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健康になる家、暮らしを楽しむ家
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不定期
最終発行日
2018年07月28日
 
発行部数
125部
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PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
生活情報 > 住宅 > 一戸建て

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第71回 『ウレタン火災事故』

7月26日、東京多摩市のビル工事現場で火災が発生し、
作業員5名が死亡、42人がケガをした。
ガスバーナーの火花がウレタン断熱材へ引火したことが原因である。

私事であるが、山形県消防学校において、30年以上、建築の講義を担当している。
悲惨な火災が起こるたびに、講義で解説をすることになる。

それは、住まい手や工事関係者の生命にかかわる問題だけでなく、
消火活動を行う消防士の安全性や、消火や救助活動にも影響するからである。


実は、石油化学系断熱材は大型ビルに限らず、住宅でも多用されている。
住宅火災は生命への危険リスクが非常に高いものである。

さて、今回のウレタン断熱材の火災危険性については、
ずいぶん前から講義で指摘してきた。
もちろん、建築関係者なら、多くの方が危険性を周知していることである。

ここで、近年の石油化学系断熱材の大火災を列挙してみる。
・2017年には江東区で解体ビルで5000平方メートルが全焼。
・2015年には苫小牧でキノコ工場火災では犠牲者が出ている。

石油化学系断熱材による小規模で通報されない火災は、
全国的に工事現場では多く発生していると推測できる。

海外の大火災では、
・2017年、ロンドンの高層住宅棟「グレンフェル・タワー」で70名以上死亡
・2012年から、4件のドバイの超高層ビル火災が発生
・2010年、上海マンション火災、死者53名。
・2010年、韓国釜山 マンション火災 4階から32階まで10分で延焼
・2009年、テレビ局の建設中の30階建社屋に花火が屋上に引火し、3時間半で全焼

石油化学系断熱材を用いた外壁材は軽量なことから世界中で普及している。
しかし、火災が多発していることから、世界的な問題となっている。


火災は通常、下の階から上階に延焼するものであるが、
石油化学系断熱材は連続していることから、上でも下でも横でも、急速度で延焼拡大していく。
有毒ガスの発生と避難時間が短いことが惨事につながるのである。


さて、住宅においてもウレタンなどの石油化学系断熱材は多く使われている。
石油化学系断熱材は小さな火花でも着火すると、一気に燃焼拡大する。

また、就寝時や火災による停電は、生命の危険リスクを増大させる。
有毒ガスを発して燃焼することから、ガスを吸い込めば死亡確率は非常に高いものとなる。

さて、フェノールフォームのように不燃認定の石油化学系断熱材もある。
安全性をPRしている製品があるが、原料は石油であることに変わりはない。
実際に住宅火災において一家全員が死亡した事故も起きている。

もちろん、火災にはスプリンクラーや防火区画などの法的に対症療法的な対処法もある。
しかし、大地震は延焼が大規模に拡大することが多い。
自殺や放火など、想定外の事故もありうる。


もし、石油化学系断熱材などを採用するのであれば、
施工者は、住まい手の家族に対して十分な説明をすべきである。
断熱性能などの長所ばかり説明ではなく、短所についても説明責任がある。

住まい手は自分の住む家の短所も長所も特徴を知っておくことが必要である。
石油製品の火災時の危険リスクが高いことを
住まい手が理解していれば、命が助かる確率は高まるからである。

さて、2020年、建築物省エネ法により、高気密高断熱住宅が一気に普及する。
家づくりの基本は、安全な家で、安心して暮らせることではないだろうか。


各種断熱材の燃焼実験の動画は下記サイトの一番下にあります。
ぜひ、ご覧ください。
http://www.kenchiku.gr.jp/kouhou.html

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【深呼吸する家体験館(体感型住宅展示場)】
場所:庄内町小出新田字村北141-3の東隣
下記にご連絡いただければ、いつでも内覧できます。
 TEL:090-1930-2870(川田)
体験宿泊もできます。
透湿高気密高断熱仕様の快適さを体感してみてください。

【アレルギーと住宅を考える会】全国20県30支部
https://www.facebook.com/groups/345664749262821/
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【「子供たちに伝えたい家づくり」
Vol.4 星に愛されて家2・改訂版(豊かさの創造) 2018年3月発行  http://www.kenchiku.gr.jp/
Vol.1 世界で一番、癒される家(総論)第3版 アマゾンhttp://www.amazon.co.jp/dp/4907628439
Vol.2 【在庫切れ】心の中の家(計画設計編)第2版 アマゾンhttp://www.amazon.co.jp/dp/4907628501
Vol.3 住宅パラダイムシフト(実践編) アマゾン http://www.amazon.co.jp/dp/4907628579
Vol.5 歴史が教えてくれた家(未来への伝言)第3版 アマゾン https://www.amazon.co.jp/dp/4866450215
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発行者 ムクの木会 川田季彦
  川田建築設計事務所 所長
  一級建築士、山形県消防学校講師他 
 〒998-0838 山形県酒田市山居町1-3-19
 Tel:0234-23-4237 Fax:0234-21-2108
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