小川卓の「海外ウェブマーケティングニュース解説」 - まぐスぺインタビュー

ウェブアナリストの小川卓さんは、マイクロソフトやアマゾンジャパンなどを経て独立。現在は年間100回以上のセミナーを開催しながら多数の著書を執筆し、日本有数のウェブ解析・マーケティング専門家として知られています。今回はメルマガ創刊を記念して海外IT事情をインタビュー。知っていると自慢できそうなウェブ解析の最新トレンドや、Googleアナリティクスなどのツールを使いこなすコツをお伺いしました。

小川卓さんのメルマガおすすめポイント
①ウェブマーケティングの最新事例やトレンドがわかる
②ウェブアナリストに必要な知識とスキルが身につく
③相談コーナー有、孤軍奮闘中のウェブ担当者大歓迎!

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Q1.小川さんは「ウェブアナリスト」として、マイクロソフトやリクルート、サイバーエージェント、アマゾンジャパンなどでご活躍後にコンサルタントとして独立されました。現在は、Googleアナリティクスに関する入門書など多くの著書を執筆するとともに、アクセス解析やKPI設計、改善サイクルのまわし方などをテーマに、講演会・勉強会を精力的に開催されていますね。
この「ウェブアナリスト」という職種なのですが、具体的にはどのようなお仕事なのでしょうか?

「ウェブアナリスト」はデータを元にウェブサイトを改善していくお仕事になります。具体的にはサイトに訪れたユーザーのデータを取得し、それを分析し、ユーザーに対する理解や課題を深めます。そこから得られた気づきを元に改善案を考えて、実行し(あるいは実行していただく)より良いサイトを作っていくということになります。

ウェブの良いところはユーザーの行動を(個人情報を取得しない範囲で)理解できるということです。お店に例えると、何人が来店したのか、どの商品を手に取ったのか、どういった経路でお店内を移動したのか、どの商品を何回買ったのか、ということが全て分かります。このような情報があれば、より良い店舗を作るヒントになりますよね。

Q2.小川さんのメルマガは、ウェブマーケティングの中でも、特に海外の最新事例を紹介することに注力されています。実は当社(まぐまぐ)でも、Google検索のアルゴリズム変更などで右往左往することはよくあるのですが、やはりこの業界では国内以上に海外動向を把握しておくことが大切ということでしょうか?

海外の動向は欠かせないかなと考えております。やはりウェブマーケティングの本場は英語圏にあります。例えば「データサイエンティスト」「オウンドメディア」「クラウドファンディング」「サブスクリプション」など様々なものが海外発になります。

私のメルマガではそういった事例も紹介しつつ、日本に置き換えた場合はどのように活用できそうなのか?などについても触れています。単語やトレンドを知っておけば、皆様自身で更に調査することも可能でしょう。しかし英語となるとどうしてもハードルが高いので、今回メールマガジンを通じて、そのお手伝いをできればと考えております。

Q3.メルマガ内では、ウェブマーケティングの最新トレンドからSEO対策まで幅広く紹介されていますが、たとえば、Googleアナリティクスの新しい解析画面についての考察(2020年2月18日号)など、高度ながらも身近で興味深い内容が多いですね。それによると、ウェブ解析における主流な考え方が、「ページ」から「イベント(ユーザーが何か行動をした時に計測する)」に変化している、ということでした。基本無料のGoogleアナリティクスは利用中の方も多いと思うのですが、むこう1年どのようなことに注意すれば良いでしょうか?

大切になるのは、「見たいデータを正しく取得できるようにしておく」というデータ取得の部分を改めて整理していただくことになります。多くのサイトがなんとなくタグを入れているのですが、「本当に正しいデータか分からない」「見たいものが見れない」などの理由でデータを見ることを辞めてしまう企業を沢山見てきました。

自社サイトでどういったデータを取得したいのかを整理し、それを正しく設定するということに注力するとよいのではないでしょうか。今後Google アナリティクスでも分析の自動化などが進んでいく可能性があります。そのときに正しいデータ、見たいデータが取得できていないと、いくら分析が自動化されたとしてもその結果は役に立たないものになります。

社内でのデータ活動と改善を促進するために、「まずは必要なデータを正しく取る」というプロジェクトを進めてみることをお勧めします。

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Q4.メルマガではSEOについても詳しく触れていますね。たとえば、ECサイトの検索流入量や順位は「商品一覧ページ」のほうが「商品詳細ページ」より高いという結果がでているそうですが、日本と海外では、ユーザーの傾向は同じと考えて良いのでしょうか?

ECサイトにおけるユーザーの行動は、SEOの面においては日本と海外ではそれほど大きく変わりませんが、SEO以外の部分に関しては、行動の仕方に違いが若干見られます。

例えば日本の人の方が「より購買には慎重になる傾向がある」「評点や口コミを重視する」「決済回りの多様性が広い(例:多くの国では代引きが存在しないなど)」はあるかなと思います。そういった観点で、よりきめ細やかな対応が必要です。ただ、そこをやりきればよりユーザーにとって価値があるサイトやサービスを提供できるのではないでしょうか。

Q5.読者からの質問に丁寧に回答していくコーナーも、このメルマガの魅力のひとつだと思います。直近では、ウェブアナリストを志す方や、自社サイトの分析・改善提案に苦心している方からの質問に回答されていますが、どのような内容の悩みが多いのでしょうか?

ツールの使い方や改善案が出せない、社内で決裁が通らないなどいろいろな悩みがありますが、一言でまとめると「相談できる相手がいない」というのが大きいかなと考えております。

ウェブアナリティクスを行っている方(あるいはウェブアナリティクスに関する知識をお持ちの方)というのは社内でそう多くないとは思います。また自己流で取り組んできた方も多いでしょう。そういった方たちが困ったときに相談する場や機会がないというのは話としてよく聞きます。

解決方法としては、勉強会やセミナーなどに参加いただくのも一つの手かなと。今はオンラインのセミナーも多いかと思いますので、参加ハードルは下がっているのかなと思います。このメールマガジンで質問をしていただくのも大歓迎です(笑)。

Q6.規模の大きくない企業などでは、「他の社員よりも少しネットに詳しいから」といった理由で、自社ウェブサイトやECサイトの解析担当をいきなり任される方も多いようです。周囲にアドバイスを求めにくい環境で、ウェブ担当者として心がけるべきことは何でしょうか?

1つ前の回答でお話をしてしまいましたね(笑)。解析はあくまでも手段であって目的ではないと私は考えています。では目的は何なのか?という話にあると、「会社とユーザーにとって価値があるサイトを作る」ということだと感じています。

そしてそれを実現するために必要であり、ウェブ担当者として心がけるべきことは、改善施策や事例を知っておくことです。オススメなのは月に1回程度、同業他社を片っ端から比較し、取り組まれていることを記録しておくことです。主要なページやキャンペーンのスクリーンショットを撮っておくだけでも良いでしょう。ぜひ他のサイトから学ぶということに取り組んでみてください。

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Q7.ウェブ業界における解析やマーケティングの重要性は年々高まっているように感じられます。「ウェブアナリスト」という職業の将来性について、今後の見通しを教えていただけますか?

分析そのものに関してはAIやマシーンラーニングなどによって自動化されていく世界がやってくるかもしれません。そうすると「分析って必要ないよね」となるかと思いますが、それでもウェブアナリストの仕事はなくなりません。なぜなら「どういった方針でビジネスゴールを達成するか」「正しいデータを取得するようにする」「改善案を考えて実行する」という部分はAIでは置き換えられないからです。

つまり仕事として分析の比重は減るかもしれませんが、その分サイト改善や設計に時間を使うことになるでしょう。ウェブアナリストに携わっている皆様には、ツールの使い方などではなく、改善を実現するために必要な知識を身に付けていただくのが大切かなと思います。

Q8.小川さん自身は「ウェブアナリスト」という職業のどのような面に魅力を感じていらっしゃいますか?また、どのような人に向いている仕事だと思いますか?

やはり「ユーザーの行動が分かる」ということが一番の魅力ですね。サイトを利用するユーザーのことを知ってワクワクしますし、そのユーザーにとって良いサイトに改修できたときの喜びは癖になります。

データ分析のよいところは、定性的な意見に左右されないところです。なんとなく上司が「このページ、イマイチだから直してよ」といっても、サイトを使っているユーザーのデータを見たときに、このページが問題ない場合は根拠を持って説明することができます。上司やクライアントの方が皆さんより偉いかもしれませんが、一番偉いのはサイトを使うユーザーです。

そのユーザーのことをしっかり理解し、改善に導けるのはウェブアナリストならではの役割かなと感じております。

Q9.小川さんは、年間100回以上のセミナーや勉強会を開催しています。メルマガは、そういったイベントのフォローアップにも使えるでしょうか?また、メルマガならではのメリットがあれば教えてください。

イベントのフォローアップにぜひ使っていただきたいなと思っております!セミナーや勉強会ですと、多くの方にとって役立つ普遍的やツールの使い方を話すことが多く、最新の事例だけを話すというのはなかなか難しかったりします。

そのためメルマガで書かせていただいている内容は、全てメルマガ読者だけの情報になっています。スピード感もメルマガの方が圧倒的に早いです!

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Q10.最後に、このメルマガを読むか迷っている方に向けて、メッセージをお願いします!

海外のウェブマーケティングのトレンドや事例に興味がある方も多いかと思います。しかし時間や英語力などが原因でその情報を入手できていない方も多いのではないでしょうか。

本メルマガではそういったニーズを最短・最速で答えるメルマガになっています。また内容について他の人に共有したくなる、社内で知識として披露したくなる内容をピックアップしています。

ぜひ皆さんの時間短縮と知識量アップのために本メルマガを活用いただければ幸いです!

小川卓さん プロフィール
ウェブアナリストとしてマイクロソフト、ウェブマネー、リクルート、サイバーエージェント、アマゾンジャパン等で勤務後、コンサルタントとして独立。
ブログ「Real Analytics」を2008年より運営。全国各地での講演は500回を突破。HAPPY ANALYTICS代表取締役、デジタルハリウッド大学院客員教授、AVANCELLMONT CAO・UNCOVER TRUTH CAO、Faber Company CAO、日本ビジネスプレスCAO、SoZo最高分析責任者、ニフティライフスタイル 社外取締役、ウェブ解析士協会顧問。
ウェブ解析士マスター。渡米・渡英歴合計14年。University College London (英国) 卒業・早稲田大学大学院理工学研究科 卒業

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