来歴や、そこに込められた製作者の意図、使用者の欲望
やなんかは、私には興味のないことでした。私は、日々むきあっているすべて
の現象に対して、そうした態度しかとれないタイプの人間です。次々とあらわ
れる縁起を解きほぐす者であろうとしたことは、私は一度もありませんでした。
 だって、そうした結び目達は、私自身が係留された結節点でもあるんです。
自分自身を保持したままで、結び目だけを解きほぐすことはできないと、私は
感じていました。そのことは同時に、その結び目の歴史を取り出すことが不可
能だということをも意味していました。すでにその歴史には私自身が組み込ま
れているからです、というより私が組み込まれたからこそ、私はその結び目を
知ることができたのです。いえ、もっと正確に言うべきですね。私と結び目と
は互いに巻き込み巻き込まれた状態にあるのでですから、両者を分別すること
なんて不可能なはずなのでした。
 私がかかわるすべては、私を変化させていきます。変化させない結び目は一
つとしてなく、もし変化が無いと感じらるのだとしたら、それは私が故意に、
その結び目に囚われた部分を無視しようとしているだけなのです。その場合、
無視された結び目は、私から隔たった対象物になってしまいます。観測者と観
測の対象物、という分別をしないこと。私はそういう主義を貫いて生きること
を余技なくされているのだなと、今回のことで改めて痛感したんです。すると、
私は私自身を観測することによって周囲を理解することしかできないのだとい
うことになります。
 ですが客観が他者の主観を自分の主観によって推し量ることでしかないよう
に、そもそも、人は自分を通してしか世界に迫ることはできないのではないで
しょうか? あたかも自分が「客観的観測者」という透明な立場にあるかのよ
うな姿勢で、不確定性原理を忘れたふりをして、「事実」とか「共感」とかい
う言葉を、誤って用いていたのではないでしょうか。
 私の「事実」は空也さんの「事実」とは違うものです。でもどちらの「事実」
も針の穴から覗いた「真実」の一部です。そして、その針は、覗いている本人
の瞳に突きささっている針です。そしてその針の穴は、駱駝が通過するあの針
の穴なのだと思います。自分の黒目に針を突き立て、視力を失った目で私たち
は現象と対峙しています。何かが見えているだなんていう欺瞞に、私は加担す
ることはできませんでしたし、私を離れた「ぼい~~ん」には何の興味もあり
ませんでした。
 今回、私なりにあの大学ノートを巻き込み、巻き込まれたことで、私はさま
ざまな知見が拓けたような気がしています。それはかつてあった歴史的事実で
はなく、私を拓くアクチュアルな経験だったと思います。そのように
「ぼい~~ん」に結ばれたことで、私ははじめて、この結び目の来歴と意図を
慮ることもできるようになったわけです」(20190324)

――ウェブサイト―――――――――――――――――――――――――――

星空文庫 https://slib.net/a/20077/
ショートショートガーデン https://short-short.garden/author/808354

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

――今週の一句――――――――――――――――――――――――――――

   黄水仙西より吹かれ東向き 六文風鈴

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

――投稿随時募集中――――――――――――――――――――――――――


http://mmkisaragi.blogspot.jp/2013/10/blog-post.html

このメールマガジンは、投稿によって全てが成り立っています。
あなたの「文字による作品」を投稿して下さい。

★投稿はkisaragi HP の投稿要綱
 http://mmkisaragi.blogspot.jp/2013/10/blog-post_6740.html

★または、直接のメールでも大丈夫です。
みやこたまち宛 E-mail :tamachim@yahoo.co.jp

――ご投稿の際には、お手数ですが、以下の内容をお送り下さい――――――

タイトル(必須):
種別:ショートショート/短編/中編/長編/エッセイ
ジャンル:(時代、現代、SF、冒険、推理、ファンタジー、など……)
作者名(ハンドル可;必須):
メールアドレス(必須):
HPアドレス&名前:
一行コメント:

――投稿時の注意―――――――――――――――――――――――――――

★一行の最大文字数は全角で35文字(原則)までです。
 それを超えるものはこちらで修正させていただきますのでご了承下さい。
★長編の分割掲載時の区分などにつきまましては、ご相談ください。
★「文字による作品」とは、文字の連なりによって表現されたものです。
 ジャンルは問いませんが、公序良俗、特定個人への誹謗中傷、特定団体への
 勧誘等、編集発行者の判断により、掲載をお断りする場合もございます。
★投稿作品の著作権は各作者に帰属します。

――<運営よりお知らせ>―――――――――――――――――――――――

メルマガの配信ドメインが変更になります。
全てのメルマガが受信できるよう、以下のドメイン全ての受信設定をお願いい
たします。
・mag2.com
・mag2official.com
・mag2-tayori.com
・mag2tegami.com
・mag2premium.com

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

――編集発行者について――――――――――――――――――――――――

編集者 みやこたまち

E-mail :tamachim@yahoo.co.jp

WebPage:http://mgkisaragi.web.fc2.com/index.html

―――――――――――――――――――――――――KISARAGI――
メルマガ全文を読む
 

▲ページトップへ

▲ページトップへ