名作落語大全集

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メルマガ名
名作落語大全集
発行周期
週刊
最終発行日
2017年08月12日
 
発行部数
104部
メルマガID
0001241295
形式
PC向け/テキスト形式
カテゴリ
エンターテイメント > ジョーク・笑える話 > その他

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   名作落語大全集#331 発行者:越智健
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 発行日:2017年8月11日

「まぐまぐ」寄席に101名様ご来場いただいております。

 ご来場ありがとうございます。
 今日は休日なんですねえ。そういわれると去年もあったなあって……仕事を引退し
て世の中にうとくなっているのに気付きました。さて、メルマガの方は今日から
「て」で始まるお噺でございます。本日は小さい作品を二つ。

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1-1 手打ち(てうち)

【粗筋】
 ある御大名の姫君が駕籠で町をお通りになった。これを見た職人が、
「いい女だな。お前の娘とは大違いだ」
「何を言いやがる。どんないい女だって、あすこは臭いもんだ」
 と言い合うのを、供の侍が聞きとがめ、姫に対する悪口雑言というので手打ちにし
ようとする。姫君が気付いて訳を聞くので、率直に申し上げると、姫、手を下に入れ
て匂いを嗅ぐと、
「これ、手打ちには及ばぬ」

【成立】
 ええ、何のことですか……って聞かれても、気品だけが取り柄の選者にはよく分か
らない。
 姫君が町人の声を聴く噺は幾つもあって、
「いい女だな、一度願いてえもんだ」
「お前の相手をしてくれるはずもねえ。帰ってセンズリでもかけ」
 というのが耳に入り、供の者に聞くと、さすがにお姫様に本当のことが言えず、
「センズリとは、ゆっくりと休むことでございます」
 城へ戻って、家老が挨拶に来ると、
「ご苦労であった。下がってセンズリでもかくがよい」


1-2 手紙は笑う(てがみはわらう)

【粗筋】
 好きな人がいるのに何も言えない田中君。相談に乗って、近藤がラブレターを考え
てやるが、どうも怪しい。
「好きです、好きです、好きです」
「情熱的だね」
「ヨシコさん」
「それじゃあ下手な落語家だ」
「愛した時から苦しみが始まる」
「いいね、俺、苦しんでいるんだ」
「愛された時から別れが待っている」
「え……」
「ああ、それでもなお命かけて、誰よりも誰よりも君を愛す」
「歌の文句じゃないか」
「じゃあ、花尽くしで行こう……愛しき君は水仙の、花にもまさる美しさ……あやめ
菖蒲かかきつばた、しなだれかかる藤の花、牡丹に紅葉に菊の花、松桐坊主に雨が来る」
「おいおい、それゃ花札じゃないか。花札を並べて恋が出来るかい」
「ああ、コイコイが出来る」

【蘊蓄】
 桂歌丸師匠が演っていたような記憶があって、ご本人に尋ねたが演ったことが無い
という返事だった。ただ、有崎勉(柳家金語楼)の作に違いないということ。中の歌
は「誰よりも君を愛す」で1959(昭和34)年12月のリリース。三平の「ヨシ
コさん」を入れることはあり得ないので、これも私の勝手な思い込みだったらしい。
当時みんなの知っている歌なら名でもいい訳で、別の歌で聞いたような記憶もある。
申し訳ない、全くはっきりしない。

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 越智健の「OK散歩」
 前回浅草からと申しましたが、最初に常磐線松戸の辺りからスカイツリーへ参りま
したので、今回千住からスタートしたいと思います。
 南千住駅もつくばエクスプレスとの乗り換えが可能で、私の住む茨城なら北千住乗
り換えがお得。隣の千葉県から出発すれば南千住がお得。JRって高いんです。池袋
行くのも、JRだけより、間に地下鉄はさむ方が安いんで……
 南千住駅前、上野に近い所から出ると、芭蕉さんが奥の細道に旅立つ像がここにも。
道路の向こうが回向院。小塚原で、「塁ヶ淵」の迷いの駕籠の舞台。鼠小僧、腕の喜
三郎、直次郎、高橋お伝という、芝居などでお馴染みの四人の墓がございます。それ
から桜田門外で井伊直弼を襲った水戸浪士ら、安政の大獄の吉田松陰、橋本左内らの
墓も。左内の墓を守った鞘堂は国道四号へ出た先の南千住図書館前に移されています。
歩いて600メートル。この図書館と前の素盞雄(すさのお)神社は芭蕉関連の碑な
ども。国道を北へ300メートル行けば、猫の墓で有名な誓願寺を経て千住大橋。橋
の向こうにも芭蕉の碑や像がございます。
 逆方向、南へ行けば、400メートルほどで円通寺がございます。ここが上野の戦
争で彰義隊の死骸を片付けた寺で、彰義隊士の墓、当時の寛永寺の黒門もここに贈ら
れています。銃弾が沢山空いております。ここが1963年に起こった吉展ちゃん事
件で、吉展ちゃんの死骸が捨てられた場所でもあります。
さて、回向院へ戻りましょう。この吉展ちゃんを供養する地蔵もここに立っています。
また『解体新書』を訳すために腑分けを行ったのもこちらでございます。
 この南、線路の下に延命寺があり、打ち首になった人を供養した首切り地蔵がござ
います。東日本大震災で、本当にこの首が落ちましたが、寄進によって無事修復され
ております。
 ここから線路の上を越えるとスカイツリーが見えます。そのまま南へ合計400メ
ートルで泪橋交差点。本当は回向院で死罪になる人との別れに涙したということなの
ですが、マンガ「あしたのジョー」の涙橋と名前が通じるので、人気になりました。
 150メートル先から西に向かって泪橋商店街。あしたのジョーのメンバーの立て
看板がありますのでお楽しみに。400メートルの商店街を抜けると、ジョーが立っ
ています。
 この100メートル南にガソリンスタンドがありますが、そこに立っているのが見
返り柳。この辺りが吉原だったのです。これを見に右に折れて100メートル、交番
の前の辺りが大門があった場所。樋口一葉の記念館まで460メートル、住んでいた
家の跡も飛不動の近く、360メートル先の千束稲荷神社には一葉像もございます。
 せっかくここまで来たのなら北へ400メートルで日比谷線の三ノ輪駅、ここが大
関横丁の交差点で。そのすぐ北に浄閑寺というのがございますが、こちらは投げ込み
寺として有名で、吉原で死んだ遊女の死骸を放り込んだといわれています。関東大震
災や空襲で亡くなった遊女も供養する塔があります。文学ファンには永井荷風の文学
碑、落語ファンには戦後大人気を誇った三遊亭歌笑の銀座チャラチャラの塚もござい
ます。前の方で紹介した円通寺から歩けばここまで400メートルちょっとです。
 さて、一葉記念館から南へ200メートル。飛不動があり、飛行機のお守りで有名。
だから落ちないんで受験にも効果ありとか……この手前の飛不動前交差点の辺りが一
葉さんの住んだ場所で。大門からこちらへ来れば吉原神社などもありました。
 飛不動から南へ200メートルで、酉の市でお馴染みの鷲(おおとり)神社にと到
着します。市の賑わいもいいですが、人の少ない時に来ると、芭蕉の弟子の其角の、
  春を待つことのはじめや酉の市
 また正岡子規の、
  雑閙(ざっとう)や熊手押あふ酉の市
 の句碑や樋口一葉の文章などの碑もございます。三の酉があると火事が多いといい
ますがこの土地では「火事」ではなく「家事」、職人の忙しさを表した言葉だそうで
……普段鳴かない鶏が鳴くと火事になるというのは、後で作られた物だそうで。
 吉原で時間が掛かってしまいました。大通りを南へ進めばつくばエクスプレスの浅
草駅までちょうど1キロ、裏が演芸ホールです。さて、次回は鷲神社からもう一つの
コースで浅草を目指します。

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 ご意見ご希望はこちらまで mailto:meisakurakugo@yahoo.co.jp
 HP「名作落語大全集」はこちら。http://meisakurakugo.web.fc2.com/

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