栗野的視点

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「中小企業の活性化」をテーマにしたジャーナリスト・栗野 良の経営・社会評論。「九州・岡山の技術」「九州の頑張る企業」も紹介。ベンチャーサポート組織「リエゾン九州」代表。最近は中小企業の活性化、流通、経営に関する講演活動を精力的に行っている。

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メルマガ名
栗野的視点
発行周期
ほぼ 週刊
最終発行日
2017年07月15日
 
発行部数
288部
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PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
ビジネス・キャリア > 経営 > その他

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栗野的視点(No.585)                   2017年7月15日
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断末魔の叫びを上げ始めた安倍政権
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 安倍政権がかなりの窮地に立たされているようだ--。何をいまさらと言われ
るかもしれないが、TV番組の某コメンテーターの態度からそのことを感じたのだ。
 そのことに触れる前にまず都議選の結果から。自民党が惨敗したのはご存じの
通りだが、面白いのは「THIS is 敗因」という言葉。うまいこと言ったものだと
感心するが、この言葉を言ったのが自民党の元閣僚経験者というからなおさら面
白い。

◆THIS is A 敗因

 いまさら言うまでもないだろうが「THIS」とは4人の名字の頭文字を取ったも
の。Tは豊田真由子衆院議員、Hは萩生田光一官房副長官、Iは稲田朋美防衛大
臣でSが下村博文党都連会長という具合だ。
 これまた言うまでもないだろうが、豊田議員は秘書に対し「このハゲー」とか
「人間には表と裏があるんだ」と怒鳴ったり暴力を振るった御仁だ。萩生田氏は
加計学院の獣医学部新設を巡り、安倍首相の意向を踏んで(「忖度」して)文科
省に「圧力」をかけた(認定を急がせた)と疑われている。

 稲田氏は弁護士資格を持っているにもかかわらず法律に疎く、自衛隊の政治利
用発言をしながら「誤解を招きかねない発言」をしたと後に訂正記者会見を開い
ている。
 重ねて言うが、この人、弁護士だった人だ。弁護士という職業は言葉を非常に
大事にしているし、またそうでなければならない。「誤解を招きかねない発言」
って一体何だろう。「招きかねない」どころか「誤解」そのものの発言だと思う
が、時間がある人は記者会見の全文を読んでもらいたい。
 稲田氏が「訂正会見」で言っていることはおよそ理路整然とは正反対。支離滅
裂とは言わないが、言葉は多いが、何を言っているのか、言いたいのかがよく分
からない。まあ、安倍首相にしてからが余分な言葉ばかりが多い御仁だから、こ
の政権にいる人は皆右にならえでそうなっているのかもしれないが。

 ところで「THIS is 敗因」という言い方は文法的(?)に間違いという指摘も
ある。正しくは「THIS is A 敗因」だと。たしかに、その通りだ。だが、「A」
はなぜ小文字ではなく大文字? どうせ英語と日本語のちゃんぽんだから「A」
一文字が抜けたぐらい大したことはないのでは、などと思ってはいけない。「A」
こそが敗因の元凶なのだ。
 そう言われて、ああ、安倍首相の「A」かと気付き、思わず吹き出した人は多
いのではないか。命名者はなかなかユーモアのセンスがある御仁だ。

 そう、都議選惨敗の直接的なきっかけは「THIS」4名の発言、暴言だろう。
しかし、安倍政権の支持率急落の原因は森友学園への国有地の不当に安い価格で
の売却、その裏での政治家の関与疑惑と、加計学園の獣医学部新設を巡る問題で
安倍首相の意向が働いた(安倍首相の意向を「忖度」した側近が動いた)のでは
ないかと国民が疑惑の目を向けていることだ。
 にもかかわらず、「丁寧に説明する」どころか「印象操作」を画策したりする
ものだから、ますます霧が晴れずモヤモヤとしているところに「このハゲー」と
か「人間には表と裏があるんだ」と怒鳴る自民党議員のことが報じられたものだ
から国民の不満が一気に噴き出し、支持率の急降下を招いたわけだ。
 8月に内閣改造を行うようだが小手先の操作で支持率が回復するだろうか。そ
もそも元凶は「A」だと国民が思い始めているわけなのに、トカゲの尻尾切りの
ように閣僚の入れ替え程度で支持率が回復するとはとても思えないが、忘れっぽ
いのもこの国の民の特徴(性?)だから、果たしてどうなることやら。

◆潮目が変わりだした?

 それはさておき、安倍政権がかなりの窮地に立たされていると私が感じたのは
某コメンテーターの態度からだとは冒頭に書いた。
 TBSをキー局とする系列TV局で昼の時間帯に放映されている「ひるおび」とい
う番組がある。同番組は政治ものが好きなようで政治がらみの問題をよく取り上
げているが、その時にコメンテーターとしてレギュラー的に登場しているのが元
時事通信社記者のT氏。
 彼が得意なのは自民党・政権側情報。ジャーナリズムの使命は権力批判、政権
チェックだと思っている私には政権の代弁者、擁護者のように発言する彼のスタ
ンスにはちょっと首を傾げざるを得ないが、ジャーナリストにも色々いるという
ことだ。とはいえ、政権ベッタリ過ぎるのはどうか。
 虎穴に入らずんば虎子を得ずと言うが、ミイラ取りがミイラになるとも言う。
対象に近づき過ぎると往々にして取り込まれ、ミイラを取りに行ったはずが逆に
ミイラにされてしまったという例の方が多い。

 そのT氏、加計学園問題でも政権側の代弁者然として、前川喜平・前文部科学
事務次官の発言等を批判していたが、前川氏と菅官房長官の直接対決で菅官房長
官の発言が伝聞に終始し、分が悪いと知ると、いつもの得意満面な多弁は影を潜
め、急に沈黙してしまった。
 それを見て、安倍政権(安倍首相自身)はかなり窮地に立たされたようだなと
感じたのだ。
 御用ジャーナリストを使い、新聞やTVで前川氏の人間性が信用ならないとする
「印象操作」を行ってきたが、それも効を奏さなくなった。この手法、実は森友
学園問題の時、籠池氏に対して使ったのと同じ方法だ。籠池氏に対しては当初か
なりの部分効果があったようだが、かつての「友」を掌を返すように距離を置き、
迷惑顔をし、毛嫌い(?)までしだしたものだから、今度は窮鼠が猫に対して小
さな牙を剥き出して向かってきだした。

 潮目が変わる、とはこのことだろう。森友学園問題の頃からモヤモヤとしてい
た人達の感情が一気に爆発したのが先の都議選であり、その惨敗結果を受けて自
民党内の非安倍勢力が動き出した。
 潮目の変化を敏感に感じ取った安倍べったりコメンテーターは、自らの今後の
ことを考え安倍氏から少し距離を置きだした。それが先の番組内で垣間見えたの
だ。
 攻撃に強い人間は守勢に回ると弱い。1強多弱と言われ内部に自分の存在を脅
かす相手が存在しない間は独裁者然としていられるが、反対(とまではいかない
非でも)勢力が現れたり、よそから攻撃を受け出すと、途端に胃あるいは腸が痛
み出すのは独裁者の常。
 いやいや、強気に見えるどこぞの国の若き独裁者も安眠とは程遠い生活を送っ
ているのではないだろうか。そういえば腸の病気で政権を放り出した人もいたが、
二度あることは三度なんてことはないと思うが・・・。


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栗野 良
 ジャーナリスト(Technology & Economy)

OFFICE KURINO 〒811-1362
福岡市南区長住5-11-23-403
 Skype:kurino30
 
 E-mail kurino@liaison-q.com
 HP  http://www.liaison-q.com(九州・岡山の技術・頑張る企業収録)
 
 ブログ「栗野的視点~ジャーナリスト・栗野の辛口コラム」
       http://blog.goo.ne.jp/kurino30
 ブログ「栗野的風景~フォトエッセー」
      http://blog.livedoor.jp/kurino30/
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