アートマガジンVOID chicken

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メルマガ名
アートマガジンVOID chicken
発行周期
月刊・不定期刊
最終発行日
2017年07月22日
 
発行部数
243部
メルマガID
0000164509
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
アート・文芸 > 美術・デザイン > 美術館・ギャラリー

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┃VOID Chicken Nuggets 2017年7月22日号
┃‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┃快調アート小咄ブログ ⇒http://voidchicke.exblog.jp/

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2017/7/22━

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C o n t e n t s :

[1] 映画『裁き』評 by 木村 重樹
[2] バンコクプチだよりと黄金町バザール
[3] 編集後記

◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★不屈の民衆詩人をめぐる、お坊ちゃん弁護士/ヘイト検事/そして、スピ系裁判官

*映画『裁き』評/木村 重樹

 世界各地で頻発するテロ行為などに対処する……というお題目のもと、共謀罪やテロ等準備罪の関連法案=「組織犯罪処罰法」の改正案が、さる5月23日の衆院本会議で可決された。
 共謀罪にかんしては、以前から各種報道メディアでも取り扱われていたので、さほど目新しい話題でもないが、この地球上にはすでにそうした思想や振る舞いを警察がきびしく取り締まる国が存在している。近年の成長発展もめざましい新興国インドもまた、そのひとつだった。

 インド映画というと、数時間におよぶ歌とダンス、悲劇とカタルシスをモットーとしたコッテコテのボリウッド・シネマを連想するひとも多かろうが、最近はふつうの劇映画も制作され鑑賞されるようになったという。
 ヴェネツィア国際映画祭でのW受賞、そしてアカデミー賞外国語映画部門インド代表の栄誉に輝いたマラーティー語映画の本作もまた、そのひとつ。一昨年の「アジアフォーカス・福岡国際映画祭」で上映され局所的に評判となった本作だが、ようやく一般公開にこぎつけた。

 ある日、ムンバイのマンホールの中から下水清掃人が死体で発見され、ほどなく年老いた〝民衆詩人〟カンブレが逮捕される。逮捕容疑は「カンブレの扇動的な歌を聞いたおかげで、清掃人は自殺したのだ」という自殺幇助罪(オジー・オズボーンの名曲
"Suicide Solution" のエピソードを連想させる)。
 〝民衆詩人〟とは概して低階層や被差別カースト出身者が多く、もともとは大道芸や大衆演劇で歌われる歌を書き、ときには自らも歌う……シンガー・ソングライターのような存在だった。
 ところが20世紀前半、インド独立戦争を筆頭とする社会運動や労働運動が盛んになると、そうした集会で歌われるアジテーション・ソングを彼らが作り、歌うようになる。映画冒頭でカンブレが逮捕された集会もまた、被差別カースト解放運動の集会だった。

 かたや死んだ下水清掃人もまた、地位の低い被差別カースト出身であり、事件捜査の過程で、彼の過酷な作業環境が明らかになってゆく。防護服やマスクなど何もつけず、有毒ガスの有無はゴキブリで調べ(坑道のカナリアだ)、それでも毒ガスで片目は失明状態だった……。
 そんな彼の突然死をめぐり、法廷で顔を合わせる〝弁護士〟と〝検事〟と〝裁判官〟。じつはこの映画、いわれなき冤罪をめぐる法廷ドラマの様相をみせつつも、その一方でカメラが執拗に追いかけるのは、〝弁護士〟と〝検事〟と〝裁判官〟その3人の私生活。そして、その三者三様の暮しぶりと生活信条から、現代インド社会がかかえる複雑さが浮き彫りになってゆく。

 無辜の詩人を懸命に弁護する〝弁護士〟は、劇中で一番の人権派にして一番の富裕層。明治屋みたいな高級スーパーで輸入食材や高級酒をじゃんじゃん買い込み、夜はクラブで英米の音楽を楽しみ、高級車を走らせる彼だが、実家に戻ると母親から「あんた、彼女はできたの?」などと言われて逆ギレする微笑ましい一面も。そして彼は、地元(マハーラーシュトラ州)民ではない。

 対する〝女性検事〟は代々の地元民にして、ぐっと質素な暮しぶり。「よそ者は他の州に出ていけ!」という趣旨の……つまり一種の「ヘイト・スピーチ」的な大衆劇を家族揃って劇場に観にゆき、ゲラゲラ喜んでいたりする、典型的なヒンドゥー民族主義者だ。

 〝弁護士〟と〝女性検事〟のあいだに入り、公正かつ理性的な判断をくだそうとする〝裁判官〟もまた、その知性的なたたずまいの一方、休暇先のリゾート地で友人の息子に障害があると聞くや「それはいかん、占い師に頼んで名前を変えてもらえ」と真顔でアドバイスしたり、パワーストーンを勧めたりと……前近代的な迷信深さがチラホラ。

 一連の法務関係者の プライベート・ライフを〝覗き見〟してゆくうちに、肝心の〝民衆詩人〟の存在感が稀薄になっていく難点はあるものの……これはまごうとくなく、現代西インド社会の込みいった階層や階級のあり方を活写した傑作。
 弱冠28歳(!)という若さでこれを監督したチャイタニヤ・タームハネーは、米業界誌『ハリウッド・レポーター』で「世界で最も将来が期待されている30歳以下の映画監督の一人」などに選出されている。
 ちなみに、劇中で〝弁護士〟役をつとめた俳優のヴィヴェーク・ゴーンバルは帰国子女にして、演劇活動をへて知り合ったチャイタニヤの企画に惚れこみ、本作の制作費80万ドルをまるまる自費で支払った、というからすごい。持つべきは〝パトロンの友人〟か……。

『裁き』
公式サイト: http://sabaki-movie.com/

監督・脚本:チャイタニヤ・タームハネー
プロデューサー、兼〝弁護士〟役:ヴィヴェーク・ゴーンバル
2014年/インド/116分/原題:COURT

※渋谷・ユーロスペース他、全国各地で7月公開



◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[2] バンコクアートプチだよりと黄金町バザール - Double Façade 他者と出会うための複数の方法

ひと月前になっちゃいましたが、SNOW CONTEMPORARYの展覧会の手伝いで6月バンコクに行ってきました。
シンガポール、バンコク、ホーチミンを巡回する"Future Bodies ofAsia”という展覧会で、off-Nibroll、伊東篤宏、山川冬樹のグループショーとパフォーマンスのセットを3都市で開催。
バンコクでは伊東篤宏とサン・ピッタヤー・ペーフアンのコラボに始まり、ラヂオ Ensembles アイーダ、Young-G
(おみゆきチャンネル /stillichimiya)が参加。さらには伊東さんの友人で「バンコクナイツ」の映像制作集団空族による焼き鳥屋台まで出動、わいわいてんこ盛りなオープニングでした。
最近あんまりバンコクのアートシーンを追ってなかったので、新しいエリアで新しい人たちに会えて楽しかったです。
オープニングは伊東篤宏の蛍光灯ライブとヴォーグダンサー、Sun Phitthaya Phaefuang(サン・ピッタヤー・ペーファン、通称サン)のコラボレーション。
サン君いいです。ダンスパワフルです。かしこいです。かわいいです。
この夏は黄金町にレジデンスして、黄金町の住民とヴォーグダンスを踊るんだそうです。
そのほかにも攻めてるプログラムが目白押し、今年の黄金町バザールは要注目です!(さかぐ)

黄金町バザール2017 - Double Façade 他者と出会うための複数の方法
会期:
[vol.1]2017年8月4日(金)〜 9月13日(水)
[vol.2]2017年9月15日(金)〜 11月5日(日)
会場:京急線「日ノ出町駅」から「黄金町駅」間の高架下スタジオ、周辺のスタジオ、既存の店舗、屋外空地、他
開催時間:11:00 ~ 18:30 ※10月27日〜29日、11月2日〜4日は20:30まで開場
休場日:第2・4木曜日
主催:認定NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター、初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会
共催:横浜市
ディレクター:山野真悟
ゲスト・キュレーター:窪田研二
参加アーティスト:
Atsuko Nakamura +
陳亭君、毒山凡太郎、キャンディー・バード、チェン・ティンロン、Chim↑Pom、チョウ・チーファ、チョン・ボギョン、キュンチョメ、地主麻衣子、宇佐美雅浩、ジェイビー・デル・ロザリオ、菅実花、人見紗操、イ・セヒョン、有川滋男、スザンヌ・ムーニー、マツダホーム、プ・ユン、高山明/Port
B、サン・ピッタヤー・ペーフアン、松蔭浩之、西井夕紀子、テレルヴォ・カルレイネン + オリヴァー・コフタ=カルレイネン

ウェブサイト:http://www.koganecho.net/koganecho-bazaar-2017/

★★バンコクアートだより のろのろ更新中!
  http://voidchicke.exblog.jp

◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[3]編集後記

札幌国際芸術祭の準備で札幌にいます。おいしいです。(さかぐ)

次号では海外の芸術祭を旅したHさんの寄稿を掲載予定です。(さぼ)

= t h a n k y o u f o r s u b s c r i b i n g =

VOIDCHICKEN is, Tokyo-based, an independent bilingual art paper.
Blog: VOID Chicken DAYS http://voidchicke.exblog.jp/
Facebook: https://www.facebook.com/voidchicken
FBはこんなかんじ。
【2017 Leonardo DiCaprio Foundation Gala Auction】レオ様の環境保護団体のライブオークションが開催。今年からネット上で世界中のコレクターが参加落札できます。Curated artworksのラインナップにはチームラボなど日本人も数名。そのうちのひとりである井田幸昌の油彩によるレオ様の肖像画もある。作家サイトを読むと「寄贈した」って書いてあるけど …。現代美術はいろいろあって楽しそうです。どのくらいの金額が集まるのか想像できないけど、100億くらい? (sabo)
オークションのサイト
http://www.2017ldfauction.org/en/exhibition/artworks
井田幸昌 作家サイト
https://yukimasaida.net/category/news/

まぐまぐ: http://www.mag2.com/m/0000164509.html
tumblr (mail magazine archive)
Mail magazine "Voidchicken nuggets"
http://mlvoidchicken.tumblr.com/



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