KISARAGI

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メルマガ名
KISARAGI
発行周期
週刊
最終発行日
2017年08月13日
 
発行部数
46部
メルマガID
0000007077
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
アート・文芸 > 文芸 > 小説

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K I S A R A G I vol.925    2017/08/13
   編集/発行:みやこたまち
                      E-mail:tamachim@yahoo.co.jp
         http://mmkisaragi.blogspot.jp/
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通信欄:燕渡る
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今週のお話

◆ "古典へのいざない" [696]
   伽婢子《おとぎぼうこ》[5] 牡丹灯籠 [4]
   作者 たまさん


◆ 空想技術集団 [41]
 作者 みやこたまち

● KISARAGIについて

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古典へのいざない [696]

伽婢子《おとぎぼうこ》[5]  牡丹灯籠 [4] 作者:たまさん

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帰宅した新之丞《しんのじょう》は酒を取り出し、少女に酌をさせて女と
飲み交わした。
 傾いた月の下、女から色よい言葉を掛けられた新之丞は、ある古歌を思い
出した。

  忘れじの行く末までは難《かた》ければ
  今日を限りの命ともがな
 (「死ぬまであなたのことを忘れない」という約束ができないのなら、
  今日限りの命であって欲しい)

 これが自分の未来を暗示していたとは思いも寄らぬまま、新之丞は歌を詠
んだ。

  また後の契りまでやは新枕《にゐまくら》
  ただ今宵こそ限りなるらめ
 (来世の約束までは難しいかもしれませんが、
  ただ今宵が最後だと思って、わたしと枕を交わしませんか)

 女は返歌で応えた。

  夕《ゆふ》な夕な待つとし言はば来《こ》ざらめや
  託《かこ》ち顔なる予言《かねこと》はなぞ
 (毎晩、わたしを待っていると言ってくれたら、必ずあなたのもとに
  やって来ます。
  だから恨みがましい顔で、そのようなことを言わないでください)

 新之丞はいよいよ喜び、互いに下紐を解くと初めての契りを結んだ。
(続く)


 新之丞は屋敷で女と一緒に酒を飲んだ後に歌を交わし、一夜を共にしまし
た。
 なお、最初に登場する「忘れじの~」の和歌は、新古今和歌集に収録され
ている儀同三司母《ぎどうさんしのはは》(高階貴子《たかしなのたかこ》)
の歌です。ご参考まで。
 この続きは次回にお届けします。それではまた。
 

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HP
「かたかご」http://yamanekoya.jp/
 趣味で読んでいる古典文学の現代語訳と参考文献を主に掲載しています

「山猫屋本舗」http://yamanekoya.net/
 写真日記を綴っています

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空想技術集団 [41]

5 砂の女 7
                           作者:みやこたまち
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5-7
 まだ、沙漠の夢は続いていますか?

 彼女は生真面目なので、肘に湿潤式疑似スキンを貼りつける作業の途中で、カウンセ
リングを進めようとする。私は彼女にむかってそっと首を振ってみせる。彼女は頷いて
処置に集中する。
 疑似スキンは乳白の半透明で、皮膚をこそげ落とされた私の肉や、筋や、血管などが
うっすらと透けている。貼り付けて数秒で、境界の区別は失われ、高湿度に保たれた無
菌状態の中で、私の肘はこれまでよりもずっと瑞々しい、角質化などとは無縁な新たな
皮膚に覆われることになる。

 美白とか、アンチエイジングとかのために、全身の皮膚をはぎ取って、このスキンを
貼りつけたがる女性たちだっているんです。
 肌がきれいだって、下地が歪じゃ、何にもならないじゃないの?
 そこはパック料金で、全身美容整形コースを選ぶ方も多いんです。美への執念の前で
は傷みや、しばしの絶対安静なんて、物の数ではないんです。

「美」か… 私は溜息をつく。

 そういう人たちが求める美がやがて独りよがりになっていってモンスターを生み出すの
よ。しかも彼女たちは自らの意思でモンスターになる。もちろん、それがモンスターのよ
うに見えるのは、マス・イメージから逸脱しているから。でも、美は常に、共同幻想を踏
み外す部分をもたなければならないの。
 美意識はね。
 だから常に「今」から流れ出していく。指の間からこぼれる砂のように。

 平喇香鳴は、無言でマスクと眼鏡を取る。剥き出しの歯茎、二つの縦長の穴だけの花、
覆うものの無い眼球が今にも転がり落ちそうに、私を見つめる。

 この貌にもずいぶんとなれたんですよ。ただ、周りの人はなかなか慣れないみたいで。

 表情筋の動きだけでは、感情を表すことはできない。その動きによって起伏するパーツ
あっての表情なのである。

 彼女は、社史編纂室の在日野文吾が突然開け放った扉のせいで、貌に大きなダメージを
負った。形成外科、美容整形外科、皮膚科はあらゆる手段を講じて、彼女に元通りの貌を
与えるつもりだった。だが、彼女は顔を拒否した。

 顔なんていらない。中途半端な顔を縫い付けるくらいなら、私は仮面で十分。

 しかし、彼女が気に入る仮面は世界の何処にもなさそうだった。傷口の乾燥をふせぐため、
彼女の貌は弾性の高い半透明の膜で覆われた。
 大きなマスクで顔の半分を、帽子と色眼鏡とであと半分を隠して、彼女はタイラカナル商事
へ出社し、在日野文吾に素顔を晒してみせた。

 私はあなたがしたことを忘れない。あなたがしなかったことも忘れない。
文吾はその場に卒倒し、彼女は会社を去った。(20170813)

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星空文庫 過去作品上げていきます https://slib.net/a/20077/
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 編集者 みやこたまち
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