国家権力&メディア一刀両断

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記者クラブを通した官とメディアの共同体がこの国の情報空間を歪めている。その実態を抉り出し、新聞記事の細部に宿る官製情報のウソを暴くとともに、官とメディアの構造改革を提言したい。

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【著者紹介】 永田町異聞/新 恭(あらた きょう)

全国紙の社会部記者として13年間活動したあと、アクセサリーショップをチェーン展開。そのかたわら、政治ブログ「永田町異聞」を発信し続けている。

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永田町異聞メルマガ版
     
      「国家権力&メディア一刀両断」 2010年12月○日号

                         
                  新 恭(あらた きょう)

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   小沢招致への拘りにのぞく菅政権の被害妄想

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公明党と連立の密約でもできているのだろうか。それとも自民党との大連立に
色気をそそられるのか。

岡田幹事長は菅首相、仙谷官房長官と図り、いずれかの党との連携で来年の通
常国会を乗り切るため、なんとしても党として小沢一郎氏を国会招致する体裁
を取り繕いたいようだ。

「隠れ蓑」「駆け込み寺」と揶揄される政倫審に小沢氏を引っ張り出したとこ
ろで、何の解決にもつながらないだろうが、どうやら政権の迷走で平衡感覚を
失っているらしい。

菅政権の評判がガタ落ちし、支持率で民主党を逆転した自民党は政権奪還への
思いが急速にふくらみ、とにもかくにも大政局に持ち込みたいと、気がはやっ
ている。

そんなときこそ、落とし穴があるもので、民主党は冷静に戦略を練るべきなの
だが、いわゆる「小沢カード」で切り抜けるしか思い浮かばぬところが、いか
にも目先しか見えない欲深き政治家の浅はかさだ。

柳の下にいつもどじょうはいないのに、「脱小沢」で世論の支持率とやらを再
び釣り上げれるのではないかと、彼ら自身も半信半疑のまま、危ういところへ
突っ込んでいこうとする。

菅首相は迷い、岡田幹事長は焦り、これでは政権はもつれきった糸を、いつま
でも解きほぐせないだろう。

そこで、冷静さを保てない政権トップの心理状況とはいかなるものかについて
考えてみたい。

丸山真男氏は名著「日本の思想」において「組織体の被害者意識」というもの
に言及している。

「組織体の被害者意識」を、筆者なりにいまの菅政権にあてはめると、こうい
うことになる。

社会の巨大化にしたがって、集団のイメージのぶつかり合いがますます強くな
り、大きな勢力をもつもの、たとえば首相官邸や政権党執行部という組織でさ
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