僕らはみんな生きている!

  • ¥0

    無料

五十代からが人生楽しい!そんな私自身の生き方をテーマに、日々考えたこと、感じたこと、映画、旅など興味津々の話題を、心に残るエッセイ&コラムで毎週お届けします。

著者サイト
 

メールマガジンを登録(無料)

もしくは

※ 各サービスのリンクをクリックすると認証画面に移動します。
※ 各サービスで登録しているメールアドレス宛に届きます。

メールマガジンを解除

もしくは

※ 各サービスのリンクをクリックすると認証画面に移動します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
 
メルマガ名
僕らはみんな生きている!
発行周期
週刊
最終発行日
2018年10月15日
 
発行部数
152部
メルマガID
0000062264
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
アート・文芸 > 文芸 > エッセイ

まぐまぐ!メールマガジンの用語集です。
下記の用語以外の不明な点はこちらをご覧ください。

 
発行周期
週1回、月1回などの発行頻度です。
部数
メルマガの配信数を記しています。
カテゴリ
まぐまぐ!に登録されているカテゴリです。
形式
メルマガには以下の配信形式があります。下部「メルマガ形式」をご参照下さい。
 
最終発行日
最後にメルマガが配信された日付です。
メルマガID
メルマガを特定するIDです。
RSSフィード
RSSを登録すると、更新情報を受け取ることができます。

― メルマガ形式 ―

  • PC向け
    パソコンでの閲覧に最適化したメルマガ
  • 携帯向け
    スマートフォンやフィーチャーフォンでの
  • PC・携帯向け
    PC・携帯どちらでも快適にご購読いただけます。
  • テキスト形式
    文書だけで構成された、一般的なメールです。
  • HTML形式
    ホームページのように文字や画像が装飾されたメールです。
  • テキスト・HTML形式
    号によって形式が変更する場合があります。

閉じる

メールマガジン最新号

◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
==================================

杉山武子のコラム&エッセイメールマガジン◇◆◇2018年10月17日発行

     【僕らはみんな生きている!】     709回

==================================
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
  
           「 35年後の答え 」

平日午後に仕事をするようになってから、家事や義母の生活支援などのル
ーチンワークは、午前中にさっさと済ませる習慣がついた。忙中閑ありと
いうとおり、なぜか映画を観に行く時間までひねり出せるようになって、
土曜日に映画館に行った。

観たのは韓国映画「タクシー運転手 約束は海を越えて」。これは1980年
に韓国全羅南道光州市で実際に起こった、光州事件を題材にしたもの。主
人公のタクシー運転手と、彼を雇ってソウルから戒厳令下の光州市へ取材
に行くドイツ人記者との実話を元にしている。

光州事件の背景には、前年の1979年10月29日、朴正熙がKCIA部長に射殺さ
れて18年間の独裁政治が終り、「穏やかな民主化」への流れがあった。と
ころが全斗煥国軍保安司令官らがクーデターで軍の実権を掌握し、金大中
らを逮捕。全国各地で反軍部民主化要求の街頭デモが続いていた。

光州事件は1980年5月18日から27日に、光州市の市民・学生たちがデモか
ら始まって、武器を取り、戒厳軍と対決して多くの死傷者を出した事件だ。
この事件は当初、軍や政府側から光州暴動などと呼ばれていたのが、現在
では光州は、民主化運動の聖地とされているそうだ。

当時、日本では事件の現場映像を入手して東京に持ち出し、ニュースとし
て最初に流したのはTBS外信部だったらしい。次いで毎日新聞はじめ各社
が報じるなど、日本ではいち早く知られた大事件だった。

わたしもテレビや新聞で、鎖でつながれ連行される学生や、血みどろの市
民の姿をただならぬ思いで見ていた。映画に出て来るドイツ人記者は当時
日本駐在特派員で、日本の記事を見て急遽、光州を目指す。映画ではその
道中や軍と市民の銃撃戦などが、リアルに再現されていた。

事件そのものが重苦しいためか、タクシー運転手は明るい普通のおじさん
というキャラクターで笑わせる。庶民の生活も描かれていて、この先に起
こる、丸腰の市民や学生を軍が容赦なく襲い銃撃する展開を、しばし忘れ
させてくれた。

光州事件当時、わたしは福岡市の国立大学で働いていた。1970年後半から
80年前半ころ、研究室には韓国からの留学生が割と多かった。研究以外の
ことで世話をする機会の多かったわたしは、日本語の堪能な彼らと、いろ
んな話をしていた。

事件から3年ほどして、わたしと同世代の韓国人留学生Kさんに、ある日
何気なく光州事件のひどさを話した。ところがふだん穏やかなKさんは顔
色を変えて「そんなはずはない」と全否定。映像や写真で見たと言っても
信じてもらえず、その話はそれきりになった。35年ほど前のことだ。

なぜKさんはあんなに怒ったのか、長い間気になっていたが、映画を観て
答えが見つかった。当時の韓国内のテレビや新聞報道には検閲があって、
不都合な真実は隠され、軍や政府の都合のいいように報道統制されていた
のだ。かつて日本の戦時中もそうだった。また決して過去の話ではないと、
映画を観ながら思ったことだった。

-----------------------------------------------------------------
<あとがき>

 こんにちは。
いつもご愛読いただき、ありがとうございます。

またまた5日遅れの配信となりました。
月2回配信は何としても守りたいと思いますので、
多少遅れても、気長にお待ちください。

急激な秋の到来で、鹿児島も朝夕めっきり気温が下がっています。
風邪などひかれませんよう、ご自愛ください。

     ※このメルマガはブログにも転載しています。
   ブログ:http://bronte.at.webry.info/

次回は10月24日(水)配信予定です。
みなさま、どうぞお元気でお過ごしください!
----------------------------------------------------------
◆ご感想ご意見等、お待ちしております。
筆者宛のお便りはこのメールの返信機能をお使い下さい。
=====================================================================
【僕らはみんな生きている!】2001年3月18日創刊 月2回第2・4水曜日発行
著作・編集・発行:杉山武子  
 ※バックナンバー(まぐまぐ)http://archives.mag2.com/0000062264/
※発行者ウェブサイト  http://www5a.biglobe.ne.jp/~takeko/  
※このマガジンは「まぐまぐ」「メルマ」の発行システムを利用して
配信しています。 
※購読の登録・解除は下記より行えます。 
 「まぐまぐ」ご利用の方:http://www.mag2.com/m/0000062264.html
 「マイメルマ」ご利用の方:http://melma.com/backnumber_153639/
 ※メルマガの全文、または一部の無断転載および再配布を禁じます。
※Copyright(C)2001-2018 「僕らはみんな生きている!」
=====================================================================
*.:*★*.:*゜*・゜☆*.:*゜*・゜★*.:*゜*・゜☆*.:*゜*・゜★*.:*・゜☆゜
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

メルマガ全文を読む
 

▲ページトップへ

▲ページトップへ