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メルマガ名
カソリング
発行周期
月刊
最終発行日
2018年08月01日
 
発行部数
823部
メルマガID
0000037317
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
クルマ・バイク > ドライブ・ツーリング > 旅行記

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ー 目次 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■連載/賀曽利隆の六大陸周遊記
    インドシナ一周(11) 北緯17度線をRMXで越えた!
■カソリの近況/70代編日本一周 テーマ編(7)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

賀│曽│利│隆│の│六│大│陸│周│遊│記│ 第│171│回│
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インドシナ一周(11) 北緯17度線をRMXで越えた!

[前号までのあらすじ]
1992年12月15日、タイの首都バンコクでRMX250Sを引き取り、
列車編に続き、バイク編インドシナ一周がスタートした。まずは、タイ国内を
巡り足馴らしをし、ベトナム国境を目指してラオスを縦断した。しかし、陸路
でのベトナム入国は叶わず、いったん帰国。ベトナム航空で空路でのベトナム
入国の手続きを整えて、インドシナ一周を再開した。空路でベトナムのハノイ
に入ると、中国国境のラオカイ、ラオス国境に近いディエンビエンフーと北部
ベトナムを巡り、ハノイに戻ってきた。

インドシナ一周マップ
https://drive.google.com/open?id=17D2PSVgwwP9TW37B7nfMxRr1UDE&usp=sharing
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中国国境のラオカイを目指す

 ハノイから再度、中国国境を目指した。
 ハノイから110キロでハイフォンに到着。北部ベトナムでは最大の港町。
ここから海沿いの道を北へ。紅河デルタの流れを2度、フェリーで渡り、ベ
トナム第一の景勝地ハロン湾に行く。海に浮かぶ無数の小島の風景は、お札
になっているほど有名。ベトナム版の松島だけあって、観光船が港を埋めつ
くしていた。
 そんなハロン湾の風景を陸から眺め、ハイフォンから数えて3度目のフェ
リーに乗ってホンゲイに渡る。ホンゲイといえば、良質の無煙炭の大産地。
石炭はベトナムの主要な輸出品目になっている。左手に連なる山並みが露天
堀りの炭田になっているのだが、それにしても、すさまじい粉塵。息をする
のも辛くなるほどで、顔はあっというまにまっ黒になる。ホンゲイの町から
30キロあまりもつづいた炭田地帯が途切れると、RMXを止め、「フーッ」
と大きく息をし、川の水で顔を洗った。
 ハイフォンから北に240キロ行くと、中国・広西壯族自治区との国境の
町モンカイに着く。ハイニンともいわれるモンカイは中国との国境貿易で空
前の繁栄を謳歌していた。建設ラッシュで、新しいビルが次々に建てられて
いる。ひと晩泊まった「カオロンホテル」では、サイゴンから来たというビ
ジネスマンとビールを飲みながら話したが、いくら交通費をかけてやってき
てもペイするという。ここで買いつけた中国製品をサイゴンで売りさばくと
いうのだ。
 モンカイからは中国国境スレスレの道を走り、もうひとつの国境の町、ラ
ンソンに行く。ランソンといえば中越戦争の戦場となり、大きな被害を受け
た町だが、今では戦争の傷痕も見られない。ここもモンカイ同様、中国との
国境貿易で活気を呈していた。
 ランソンから国道1号を南下し、ハノイへ。ハノイまでは250キロ。こ
うしてハノイに戻ってきたが、第1弾目と第2弾目を合わせ、全行程200
0キロの北部ベトナム行だった。
 ハノイに戻ると、ユエンのゲストハウスに直行。シャワーを浴びてTシャ
ツにジーンズ、スニーカーという格好に着替えると、ユエンを誘って夕暮れ
のハノイの町を歩く。ハノイ最後の夜だからと、ちょっと高級なレストラン
の「ピアノ・バー」に行く。ピアノの演奏を聞きながら食事できるのだ。エ
ビとエスカルゴがメインディッシュのディナーをワインを飲みながら食べた。
ユエンのおかげでハノイの町がどれほど楽しかったことか。ハノイの町がど
れだけ光り輝いたことか。
「ありがとう、ユエン」

北緯17度線を越えて

 ハノイを出発。ハノイ駅前でいったんRMXを止めたが、ハノイ駅前の大
通りがベトナムを南北に縦貫する国道1号になる。
 国道1号を南下。ハノイの市街地を抜け出ると、交通量はガクッと減る。
 国道1号はサイゴンに通じているベトナム縦貫鉄道の線路に沿っている。
ハノイ行きの列車とすれ違うと、RMXを目ざとく見つけた乗客たちが、窓
から身を乗り出して手を振ってくれる。
 国道の両側には広々とした水田が広がる。クリーク(水路)に小舟を浮か
べて男たちが魚釣りをしている。通り過ぎていく町や村では、キリスト教の
教会や塔が目につく。
 ハノイから200キロ、サムソンという海辺の町に着くと、夕暮れのビー
チを走った。それを見て、「オレも、オレも…」と集まってきた人たちをR
MXのリアに乗せて走った。ひと晩、ここのゲストハウスに泊まる。南シナ
海の波の音。海が月明かりに揺れている。
 国道1号をさらに南へ。北部ベトナムから中部ベトナムに入る。それとと
もに気候が変わる。北部では雨期に入っていたが、中部ではまだ乾期。暑い。
強烈な日射しが照りつけ、国道のアスファルトは溶けて柔らかくなっている。
誰もいない南シナ海の砂浜にRMXを止める。歩くとキュキュッと鳴る。鳴
き砂だ。そんな砂浜でブーツを脱ぎ、ウエアを脱ぎすて、海に飛び込んだ。
青い空、青い海、白い砂浜。う〜ん、たまらん!
 かつてのベトナムを北ベトナムと南ベトナムの、南北2つの国に分断して
いた北緯17度線に近づくと、豊かな水田地帯は姿を消し、あたり一面、不
毛の原野に変わった。ベトナム戦争(ベトナムではアメリカ戦争といってい
る)で、アメリカ軍の徹底的な爆撃を受け、焦土と化してしまった一帯だ。
ベトナム戦争が終わって10年たち、やっと草が生え、背の低い木々が生え
てきたところで、さかんにユーカリが植林されていた。
 不毛の原野に、土饅頭のような塚が累累と続く。それぞれの塚には、粗末
な墓標が立っている。ベトナム戦争で死んでいったベトナム人たちの、無数
の墓だ。ゾッとするほどの寒々とした光景は、戦争の悲惨さを今の時代に伝
えている。400万人もの死者を出したベトナム戦争。歴史の現場に立ち、
墓標を見ているとムラムラッとアメリカに対しての怒りがこみあげてくる。
 それにしても驚かされるのは、ベトナムの強さだ。フランスに勝ち、アメ
リカに勝ち、そして中国と引き分けた。これだけの大国を相手に2勝1分。
アメリカにとっては建国以来、初めて味わう屈辱的な敗北になる。
 北緯17度線を流れるベンハイ川にかかる橋を渡った。感動の瞬間。朝鮮
半島の38度線と同じで、かつては絶対に越えることのできない線だった。
「その17度線を今、RMXで越えている!」。

中部ベトナムの古都フエ

 北緯17度線を越えた日は、ドンハという町に泊まった。ラオスへの玄関
口となる町。ここで国道1号と分岐する9号がラオス国境に通じていが、そ
の距離は100キロほどでしかない。ドンハはラオスとの交易で賑わってい
る。泊まったホテルにはラオス人の客が多かったし、中庭にはラオスまで行
くというトラックが、ずらりと並んでいた。
 今回の出発前の東京では、ラオスの首都ビエンチャンからメコン川の河畔、
同国第2の町サバナケットを経由し、ラオバオでベトナムに入るという陸路
での入国許可をベトナム政府に申請した。毎日、地図を広げてはビエンチャ
ン→ラオバオ→ドハンというルートを目で追ったものだ。結局、陸路での入
国は拒否されてしまったが、こうしてドンハまでやって来て、夜の町をプラ
プラ歩いていると、たまらなくうれしくなってくる。
 翌日、古都フエへ。ドンハから90キロ。右手には、ゆるやかに連なるラ
オス国境の山々が青く霞んで見える。
 古都フエは、ベトナムの京都といったところだ。歴史を感じさせる落ちつ
いた町。1635年に、アンナン(ベトナム中部)とコーチシナ(ベトナム
南部)を支配したグエン(阮)王朝の都になった。グエン王朝は1862年
にトンキン(ベトナム北部)をも支配し、ベトナムを統一した。フエはベト
ナム全土の都になったのだ。
 フエの町を走りまわったあと、グエン王朝の王宮跡に行く。城門の前でR
MXを止める。35000ドン(350円)の入場料を払い、王宮内を歩く。
宮殿はガラーンとした広さで、そこには王の座る金箔の椅子がポツンとあっ
た。崩れかかった石垣に腰をおろしていると、ふと「荒城の月」を口ずさん
でしまったが、歴史の無常感を感じさせる王宮跡であった。その後フエは1
883年にフランスに占拠され1945年まで保護領の首都となった。


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[カソリの近況] 70代編日本一周 テーマ編(7)

「70代編日本一周」の第2部、6月1日以降の一覧です。
6月1日   「峠越え」(道志・箱根編)
6月3日〜8日「東北・第1弾目」
6月12日  「街道を行く!」(水戸街道編)
6月13日  「駿豆国境」
6月15日〜19日 「東北・第2弾目」
6月21日〜27日 「東北・第3弾目」

※テーマ編の日本一周は、Twitter(@kasotaka70)にてリアルタイム発信中
です。


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[編集部からのお知らせ]

賀曽利隆が参加する「キャンプミーティングinならは」の開催まで、あと一か
月となりました。
会場は福島県楢葉町の天神岬スポーツ公園キャンプ場、日程は9月8日です。
詳しくはカソリングホームページをご覧ください。
  https://kasoring.com/
  https://70.kasoring.com/

次回「カソリング」は2018年9月1日発行の予定です。

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[賀曽利隆の連載が読める雑誌、WEB&メルマガ]

アンダー400(クレタパブリッシング)
風まかせ   (クレタパブリッシング)
  http://www.crete.co.jp/magazine/

Webikeニュース(リバークレイン)
賀曽利隆コラム
  https://news.webike.net/author/kasori_takashi/

ツーリングマップル(メルマガ)
  http://c.bme.jp/35/3/18785/519624

カソリングHP
  https://kasoring.com/

カソリング70HP
  https://70.kasoring.com/

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 ● MAIL MAGAZINE『カソリング』216号  2018年8月1日発行
   編集・発行 カソリング編集委員会
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      │\/│<kasoring@kasoring.com>
      └──┘
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●『カソリング』バックナンバーを読むには:
<http://archive.mag2.com/0000037317/index.html>
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