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飛鳥地域の歴史・文化・景観が好きな皆さん♪「両槻会」は、そんな皆さんと一緒により飛鳥を楽しもうと活動しています。飛鳥遊訪マガジンでは、歴史だけではない飛鳥の魅力もお届け出来ればと思います。皆さん!ご一緒に、もっと飛鳥を楽しみませんか♪

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メルマガ名
飛鳥遊訪マガジン
発行周期
隔週・金曜日
最終発行日
2018年06月08日
 
発行部数
228部
メルマガID
0000259444
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
行政・政治・地域情報 > 地域の情報 > 関西

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  飛鳥遊訪マガジン Vol.296

                       2018.6.8 
┗┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┿┛
┏○INDEX‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥┓

   1.両槻会からのお知らせ
   ―――――――――――――――――――――――――――
   2.寄稿               あい坊先生
   ―――――――――――――――――――――――――――
   3.咲読               風人
   ―――――――――――――――――――――――――――
   4.第65回定例会レポート
      帝塚山大学 日本文化学科3回生 川村 崚太くん
      帝塚山大学 日本文化学科4回生 瀬口 泰弘くん
      帝塚山大学 日本文化学科4回生 長渕好太郎くん    
   ―――――――――――――――――――――――――――
   5.飛鳥情報
   ―――――――――――――――――――――――――――
   6.編集後記
   ―――――――――――――――――――――――――――
┗‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥o○┛
 近畿地方は、6月6日に梅雨入りしました。ジメジメとした梅雨は近年珍
しく、ゲリラ豪雨のような大雨になる梅雨が目立つように思います。被害に
遭わないように、気をつけたいものですね。
 お蔭様で、第65回定例会が無事終了しました。学生スタッフは、予想以
上にと言うと失礼なのですが、とても頑張りました。出来ばえも参加の皆さ
んに満足をしていただけるレベルに達していたと思います。今号から2回に
分けて、彼等の感想レポートを掲載します。お楽しみにご覧ください。
                              (風人)
o〇━━━
●1.お知らせ                        ○o。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第66回定例会のお知らせ

 講 演 会: 「飛鳥寺西の考古学 -飛鳥寺西方遺跡を中心に-」
 講  師: 長谷川透先生 (明日香村教育委員会文化財課主任技師)
 開 催 日: 7月21日(土)
 会  場: 飛鳥資料館講堂
 開  演: 13:10
 事後散策: 飛鳥寺西の現地見学 15:45~16:45(予定)
 解  散: 16:45頃
 解散場所: 奈良交通バス「飛鳥」バス停付近
 募集定員: 40名
 参 加 費: 1,000円(運営協力金)
 参加申込: 定員まで
 申 込 先: 両槻会事務局宛、メールにてお申し込みください。
       asukakaze2@gmail.com

【講演概要】長谷川透先生
飛鳥寺西の考古学-飛鳥寺西方遺跡を中心に-
 日本書紀が記す「飛鳥寺西」は饗宴・服属儀礼が行われた場所であった。
この「飛鳥寺西」に推定される遺跡として石神遺跡、水落遺跡、飛鳥寺西
方遺跡がある。そのうち石神遺跡と水落遺跡では継続的な発掘調査が行わ
れ、遺跡の性格や年代が明らかとなっている。しかし、飛鳥寺西方遺跡に
ついては飛鳥寺西の“槻樹の広場”と考えられているものの、これまで面的
な発掘調査は行われず、遺跡の様相は不明のままであった。こうして、明
日香村教育委員会は、平成20年度から槻樹の広場の実態解明を目的に遺
跡の範囲確認調査を実施することとなった。10か年計画で進められた範
囲調査では多くの成果を得、遺跡の様相が明らかとなった。今回は飛鳥寺
西方遺跡の調査報告を中心に、飛鳥寺西の槻樹の広場の実像に迫りたい。

o〇━━━ 
●2.寄稿                    あい坊先生 ○o。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
斉 明 朝 の 王 宮 と 王 都 造 営 その7
- 古 代 飛 鳥 石 造 物 群 -

 飛鳥地域には石英閃緑岩(通称、飛鳥石)に彫られた謎の石造物群が多く
みられます。これらは材質や制作技法が共通することから、同じ工人グルー
プによって制作されたと考えられますが、その制作年代や用途などは諸説が
あり、不明でした。しかし、近年の発掘調査によって石造物出土地点の性格
が明らかになってきており、新たな石造物が発見されるなど、その研究は新
しい段階にきています。

古代飛鳥石造物群の研究
 飛鳥地域にある石造物は、いつ製作されたのかは明らかではありません。
史料によると平安時代末(12世紀初頭)の文書の中には、小字「亀石垣内」
の記録があり、猿石が欽明天皇陵の堤にあったことなども記録に記されてい
ます。これらのことから、亀石や猿石は平安時代末にはすでに存在が確認で
きますが、その用途は定説をみません。酒船石の用途については、酒の醸造
説・灯油製造説・朱造説・天文観測説・庭園説・祭祀説・道教説などが提起
されています。
 しかし、石造物群の分布をみてみると、斉明天皇に関わる遺跡の分布と重
なることから、斉明朝の遺物であると考えられてきました。特に石造物の多
くは、朝鮮半島にも類例があるように、苑池に関わるものと考えられ、庭園
のオブジェとして飾られていたと考えるのが有力です。しかし、その実証に
は、近年の発掘調査の成果を待たなければならなかったのです。

石造物の用途と遺跡の性格
 猿石は現在吉備姫王墓に4体があり、江戸時代の元禄15年に欽明天皇陵
の南側の水田「池田」から出土したとされています。それぞれに「女」「山
王権現」「僧」「男」などのニックネームがつけられており、亀田博氏は、
「女」を表:異様な風貌の女、裏:鳥様の想像上の動物、「山王権現」を表
:太った滑稽な男、裏:獅子、「僧」を力士、「男」を表:胡人、裏:滑稽
な仕草の男と理解し、飛鳥時代に伝来していた伎楽の登場人物と共通するこ
とを指摘しています。この猿石の出土した欽明天皇陵の南側には、石敷広場
や護岸が見つかっている平田キタガワ遺跡があり、飛鳥の表玄関にあたる場
所です。猿石はこの石敷の広がる迎賓施設に、伎楽をモチーフとしたオブジ
ェを並べたと推定されます。
 一方、洪水伝説をもつ亀石は、川原寺の境界を示す標柱や道路の境界祭祀、
新羅の祭祀に使われたとされる説もあり、確実なことは解りません。亀石の
ある場所のすぐ北側に幅12mの飛鳥時代の東西道路が通過しており、甘樫
丘の東麓を通過する南北道路との交差点付近にあたることから、チマタ(交
差点)との関係で亀石を理解する考えもあります。ところで、河内野中寺の
塔心礎には亀の顔が陰刻されており、大石に心柱の柱穴と添柱を3カ所窪め
る構造です。河上邦彦氏によると唐招提寺に伝えられる亀が塔を背中に乗せ
た形をしている金亀舎利塔であることから、亀が塔を背に乗せる形態がすで
に飛鳥時代にあったことに注目しています。野中寺の塔心礎と同形の心礎が
亀石に近い橘寺にあり、このことから亀石も本来は橘寺の塔心礎に関わるも
のの可能性を指摘しています。
 須弥山石は現存するのは3つの石材で、襞状の文様が浮き彫りにされてお
り、上段は仏教世界の中心となる須弥山を表現し、中段はこれを取り巻く山
脈、下段は水波文を表現しています。中段と下段の文様が一致しないことか
ら、この間にもう一石推定され、石材はいずれも中空となっており、下段の
石材にはさらに径3cmほどの細い孔があけられています。これらは給排水
用の孔で、水量を調整するスリットもみられ、さらに4方向に水を噴き出す
径1cmの孔があけられています。一方、石人像は男女が抱き合う様子を彫
刻したので、底から径4cmほどの孔が中程まであけられ、さらに2cmの
孔が男性・女性の口元まであけられています。いずれの石造物も下から加圧
水を注入することによって水が噴き出す構造です。おそらく高所に据えられ
た水源から地中のパイプなどを通じて水を送り、高低差によって圧力をかけ
ているのでしょう。これらが出土した石神遺跡は数時期の変遷がみられます。
最も充実しているのは斉明朝の施設群で、石造物もこの時期に属すると考え
られています。ここは迎賓館的性格が指摘され、『日本書紀』斉明6年条に
も「石上池の邊に、須彌山を作る。高さ廟塔の如し。以て粛慎四十七人に饗
たまふ。」とあり、石造物は蝦夷や外国使節をもてなし、服属儀礼を行う空
間の噴水施設と推定されます。
 出水酒船石は飛鳥京跡苑池から出土しています。3つの石造物を連結させ
て、順番に水を流し、池中に水を放水する噴水石造物です。また、隣接して
ある石槽は単独で利用されていた水槽でした。苑池は『日本書紀』天武14
年条にある「白錦後苑」と比定され、築造時期は斉明朝まで遡ると考えられ
ています。よって出水酒船石は、饗宴用の苑池に据えられた庭園施設の一部
と考えられます。
 酒船石と亀形石槽は酒船石遺跡の丘陵上と北側の谷底にある導水施設です。
いずれも天皇にとって重要な祭祀・儀礼に使われた石造物と推定されます。

石造物からみた斉明朝の世界
 このように「謎の石造物」とされてきた飛鳥の石造物群ですが、近年の発
掘調査によって、その一部の石造物については用途が推定できるようになっ
てきました。これらの石造物は遺跡の時期からみて斉明朝の一時期に制作さ
れ、その後、7世紀後半まで利用されていたことがわかります。
 このうち水を利用した石造物群は、出土する遺跡の性格や石造物の構造が
一律ではなく、服属儀礼の迎賓空間であったり、宴遊用の苑池であったり、
祭祀・儀式の空間であったりします。つまり斉明天皇は類似の施設を王都の
各所に設置したのではなく、各所に異なる空間を配置したのです。飛鳥の石
造物は斉明天皇の都づくりを端的に表す遺物といえるでしょう。

o〇━━━
●3.咲読                    風人    ○o。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
 第66回に向けて、咲読の新しいシリーズを始めます。定例会まで4回の
掲載を予定しています。担当は、風人です。お付き合いのほど、よろしくお
願い致します。

 第66回定例会は、「飛鳥寺西の考古学 -飛鳥寺西方遺跡を中心に-」
と題して、明日香村教育委員会文化財課主任技師 長谷川透先生をお招きし
て実施します。

 飛鳥寺西方遺跡は、いわゆる「槻の樹の広場」ではないかと考えられてい
ます。明日香村教委が実施した昨年度の発掘調査で、10年連続で行われて
きた発掘調査が終了しました。そこで、この調査の10回中9回を担当され
てきました長谷川先生をお招きし、これまでの成果の纏めをお聞かせいただ
こうと企画しました。

 恒例の事前散策は、開催日が7月21日と猛暑のシーズンになることから、
講演終了後に現地を訪ね、最高気温の時間帯を避けて実施することにしまし
た。近年の夏は、危険なほどの高温になることが有ります。ご参加の皆さん
には改めて注意喚起を致しますが、参加条件を熱中症対策がご自身で出来る
方とさせていただきます。よろしくお願い致します。

 さて、飛鳥寺西方遺跡は、飛鳥寺西にあった槻の樹の広場だと考えられて
います。『日本書紀』には、度々この地が記されており、重要な場所であっ
たことを知ることが出来ます。この地は、槻の樹がシンボルとなっていたこ
とが分かるのですが、未だ、発掘調査では槻樹の痕跡は発見されていません。
残念ではありますが、その場所を推測する楽しみを残してくれていると考え
ることにしましょう。
 私は、10数年前から五輪塔(俗に言う入鹿首塚)の下にあると考えてき
ました。五輪塔は、聖樹である槻の樹のモニュメントであると思ってきまし
た。発掘調査の度に、見つかってくれと思う反面、見つかるな! とも思っ
ていました。だって、五輪塔の下にあるのですから。(笑)

 ここで、「槻の木」ではなく「槻の樹」と書いていることに触れたいと思
います。検索してみると、「樹」は立木にのみ使われます。「木」も立木を
含みますが、加工品や枯れた立木にも使われます。こうした違いがあるので、
立木の場合はどちらでも良いと言うことになります。しかし、この飛鳥寺西
にそびえていた「槻のき」は、『日本書紀』の記述に従い、ここでは「樹」
の字を使うことにしたいと思います。

『日本書紀』皇極3年(644)正月乙亥朔条
 臣鎌子連、(中略)便附心於中大兄、ソ(足偏に流の旁)然未獲展其幽抱。
偶預中大兄於法興寺槻樹之下打毬之侶、而候皮鞋隨毬脱落、取置掌中、前跪
恭奉。中大兄、對跪敬執。自茲、相善、倶述所懷。既無所匿。(後略)

 この文章には「中大兄於法興寺槻樹之下打毬」とあり、これが、もっとも
有名な「槻」・「槻の樹の広場」のエピソードではないかと思います。蹴鞠
をしていた中大兄皇子の靴が脱げて、中臣鎌足がその靴を拾って皇子に差し
出したことが語られています。鎌足と中大兄皇子との出会いのエピソードと
して、また、これをもって、乙巳の変の始まりだと記憶されている方も多い
のではないでしょうか。
 法興寺は、飛鳥寺の事です。また、打毬とあるのですが、一般的には蹴鞠
と考えられているようです。グランドホッケーや馬に乗らないポロのような
競技だとする説も有るようですが、それでは靴が飛びそうにはありませんね。
(笑) 
 真相はともかく、飛鳥寺の周辺にあった槻の樹を、乙巳の変や大化の改新
のスタート地点としている点が重要ではないかと思います。その点は、以下
の『日本書紀』の記述にも言えることだと思います。

『日本書紀』皇極天皇四年六月 (孝徳天皇即位前記)
乙卯、天皇・皇祖母尊・皇太子、於大槻樹之下、召集群臣、盟曰。

 槻の大木の下に、天皇(孝徳)・皇祖母尊(皇極)・皇太子(中大兄)が
群臣を招集して忠誠を誓わせています。
 この意味は、槻の樹を聖樹と見なして、その下で儀式を執り行うことを意
識していたと考えるのが妥当ではないでしょうか。
 つまり、飛鳥時代において、この槻の樹は、神聖な特別な存在であったと
考えられ、それを中心に多くの人が集える広がりを持った場所であったと考
えられます。

 次回も、もう少し槻樹の神聖さを見て行きたいと思います。

o〇━━━
●4.第65回定例会レポート                 ○o。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
帝塚山大学清水ゼミ&両槻会共催イベントを終えて
                   帝塚山大学3回生 川村 崚太

 今回、両槻会との共催イベントに参加させていただきました。去年も参加
させていただきまして、これで2回目になりました。
 今年のテーマは「蘇我氏の邸宅」で、私が担当したのは島庄遺跡でした。
当日まで2か月間と少ない準備期間でしたが、今年は去年よりも参加者の方
が多いと聞いていたため、去年よりもしっかりした情報を提供するために、
2か月のあいだ、頑張ってきました。
 島庄遺跡は資料が豊富で、資料探しはそれほど大変ではありませんでした。
しかし、情報量が多いために、そのまとめ方に苦労しました。そのため、本
番前に現地の下見をした際は、発表がまとまっていないことや地図が頭に入
っていなかったことから、全然よい発表をすることができませんでした。
 下見を終え、私の頭には去年の失敗の記憶が浮かんだため、残りの2週間
で必死になって資料をまとめあげました。風人さん、よっぱさん、梅前さん、
清水先生からもらった指摘をもとに資料の訂正を行いました。また、発表時
間である10分で話が収まりきらないと判断したため、去年には行わなかっ
た発表原稿を作成し、何度も何度も家で読み返し練習しました。
 そうした甲斐があって、本番では成功したと自分で思えるほどの発表がで
きました。去年はよい発表ができなかったため、今年の発表がうまくいった
ことにとても感動を覚えています。また、自分でもわかるほどの成長を遂げ
ていることも実感しました。
 まだ長い学生生活ですが、今後も自分の成長のために、両槻会の定例会に
参加させていただき、ご指導してもらえたらと考えております。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
5月26日の両槻会を終えて
                   帝塚山大学4回生 瀬口 泰弘

 今回、両槻会の「蘇我氏の邸宅を廻る」というイベントに、発表者という
立場で参加させて戴きまして本当に有難う御座いました。
 私は今回のように、学問において学外の大勢の方々に向けて発表するとい
うような経験が無かったので緊張しましたし、とても不安を覚えていました。
ですが、聞いてくださる参加者の皆様の期待を裏切る事の無いように発表に
向けて担当の「甘樫丘東麓遺跡」についての学習を深め、清水先生や両槻会
の方々の助言を受けて修正していく内に、ほんの少しずつですが実感を掴ん
でいきました。
 下見の日は雨で中断となってしまい、本番がどうなるか懸念を抱いていま
した。しかし、当日は雨の気配も暑すぎる日差しもなく、私たちを応援して
くれるかの様に恵まれた環境となりました。
 そんな天の手助けもあってか、内心の震えを何とか落ち着かせて発表をや
りきる事が出来ました。私は、今回のイベントを乗り越えた事で少し自信が
持てたように感じます。改めて、この度は参加させていただき有難う御座い
ました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
第65回定例会に参加して
                   帝塚山大学4回生 長渕好太郎

 今回、自分は豊浦寺跡の説明を担当させて頂きました。初めて大勢の方々
の前で説明するということで、資料作成から本番の説明まで緊張の連続でし
た。

 下見の時は、作成した資料を基に説明したのですが、緊張のあまり資料を
読むということに集中しすぎてしまい、聞いている人に対しての配慮や、現
地を活用しながらの説明がうまくできていませんでした。本番の時も緊張し
ていましたが、下見の時より比較的落ち着いて説明できたと思います。でも、
説明が終わった後に、もっと現地を使ってわかりやすく説明できたかもと、
反省すべき点がいくつも頭の中に思い浮かんでいました。
 
 今回の定例会に参加させて頂いて、資料作成や説明の仕方等、多くの面で
勉強になり、自分が一歩成長できたように思います。このような機会を与え
てくださったこと、本当にありがとうございました。

o〇━━━
●5.飛鳥情報                        ○o。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
 ―――――――――――――――――――――――
 ●奈良県立美術館・天理市連携展示
 ―――――――――――――――――――――――
 「古代史の鍵を握る刀剣 -国宝・中平銘鉄刀と七支刀-」
   会 期: 6月24日(日)まで開催中
   時 間: 9:00~17:00(入館は16:30まで)
   場 所: 奈良県立美術館 ギャラリー
   料 金: 無料(同時開催の特別展は有料)

 ≪講演会≫
   開催日: 6月9日(土)
   内 容: 「石上神宮と神剣」
          森 好央氏(石上神宮禰宜)

   時 間: 14:00~15:00(受付13:30~)
   場 所: 奈良県立美術館 レクチャールーム
   詳 細: www.sankokan.jp/wp/wp-content/uploads/2018-nara-kanrentirashi.pdf

 ―――――――――――――――――――――――
 ●帝塚山大学市民大学講座
 ―――――――――――――――――――――――
   開催日: 6月9日(土)
   内 容: 「鬼を語る3 ~考古学編~」
          岩戸 晶子氏(奈良文化財研究所主任研究員)

   開催日: 6月23日(土)
   内 容: 「古代大和の渡来文化を語る」
          木下 亘氏(元橿原考古学研究所附属博物館副館長)

   時 間: 14:00~15:30
   場 所: 帝塚山大学2号館2101教室
   詳 細: http://www.tezukayama-u.ac.jp/museum/lecture/

 ―――――――――――――――――――――――
 ●近つ飛鳥博物館 入門講座
 ―――――――――――――――――――――――
   開催日: 6月9日(土)
   内 容: 「古墳時代の漁業」
          市村 慎太郎氏(近つ飛鳥博物館総括学芸員)
   時 間: 14:00~15:00
   場 所: 近つ飛鳥博物館 地階ホール
   詳 細: http://www.chikatsu-asuka.jp/?s=event/ichiran

 ―――――――――――――――――――――――
 ●大安寺歴史講座Vor.9
 ―――――――――――――――――――――――
   開催日: 6月9日(土)
   内 容: 「国家筆頭の大寺を探る1」
          木下 正史氏(東京学芸大学名誉教授)
   時 間: 13:00~15:00
   場 所: 奈良県立図書情報館 1階交流ホール
   詳 細: http://www.library.pref.nara.jp/event/2661

 ―――――――――――――――――――――――
 ●葛城学へのいざない
 ―――――――――――――――――――――――
   開催日: 6月9日(土)
   内 容: 「竹内街道をめぐる1400年の往来」
          鍋島 隆宏氏(太子町教育委員会)
   時 間: 14:00~
   場 所: 葛城市歴史博物館2階 あかねホール
   詳 細: http://www.city.katsuragi.nara.jp/index.cfm/13,0,31,136,html

 ―――――――――――――――――――――――
 ●近つ飛鳥博物館 春季企画展
 ―――――――――――――――――――――――
 「渡来人と群集墳-一須賀古墳群を考える-」
   会 期: 6月17日(日)まで開催中
   時 間: 10:00~17:00(入館は16:30まで)
   場 所: 近つ飛鳥博物館 特別展示室
   料 金: 一般430円、65歳以上・高校・大学生330円
        中学生以下・障がい者手帳をお持ちの方(介助者含む)無料
   詳 細: http://www.chikatsu-asuka.jp/?s=exhibition/special2

 ≪講演会≫
   開催日: 6月10日(日)
   内 容: 「蘇我・物部両氏と南河内の渡来系氏族」
          加藤 謙吉氏(放送大学非常勤講師)
   時 間: 13:30~15:00
   場 所: 近つ飛鳥博物館 地階ホール
   詳 細: http://www.chikatsu-asuka.jp/?s=exhibition/special2/kanren02

 ―――――――――――――――――――――――
 ●うるわしの桜井をつくる会公開講演会(要申込)
 ―――――――――――――――――――――――
   開催日: 6月10日(日)
   内 容: 「桜井市に宮をおいた天皇」
         ~崇神天皇・雄略天皇・欽明天皇・用明天皇~
          千田 稔氏(奈良県立図書情報館長)
   時 間: 14:00~15:00
   場 所: 桜井市図書館(桜井市河西31番地)
   詳 細: http://makimukugaku.jp/info/kouenkai.html

 ―――――――――――――――――――――――
 ●飛鳥史学文学講座(要申込)
 ―――――――――――――――――――――――
   開催日: 6月10日(日)
   内 容: 「陵墓調査の30年-仁徳天皇陵はどこまでわかったか-」
          徳田 誠志氏(宮内庁書陵部陵墓課陵墓調査官)
   時 間: 13:00~
   場 所: 明日香村中央公民館
   詳 細: https://asukamura.com/?p=11407

 ―――――――――――――――――――――――
 ●橿原考古学研究所附属博物館 春季特別展
 ―――――――――――――――――――――――
 「古代の輝き-日本考古学と橿考研80年の軌跡1-」
   会 期: 6月17日(日)まで開催中
   時 間: 9:00~17:00(入館は16:30まで)
   場 所: 橿原考古学研究所附属博物館
   料 金: 一般800円、高校・大学生450円、小・中学生300円
   詳 細: http://www.kashikoken.jp/museum/top.html

 ≪研究講座≫
   開催日: 6月10日(日)
   内 容:「桜井市外山茶臼山古墳・メスリ山古墳が語るもの~橿考研盛年期の発掘調査から~」
         白石 太一郎氏(元 近つ飛鳥博物館長)
       「桜井市纒向遺跡と箸中山古墳(箸墓)」
         石野 博信氏(元橿原考古学研究所副所長)
   時 間: 13:00~16:30
   場 所: 橿原考古学研究所講堂

 ―――――――――――――――――――――――
 ●葛城市歴史博物館 春季企画展
 ―――――――――――――――――――――――
 「葛城山麓の古道」
   会 期: 6月10日(日)まで開催中
   時 間: 9:00~17:00(入館は16:30まで)
   場 所: 葛城市歴史博物館
   料 金: 一般200円、高校・大学生100円、小・中学生50円
   詳 細: http://www.city.katsuragi.nara.jp/index.cfm/13,0,31,html

 ―――――――――――――――――――――――
 ●奈良文化財研究所 公開講座
 ―――――――――――――――――――――――
   開催日: 6月16日(土)
   内 容:「重層する基壇 ―東大寺東塔院跡の発掘調査―」
         山本 祥隆氏(都城発掘調査部史料研究室 研究員)
       「古代カンボジア・アンコール王朝の終焉~西トップ遺跡の調査成果~」
         佐藤 由似氏(企画調整部国際遺跡研究室 専門職)
       「入浴の歴史と建築」
         福嶋 啓人氏(都城発掘調査部遺構研究室 研究員)
   時 間: 13:00~16:00(開場12:00)
   場 所: 平城宮跡資料館 講堂
   詳 細: https://www.nabunken.go.jp/fukyu/event2018.html#lecture01
    
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 ●発掘調査現地説明会(平城第595次調査)
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   開催日: 6月17日(日)
   時 間: 11:00~15:00
   説 明: 11:00、13:30の2回
   場 所: 平城宮東院地区 平城第595次調査現場
   詳 細: https://www.nabunken.go.jp/fukyu/event2018.html#account01

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 ●歴史リレー講座「大和の古都はじめ」
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   開催日: 6月17日(日)
   内 容: 「柳澤香山候の暮らし-宴遊日記-」
          岡本 彰夫氏(奈良県立大学客員教授)
   時 間: 13:30~15:00
   場 所: 王寺町地域交流センター リーベルホール
   詳 細: http://home.oji-kanko.kokosil.net/ja/rekisikouza

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 ●上野誠の吉野万葉塾(要申込)
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   開催日: 6月17日(日)
   内 容: 講演
        「天武・持統朝の美術」
          内藤 栄氏(奈良国立博物館学芸部長)
        「古典と歴史-今を生きる-」
          上野 誠氏(奈良大学教授)
        対談
        「吉野から歴史は変わった-壬申の乱と美術史-」
          内藤 栄氏・上野 誠氏
   時 間: 14:00~16:30
   場 所: 吉野町中央公民館
   費 用: 500円
   詳 細: http://www.town.yoshino.nara.jp/about/post-2.html

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 ●万葉ゆかりの地「磐余の宮跡を訪ねる」(要申込)
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   開催日: 6月17日(日)
   内 容: 桜井駅南口 → 若櫻神社 → 土舞台 → 安倍文殊院 → 上之宮遺跡
        → 等彌神社 → 魚市場跡 → 保田與重郎生家 → 桜井駅南口
   時 間: 9:30~12:00頃(解散予定)
   集 合: 桜井駅南口
   詳 細: http://www.city.sakurai.lg.jp/kanko/topics/1501150180638.html

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 ●万葉集をよむ
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   開催日: 6月20日(水)
   内 容: 「山上憶良の日本挽歌(794~799番歌)」
          大谷 歩氏(万葉文化館研究員)
   時 間: 14:00~(開場13:30~)
   場 所: 奈良県立万葉文化館
   詳 細: http://www.manyo.jp/event/detail.html?id=216

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 ●ふるさと歴史講座
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   開催日: 6月23日(土)
   内 容: 「飛鳥寺西槻に関する臆説」
          長谷川 透氏(明日香村教育委員会)
   時 間: 13:30~15:00頃
   場 所: 明日香村中央公民館
   詳 細: https://asukamura.com/?p=11405

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 ●三輪山セミナー
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   開催日: 6月23日(土)
   内 容: 「山の辺の道と万葉集」
          大島 信生氏(皇学館大学文学部教授)
   時 間: 14:00~(受付12:30~)
   場 所: 大神神社 大礼記念館
   受講料: 200円
   詳 細: http://oomiwa.or.jp/topics/topics_seminar/

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 ●近つ飛鳥博物館 土曜講座
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   開催日: 6月23日(土)
   内 容: 「儀礼からみた高松塚古墳の被葬者像」
          森本 徹氏(近つ飛鳥博物館副館長兼学芸課長)
   時 間: 14:00~15:00
   場 所: 近つ飛鳥博物館 地階ホール
   詳 細: http://www.chikatsu-asuka.jp/?s=event/ichiran

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 ●田原本町観光協会 歴史講座
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   開催日: 6月30日(土)
   内 容: 「『魏志』が語る邪馬台国の位置」
          小澤 毅氏(三重大学教授)
   時 間: 14:00~15:00
   場 所: 田原本町町民ホール
   詳 細: http://www.yamataikoku.jp/manyorekishikoza.html

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 ●飛鳥資料館 春期特別展
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 「あすかの原風景」
   会 期: 7月1日(日)まで開催中
   時 間: 9:00~16:30(入館は16:00まで)
   場 所: 飛鳥資料館 特別展示室
   料 金: 一般270円、大学生130円
        高校生及び18歳未満、65歳以上は無料
   詳 細: https://www.nabunken.go.jp/asuka/kikaku/post-34.html

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 ●日本書紀講座(要申込)
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   開催日: 7月15日(日)
   内 容: 「継体天皇大和に凱旋す」
          森田 克行氏(今城塚古代歴史館・特別館長)
   時 間: 13:30~15:30
   場 所: 桜井市図書館
   参加費: 1000円(資料代含む)
   詳 細: https://sakurai-kankou.jimdo.com/イベント/30年-7-15日本書紀講座申し込み/

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 ●帝塚山大学考古学研究所附属博物館特別展示
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 「鬼は語る -私が瓦になった理由(ワケ)-」
   会 期: 7月21日(土)まで開催中
   時 間: 9:30~16:30
   場 所: 帝塚山大学附属博物館
   料 金: 無料
   詳 細: http://www.tezukayama-u.ac.jp/museum/special/

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 ●桜井市立埋蔵文化財センター 発掘調査速報展
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 「50cm下の桜井」
   会 期: 9月30日(日)まで開催中
   時 間: 9:00~16:30(入館は16:00まで)
   場 所: 桜井市立埋蔵文化財センター展示収蔵室
   料 金: 一般300円、小・中学生150円
   詳 細: http://www.sakurai-maibun.nara.jp/tenji/Sokuhou.html

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●6.編集後記                   梅前   ○o。
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 第65回定例会は、好天にも恵まれ、無事終了しました。参加いただいた皆
さんの中には、学生たちに声をかけ、励まして下さった方もいらしたようです。
この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
 それにしても、若者たちが真剣に何かをやりとげようとする姿はいいもので
すね。今回掲載したレポートからも、それぞれ課題を見つけ、なおかつ、自ら
の成長を実感したことが伝わってきます。全力で取り組んでくれた学生たちに、
大きな拍手を送りたいと思います。
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