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まぐまぐにて公的年金に特化したメルマガ。

制度の仕組み、年金計算の流れ、歴史、考え方など幅広く主に事例形式でオリジナルの内容でお届けしています。

年金はその時だけの制度を見ればいいものではなく、様々な事が複雑に絡み合っています。

このメルマガを読んでいれば自然と年金に対する全体像を掴む事が可能です。
皆さんの生活に欠かせない年金制度を一緒に考えていきましょう!

無料版ではメルマガ殿堂入り、2016年まぐまぐ大賞知識ノウハウ部門2位、2017年まぐまぐ大賞メディア部門MAG2NEWS賞12位受賞を機にこちらの有料版を開始しました。

おすすめポイント
  • 国民全員の生活に直結する内容
  • 公的年金の制度や仕組み、歴史がわかる
  • 公的年金額の計算過程と給付の流れがわかる
著者プロフィール

年金アドバイザーhiroki

佐賀県出身。
1979年12月生まれ。
2003年佐賀大学卒業。
民間企業に勤務しながら、2009年社会保険労務士試験合格。
その翌年に民間企業を退職してから年金相談の現場にて年金相談員を経て、スーパーバイザーの後に統括者を歴任し、相談員全体の指導教育に携わってきました。

年金は国民全員に直結するテーマにもかかわらず、とても難解でわかりにくい制度のためその内容や仕組みを一般の方々が学ぶ機会や知る機会がなかなかありません。
私のメルマガの場合、いつもながらよく事例や数字を多用します。

なぜなら年金の用語は非常に難しく、用語や条文を並べ立ててもイメージが掴めないからです。
このメルマガを読んでいれば、年金制度の全体の流れが掴めると同時に、無駄な損をする事も無くなると思いますので気軽に楽しみながら読んでいってほしいなと思います。

サンプル号
おはようございます!
年金アドバイザーのhirokiです。



65歳以上の方なんですが…年金から介護保険料や国民健康保険料、後期高齢者医療保険料、個人住民税というのが年金から引かれていませんか?
源泉徴収税とは別にですね。




65歳以上の人全員が全員そういうわけではないですが、65歳以上になるとこれらの料金が原則として年金から天引きされるようになります。



税金が引かれるのは老齢の年金だけの話ですが、社会保険料天引きは老齢の年金だけでなく、非課税年金である遺族年金や障害年金からも行われる場合があります。



この辺は市区町村がどの年金から天引きするか決める(処理上、老齢基礎年金が最優先されますが…)。



年金機構は市区町村から依頼された保険料を天引きしてるだけだから金額の詳細を年金事務所に聞いてもわからない。
だから問い合わせの場合は市区町村になる。



というわけで、この年金からの社会保険料天引きを年金からの特別徴収と言います。


年金は偶数月に年6回支払われるのが原則ですが、その間に特別徴収する際は、大きくわけて仮徴収と本徴収を行います。





まず、年金から社会保険料を天引きする際は、4月、6月、8月の年金から仮徴収。
10月、12月、2月の年金で本徴収を行います。



なんで、こんなふうに分けてるんでしょうか。
これは前年所得の確定時期(6月頃)に関係します。




まあとりあえずここまではなんの事か分からないと思いますが、下の例をご覧ください。



今年の4月、6月、8月から天引きした保険料や個人住民税は今年の2月に天引きされた金額をそのまま「仮に」使って、4月、6月、8月の年金から保険料等を徴収します。



要するにその4月~8月間はまだ今年徴収する保険料額が確定してないから(前年所得が確定するのは6月あたりですが、事務処理関係上間に合わないから8月まで余裕をもたせている)、
2月の年金に引いてた社会保険料をそのまま使い続けるわけです。




前年所得が確定してなくて徴収する金額が分からないから、仮のまま金額を使って年金から天引きするという事です(仮徴収)。




そして今年の保険料納付額とかが確定するのが6月なので、その確定した保険料額から4月、6月、8月まで年金から引いてきた保険料を除いた金額を10月、12月、2月の3回で均等にして保険料を徴収します。



この10月、12月、2月に天引きする事を「本徴収」っていいます。

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つまりはこういう事であります。

例えば、今年の2月の年金から本徴収で天引きされた介護保険料が15,000円だったとします。


でも、今年の徴収しなければならない保険料金額は前年所得が確定する6月にならないと保険料の計算できないからその2月に年金から引いた15,000円をそのまま4月、6月、8月の年金まではとりあえず仮に天引きし続けます。←仮徴収。



そして前年所得が確定する6月において、今年徴収する介護保険料が例えば96,000円に決まりました。



となると、4月、6月、8月で仮徴収した合計額45,000円を今年の確定保険料額96,000円から引き(96,000円-45,000円)、
残りの保険料額51,000円を10月、12月、2月の3回で割って17,000円ずつ10月、12月、2月の年金から保険料を天引きします←本徴収




で、最後の2月の本徴収額17,000円を使って、次回の社会保険料が確定するまでは4、6、8月の年金からの保険料天引き額はそれぞれ17,000円の仮徴収でとりあえず引き続けて、また前年所得確定したら10月から本徴収に~の繰り返し!



年金からの特別徴収はつまるところそういう事なんです。




年金から介護保険料や国民健康保険料とか後期高齢者医療保険料、個人住民税を天引きする場合はこのような徴収の仕方をします。



「去年の所得が下がったはずなのになかなか社会保険料下がらないな~!!おのれ~社会保険料め~!!」というのは仮徴収してるからなので、
保険料徴収額が下がるのは10月の年金支払いまで待つ必要があります(前年所得が下がった場合は10月からの徴収金額が下がる。もしくは無い。場合によっては還付が発生する事もある)。

もちろん前年所得が高くなったなら、10月からの本徴収額が上がりますよ^^;




なお、天引きが開始するまで納付書で社会保険料を納めてた場合は、それまで納付書で納めた額を引いた残りの額で上記のように年金振込回数で割って均等にして、保険料を年金から天引きします。

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※注意
個人住民税は年金所得のみについて取ってます。なお、非課税年金からは取らない。
例えば給与所得とかは給与から個別に住民税を取る。年金からまとめて徴収してはいない。
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さて、特別徴収といえば介護保険料が主役!
この介護保険料が年金から天引きされないなら他の社会保険料や個人住民税も天引きされないです。


4月1日時点において65歳以上になると特別徴収の対象になりますが、
すぐ年金から引かれ始めるわけではなく大体半年~1年くらいしたら天引きが開始されます。



しかし、以下の場合は特別徴収されません。



主に、
ア.徴収される対象となる年金年額が18万円未満(全体の年金総額で見ない。老齢基礎年金から徴収してるなら老齢基礎年金のみで18万以上か未満かを判断する)。
イ.何らかの原因で特別徴収対象の年金が停止。
ウ.年金を担保にしている
エ.年金が差止め




の場合は特別徴収とはならず、普通徴収(毎月納付書で納める)に変更になります。
基本は口座振替。
ア.はすごく年金額低い場合ですが、それでも介護保険料とかは免除されるわけではないんですね。


どんなに年金が低かろうが、非課税世帯であろうが社会保険料は納付しなければならない。




税や社会保険料の滞納が酷いと、「年金の差し押さえ」という事も普通に起こります。
年金額が不自然に減ってる人を見かけますが、この場合は税金や社会保険料滞納による年金差し押さえが原因だったりもします。

滞納にはお気を付けくださいね!



また、介護保険料については65歳以降は上記に当たらない場合は必ず特別徴収となり、希望で普通徴収(納付書での納付)にする事はできません。
個人住民税も希望で普通徴収は不可ではありますが、
国民健康保険料や後期高齢者医療保険料は希望により普通徴収にしてもらう事はできる。




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さて、この8月15日支払の年金額の社会保険料天引き額はすこーしイジる(調整)事があります。


これを今日は言いたかったんですね(笑)



だから、この8月支払いの年金額が、天引きされる社会保険料の増減で年金額が変わる事があります。


なぜ、8月の保険料天引き額が変化するのか?




例えば、今年の介護保険料額が96,000円に確定したとして、仮徴収で4月、6月、8月に12,000円徴収するとします。




合計額は12,000×3=36,000円




で、そうすると本徴収10月、12月、2月に天引きする額は20,000円ずつになりますよね。




96,000円から仮徴収した金額36,000円引いたら本徴収する総額は60,000円。

60,000円÷3回の本徴収=20,000円



ただ、仮徴収(12,000円)と本徴収(20,000円)の額に結構差が出ています。




年金の特別徴収をする場合はあまりこの差が生じないようにだいたい一年間を通して平行な金額(平準化といいます)を徴収するんですね。


10月からの年金からの本徴収金額を平準化したいから、8月支払いの年金から天引きする場合ちょっと8月の年金の社会保険料の天引きを多くしたり低くしたりします。




んで、上記の96,000円を使うと4月に12,000円、6月に12,000円、そして8月にとりあえずですが21,000円に多めに徴収すると、
本徴収から天引きする額が一回20,000円だったのが一回17,000円となり、10月、12月、2月の本徴収は各17,000円になりました。



96,000円-(12,000円×2回+21,000円)=介護保険料残金51,000円(17,000円×3回)




これで仮徴収12,000円からの本徴収値上がり幅が一回20,000円から17,000円になってある程度狭くなりましたね!


よって、仮徴収の時の12,000円と本徴収時の差が縮まる事で多少平準化する事が出来ました。


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今度は逆に仮徴収額より本徴収額が下がってしまう人の場合。
また今年の確定した介護保険料が96,000円とします。



仮徴収の4月20,000円、6月20,000円、8月20,000円とすると、96,000円-(20,000円×3)=36,000円となり、10月、12月、2月の本徴収はそれぞれ12,000円になります。


で、今まで20,000円だったのが本徴収から12,000円まで大きく下がりました。


ちょっと差が大きいからとりあえず一年間を通して徴収金額を出来るだけ平行にするとします。
8月15日の年金だけ仮徴収額を20,000円ではなく、8,000円徴収するとします。



とすると、確定した介護保険料96,000円-仮徴収合計金額(20,000円×2+8月分8,000円)=介護保険料残金48,000円となりました。


そして、この介護保険料残金48,000円を10月、12月、2月の本徴収で分けると16,000円ずつとなり、
平準化しない場合の本徴収12,000円に比べて16,000円に上がった事で仮徴収20,000円との差が縮まりました。


だからこうやって、前年所得の変化で10月以降の本徴収金額が大きく値上げしたり値下がりする人は、
今回の平準化を行う為8月の年金から天引きする社会保険料がなぜかおかしい事になってる事があります。



だからそういう場合は今回の「金額の平準化」を行ってるだけなのであります。


一応、平準化で天引き額をイジってしまうので、年金振込額が変更してしまうからその時はまた振込通知書が送られます。
もう送られてきてる頃ですね^^




振込通知書が送られてくる場合は振込月の7日~10日あたりにかけて送付されます。




なお、記事冒頭でも言ったように年金機構は市区町村からの依頼で社会保険料を年金から天引きしてるだけなので、天引きされてる介護保険料、国民健康保険料、後期高齢者医療保険料、個人住民税などの金額の詳細は年金事務所に聞いても金額の詳細はわからない。

社会保険料や個人住民税に関する問い合わせはお住いの管轄の市区町村になる。


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※追記
年金受給者が死亡した場合は死亡日の翌日の属する月の前月分(死亡月の前月分までと記載している市区町村もありますが、介護保険被保険者でなくなるのは死亡日の翌日になるので普通は死亡日の翌日の属する月の前月分までとなります)までが保険料を納める事になります。



しかし、介護保険料に限っては特別徴収の場合は保険料を先払いとなるため還付金が発生する事があります。
(個人住民税は還付には普通はなりません。途中での死亡の場合、残りの個人住民税は相続人が支払う事になります)



例えば今月8月支給の年金は6、7月分の年金ですが、8月の年金から引かれる介護保険料は先払いだから8、9月分の介護保険料が徴収されてるので、
8月に死亡した場合は8、9月分の保険料が遺族に還付される場合があります(死亡の場合は8月15日に正常に年金振り込まれて保険料が徴収されてたら還付という話になってくる)。


その場合は保険料取った市区町村から還付通知がきますが、念のため市区町村に問い合わせてください(過去に未納分とかあると、還付金分が充当に回される事があるため必ずしも還付があるとは限らない。あと、月割じゃなくて日割りにしてる市区町村もある)。


また、引越しで特別徴収している市区町村から転出した場合は、転出した月の前月分までが転出する前の市区町村に保険料を納める事になります。

でも保険料の先払いしてるからさっきの死亡の場合と同じく、還付金が発生する事があります。



そして、転出した月分以降は転入した新しい市区町村に介護保険料を納める事になります(8月に転出したら8月分以降は新しい市区町村に保険料を納めるって事)。


転入した場合は、新しい市区町村からの特別徴収が始まるまでは納付書で納めてもらう事になります。



それでは今日はこの辺で~
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