自然流栽培法の手引き

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自然農法を基本にしで 家庭菜園に特化した取り組み方を説明しています。 実際の栽培状況や体験から 具体的な「自然栽培」を提案し、 その解説と実践レポートを紹介しています。

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メルマガ名
自然流栽培法の手引き
発行周期
ほぼ 月刊
最終発行日
2019年02月08日
 
発行部数
46部
メルマガID
0001610200
形式
PC・携帯向け/テキスト・HTML形式
カテゴリ
生活情報 > インテリア・ガーデニング > ガーデニング

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===========☆★< 自然流栽培法の手引き >★☆========
           
              ~解説&栽培レポート~       
発行日:第33号 2019/02/08    
題  名:現存耕作環境から自然栽培(自然農法)への転換(1)

=========== ☆ ★ ☆ ==========
自然流栽培法の取組方法について栽培実践を交えながら解説・配信中です。
新たな年を迎えるとともに、今年は平成という元号の最後を締めくくり、
新たな元号のもとにスタートを切る喜ばしい年回りですね。
心機一転に様々なことへ挑むに良い弾みとなり、
私事ながら昨年は狭小ですが新たな耕作地に恵まれ、
作柄を増やしつつ新しい作物の栽培に向けて意欲が増しています。
◆目次
1. 粘性耕土の有効利用
2. 野草を利用した水田耕土の転換
3. 堆肥の定義と活用方法
■編集後記
------------------- ▼ ☆ ★ ☆ ▼ --------------
今度新たに与えられた耕作地での課題は、
・有機肥料耕作土壌で自然栽培に転換して栽培を行う事
・水田の耕土を畑作耕土に再生する方法を模索する事
この2点にあるとではないかと察しています。

【1. 粘性耕土有効利用】
水田は稲作に適応した耕土なので畑作耕土には適しません。
これは畑作にも言えることで
畑作耕土を水田耕土にするには無理があります。

ただし、水田耕土を畑作に転用するならば
大掛かりな工夫が不可欠な事柄であり
個人単位で大掛かりな改良を施すとすれば
人や資材・時間・金銭が相当かかり負担が大きいです。

創意工夫次第で急速な畑作転換が望めない代わりに、
根気強く地道に転換するのが確実な方法であり
それにはまず、粘性土の特性を熟知することでしょうね。

単に粘性耕土(粘性土)と言っても土質分類上は
微妙な土粒子の密度・粒度分布・透水性に拠り
概ね三種類に分類されます。
・粘土質シルト
・「シルト混じり粘」土或いは「シルト質粘土」
・粘性土

シルトとは粘性を帯びた細粒砂或いは微細砂が混入した土質構成で
指でつまんで擦り揉むと粘り気の中に細かい砂の感触があります。
砂の粒子は均一で細かく粘性が小さいので
一度握り固めても塊状か細かく崩れます。
砂の凝縮・崩壊の状態は含まれる砂の粒径(粒の大きさ)に左右され、
粒が大きいほど細かく崩れます。

保水性は、粘性土よりも若干低い(透水係数が低い)ものの
砂質土と比べれば格段に高く、排水性・通気性が低いけれど、
自然状態で徐々時間をかければ微々たる排水量でも
次第に抜けていきながら乾燥します。

このシルトが更に微粒子レベルまで細かくなり
粘性(油分)を多く含むと粘土となります。
粘性土の排水・通気性はゼロに近く、
そのおかげで高い保水力を有します。

化学的な分析なしに経験則で判断すると、
明らかな違いが認めなければ、
いずれに分類されるかの判断を迷います。

シルトに比べて粘性土は通気性が低く保水性が相当高い為、
粒子の結合は細かく密になる傾向があります。
一度土中水分が抜けてくると、
土粒子の間隙に潜む空気も押し出すので、
一度絶対乾燥に傾けばとコンクリートに匹敵するほど硬化します。

水田耕土の転用や粘性土の改良可否は、
3つに分類した組成のいずれに該当するかによって左右され、
全く耕作に適さない土壌もあり得ます。(窯業用に使用される粘土層)

しかし、水田耕土も工夫次第で畑作転用の可能性があるので、
じっくり土と対話して土壌特性を把握することが大切です。


【2. 野草を利用した水田耕土の転換】
一度休耕田を畑作に転換した場合、
二度と水田に戻すことができない理由は、
水耕稲作と畑作では土壌環境が正反対であるためです。

それでも、水田耕土を畑作転換するにしても、
そのままでは扱い辛いことに差異がありません。

転換するにはいくつかの方法があり、例を挙げてみると…
(1)畑作可能な土壌を多量に投入し作り替える方法(客土)
(2)耕土の深部まで掘り返し地山と耕土を攪拌する方法(天地返し)
(3)半熟腐葉土か腐植の遅い植物繊維を混ぜて改良する方法
(4)現状のまま耕作を行いつつ耕起しながら土壌を改良する方法
経験範疇で言えるのは以上の4項目でしょうね。

其々については次号で詳細を述べることにして、
今回は特に(4)で掲げた方法について深掘りしていきます。

現状のままだと畑作野菜での土壌環境が厳しく、
自ずと作付けできる品目が限られてきます。
経験上から申し上げると、
粘性土高い高度の耕作には、栄養繁殖する根菜類が適し、
そのほかにトウモロコシ、麦などのイネ科やアオイ科のオクラに加え、
ネギ類などのユリ科ややトマト・ナスなどの栽培にも適しています
その中でもジャガイモは、多少工夫を要するも充分作付け可能です。

葉物野菜の中でも、
根が細く土中でも比較的浅い深さで広範囲に張る作柄は
土の粒子が細かすぎるため細毛を伸ばしきれず
根腐れを起こしやすいため栽培に適さないものの
太くて強い根を張る作物は
粘性土を気にせず根を強く張り貫いて生長します。

ただ、いずれの栄養繁殖含む作物も収穫時に水分を多く含み易いので
収穫後の保存に苦慮する可能性があり
栽培中も土壌の多湿・水溜まりを忌避する工夫が必要になります。

数が少ないようで多くの作物がそだてられますが、
これは土壌環境を正確に把握してできることなので、
やみくもに作付けしても手戻りが大きくなります。

作柄や土壌環境を吟味した作付けが少々面倒なら、
野生植物(野草)を利用して栽培することも有効ですね。

野草と言っても食材とするに足りる品目が多くあり、
「キクイモ」は一般的に知られている野草で、
そのほかに「行者ニンニク」「野生アサツキ」「ジュンサイ」
「ウワバミソウ」「ヤマユリ」などがあり
前記以外にも多くの食用野草があります。

その中でもキクイモ果糖成分は天然オリゴ糖で、
ダイエット甘味料として知られています。

また、ヤーコンという作物は
オリゴ糖の中でもプラクトオリゴ糖を含む根菜で
太い根茎を地下に這わせて育つので
水田転換作物の一つに加えても支障ないと思います。

畑作に適した耕土に比べて
作付け品目が限られ土壌管理の手間が多くても
全く育てられない状況を思えば雲泥の差です。

作付け可能品目が多くあるとすれば、
作付けが難しい環境を逆手にとりながら
粘性土を如何に利用するかが、
粘性土耕作や水田耕土転換のカギです。

これこそ自然栽培の基本理念をしっかり理解し、
不純物を一切混ぜないで圃場を清潔に保つことで
癖のある粘性土作付けが益々楽しくなっていくはずです。


【3. 堆肥の定義と活用方法】
腐葉土に牛糞や鶏糞を混ぜ入れて、
発酵熟成させた状態”堆肥”と呼ぶ人が多いけど、
これは大きな間違いです。

喩え植物性栄養分や残渣を含めたとしても、
栄養(養分)を加えた時点で堆肥の役割を逸し、
「肥料」と認識して呼ぶ方が正解です。

堆肥本来の意味合いは”栄養分を一切含まない腐植物”で
決して肥料でないということです。

有機栽培をされている方は
此処を混同してしまうことが多い為、
有機栽培に分類される自然栽培を理解しようというとき
堆肥という言葉に翻弄されやすいです。

実際の話、この違いを散々述べてきても此処で躓かれると
解説する意欲を失いかけてしまいます。

肥料と堆肥の役割は全く違うため、
「たかが言い間違い、勘違い」と軽く流さないで、
双方の違いや用途をしっかり理解したほうがいいですね。

混ぜてはいけないといっているのではなく、
間違った認識は捨て去るべきですね。

土作りには堆肥が不可欠で、肥沃になれば必要がありません。
処が、堆肥の生成には時間がかかるため、
ついつい腐熟の時間を短縮するために、
動物性肥料や食物性酵素や残渣の力を借ります。

的確に処理すれば早く腐熟しますが、
腐熟が均一にならず未分解となります。

挙句の果てに残渣を無分解のまま投入し
米糠を利用して発酵促進したようでも、
残渣の処理を間違ったままでは堆肥どころか肥料にもならず
腐敗菌を増殖させる温床にしかなりません。

それでは時間と手間をかければいいというなら、
最初から何も加えないほうが、
失敗のリスクがなく堆肥の完成度(品質)が高いです。

そもそも鶏糞や牛糞も
「匂を放つ」ということは未分解な状態なので、
堆肥に混ぜ入れれば尚のこと未分解のままです。

匂う原因はもう一つあり
ウシや鶏が捕食するエサが自然に生えている草や
土中に生息するミミズを食べているだけなら、
体内で充分消化・分解され、あまり匂うことがないです。

今では配合飼料に加え耐病性を上げるために
抗生剤も混ぜ入れているため
消化しきれ無いものが未分解状態となり
不純物を多く含む事状態で排泄されます。

それを完全な肥料にするためには
更に分解させていけば匂いも軽減されますが
その分解過程に何を使うか?

化学物質や様々な分解酵素菌を使えば、
厩肥を有機栽培の栄養として投入しても、
厩肥に含まれる雑菌を放つことになります。
その結果、
菌類の土中生息と共存環境の均衡が崩れ
化学成分や其の他余分なものを含んでしまいます。

未分解状態では雑菌や腐敗菌の繁殖に繋がり、
土中在住の日和見菌が悪いほうに働き始め、
土中に混入した化学成分は毒素として蓄積され、
結果作物の耐性を弱らせてしまうのでしょうね。

では完全分解されればいいかというと
分解後も菌は生息し続け
新たな分解素材を求めて増殖します。

土中菌のバランスが崩れるということは
植物にとって共存関係にある菌類が減り、
耐抗性を持つ菌根菌が機能しなくなるので、
菌の依り代となる作物の耐性が失われてしまいます。

よって、一度病害虫におかされても
植物が自力で回復することができなくなり
投薬するか破棄する結果を招くことになります。

堆肥とは…

不純物を含まない植物体(葉・茎・枝・根)の繊維質が
自然状態で腐熟したものか或いは自然腐熟状態で生成され
栄養分を含まない腐植物を指します。

その主な役割は
・土を柔らかくし固めない事
・土を温めること
・土を乾かさない事

以上の三つの項目に対して使用します。

したがって、この三要素が整う土壌環境は
肥料を入れなくても作物が育ち
土中環境も均衡がとれて
食物連鎖により栄養環境も偏りがなく中庸を保ち
土壌が痩せ細ることなく全てが循環します。

その土壌で作物を植えて栄養を吸収しても
還元と再生が行われるため
追肥する手間さえ必要がなくなっていきます。

ですから「たかが堆肥」と侮れるわけがなく、
此処をちゃんと理解すれば
有機肥料に頼らなくても土は肥沃になり
土が野菜を育ててくれます。

結果一見大変なように見えて
実は一番楽な栽培方法が自然農法ですね。
(#^.^#)
------------------- ▲ ☆ ★ ☆ ▲ --------------
■編集後記
最後まで購読いただきありがとうございます。
新年を迎えてから最初のメルマガ発行ですが、
年頭のご挨拶もなしに1月を完全休刊月にしたのは、
私事で恐縮ですが忌中につき遠慮いた次第もあります。

それはそれとして、昨年は新しい耕作地を得て
やるべきことが増えた期待感で満たされています。

昨年同様に御贔屓を賜りますよう精進する所存なので
本年も宜しく御願いします。
=========== ☆ ★ ☆ ==========
自然流栽培法の手引き
★発行責任者:GeoTech(ジオテック)
★編集担当者:Fuego(フェーゴ)
★公式サイト:http://www.geo-tech.ecnet.jp
★問い合わせ:geo-tech@hotmail.co.jp
★発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
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