英語語源物語

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メルマガ名
英語語源物語
発行周期
不定期
最終発行日
2017年03月29日
 
発行部数
582部
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PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
語学・資格 > 英語 > その他

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英語語源物語
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目次

The Word: cabbage
STORY (ストーリー)
Metamorphoses 〜〜 言葉は豹変す 〜〜
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The Word__________________________ cabbage

cabbage

「キャベツ、玉菜」は
葉が球状に丸まるアブラナ科の植物。
葉が重なって玉のように丸まった部位は
野菜として利用される。
学名 Brassica oleracea

 ・Strange Law: In New Jersey, cabbage can't
 be sold on Sunday.
 変な法律: ニュージャージー州では日曜日にキャべ
 ツを売ってはならない。

 ・Though cabbage has long been an Irish food,
 corned beef only began to be associated with St.
 Patrick's Day at the turn of the century.
 キャベツは昔からアイルランドの食べ物であるが、
 コンビーフが聖パトリックの日と関連付けられる
 ようになったのは世紀の変わり目からにすぎない。

また、キャノーラ、ケール、カラシナ、クレソン、
ルッコラ、ブロッコリ、カリフラワーなどの
アブラナ科の植物も
cabbage
と称される。


 ・kale-worm n. the caterpillar of the cabbage
 butterfly; a caterpillar in general.
 kale-worm (名詞) 紋白蝶の幼虫。あるいは一般的
 に、毛虫。


日本語でキャベツは基本的に
「キャベツ」しか指さないが、
英語では形から
「頭」
などを指すこともある。というのも、
そもそも、「頭」が語源であるとされている。

古仏語 caboche「頭、キャベツ」は
中英語期にイングランドに上陸した。
古仏語には caboce なる単語があり、
caboche はその変形である。
但し、現代仏語でキャベツは
別語源の chou (→シュークリーム)

フランス人は親しみを込めて相手を呼ぶ際、
mon chou (相手は男性)
ma choute (相手は女性)
ということから、
英語にもかつてはその用法があった。
OED は十九世紀の用例を収録している。

 ・‘Ah, my dear little cabbage,’ she began,
 ‘I fear they will never forgive you!’
 「ねえ、あなた」と彼女は切り出した。
 「あの人たちがあなたを
 許さないんじゃないかと心配です」

十六世紀初出の用法に
「鹿の角の生えてくるところのぎざぎざ」
というまれな用法がある。

十七世紀には次のような用例がある。

・Thou foul filthy cabbage-head.
お前は腐った薄汚いキャベツ頭だ
(= 馬鹿野郎だ)

この用法から、いつの間にか、
-head が抜け落ちて、
cabbage だけで、
「うすのろ、ぼんくら、ばか、あほ、能なし」
などに相当する俗語になった。
こんな言い方が生まれたのには、多分、
形は頭に似ているけれども、
キャベツの目方が軽いからかもしれないし、
あるいは単に
 グリーン = 未熟者
という古来からのイメージに
由来してのことかもしれない。

・Two heads are better than one,
even if one is a cabbage.
頭は一つより二つがまし、
たとえ一つがキャベツ (ぼんくら) でも。

(→to be not as green as one is cabbage-looking)

十九世紀のまれな用法として、
女性の帽子やドレスの飾りとなる
リボンなどの結び目を指すこともあった。

二十世紀初頭の米国では、
緑色の米ドル札をキャベツの葉に見立てて、
「お札、お金、現金、現ナマ」
の俗語が成立した。

・Plans for a house that didn’t smell of booze and
cabbage. Plans for money and independence.
酒っけもなくお札の匂いもなかった家のための計画
だ。金を稼いで独立するための計画だ。

イタリア語で「(玉の)キャベツ」は
cavolo ( cappuccio )
 cavolo = キャベツ
 cappoccio = 頭巾、帽子、頂
cappuccio は capo 「頭」から派生したもので、
ラテン語 caput 「頭」からできている。
関連する語にカプチーノがある。
(→ cappuccino)

オランダ語でキャベツは
kabuis-kool
(head cole = cabbage)
というが、この kabuis や
ドイツ語 Kappes は
ラテン語 caput から
直接借用されたものだ、
とグリムやクルーゲは説く。
しかし、現代の主説では、
キャベツの語源は不明とされている。

一方、一三〇〇年代末までは、
植物・作物のキャベツ (cabbage cole) と、
野菜 (食べる部分、頭) のキャベツ (cabbage) を、
分けて呼んでいたという説もある。
オランダ語の構成が、
この説に信憑説を与えている。
cole は kale や仏語 chou 、
オランダ語 kool 、ドイツ語 Kohl と同源で、
ラテン語 caulis 「茎、キャベツ」
から派生している。

cabbage
Middle English, “plant of European origin which has a
short stem with plane leaves unexpanded & forming a ball
or head, eaten as a vegetable; cole, or any plant which
belongs to the family Brassicaceae (the cabbage family)
such as canola, mustard, cress, rocket, broccoli, etc.”
The word is said to have been borrowed from French
caboche “head, nut” or “cabbage” in the Channel Islands,
corresponding to Italian capocchia “head”; both derived
from Latin caput “head.” Before the end of 1300s, cabbage
cole may have been the name of the plant & cabbage may
have been the name of the head-like part of the plant as a
vegetable, some etymologists explain. Cole & kale have
the same origin: Latin caulis “stem, cabbage”
Jacob Grimm & Friedrich Kluge explain that Germanic
words (eg. German Kappes “cabbage”) come from Latin
caput, but no evidence is found in Latin documents which
the term is used to mean a “cabbage.” Therefore the origin
of the word cabbage is unknown. In French, the term,
which refers to a cabbage, is un chou (pl. choux). In
Italian, uno cavolo is a cabbage.
The well-known slang sense “greenbacks, money,
cash” appeared in the early 20th century which was made
up of similarities between cabbage leaves & US-dollar
notes. They both are green & easy to be rolled up.
 The term cabbage head, literally meaning the “head
formed by unexpanded cabbage leaves,” is used in a
figurative sense “stupid person,” probably because the
cabbage is green (green implies “the state of being not
grown up or inexperienced”) & it has no brains.
Cognates are: caboche, an obsolete verb “to cut off the
head of a dear,” & cabbage, a rare verb “to grow to a head
as the horns of a dear; or form a head as a cabbage or
lettuce.”
Derivative: cabbagey, adjective.

cabbage
http://songbyriver.blogspot.jp/2017/03/cabbage.html

cabbagey
http://songbyriver.blogspot.jp/2017/03/cabbagey.html

cappuccino
http://songbyriver.blogspot.jp/2017/03/cappuccino.html

sauerkraut
http://songbyriver.blogspot.jp/2017/03/sauerkraut.html

To be not as green as one is cabbage-looking
http://songbyriver.blogspot.jp/2017/03/to-be-not-as-green-as-one-is-cabbage.html

シュークリーム
http://songbyriver.blogspot.jp/2017/01/blog-post.html




Metamorphoses___________________ 言葉は豹変す

 学校の教育がどのようなものであろうと、言葉とい
うものは自由奔放に使われるものです。例えば、月曜
日が祝日の場合、その翌日の火曜日にはこんなふうに
いうことができます。


 This is Mondayest Tuesday!
 あまりに月曜日的な火曜日だ。

 Monday は形容詞ではないので、最上級などあるは
ずもないのですが、街ゆく人々は校閲された文法書に
従って話すのではなく、自分の頭の中にある言語感覚
に従って話します。

次の例は忘れっぽいのを笑い話にする言い草です。

 I told you that I don’t have the Alzheimer’s. I have
 the SOME-TIMERS; sometimes I remember,
 sometimes I don’t!
 アルツハイマーじゃないって言ってんだよ。”とき
 どき病” なんだ。時々思い出せて、時々思い出せな
 いんだ。

 Some-timers なる病気はこの世に存在しません。
sometimes の語尾を Alzheimer’s の語尾に合わせ、
駄洒落で咄嗟に架空の病名を作り出しています。つ
いでにいうと、some timer 「いつかする人」が市販
の辞書に載っていないからといって、必ずしも、使
用されることがないとは断言できません。メディア
が発達した今の世の中、もし有名人がこの表現を好
んで使うと、あっという間に一般の語彙に入ってく
る可能性があります。

 Mondayest だの some-timers だのは教養のない人
が使う言葉にすぎない、という意見があるかもしれま
せん。しかし、教養のある人も時には異様な言葉遣い
をするものです。

 トランプ大統領のコンウェイ補佐官 (Kellyanne
Conway) は、大統領就任式に集まった人の数は「過去
最高だった」というスパイサー (Sean Spicer) 報道官
の発言を、「代替の事実だ (alternative facts)」 と表現
しました。このフレーズはまずテレビでコンウェイ補
佐官にインタビューしていたトッド (Chuck Todd) 氏
を驚かせました。米国のあちこちからトランプ体制は
情報を統制するジョージ・オーウェルの『一九八四
年』的な全体主義体制になると騒ぎ出す人々も現れま
した。老舗の辞書発行会社メリアン・ウェブスター
(Merriam Webster) は、 fact の定義を示して、コン
ウェイ補佐官の言葉遣いは間違いだと指摘しました。

 人は言葉を、時には文法を逸脱して用い、時には滑
稽に用い、場面によっては、文法的には正しくとも意
味論上矛盾するように用います。ひとくちで言うと、
人は自由奔放に言葉を使うのです。よって時間の流れ
に従って、言葉は姿かたちを変えていきます。

 人は日常ではほとんど、現状のルールに従って言葉
を用います。ところが、あるとき突然奇妙な表現を産
み出します。どうしてでしょう? 新たな考えをもった
り、発明や発見をすることと関係がありそうです。

 では、今回はこのへんで。


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英語語源物語

発行・執筆: blind bard

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