僕らはみんな生きている!

  • ¥0

    無料

五十代からが人生楽しい!そんな私自身の生き方をテーマに、日々考えたこと、感じたこと、映画、旅など興味津々の話題を、心に残るエッセイ&コラムで毎週お届けします。

著者サイト
 

メールマガジンを登録(無料)

もしくは

※ 各サービスのリンクをクリックすると認証画面に移動します。
※ 各サービスで登録しているメールアドレス宛に届きます。

メールマガジンを解除

もしくは

※ 各サービスのリンクをクリックすると認証画面に移動します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
 
メルマガ名
僕らはみんな生きている!
発行周期
週刊
最終発行日
2019年02月13日
 
発行部数
153部
メルマガID
0000062264
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
アート・文芸 > 文芸 > エッセイ

まぐまぐ!メールマガジンの用語集です。
下記の用語以外の不明な点はこちらをご覧ください。

 
発行周期
週1回、月1回などの発行頻度です。
部数
メルマガの配信数を記しています。
カテゴリ
まぐまぐ!に登録されているカテゴリです。
形式
メルマガには以下の配信形式があります。下部「メルマガ形式」をご参照下さい。
 
最終発行日
最後にメルマガが配信された日付です。
メルマガID
メルマガを特定するIDです。
RSSフィード
RSSを登録すると、更新情報を受け取ることができます。

― メルマガ形式 ―

  • PC向け
    パソコンでの閲覧に最適化したメルマガ
  • 携帯向け
    スマートフォンやフィーチャーフォンでの
  • PC・携帯向け
    PC・携帯どちらでも快適にご購読いただけます。
  • テキスト形式
    文書だけで構成された、一般的なメールです。
  • HTML形式
    ホームページのように文字や画像が装飾されたメールです。
  • テキスト・HTML形式
    号によって形式が変更する場合があります。

閉じる

メールマガジン最新号

◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
==================================

杉山武子のコラム&エッセイメールマガジン◇◆◇2019年2月13日発行

    【僕らはみんな生きている!】    第717回

==================================
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎

           「 命という時間 」

わたしは19歳のときに、高校でコーラス部だった同級生の女性を2人も、病
気のために亡くした。星空に2つ並んだ星を見つけるたびに、あれは彼女た
ちだと思いながら眺める。人は亡くなっても、生きている時間を共有した人
の心の中に、いつまでも生き続けることができるのだと信じられる。

就職して、結婚して、子どもを産んで、子育てを終え、父母を送り、気がつ
けば高齢者と呼ばれるようになった。若くして逝った彼女たちの分までと、
山あり谷ありの数十年を自分なりに懸命に生きてきて、今では肉体の衰えは
隠しようもなく、髪は染めても手のシワは隠しようもない。

今年の誕生日でラッキー7の大台に乗る。それはもうどうしようもない事実
なので、受け入れるしかない。同じ地球に生まれて、国や時代が違って貧富
の差はあっても、時間だけは万人・万国・老いも若きも平等に過ぎてゆく。

日本は高齢化社会になり、人生百年とまで言われるようになった。健康で長
生きしたいと誰しも思うだろう。わたしも例外ではないが、おっとどっこい、
6年ほど前から義母の介護の一部を担うという現実が待っていた。長男の嫁
という立場、しかも近くに住んでいるので知らんぷりは出来ない。

義母は4人の子がいるが、3人は遠方に住んでいるので当てにはできない。
85歳ころから軽度ではあるけど認知機能障害も出てきて、義母宅にバスやタ
クシーで通ったが、それが負担になって、5年前に一人暮らしの義母宅の近
くに、わたしたちが引っ越した。徒歩5分ほどの距離なので、1日2往復し
てもさほど苦にならない。

介護保険でお願いしているヘルパーさんと週3回のデイサービスを点数の範
囲内で目いっぱい使い、点数の足りない分をわたしが担当する形になってい
る。92歳の義母は買い物も料理も、洗濯も掃除もしないから、わたしはその
部分の支援と毎月1回の通院を受け持っている。

そんな生活が7年目に入った。デイサービスで毎回お風呂に入れてもらうの
で、清潔さが保たれ安心できるようになったが、毎回洗濯物がどっさり戻っ
て来る。それを毎回取りに行き、同時に洗濯したものを届ける。その繰り返
しなので、ルーチンワークとはいえ時間に縛られている感がぬぐえない。た
まには「あなたのお母さんでしょ」と夫に簡単なことを頼んでもいる。

自分の年齢を考えると、この先、元気で自由に旅行などできるのは10年ぐら
いだろう。洗濯は洗濯機がするとはいえ、休めず、時間に縛られているとい
う現実が重苦しい。深刻に考えるとノイローゼになりそうだ。こんな思いを
している人は、日本中にごまんといるだろうと想像できるようになった。

20年ほど前に、ある年配の女性に、気軽な気持ちで初めて出版した本を寄贈
したことがあった。しばらくしてその人からお礼の手紙が届いたが、その文
面を読んで、少なからずショックを受けてしまった。

 「……その場ですぐに葉書一枚の礼状を出しておればと悔やまれました。
 一読してからと頁をめくったのがまずかった。とうとう終わりまで付き
 合わされてしまい、貴重な私の書く時間を奪われてしまいました。……
 私にとって、机に向かえる時間は少ないのです」

70代後半で小説を書いておられたその人の、1分でも無駄な時間を削って創
作の時間を確保したいという気迫。その姿勢が伝わってくる厳しい文面だっ
た。いまになってみれば彼女の気持ちがよくわかる。ノイローゼにならない
よう、あとになってわたしの時間を返してと後悔しなくていいように、本気
で対策を考えようと思うようになった。

-----------------------------------------------------------------
<あとがき>

 いつもご愛読いただき、ありがとうございます。

 世の中、暗い事件や出来事が多すぎて、ニュースを見るのも嫌です。
 昨年思いがけずに就職できて、午後だけとはいえ、介護の現実とは
違う世界で生きていけるので、助かっています。
 そのうえボランティアの介護とは違い、お給料が貰えますので、
 二重に嬉しいです。

 春の足音が近づいているようです。
 どうぞ御身大切に、ご自愛ください。 

  ※このメルマガはブログに転載しています。
ブログ「一樹の蔭、一河の流れ」http://bronte.at.webry.info/

次回は2019年2月27日(水)配信予定です。
----------------------------------------------------------
◆ご感想ご意見等、お待ちしております。
筆者宛のお便りはこのメールの返信機能をお使い下さい。
=====================================================================
【僕らはみんな生きている!】2001年3月18日創刊 月2回第2・4水曜日発行
著作・編集・発行:杉山武子  
 ※バックナンバー(まぐまぐ)http://archives.mag2.com/0000062264/
※発行者ウェブサイト  http://www5a.biglobe.ne.jp/~takeko/  
※このマガジンは「まぐまぐ」「メルマ」の発行システムを利用して
配信しています。 
※購読の登録・解除は下記より行えます。 
 「まぐまぐ」ご利用の方:http://www.mag2.com/m/0000062264.html
 「マイメルマ」ご利用の方:http://melma.com/backnumber_153639/
 ※メルマガの全文、または一部の無断転載および再配布を禁じます。
※Copyright(C)2001-2018 「僕らはみんな生きている!」
=====================================================================
*.:*★*.:*゜*・゜☆*.:*゜*・゜★*.:*゜*・゜☆*.:*゜*・゜★*.:*・゜☆゜
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
メルマガ全文を読む
 

▲ページトップへ

▲ページトップへ