東京都エイズ通信

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メルマガ名
東京都エイズ通信
発行周期
月刊
最終発行日
2017年07月31日
 
発行部数
326部
メルマガID
0001002629
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
行政・政治・地域情報 > 政治・行政・自治体 > 地方自治体

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メールマガジン最新号

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

             東京都エイズ通信第119号
             2017年7月31日(月)発行

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          東京都エイズ通信第119号のラインナップ

  ● 平成29年1月2日から平成29年7月30日までの感染者報告数(東京都)

  ● エイズ診療従事者臨床研修(歯科)研修を実施します

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● 平成29年1月2日から平成29年7月30日までの感染者報告数(東京都)
  ※( )は昨年同時期の報告数

  HIV感染者 217件  (200件)
   
  AIDS患者 55件  ( 62件)
   
  合計 272件  (262件)

HIV感染者数は昨年同時期を上回り、AIDS患者数は昨年同時期を下回っています。

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● エイズ診療従事者臨床研修(歯科)研修を実施します

 都内の病院・歯科診療所に勤務する歯科医師、歯科衛生士、看護師の方々を対象
とした、HIV陽性者の歯科診療に関する研修を実施いたします。
 研修への参加は無料です。また、研修修了者には、東京都福祉保健局より修了証
を発行いたします。

 ○会場 東京歯科大学水道橋病院
  日時 (1)平成29年11月27日(月曜日)、11月28日(火曜日)
     (2)平成30年2月5日(月曜日)、2月6日(火曜日)
  特徴 マスク・手袋の着脱や手洗い等の実習を行い、標準予防策の技術を修得
    します。エイズ診療拠点病院の専門医(HIV)による講義を実施し、診療の
    実際を見学します。

 ○会場 東京医科歯科大学歯学部附属病院
  日時 (3)平成29年10月11日(水曜日)、10月12日(木曜日)
     (4)平成29年12月6日(水曜日)、12月7日(木曜日)
  特徴 専門外来での問診、患者・感染者との交流など、診療に参加するプロ
    グラムの他、歯科衛生士向けの消毒剤の使用方法など、診療時のアシスタ
    ントとしての注意点を体験できるプログラムを実施します。

 ○会場、日時 東京医科大学病院 (5)平成29年12月7日(木曜日)
          都立駒込病院 (6)平成30年1月30日(火曜日)
  特徴 日常的に患者・感染者を診療しているため、実際の診療現場において数
    多くの症例を見学できます。講義では多くの症例から得られた口腔症状、
    診療の実際を提示します。

申込方法
申込書を印刷し、必要事項を記入の上、8月31日(木曜日)までにエイズ対策担当へ
FAXしてください。なお、各コース定員6名となっておりますので、ご了承ください。

詳細及び参加申込書は下記のホームページに掲載しています。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/kansen/aids/shikakensyuu.html

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         TOP-HAT News(トップ・ハット・ニュース)

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TOP-HAT Newsは特定非営利活動法人エイズ&ソサエティ研究会議が東京都の委託を
受けて発行するHIV/エイズ啓発メールマガジンです。企業、教育機関(大学、専門
学校の事務局部門)をはじめ、HIV/エイズ対策や保健分野の社会貢献事業に関心を
お持ちの方にエイズに関する情報を幅広く提供することを目指しています。

              エイズ&ソサエティ研究会議 TOP-HAT News編集部

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● 研究で信頼の基盤を生み出す

 東京・新宿二丁目のコミュニティセンターaktaで7月9日(日)午後、活動報告会
があり、昨年度の年次報告に続く第2部の記念トークショーでは、人間環境大学看護
学部の市川誠一特任教授が講演を行いました。

 aktaは『ゲイコミュニティの中からゲイコミュニティに向けて、HIV/AIDSをはじ
めとする性の健康に関する予防啓発と支援活動を行うこと』(公式サイトから)を
ミッション(使命)として2003年に設立。コミュニティセンターとしてはすでに14
年の活動実績があります。
 2012年には特定非営利活動法人aktaも発足しました。アジア最大のゲイタウンとい
われる新宿二丁目の中心部に活動拠点という場があることを生かし、NPO法人とコミ
ュニティセンターの両輪体制で着実に予防啓発と支援活動の充実をはかっています。
そして、市川さんはその『ミッションを掲げた取り組みの基礎をともにつくり、活
動してきた』公衆衛生分野の研究者であり、厚労省の研究班の主任研究者として、
コミュニティベースの研究を主導し、その成果はaktaなど全国のコミュニティセン
ターの活動にフィードバックされています。今回のトークショーは東京都の委託事
業でもあり、コミュニティと研究者、そして行政の連携という観点からも注目のイ
ベントでした。
 市川さんはまた、学会など研究発表の場でも常に予定時間をオーバーして語るこ
とで有名です。それだけ豊富な研究の蓄積があり、語りたいこと、語るべきことが
多い。好意的に解釈すればそうなります。そして、立ち見がでるほどだったこの日
の会場でも、聴衆のゲイアクティビストや医学研究者、行政担当者たちは、きわめ
て好意的かつ寛容だったので、じっくりとお話をきく良い機会になりました。
 
 講演には注目すべき論点がいくつかありあしたが、中でも今後の対策の観点から留
意しなければならないのは、10代後半から20代後半にかけてのMSM(男性とセックス
をする男性)層のHIV感染が増加傾向にあることです。
 何年か前から市川さんが研究班の成果報告でたびたび指摘されていたことですが、
その傾向はますます顕著になっています。
 少し説明が必要ですね。エイズ動向委員会が毎年発表する新規のHIV感染者・エイ
ズ患者報告数は2007年から年間1500人前後で推移しています。つまり、報告ベース
でみればこの10年、流行は横ばいの状態が続いています。
 ただし、それは20歳前後の若年人口がその10歳上、20歳上の年齢層と比較すると2
割から3割は減少している中での見かけの数字の横ばいでもあります。実際には国内
のHIV感染の流行は横ばいではなく、MSMの若年層を中心に増加に転じていると見た
方がよさそうです。

 わが国のHIV感染予防対策がMSM層にフォーカスされるようになったのは2000年代
に入ってからでした。この10年の報告の横ばい傾向はaktaのような拠点を中心にし
た研究と実践の連動型予防活動がゲイコミュニティの中で様々な工夫とともに続け
られてきたからでしょう。つまり、今から15年ほど前(aktaができたころ)にス
タートした啓発と支援活動の成果と考えることができます。
 それ以前、つまり1990年代には、研究者からもゲイコミュニティからもMSM層に焦
点をあてた研究はむしろ厭われていた時期がありました。その中にあって、こつこ
つと土台を築くような研究を開始し、続けてきたのが市川さんを中心にした比較的
少数(圧倒的少数といった方がいいかもしれません)の研究者、およびゲイコミュ
ニティ内部のこれまた比較的少数の人たちでした。研究者と当事者の間のこうした
信頼関係の構築こそが、わが国のHIV/エイズ対策にとっては何よりも大きな財産だ
ったし、いまも財産であり続けているというべきでしょう。
 ただし、現状はそうした活動の蓄積効果もそろそろ貯金が尽きてきたというか、
少なくともこのまま横ばいが期待できる状態ではなくなりつつあります。
若年MSM層には予防や支援、治療に関する情報が十分に届いていない。HIV感染は再
び拡大の危機を迎えている可能性が高い。これがおそらく現実です。

 若い世代の研究者、アクティビストの新たな連携による研究、およびその成果を
踏まえた対策が進めていけるよう、市川さんには、話を短くまとめる技術を自らに
課しつつ、基盤づくりの部分でまだまだ長くがんばっていただく必要がありそうです。

● 『UPDATE! エイズのイメージを変えよう』

 厚生労働省と公益財団法人エイズ予防財団が主唱する世界エイズデー国内キャン
ペーンの今年のテーマが『UPDATE! エイズのイメージを変えよう』に決まりました。
 http://www.ca-aids.jp/theme/

 「治療の進歩を踏まえて『エイズのイメージ』を更新し、新たな予防や支援の枠
組みを構築していこう。そんなメッセージです。また、予防、支援、そして治療の
普及を妨げる最大の障壁というべき社会的な偏見や差別の克服、誤解の解消はもち
ろん、最重要の『アップデート』対象です」(コミュニティアクション公式サイト
から)

 「UPDATE!」は英文表記となっていますが、ポスターやチラシで縦書きにする必要が
あるときにはカタカナ表記で「アップデート!」も使用できるということです。

● 保健医療の場で差別を解消するための国連機関共同声明 

 世界保健機関(WHO)や国連合同エイズ計画(UNAIDS)など12の国連機関が6月30日、
保健医療の場における差別解消に取り組むことを約束する共同声明を連名で発表し
ました。
 2030年を目標達成年とする持続可能な開発目標(SDGs)を誰も置き去りにするこ
となく実現するには保健医療場におけるスティグマや差別の解消が必要なことを強
調し、とくに以下の6分野で重要度が高いとしています。
 ・SDG3 :健康と福祉
 ・SDG4 :質の高い教育
 ・SDG5 :ジェンダーの平等と女性の地位向上
 ・SDG8 :働きがいのある仕事と包摂的な経済成長
 ・SDG10:不平等の解消;
 ・SDG16:平和と公正の実現
 API-Net(エイズ予防情報ネット)で共同声明の日本語仮訳pdf版をみることがで
きます。
 http://api-net.jfap.or.jp/status/world.html

● HIV陽性者スピーカー研修

 特定非営利活動法人日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス(JaNP+)が10
月28日(土)、29日(日)の2日間、東京都内でHIV陽性者スピーカー研修を開催し
ます。参加希望者の応募締め切りは8月31日(木)必着。応募方法や参加条件はJaNP
+の公式サイトでご覧ください。
 http://www.janpplus.jp/project/speaker

 《HIV陽性者スピーカーとして活動するためには、HIV/AIDSの問題に対する客観的で
多様な視点を持つことや、スピーチスキルの獲得、自分をオープンに語ることへの
心構えや事前のシミュレーションなど、一定の「準備性」を確保する必要があるとJ
aNP+では考えており、そのためのプログラムとして「HIV陽性者スピーカー研修」を
実施しています。
 多様なスピーカーが多くの人に自身の経験や思いを話すことで、HIV/AIDSを身近
な問題としてとらえてもらい、また偏見や差別を解消し、「HIV陽性であっても自分
らしく生きていける社会」の実現に貢献できます》

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                次号の予定

               8月下旬発行予定

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□東京都福祉保健局エイズ対策担当のホームページ
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/kansen/aids/index.html

□メールマガジンに関する御意見、御感想、配信中止等の連絡先
S0000312@section.metro.tokyo.jp

□東京都内でHIV検査を受けたいとき
  「東京都HIV検査情報Web」 http://tokyo-kensa.jp/

□HIV/エイズについて相談したいとき
  「東京都HIV/エイズ電話相談」 03-3292-9090
  月曜日から金曜日まで 午前9時から午後9時まで
  土曜日・日曜日・祝日 午後2時から午後5時まで

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