仕事に生かすグローバルビジネス最新動向と経営理論

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『新しい酒を古い革袋に入れるな』 新しい酒とは、新しい経済のことです。 古い革袋とは、古い理論のことです。 新しい経済=ナウエコノミーは、古い経営理論が 通用しない経済です。 本メルマガは、最新のグローバル企業の動向を紹介し、 新しい経営理論で分析し、読者の皆様に 「新しい時代の、新しい気づき」を提供するものです。 明日のビジネスのヒントに、新しい視点での発想がほしい 方におすすめします。

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2017年11月10日
 
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ビジネス・キャリア > 経営 > 経営学・経営理論

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タイトル:ノーベル経済学賞の衝撃 経済学は素人の時代になったのか

ジャンル:経済
キーワード:行動経済学、心理学、貯蓄率、FRB

■素人以下という批判

以前、雑誌フォーブスだったか、こんな記事がありました。
「アメリカにおいて、経済学者やエコノミストの経済予測は
素人の予測よりもあてにならない」。

これは従来から言われている、素朴な一般人の経済学に対する
疑問を裏付けたものと言えます。

今回、行動経済学の泰斗であるシカゴ大学の教授リチャード・セイラー
(Richard Thaler)氏がノーベル経済学賞を受賞しましたが、
このことは、経済学に対してもっと多様な見方が出てくる
一つのきっかけになるのでは、と筆者はみています。

■賛否両論飛び交う行動経済学

行動経済学とはつまるところ、従来の経済学に心理学をミックスさせた
ジャンルです。

人間は従来の経済学が規定するような、経済合理性では動かないと
説くのがこの学問です。

例えば、行動経済学で現在志向バイアスという理論があります。

「人は未来の利益より目先の利益を優先させる傾向がある」、
という理屈です。

このほかにも、人は時間が経つと価値観が変わり、今までの行動と
整合性が取れない行動を起こす、などというのもあります。

まさに経済学と心理学を融合させたジャンルと言えます。

しかし、これに対し、従来の経済学からごうごうたる非難が
巻き起こっていることも事実です。

■心理学は真理学ではない

しかし、そもそも心理学は人間の心理の普遍性を求める学問ではありますが、
あくまで実験や統計を基にしたものであり、限界があると言えます。

また地域や人種別のデータをとっているわけでもないので、
かなり不完全な、というのが言い過ぎならば、
まだまだ発展途上の学問と言えるでしょう。

つまりあなたの人間観察の方が、正鵠を得ている可能性もあるのです。

■The Wall Street Journalの疑問

The Wall Street Journal(号数を忘れました)にまさにこの行動経済学に
大きな示唆のある記事を見つけたので紹介しましょう。

タイトルはAmericans don’t save enough, but fixing that may hurt
(アメリカ人は貯蓄をしない、しかし、それを治そうとするのは
やめといたほうがいい)

■景気がいいのになぜ、貯蓄率が上がらないのか

従来の経済合理性では、貯蓄率が上がる時は、賃金(可処分所得が)が
上昇している時であり、失業率が低い時です。

OECDのデータによると、1995年から2011年の間では
米国のこの間の平均貯蓄率は4.2%です。

現在アメリカの株価は過去最高レベル、失業率も過去最低レベルです。

しかし、貯蓄率は3.1%と低調です。

これは2007年12月以来の低い数字なのです。

2007年の12月といえば、アメリカ経済が住宅ブームで拡張を続けていた最後の月とされ、
個人の貯蓄率は3%でした。

2005年と2006年にかけての住宅ブームで景気がよかったから、
人々は貯蓄に回す金があったはず、とみるのか、それとも、
住宅を売って利ザヤを稼ぐのに忙しかったから、
貯蓄などに気が回らなかったのか。

■株価高騰でも貯蓄率は上がらない

株価ブームもありました。

1996年12月、グリーンスパン議長が「根拠なき熱狂」という表現を
したことを覚えておられる方もいるかと思います。

でもこの時も貯蓄率は5.7%に過ぎませんでした。

ITバブルに沸いた1999年から2000年も市場と株価は熱狂しました。

この時も貯蓄率は4.3%と低調でした。

■FRB主犯説

景気がよくて、失業率も低いのに、貯蓄率が上がらないことは、
従来の経済合理性では説明がつきません。

このことを米連邦準備理事会(FRB)のせいにする見方もあります。

最近のFRBは可処分所得が上がるとすぐ、金融引き締めに入るので、
個人としても財布のひもを引き締めに入り、好況感が消え消費にも貯蓄にも
カネが回らないとする見解です。

過去のパターンですと、1990年後半のブームはアメリカ人に
自分たちは裕福だと確信させたとされますが、
なぜそれが貯蓄に結び付かなかったのか。

行動経済学で説明がつくのでしょうか。

■なぜフランスの貯蓄率は高いのか

先のOECDの95年から2011年のデータではフランスが貯蓄率16.2%で断トツです。

でも、この間景気も良くなければ失業率も高いままでした。

将来が不安だからということが理由とされていますが、はたしてどうでしょうか。

逆に最低は日本で2.3%。アメリカよりもさらに低い現実がここにあります。

少子高齢化で貯金を取り崩して生活するしかないという、
日本の現状を反映しているとの分析もありますが、
以上の現実を見ると、人間の行動原理とはなんだろう、
はたしてそんなものがあるのだろうかと疑問を持たずにはいられません。

人間の心理が行動に反映する、これは事実でしょう。

行動経済学も理屈はわかる。

でもますます混迷する世界において経済学も、行動経済学も
真の経済を解き明かす切り札である、とは
誰も言えないのではないでしょうか。

                      以上
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