アートマガジンVOID chicken

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メルマガ名
アートマガジンVOID chicken
発行周期
月刊・不定期刊
最終発行日
2018年03月25日
 
発行部数
252部
メルマガID
0000164509
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
アート・文芸 > 美術・デザイン > 美術館・ギャラリー

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┃VOID Chicken Nuggets 2018年3月24日号
┃‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┃快調アート小咄ブログ ⇒http://voidchicke.exblog.jp/

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2018/3/24━


C o n t e n t s

[1] レビュー「デザインの始まりー最古石器から握斧(ハンドアックス)へ」展
文:塩崎浩子(ライター)
[2]  レビュー「ラファエル・ローゼンダール ジェネロシティ 寛容さの美学」展
[3] チケットプレゼント! 「ハロー・ワールド ポスト・ヒューマン時代に向けて」水戸芸術館
[4] おすすめ展覧会情報「ビルディングロマンス|現代譚(ばなし)を紡ぐ」豊田市美術館
[5] 編集後記


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1. レビュー「デザインの始まりー最古石器から握斧(ハンドアックス)へ」展
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 星の光が何万光年もかかって私たちの目に届くように、マントルで熱せられた海水が600万年かかって地表に温泉となって噴き出すように、気の遠くなるような長い時間の流れが、今ここにあること、手に触れられることの不思議。その時私の目の前にも、260万年前の「人類最古の道具」があった。
 東京駅に近い旧東京中央郵便局を改装したビルKITTEにある「JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク (IMT)」で開催中の「デザインの始まりー最古石器から握斧(ハンドアックス)へ」展(4月8日まで)に行ってきた。
 IMTは日本郵便と東京大学の産学協働プロジェクトで、同展は東京大学総合研究博物館(UMUT)の主催。UMUT本郷本館では1月28日まで、エチオピアで発見された260万年前の世界最古級の打製石器から16万ー8万年前のホモ・サピエンスの石器まで貴重な標本52点が特別展示されたが、その石器群から8点がIMTに移設、展示されている。
 UMUTの展示は、石器製作技術の変遷や専門的解説、石器とそれを使っていた当時の人類の頭骨化石のレプリカを並べて系統樹展示するなど学術的な内容だったのに対して、IMTの展示は、キャプションや解説は控えめ、代わりに空間や照明をドラマティックに演出し、洗練されたデザインや道具としての美しさをより際立たせている(ちなみにUMUTの展覧会名は「最古の石器とハンドアックスーデザインの始まり」で、IMTとは語句の順序が逆)。
 石器は縦長の三角柱や四角柱のガラスケースに垂直に立てて展示してあり、360度どこからでも眺められる。石核をハンマー石で叩いて剥片を剥がし取る260万年前の最古の石器「オルドワン」から、剥片や使う刃部の形状を事前に見極めて剥がし取るデザインされた石器へ。その形はさらに洗練を極め、薄く軽量でフィット感に優れた握斧(ハンドアックス)に進化していく。無駄のないフォルムはブランクーシを思い起こさせもする。
ケースに手を近づけ自分の手に握斧を持つようにサイズ感を確かめてみる。先端にいくにつれ細く尖り、ごつごつしているが握りやすそうだ。自然と人類の知恵との融合で生まれた剥離面が美しい。一方、明らかに手に余る大きいサイズの石器もあって、これらはシンボリズムや審美観を表現するため巨大化したものだという。学術価値が高いのみならず、今見ても美しく機能的な人類最古の道具、最古のデザインが間近に見られる貴重な機会である。
 IMT、UMUT本郷本館ともに入館無料。IMTでは特別展示以外にもさまざまな学術標本や化石、剥製などが歴史ある空間や什器を生かして常設展示されており、一方2016年にリニューアル・オープンしたUMUT本郷本館の新常設展示「UMUTオープンラボ」では、現在進行形の研究や実験の現場をガラス越しに見学できる。前回の記事で筆者が書いた「過去とは新しさの宝庫」という澁澤龍彦の言葉そのものの世界である。

文:塩崎浩子(ライター)


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2. 「ラファエル・ローゼンダール ジェネロシティ 寛容さの美学」展
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【十和田市現代美術館-5/20まで】
 Rafa?l Rozendaal: GENEROSITY
 curated by Kodama Kanazawa

「ラファエル・ローゼンダール
 ジェネロシティ 寛容さの美学」展

 企画:金澤韻
 http://towadaartcenter.com/

▼インターネット・アート時代の先端を行くアーティストの展覧会。8つのプロジェクターを使った大規模な映像インスタレーションは圧巻であった。新幹線に乗れば七戸十和田駅に着くまで早かったが駅から美術館までタクシーで20分。ぜひシャトルバスなどお願いしたい▼今日は『ローゼンタールはインターネット・アーティストなのか?』という
Everything Always Everywhere (2017)に収録されたローゼンタールが自身の芸術を語ったインタビューを再現するイベントがあった。▼本展を企画した金澤さんがローゼンタールを、アシスタントの三留さんがインタビュアー、マーヴィン・ジョーダンに演じきっての(憑依?)対談はかなり痛快であった。ローゼンタールはこの企画提案に
「Sure!」と快諾。展覧会のタイトル通り「寛容な」アーティストなのだ。▼ローゼンタールは「よくこの作品は何を意味するのですか?と聞く人がいるけれども、自然の中にある木を見るように見てほしい。風に揺れる木がなぜ揺れるのかと考えないようにあなたが見ているものが全てなのです」という。私たちのいる世界は現象に囲まれているのだと。
社会システムが隅々まで発展し、人々は自分たちの考える余地なんかないんじゃないかと初めから選択肢を狭めているが、そのように堅苦しく考えずにもっとユルーく行こうよというのが、ローゼンタールの態度。インターネットはいろいろな困難や障害を乗り越えて、問題を解決できるツールのひとつ。他者、自分に「寛容」になる。課題を共有し、
可能性を探ることも「寛容」という言葉で、示唆している。▼ふたりは対談の翻訳原稿の読み合わせの練習を何度も重ね、大変な労力をかけただけあり、目の前のなりきり対話が自然で、また資料画像のスライドも参照しつつ、頭のなかにローゼンタールの言葉がスッーっと入ってくる。ハンドアウトを読むよりライブで再現した方が理解しやすいものだな。

▼そのあとまわった松本茶舗にあるS氏やK氏の秘密の作品とその松本さんの説明が濃すぎて2時間も滞在してしまった。現代美術などまったく関心のなかった商店街の人たちが、いかに巻き込まれていったのか開館準備当時の話をほんとーーーに詳しく教えてくれた。
そんなこんなで、松本さんは戦前の商店街や祭りなど市民を撮影した古いモノクロ写真のハガキの収集を始める。そしてたまたまヤフオクで落札した古ハガキが、なんと彼の祖父が埼玉の親戚に送った直筆の暑中見舞い挨拶状だったのだ(解体屋が売ったものらしい)。
少しゾゾっときた。ここは十和田市美術館と一緒に必ずまわって欲しいアートスポット。

松本茶舗 http://www.towadachuo.com/matumoto/

▼ 年間5000万アクセスの彼のウェブサイトはどこからでも、いつでも、誰にでも閲覧可能である。パソコンやスマホからも鑑賞できるのでアクセスしてみてください。
https://www.newrafael.com/websites/

ラファエル・ローゼンダール
ジェネロシティ 寛容さの美学
十和田市現代美術館 TOWADA ART CENTER

http://towadaartcenter.com/exh…/rafael-rozendaal-generosity/



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3. カズオイシグロ「わたしを離さないで」仕立ての
「ハロー・ワールド ポスト・ヒューマン時代に向けて」招待券プレゼント
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あの準備が終わってから半月ほど時間が過ぎてしまったので、多少の記憶違いがあるかもしれません。でもあの頃の私たちはある悟りと解放の時期に差しかかっていたのだと思います。他の場所のことはわかりませんが、ミトではわたしのような日本人以外に、外国からもある基準によって選ばれた「提供者」が呼ばれているようでした。ここでミトという現代美術の館のことを少しお話しておかなければなりませんね。ミトでは年に何回か展覧会があり、絵画あり、オブジェあり、映像ありとそのときの流行の素材を使ったありとあらゆる種類の作品が出されます。
私たち――つまり現代美術の「提供者」ですが――が昼夜を徹して制作した作品の出来栄えに応じて、お目付け役である「保護官」が私たちに何枚かの交換切符をビットコイン代りにくれるのです。私たちはその切符を握りしめて、ドクメンタ、ビエンナーレといった海外の発表会に招待されることを何年も待つことになるのですが、それがいつなのか、誰が決めるのか、どれほどの切符が必要になるのかは、「保護官」との会話はもちろんのこと私たちの間でも噂話としてものぼることはありません。
話がミトから逸れたので本題に入りましょう。ミトに時々車でやってくるマダムがいうように今回はマーシャル・マクルーハンの言葉『芸術は、いわば「危険早期発見装置」である』というメッセージが展示会のなかにさりげなく含まれているようです。頭のなかで浮かんでは消えるつかみどころのないような思考が、洪水のように押し寄せる情報の波間にスッと消えていく瞬間、強い違和感を覚えることがあります。そういえばジェラルディン先生もそのような違和感を体験した人たちをミトに集めたのだと言っていたように思います。
たとえばH・シュタイエルのように友人の消失をきっかけに気の狂ったようなブラックユーモアの効いた作品を作り上げる著名な人もいます。彼女のようなこれからのあの事について、細心の考慮とリサーチを行う蛮勇な「提供者」もいれば、S・デニーのように子どものころに遊んだ懐かしいボードゲームをあの微妙な話題を取り扱う
玩具に変えた風変りな「提供者」もいます。ひょっとしたら――私の理解は浅く、不完全であるかもしれませんが、私たちの知覚から巧妙に身を隠したあれの力によって支配される世界がくるかもしれないと「提供者」側は勘付いています。それを独り言ではなく、もっと目立つ狼煙のようなもの――それはライブストリーミングかなにかわかりませんが――によってたくさんの人に知ってほしいと今は感じ始めているのです。
私たちがあの可能性の話題に近づきそうになると、外部の人は急にそわそわし始めるので、昨日の夜も隣の部屋のセシル・Bやレイチェル・Mに「このことは近いうちによく話し合いましょうね」と言ったところです。わたしのパートナー、Sにも、「それまでに心の整理をして、何ができるのか作品にしておかないとね」とあまり重くならないように伝えたのですが、「そう簡単にいくかな。考えることが多すぎるよ」と言ったあと、沈黙してしまいました。でもしばらくして顔をあげずに「君のいうとおりだ」と
つぶやくと私たちに残された時間はそう長くないのだと気がついたのか、作品を見てくれる「ポジブル」を探すために、コバヤシやタニグチといった日本人もコテージに集めて会議をするという私の密かな計画に強く賛成してくれました。
とにかくマクルーハンの話が流れの始まりでした。その流れは時代とともに大きなうねりとなり、私たちの人生を左右するまでになってきたというのが「保護官」の陰の
テーマなのです。
突然お辞めになった「主任保護官」のルーシー先生も目を濡らしてあの時におっしゃっていたのですが、未知の領域に人類は踏み込むことになっていて、それはヘールシャムでもミトでも同じことなのです。展覧会が始まってからはより一層強くそのことを頭のなかで繰り返し思い出しています。あの準備が終わり、今は「介護人」として回復センターに働く私からこれ以上お話するとはありませんが、人間の創造力を最も強力に作用させる何かがミトにあることだけは伝えておきますね。
十八番教室でブランディと一緒にきいたBUMP OF CHICKENの「Hello, world!」のテープを失くしてしまったことが残念でならないAより。(By sabo+Kazuo Ishiguro)

「ハロー・ワールド ポスト・ヒューマン時代に向けて」
開催中~ 2018年5月6日[日]
https://www.arttowermito.or.jp/gallery/gallery02.html?id=471

※展覧会チケットプレゼント
メルマガの感想、最近お気に入りのアーティストなど一言メッセージと共に
下記メアドにご希望の展覧会名、お名前、送付先の住所を記入してお送りください。
当方送料負担にてお送りいたします。

voidchicken(あっとまーく)voidvoid.sakura.ne.jpまで


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4. おすすめ展覧会情報
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「ビルディング・ロマンス|現代譚を紡ぐ」
豊田市美術館
2018年1月20日ー4月8日
飴屋法水、スーザン・ヒラー、危口統之と悪魔のしるし、志賀理江子、アピチャッポン・ウィーラセタクン
http://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/2018/special/buldingRomance.html

眠り、暗闇、美術館。それは物語が生まれるところ。
企画展の作品数は少ないけど、コレクション展も企画展と連動していて、
全館で1つのテーマをビルディングしていく感覚。これがよかった。
アピチャッポンのジャングルの映像を映す自立した壁の
その後ろ側に観客が吸い込まれていくように消えていくので、
みんなどこへ行っちゃったんだろう。って一瞬思った。
暗闇を照らす、投光器じゃなくてペンライトみたいな展覧会。
遠くには届かないけど、パーソナルに照らすよ。
キュレーター能勢陽子さん渾身の企画。いい仕事!(さかぐ)


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[5] 編集後記
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・花粉の季節ふーん。花粉のない春に行きたいな。(さかぐ)

・「わたしを離さないで」を読みながら、「ハロー・ワールド」の取材を
していたら、頭のなかでふたつが重なってしまいました。「仕立て」なので、
本からの引用が含まれております。(さぼ)


小森のおばちゃまが憑依したイタコ状態のサボグオネエでっす!
【偏見に満ち満ちた映画の感想】小森のおばちゃまよ!ちょーっと古いけど、やっぱりこの映画のお話してもいいかしらぁ?
「ブレードランナー2049」よ、ねぇ、ほら、スターウォーズのハリソン・フォード、紙おむつしてるみたいな立ち方だったけど、
大丈夫かしらねぇ?あら、ファンにはショックかもしれないけれどね、彼も75歳なのよぉ。やっぱりちょっと横漏れが心配じゃない?あら、
ごめんなさいね。余計な心配ね。
でも、そんな彼も素敵よねぇ。
さて、「ブレードランナー2049」って、なんか男のノスタルジー炸裂じゃない?ちょっと女々しいわよねぇー。映像はとーっっても美しいけど、
ストーリーはねぇ?はっきり言って、駄作。でしょ?ねぇ?好きでもない女にVRの技術でもって好きなタイプの女を重ねて事に及ぶって、とっても恐ろしいシーンがあってびっくりしちゃったわねぇ。女からみれば、嫌なシーンよねぇ。ゴズリングくんもニヤけ顏を我慢するのが大変そうだったでしょー?ね?こんなサービスが風俗なんかで流行りそうだわねぇー。え、もう流行ってるの?おばちゃま知らなかったわぁ。でもね、気をつけてね。デートでこの映画を見たら女の子にフラれるわよ。
おばちゃまはずっとジェームス・ディーンがベターハーフだから、ハリソン・フォードなんて目じゃないのよぉ。あ、はい。じゃ、またね。
https://youtu.be/VuV2c-6js8w


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