名作落語大全集

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メルマガ名
名作落語大全集
発行周期
週刊
最終発行日
2017年07月21日
 
発行部数
104部
メルマガID
0001241295
形式
PC向け/テキスト形式
カテゴリ
エンターテイメント > ジョーク・笑える話 > その他

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   名作落語大全集#328 発行者:越智健
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 発行日:2017年7月21日

「まぐまぐ」寄席に101名様ご来場いただいております。

 ご来場ありがとうございます。
 梅雨が明けましたが、最後に東京では大変な雷雨があったとか。私の住む町では梅
雨入り前に雹(ひょう)が降りましたが、梅雨入りからはまとまった雨もなく、一時
間ほど小雨が降ったのが一番の降雨という……それでこちらは水不足が無いってんで
すからなあ……何だか分からないんで……これも政治が悪いのでしょうか。
 今回は珍しい一席で。

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24 鶴女(つるじょ)

【粗筋】
 いけぞんざいな八五郎のところに、言葉が丁寧な鶴女が嫁に来た。長屋住まいには
不釣り合いだといので、八五郎が言葉を教えるのだが、廓言葉になったり、やくざ言
葉になったり、どうもうまくいかない。ある日、家主のところで夫婦喧嘩が始まり、
長屋の者が止めに入るが、誰も止めることが出来ない。そこで、鶴女が間に入り、
「御内儀(ごないぎ)には白髪(はくはつ)秋風(しゅうふう)にたなびかせ給う御
身にて、嫉妬に狂乱し給うは、自ら省みて恥ずかしゅう思召されずや。早々にお静ま
りあってしかるべく存知たてまつる」
 と言うと、婆さんは煙に巻かれたように大人しくなってしまう。家主が感謝して、
「お鶴さん、ありがとうよ。でも、どうして婆さんピタリとおさまったのじゃろう」
「そりゃ鶴の一声じゃもの」

【成立】
 「たらちね」の後日談として作られたものらしい。いつ頃、誰が演じたのか、資料
無し。東大の記録では「一声や」と関西弁にも聞こえる台詞あり。
 庶民の言葉を知らぬ鶴女が、教わっているうちに廓言葉ややくざ言葉になる訳がな
い。鶴の一声で収まったのに、その鶴の台詞の長いこと……全体に面白くもなし、今
後誰も取り上げることがないだろう。

【蘊蓄】
 「たらちね」では、名を聞かれて、
「父は元京都ォの産にして、姓は安藤名は慶蔵、字を五光と申せしが、我が母三十三
歳のおり、丹頂を夢見てわらわを孕めるが故、たらちねの胎内を出でしより、鶴女鶴
女と申せしが、それは幼名、成長の後、これを改め清女と申し侍るなり」
 と言う(演じ手によって変化が多いので必ずしも一致しない)。八五郎が分からず
こ全部を名前だと思ってしまうのが、「たらちね」。つまり、鶴女は子供の時の名前
で、今は清女であるはず。
 尚、安藤鶴雄は「たらちね」は男親で、女親の場合は「たらちめ」だと説明し、今
でも寄席などでは「たらちめ」を用いることがある。しかし、これは明らかに間違い
で、「垂乳根(たらちね)の」はおっぱいをくれるという「母」に掛かる枕詞。安鶴
さんには珍しい間違いなのだが、頑固でそうだと思ったら人が説明しても駄目で、調
べることも拒否したという。
 尚、男親の枕詞は「ははそはの(母)」に対する「ちちのみの(父)」しかない。
「ははそは」「ちちのみ」はいずれも植物。

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 越智健の「OK散歩」
 小名木川から歩きます。
 隅田川に近い橋が万年橋。北斎の浮世絵にも描かれた橋は、亀の甲羅を思わせるア
ーチ側。この南に「エーデルワイス・ミュージアム」がございますが、ケーキかお菓
子屋さんの展示だそうで、ここはパスしております。
 すぐ先、250メートルで清州橋に到着。こちらは形の美しい橋として人気で、ス
カイツリーの撮影スポットの一つ。橋を渡らず南側へ行くと、ここが平賀源内さんが
エレキテルの実験に成功した場所でございます。
 清州橋の通りが清州橋通りで、小名木川との間に三つの相撲部屋があり、看板だけ
見ても面白い。通り沿いには芭蕉ゆかりの臨川寺などもございます。
 このすぐ南側には清澄庭園、清澄公園があります。こちらが紀伊国屋文左衛門の屋
敷だったという説もある所で……この東で清澄通りとぶつかります。庭園にも「古池
や」の句碑がございます。
 この庭園の南、清澄通り沿いに、採荼庵(さんとあん・さいだあん)があったそう
で、芭蕉の弟子の別邸で、芭蕉が『奥の細道』出発のために引っ越した場所でござい
ます。「草の戸も住み替る世ぞ雛の家」は、芭蕉庵を詠んだものですが、『奥の細道』
の中ではこの別邸を詠んだものとして、弟子への挨拶となっています。
 今は旅立ちの芭蕉さん人形が置かれています。右の向こうには曲亭馬琴が生まれた
場所の碑もございます。『南総里見発見伝』全巻を積み上げたらこうなるよって分か
ります。
 ここから清澄通りを南へ進めば、大江戸線の門前仲町駅まで600メートル。
 さて、採荼庵跡からを北へ戻ると和菓子屋さんが。芭蕉の最中が有名。信号の手前
を入ると紀伊国屋文左衛門のお墓があります。信号で曲がれば江戸資料館通り。トイ
レも御洒落。深川飯が有名ですが、正直おいしいと思わない。
芭蕉の弟子の墓がある開山堂、深川開発の元となった霊巌寺。江戸六地蔵の一つや、
松平定信の墓などがございます。
 そのすぐ東が深川江戸資料館。江戸時代の深川が再現されています。夜明け、物売
りの声、蝉の声、夕立、夜と一日が変化するのでぜひ一通り体験を。ここにも芭蕉の
句碑があり、生き物七種を探すというのも子供には楽しい。清州橋からここまで、ま
っすぐ行けば850メートルほどです。
 次回は木場まで足を伸ばしましょう。

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