栗野的視点

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「中小企業の活性化」をテーマにしたジャーナリスト・栗野 良の経営・社会評論。「九州・岡山の技術」「九州の頑張る企業」も紹介。ベンチャーサポート組織「リエゾン九州」代表。最近は中小企業の活性化、流通、経営に関する講演活動を精力的に行っている。

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栗野的視点
発行周期
ほぼ 週刊
最終発行日
2017年11月17日
 
発行部数
270部
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PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
ビジネス・キャリア > 経営 > その他

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◆第2、第3のFREETELも

 FREETELに感じていた予感は現実のものになったが、今後、SIMフリー市場はどう
なるだろうか。
 その前に現在、MVNO業者は何社ぐらい存在しているとお思いだろうか。20社~30
社? いや、そんなに少ない訳はない。60社~70社はあるだろう? もしかすると
100社程度? 
 私も驚いたが実に約650社も存在しているのだ。この数を目にすれば「多すぎる」
と誰もが思うに違いない。いくらSIMフリー市場が拡大し、契約者数が増えたとは
言え、docomoなどキャリア3社の契約者数に比べると圧倒的に少ない。その小さい
市場(契約者数でMVNOはdocomoの約11%)に650社がひしめき合っているわけだか
ら明らかに過剰である。とはいえ、今後SIMフリー市場がさらに急拡大していけば
話は別だ。

 では、その可能性はあるのか、ないのか。その指標になるのがdocomoの契約者数
の増減だが、今期docomoの契約者数の伸びは予想を下回っている。理由はMVNOの契
約者数が想定程伸びなかったからだ。
 つまりSIMフリー市場はすでに停滞期に入ったと言えるのかもしれないし、単な
る足踏み状態だけなのかもしれない。いずれにしろ、いままでのような市場拡大は
ないと見ておいた方がいいだろう。
 となると、FREETELの二の舞い三の舞の可能性はある。因みにネット通信の黎明
期に市場をリードしてきた老舗企業のBIGLOBEはKDDIに、NIFTYは現在、家電量販店
のノジマに買収されている。

◆キャリアの巻き返しでベンチャーは潰される

 それにしてもdocomo回線を使っているMVNOの契約者数が伸びなかった理由はSIM
フリー市場の停滞が本当の理由なのか。あるいはそれだけか。
 そこで浮上してくる要因が2つある。
1つはキャリアのサブブランドの存在。ソフトバンク系のワイモバイル、KDDI系の
UQモバイルがそれだ。docomoはいまのところサブブランドを作る予定はなさそうだ
が・・・。
 自社グループ内にMVNOを抱えているわけだから、仮にソフトバンクから、auから
SIMフリーのMVNOに乗り換えようとした場合、グループ内にも安い通信会社があり
ますよ。同じことならそちらを利用されたらどうですか、などと説得されれば、よ
ほどdocomo回線でなければダメという人以外はすんなりと系列のMVNOに流れるに違
いない。
 キャリアのサブブランドと新規参入のMVNOでは資金、仕入れ価格等も違い、平等
な競争など端から成立していない。キャリアのサブブランド設立はMVNO潰しと言わ
れても仕方ない。

 もう1つはキャリア自身が低価格プランを作ったことだ。auの「ピタットプラン」
などは明らかにMVNO潰しの撒き餌だろう。
 「ピタットプラン」は好評で契約者数も伸びているが諸手を挙げて喜べるわけで
もない。たしかに自社からの流出数を止めることはできたが、MVNO並みの価格設定
だから契約数に比較して売り上げが増えず、痛し痒しというところだろう。
 それでもMVNO並みの低価格プランを打ち出したのはBIGLOBEを傘下に収めたよう
に、MVNO潰しで経営が苦しくなったMVNOを傘下に収め、シェアを握るためだろう。

 この構図も過去に航空業界などでよく見たやつである。規制緩和等で新規参入ベ
ンチャーが低価格をウリに伸びてくると早割りだなんだというプランを打ち出し実
質値下げして新規参入業者潰しに出る。そして最後はホワイトナイト顔をして救援
という買い叩き買収に出るという手である。
 なにもそこまでしてベンチャー・中小企業潰しをするのではなく、互いに棲み分
けをするぐらいのことがなぜできないのかと思うが、強欲資本主義は徹底的に食い
尽くさなければおさまらないようだ。

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栗野 良
 ジャーナリスト(Technology & Economy)

OFFICE KURINO 〒811-1362
福岡市南区長住5-11-23-403
 Skype:kurino30
 
 E-mail kurino@liaison-q.com
 HP  http://www.liaison-q.com(九州・岡山の技術・頑張る企業収録)
 
 ブログ「栗野的視点~ジャーナリスト・栗野の辛口コラム」
       http://blog.goo.ne.jp/kurino30
 ブログ「栗野的風景~フォトエッセー」
      http://blog.livedoor.jp/kurino30/
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