演じることで癒される~ドラマセラピーでハッピー!

  • ¥0

    無料

著者サイト

私たちは一人一人が自分の人生の主役!自分や他人の「役」に深い気づきを得ながら癒される「ドラマセラピー」とは?日本国内第一号のドラマセラピストがその楽しさ、効用をお届けします。あなたと、あなたの人間関係が変化し、より広く豊かな人生に!

 

メールマガジンを登録(無料)

※ご登録いただいたアドレスは大切にお預かりし、まぐまぐ!メールマガジン配信にのみ利用します。

他のサイトIDでメルマガを登録する

※ 各サイトのリンクをクリックすると認証画面に移動します。
※ メルマガはサービスでご登録したメールアドレス宛に届きます。

このメルマガを解除する

メールマガジンを解除

他のサイトIDでメルマガを解除する

※ 各サイトのリンクをクリックすると認証画面に移動します。

 

メールマガジン最新号

☆------☆-------☆-------☆-------☆-------☆

~演じることで癒される~
ドラマセラピーでハッピー!

* Drama therapy makes you happy! *
  http://dramatherapy.hopto.org/

☆-------☆-------☆-------☆-------☆-------☆

Vol.60(2016.12.25)

「 ドラマセラピーによる統合失調症の治療 」

こんにちは。
ドラマセラピストの尾上明代です。
クリスマスの週末、皆さんはどのようにお過ごしでしたか?
前回のメルマガから3ヶ月経ちました。
早いもので、もう年の瀬。
今年最後のメルマガをお送りします。

本文の下には2月からの連続セッション(東京・札幌)
などについてのお知らせも載っていますので、
どうぞごらん下さい。

☆-------☆-------☆-------☆-------☆-------☆-------☆-------☆

今日は、統合失調症にドラマセラピーの治療が
どのような意味をもつかお話ししたいと思います。

薬物療法については、原因と治療について
様々な議論がすでに長年にわたって、おこなわれていますので、
その功罪などについて、ここでは述べるつもりはありませんが、
薬物療法以外のアプローチ(または最小限の併用を含む)について、
まずは簡単に言及したいと思います。

例えば、フィンランドの「オープンダイアローグ」や
北海道の「べてるの家」の活動(当事者研究など)です。
オープンダイアローグは、私も随分前から注目していましたが、
ここへ来て、日本でも急速に知られるようになってきました。
両方とも、1980年代からの取り組みです。

また、ベイトソンが統合失調症の原因として、人間関係を挙げ、
ダブルバインド理論を発表したのは、それらよりずっと前、
1950年代のことでした。

このように、広く社会関係までを包含して病因を求め、
(共同で)その病状を改善したり受け入れることで治療にあたる、
つまり、薬以外に統合失調症にアプローチできる理論や方法が、
いくつかあります。
そのような前提で、
今回お話しするのは、ドラマセラピーによる治療です。

アメリカのドラマセラピスト、D.R.ジョンソンは、1970年代以降、
「発展的変容」という特殊なアプローチを開発して、
重要な仕事(治療)を多くしてきています。
彼は、統合失調症に限らず、さなざまな対象者を扱っていますが、
今回は、以下の統合失調症治療に関する彼の理論をご紹介します。

-------------------------------------------------------------------

<統合失調症と対人関係>

統合失調症の人は、自己と他者との境界が曖昧なので、
対人関係への恐怖がその根本にあります。
その対人関係は、どんなものであれ、
自分を飲み込み、また自己を失うことにつながるのです。
単に敵対的な関係だけでなく、友好的な愛情をもった関係ですら、
自分が飲み込まれ自己を喪失してしまうと感じられます。
その感覚には、見られることや話を聞かれることまでも含みます。

ゆえに、統合失調症の人は、すべての人間関係から撤退し、
自己の中に閉じこもるようになります。
しかし、まさにそのときこそ、最も他者からの援助が必要なわけです。
にもかかわらず、それを拒否することに凝り固まって、
絶望的な状態になってしまうのです。

このような悪循環に陥っているので、治療としては、
この循環を逆転していくことだとジョンソンは述べています。

<役を演じて区別する>

そこで、「役を演じること」が大きな役目を果たします。
通常、自分ではない「役」を演じるときには、
以下のような境界を明解にもっていなければなりません。

A1: 自分が演じている役 B1: 他者が演じている役
A: 自分         B: 他者

演者の「Aさん」が認識しなくてはならないのは:
AとA1との区別
BとB1との区別
A1とB1との区別
さらに、
AとB1との関係が、AとBとの関係とは異なるという区別
A1とBとの関係が、AとBとの関係とは異なるという区別
A1とB1との関係は、AとBとの関係とは異なるという区別
そして、(ドラマ外で)常にAとBとの区別
です。

これらの区別ができなくては、役を演じることができず、
また、役を解除することもできません。
統合失調症の人は、このいずれかで混乱が生じ、
役を演じ続けることができなくなると言われています。
つまり、役を演じてもらうことで、どこに問題があるかがわかるのです。

ドラマセラピストが、混乱が生じた時点で介入して状況を理解させ、
上手く役を演じることができるように導くことで、
クライエントは、
自分が演じている役と自分、
他者が演じている役と他者、
自分の演じている役と他者が演じている役、など、
それぞれの区別を認識できるようになり、
ひいては、自己と他者との区別が明解になってきます。

そして、それが、医療的な治療を超えて、
統合失調症の症状をもたらしている根本を
改善できる可能性が示されています。

------------------------------------------------------

<9月に行なったセッション>

ところで私は、今年9月に、
「べてるの家」と「北海道当事者研究集会」で
ドラマセラピーを実施してきました。
当事者の方々だけでなく、援助スタッフ、
各地から実習等に来ていた研修生などが一緒に
同じドラマという場を共有して下さいました。

たった1回2時間だけのセッションで、
しかも40-50人の大きなグループという状況にもかかわらず、
私の意図通りのプロセスが起きました。

「ドラマ、と聞いて何をさせられるのか」と心配していた人たちが、
「予想と全然違うものだった」(どんな予想だったのかは、わかりませんが・・)
「久々に本気でたくさん笑った」
「みんな2時間前と全然違う表情だ」etc..と
楽しみながら、個人レベルでもグループとしても、
大きな変化を遂げていました。

たった1回で、しかも大人数なので、
上記の理論で紹介したような詳しい介入を
個別にすることはほとんど不可能でしたが、
ワーク内容・ファシリテーション方法・一瞬一瞬の対応を
注意深く丁寧に遂行したことで、
多くの参加者の方々に、良いインパクトと心から笑う楽しさ、
そして「柔軟な変化ができるんだ」という自信を
提供できたと強く感じています。

J. D.バトラー(現在の北米ドラマセラピー学会会長)は、

「発展的変容の視点では、統合失調症を、
1,自分の身体を適切に感じることができない、
2,他者と出会ったり関係を作ったりすることができない、
3,自分を柔軟に変化・変容させることができない、
という障害であると見ています。」
と述べています。

このことと、私が「べてるの家」で実施した内容とを
照らし合わせると、一回のセッションで、上記3点が、
実現していたと言わざるを得ません。

つまり、いろいろな役に楽しく没頭していた皆さんは、
その瞬間には、明らかに自分の身体を感じていましたし、
役を通してお互いに出会い、関係を作っていました。
さらに、多くの方が、周りが驚くような柔軟な発想で、
ドミナントスト-リー(支配的な物語)を変えたり、
新たなオルタナティブストーリー(今までとは異なる物語)
を演じて下さいました。

その変容ぶりは、皆さんの元々もっている可能性を示唆しており、
ドラマセラピーで、それを引き出すことができたのだと
解釈しています。

☆-------☆-------☆-------☆-------☆-------☆-------☆-------☆

お知らせ その1

2 月・ 3月恒例:連続セッション in 東京
テーマ:「母娘」の葛藤を卒業する!

これまで、さまざまな場におけるセッションの中で、
たびたび出てきたテーマですが、
そのテーマに特化した連続セッションを募集するのは
初めてです。

「一卵性親子」という表現に示されているような
距離が近いゆえの葛藤。
反対に、もっと愛されたかったという葛藤。
または、葛藤を自分の娘と繰り返してしまう葛藤。

「娘」の立場でも、「母親」の立場でも、
さらには、現在の葛藤でも、
過去の葛藤(お母様がすでに他界されている場合など)でも、
どのような状況でも、
「母娘」というキーワードで、多くのドラマを通して
分かち合い、探索します。
そして最後には、皆で「卒業する」ことを宣言しましょう!

日時:2017年 
2月20日、27日、3月6日、13日、27日
   19時~21時(月曜日)
場所:東京・池袋
募集:10名程度(お申し込みはお早めに)
受講料(全5回):25.000円
22.500円(リピータ-の方)
主催:ドラマセラピー教育・研究センター
申込み先:事務局 dtercen@yahoo.co.jp

注:
*連続セッションは、「体験ワークショップ」や
「勉強会」ではなく「セラピー」です。
でも、何か課題を抱えている人だけでなく、
すべての人に気づきと癒しを与える「心の栄養剤」のように
役に立ててもらうというスタンスで行っています。
楽しく参加できます。

*「エッセンシャルトレーニング」受講希望の方は、
連続セッションを受けることが条件の一つになっており、
このシリーズは、その対象セッションでもあります。

☆-------☆-------☆-------☆-------☆-------☆-------☆-------☆

お知らせ その2

春の連続セッション in 札幌

「心の障害物を乗り越えて、夢を叶える!
~人生のベストシーンを今後の力に変えて~」

このテーマは、私の創作セッション基本シリーズ
として大好評を得て、
これまで多くの方々に「夢の実現への実感」を
プレゼントしてきました。

実際に身体と心と脳に刻み込む「夢が叶った」体験は、
現実のリハーサルそのもので、
とても気持ちの良い実感が感じられます。

また、自分自身の源(Source)の力を感じ、認め、確認する作業と、
さらに、人生のベストシーンを今後の人生に
生かせる力にしていくワークを追加します。

これまでの人生でベストの思い出を決めるプロセス自体、
とても大きな探索になります。
たとえつらいことが多くあったと感じる人がいても、
自分を支えてくれた存在
(それは人だけでなく、その人が感じる神、
また動物・植物などを含む自然、場所などなど)が
必ずあったはずです。 
(認識していない場合はそれを一緒に探し出します)

連続セッションは、「心の栄養剤」のように役に立ててもらう
セラピーとして行っています。しかも楽しく参加できます!

日時:2017年
3月10日(金)19-21時、3月11日(土)14-16時
3月31日 (金)19-21時、4月1日(土)14-16時

場所:札幌なかまの杜クリニック
(札幌市中央区北2条西20丁目1ー28 報恩ビル)
受講料(全4回):20.000円
     18.000円(リピーターの方)
募集:10名程度(お申し込みはお早めに)

協力:札幌なかまの杜クリニック
主催:ドラマセラピー教育・研究センター
申込み先:事務局 dtercen@yahoo.co.jp

注:上記の東京の連続セッションと
同じです。ご参照下さい。

☆-------☆-------☆-------☆-------☆-------☆-------☆

お知らせ その3

第8回 オ'ハナ&ロイスセミナー
    &ワークショップ(女性限定)

依存症から回復したい方々や
そのサポートをするご家族・援助者を対象に、
セミナーとワークショップを行います。

日時:2017年1月28日(土)
   10:00-15:30
会場:ハイライフプラザいたばし
(JR板橋駅西口・コープ東京の隣)
参加費:無料

午前の部 
「仲間の話」(4名)
午後の部
13:00~13:50
講演:尾上明代
女性の依存症の回復に役立つメッセージと
デモンストレーション・ワークをします。

14:00~15:30
「ドラマセラピー体験ワークショップ」
楽しいゲームやドラマで、心身のストレスを解放!
(他にヨガ・パッチワーク・
ミーティングの体験もできます)

お問い合わせ:
ウィミンズ・アディクション・サポートセンター
オ'ハナ 03-3916-0851

☆-------☆-------☆-------☆-------☆-------☆-------☆-------☆

編集後記

2016年も、震災からの復興をめざしつつも、
新たな震災や災害が発生し、心が痛みます。
社会的な分裂と対立も激化し深化しています。
でも、それに対抗する多数の人達の援助や活動も
ますます発展しつあります。
それぞれの場所で取り組みをしていきたいですね。

大学院の年内の授業は明後日が最後です。
今年も多忙(多動!?)で、アッという間に過ぎていきました。
新しいことを始めたり、新しい人たちとの出会いもありました。
その一方で、古い(?)人間関係も深めることもできました。

来年が、読者の皆さまにとって、
実りある良い年になりますように、お祈りします!

*****************************************************************

♪ 新しく購読開始してくださった方々へ ♪
「ドラマセラピー」ってそもそも何?
と首をかしげていらっしゃる方もいるでしょう。
テレビドラマを使ったセラピー?
演じるって…俳優さんがやるの!?
などなど、よくある誤解を少しずつ解いて下さいね。
ドラマセラピーは、表現芸術療法・
また集団精神療法の一つですが、
実は誰もが楽しく参加でき、
日常生活にも応用・役立てることができます。

このメルマガの目的は、
ドラマセラピーの魅力をお伝えすることですが、
系統だって理論や事例を提供することは、しません。
あえて、毎回アトランダムにいろいろな視点から
説明していくので、号を重ねていきながら、
たくさんの効用や考え方を、
少しずつ理解していただくことを目指しています。

ですから今日の内容も、
ドラマセラピーのほんの一つの側面を
お話ししたにすぎません。
その点、ご理解をお願いします。
是非、バックナンバーもお読みください。

○発行日:(状況により)2-3ヶ月に1回程度配信

○発行者:尾上明代(おのえあけよ)
     北米ドラマセラピー学会公認ドラマセラピスト
北米ドラマセラピー学会認定トレーナー

○編集協力:ドラマセラピー教育・研究センター 
      http://dtcenter.hopto.org/
      事務局 佐野充子

メルマガ全文を読む
 
 
メルマガ名
演じることで癒される~ドラマセラピーでハッピー!
発行周期
月1~2回
最終発行日
2016年12月25日
 
発行部数
406部
メルマガID
0000286876
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
生活情報 > こころ > 癒し

まぐまぐ!メールマガジンの用語集です。
下記の用語以外の不明な点はこちらをご覧ください。

 
発行周期
週1回、月1回などの発行頻度です。
部数
メルマガの配信数を記しています。
カテゴリ
まぐまぐ!に登録されているカテゴリです。
形式
メルマガには以下の配信形式があります。下部「メルマガ形式」をご参照下さい。
 
最終発行日
最後にメルマガが配信された日付です。
メルマガID
メルマガを特定するIDです。
RSSフィード
RSSを登録すると、更新情報を受け取ることができます。

― メルマガ形式 ―

  • PC向け
    パソコンでの閲覧に最適化したメルマガ
  • 携帯向け
    スマートフォンやフィーチャーフォンでの
  • PC・携帯向け
    PC・携帯どちらでも快適にご購読いただけます。
  • テキスト形式
    文書だけで構成された、一般的なメールです。
  • HTML形式
    ホームページのように文字や画像が装飾されたメールです。
  • テキスト・HTML形式
    号によって形式が変更する場合があります。

閉じる

 

▲ページトップへ

▲ページトップへ