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めざす行政書士(1日1問と1条で確実に前進) 2019/02/20 1,760号
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今日の1問 民法 20年 問題 33-イ
A、B、Cの三人がDから自動車1台を購入する契約をし、その売買代金とし
て300万円の債務を負っている場合、Aは、Dに対して、A、B、C3人のために
自動車の引渡しを請求することができるが、Dは、A、B、C3人のためであると
しても、Aに対してだけ自動車の引渡しをすることができない。
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今日の1条 民法(428条)
「債権の目的がその性質上又は当事者の意思表示によって不可分である場合
において、数人の債権者があるときは、各債権者はすべての債権者のために履
行を請求し、債務者はすべての債権者のために各債権者に対して履行をするこ
とができる」
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今日の解説 (Tome塾Internet民法・憲法講座の解説より)
3人で車を共同購入した場合、その3人がそろって取りに来ないと引き渡す
ことができない、なんてことはあり得ない。
また、逆に、1人にだけ渡したときは、他の2人から叱られる、ということ
もあってはならない。
よって、解答はあきらかであるが、こんな場合を想定して、民法では上
記に示したような428条の規定を設けている。
ここで、債権者と債務者は相対的な関係にあることに注意すべきである。
買い手は、売主に対して代金を支払うという義務(債務)を持っているが、
それと同時に、売主に対して品物の引渡しを請求する権利(債権)を持って
いる。
逆に、売主は買い手に対して代金請求権(債権)を持っているが、それと
同時に、買い手に品物を引き渡すという義務(債務)を持っている。
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今日の解答 誤り
各条文については、Tome塾・Internet行政書士塾(民法・憲法講座)のホー
ムページを参照ください。
そこでは、各条文の内容と、それに関連してどのような問題が出題されてき
たかが一目瞭然でわかります。
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免責:
この記事については、できるだけ正確を期しておりますが、万が一、この記
事による損害が発生したとしても、保証はいたしかねますのでご了承ください。
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めざす行政書士(1日1問と1条で確実に前進)
発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
発行者 : Tome塾塾長 福留 渥 fukutome@tome.jimusho.jp
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