まーしーによる米国株投資で億のほそ道

まーしーによる米国株投資で億のほそ道
Vol.0
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はじめまして。もしくはご無沙汰しております。
主にTwitterで情報発信している米国株投資家のまーしーと申します。
著書に「米国株投資で爆速1億円」(ポプラ社)があります。

34歳、サラリーマン、年収400万円未満、地方出身、独身…
私はどこにでもいる、「平凡な」一人の人間です。

そのような私ですが、夢があります。
「経済的自由」を手に入れることです。

私が定義する「経済的自由」とは、生きていく上でお金の心配を一切せずとも良い状態を指します。
例えば、現在サラリーマンである私は「雇われる」身分です。
勤め先が経営破綻してしまえば、収入を得る手段を失います。もしくは、不要な人材だと認定されれば職を失うかもしれません。
加えて、普通に勤務するというだけでも、良好な人間関係構築のためには上司・同僚へは媚びへつらうこともありますし、愛想笑いだって、泣きたくなるようなストレスを抱えることだってあります。
そうでなくとも、年金問題など将来のこの国に思いを巡らせば、お金に対する不安なんて山のように理由を挙げることができます。
私はこの暗い将来への展望を打破するため、「経済的自由」を目指して25歳のときに資産運用の道を歩みはじめました。
紆余曲折、道半ばではございますが一時は金融資産が1億円に届きました。
その過程を記した書籍出版なんてことも叶いました。
しかし、「道半ば」と記したように、これはゴールではありません。
当時の1億円という資産額はもう十分に畏れ多くなるような金額ではあるのですが、それでも私が定義する「経済的自由」はまだ掴めたことにはならないと感じていました。
ともあれ、年収400万円未満の私が所謂「億り人」になれたことは我ながら誇りに思いますし、「平凡な」私が達成できたことは、私以外の多くの人にだって達成できるだろうと信じています。

しかしながら、コロナ過による莫大な金融緩和・財政出動を経て大きく上昇してきた米国株式市場は、一転して様々なマクロ要因を受けて極めて強いインフレをきっかけに高値から遠ざかっています。これはFRBを中心とした各国中央銀行の主たる使命である「物価の安定」の為、金利上昇を決断、実行に移していることが理由です。
著書でも言及していますが、年収400円未満の私が33歳で「爆速」で1億円に到達するためには、極めて高い成長速度を誇る企業への投資を行ったからこその結果でありました。このような企業のことを投資家の間では「ハイパーグロース」などと呼んでいます。
このハイパーグロース銘柄は遠い将来の利益を基準に株価が形成されているのですが、金利が上昇すると現在価値が高まるため、将来価値への割引率が高まります。ざっくり言うとハイパーグロース銘柄の株価には「リスクプレミアム」が極めて高く含まれており、金利上昇はこの「リスクプレミアム」分が根こそぎ刈り取られます。よって株価が大幅に低下する事態が発生します。
2021年11月以降、ハイパーグロース銘柄は大幅な株価調整が行われました。なかには「調整」なんて生ぬるいものではなく、70%を超える株価「大暴落」をしているものだってあります。
御多分に漏れず、私自身も金融資産の半減を経験していますが、全く、ちっとも、これっぽっちも米国株…あえて限定すれば成長株への展望が暗くなってはおりません。
むしろ、複利での成長を考えるのならば、買値は常に安いに越したことはなく、私のような30歳代で想定運用期間が20年以上あるような投資家にとっては「最大のチャンス」が訪れたと感じています。

宣言しますが、私はこの度の大暴落を乗り越えた先に5億円以上の金融資産を手に入れます！

今日の成長株の株価は、もし強気で投資を断行できれば、今後買値を下回ることは到底考えられない程の素晴らしい価格での投資を可能にしているようにみえます。
例えば、著書で自画自賛しているコロナ過の最中に投資を断行したいくつかの銘柄では、2022年4月時点で最高値からの暴落を経てなお、100%以上の含み益を確保している銘柄もあります。
このように、株式投資において黄金資産を安く手に入れることは攻略法の一つですが、黄金資産がバーゲンセールになる機会は滅多に訪れません。

それが「今」です。本当に「今」なんです！

2020年～2021年始はコロナ過での大暴落を経て、私の資産は大暴騰しました。当時Twitterではこのような質問を受けました。
「どうすれば株式投資でそれ程の利益が出せるのか」
正直、今でも株式投資の必勝法なんてものは分かりません。それは答えがないものだと考えています。

資産運用の世界では市場参加者が増えることが先行者のメリットにも繋がるため、win-winの関係を目指してTwitterでは資産運用を続けることの大切さを中心に、これまでは「抽象」的な発信に留めてまいりました。株式投資といえば実情はやはり複雑怪奇な世界ではありますし、考えるよりも行動を促したい場合は抽象表現の方が親しみやすいのではと考えたからです。
けれど、前述のように相場環境が悪くなった「今」こそ、莫大なリターンを狙いたい人もいるのではないかと考え、Twitterとは別媒体で「リターン特化型」記事を発信することにいたしました。

今後の記事では日々動く世界情勢などのマクロ要因に関する私見や、実際のトレード履歴を紹介していきます。
「どの企業に」「どれくらいの価格で」「なぜ投資を行ったか」をTwitterでの「抽象的」発信とは異なり私の頭の中を「具体的」に発信していきたいと考えております。

もちろん、私はただの素人であり、私が行ったトレードを真似したとしても将来爆益に繋がることはありません。
ただ「まーしー」という人間が、どういった考えのもと投資行動をしているのかを知りたい方がいれば、「参考程度」にはなるかもしれません。

今後長い付き合いになるかもしれませんが、創刊号としてはこの辺で締めたいと思います。
次号は2021年11月～2022年始に行ったトレードと、その理由に言及します。

それでは、また。

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