高野孟
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高野孟のTHE JOURNAL

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政治経済から21世紀型ライフスタイルまで、タブーなきメディア《THE JOURNAL》が、“あなたの知らないニュース”をお届けします!

著者プロフィール

高野孟

1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。94年に故・島桂次=元NHK会長と共に(株)ウェブキャスターを設立、日本初のインターネットによる日英両文のオンライン週刊誌『東京万華鏡』を創刊。2002年に早稲田大学客員教授に就任。05年にインターネットニュースサイト《ざ・こもんず》を開設。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

サンプル号
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 高野孟のTHE JOURNAL Vol.177 2015.03.16
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 http://ch.nicovideo.jp/ch711

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《目次》

【1】《INSIDER No.776》
   一体何なのか、鳩山クリミア訪問を巡る狂騒
   ──異論を許さない嫌〜な国柄へ

【2】《FLASH No.090》
   「農協潰し」は安倍政権の政治的怨念
   ──日刊ゲンダイ2月26日付から転載

【3】《CONFAB No.175》
   閑中忙話(2015年03月08日〜14日)

【4】《SHASIN No.153》付属写真館

★ニコ動「UIチャンネル」は、16日20時、鳩山友紀夫×孫崎享×高野で
 「クリミアの現状と日本外交の在り方」をお送り致します。
→ニコニコチャンネル: http://ch.nicovideo.jp/eaci

《発売中の高野著書》
■東アジア共同体研究所ブックレット・シリーズ
・鳩山由紀夫、木村三浩らと共著『ウクライナ危機の実相と日露関係』
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・鳩山由紀夫ほかと共著『東アジア共同体と沖縄の未来』(花伝社)
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■小出裕章×高野孟『アウト・オブ・コントロール』(花伝社)
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■■■INSIDER No.776 2015/03/16■■■■■■■■■■■■■■■■

一体何なのか、鳩山クリミア訪問を巡る狂騒
──異論を許さない嫌〜な国柄になってきた

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 3月10日から12日まで、ウクライナから独立を遂げて1年目のクリミ
アを訪問した。前後にモスクワに一泊したので計5日間の久しぶりのロ
シアへの旅だった。

 発端は、新右翼団体「一水会」の木村三浩代表が昨年8月と9月にク
リミアを訪れて、現地幹部と親交を結んだことから、百聞は一見にしか
ずだから是非とも鳩山由紀夫に現地を訪れて実情を見て貰いたいと私に
働きかけてきたことにある。私はかねてより、一昨年11月以来のウクラ
イナにおける市民デモがたちまちにして武装反乱に発展して政変、そし
て内乱に至ったプロセスに、米国の表と裏の勢力が関与してきたという
大いなる疑念を抱いていて、以下の本誌各号でもそれを主張し続けてき
たので、この提案に賛同した。

▼14-03-31 No.725 「プーチン=悪者論で済ませていいのか?/ウクラ
イナ、クリミア争乱の深層」
▼14-08-11 No.744 「ウクライナ:膠着の下で続く米欧vs露の我慢競べ
/「ガス供給停止」カードを握るプーチンがやや優位に?」
▼14-10-20 No.754 「プーチン主導で進むウクライナ危機の収拾/「カ
ラー革命」をめぐる攻防」
▼15-02-16 No.772 「薄氷を踏むかのウクライナ停戦合意/その裏で忘
れ去られた?クリミア問題」

 これらのエッセンスは先週発売の「友愛ブックレット」第4弾『ウク
ライナ危機の実相と日露関係』(花伝社 http://amzn.to/1Lh3pEF )に
も収められているので、ご覧頂きたい。

 鳩山や木村にはそれぞれの思いがあったには違いない。が、ジャーナ
リストである私としては、昨年来のウクライナ危機をめぐる日本におけ
る報道や論評が、米欧の観点に無批判に追随するばかりで実相から余り
にもかけ離れてしまっていることに強い違和感を抱いてきた立場から、
実際にクリミア現地に行って実情を確かめつつ、過剰かつ不当と思われ
る西側の対露経済・個人制裁の妥当性を問い直し、その解除の条件を探
り、日露関係の改善のための方策を見出したいとの思惑があった。そし
て現実に現地を見て、クリミア共和国やロシア政府の幹部と懇談し、ま
た人びとの生の声にも接することを通じて、少なくとも複眼的に、西側
の言いぶりだけでなくロシアやクリミアの側の見方も斟酌して、この事
態の打開策を考えなければならないとの思いをますます強くした。

●クリミアに行くのは「国賊」?

 ところが、我々がクリミアに行くのを察知した外務省からは、出発当
日の午前3時までロシア課長が芳賀秘書に電話をかけて「行くな」と制
止しようとする異様なまでの圧力がかかった。日本政府としては、ちょ
うど1年前のクリミアのウクライナからの独立とロシアへの編入は、武
力による領土の変更であり到底許容することができないという、米欧の
立場を支持して対露制裁に加わっているので、そのクリミアに足を踏み
入れることはその政府方針を妨げ、ロシアの立場を支持することに繋が
ると言うのである。

 そんなことはなくて、その対露制裁そのものがどれほどの根拠があっ
てなされたものであるのかをこの時点で検証し、どのような条件が整え
ばそれを解除できるかを模索することは、まことに「国益」に沿うこと
である。本来は政府としても、建前では制裁を続けつつも、裏では日露
関係を解きほぐして正常化するための工作を積み重ねなければならない
正念場であるはずで、それが外交というものだが、日本は建前だけで突
っ張らかって、ロシアが膝を屈して詫びを入れて来るまでいつまででも
制裁を続けるかの態度をとっている。そのような時に、鳩山が元総理で
あり日ソ共同宣言を成した一郎の孫でありながら今は一民間人であると
いう利点を活かして、この膠着をほぐす糸口を探ろうとするのはごく当
たり前の「民間外交」である。

 ところが、日本政府・外務省の立場に屈従するばかりの日本のメディ
アは、鳩山は「日本人ではない」「国賊」「パスポートを取り上げろ」
といった口汚いキャンペーンを繰り広げ、これを一個のスキャンダルに
仕立て上げた。つい先々週まで、ウクライナ危機の本質にも、クリミア
併合問題の実体にも、日露関係の行方にも、何ら興味を持つことすらな
かったメディアが、モスクワの街中や空港で彼を追い回し、成田の空港
でも待ち構えて「元総理としてどう責任を取るんですか」「クリミアに
亡命するって本当ですか」「ひと言お願いします」と絶叫してマイクを
突き付ける有様は、亡国的としか言いようがない悲惨さである。こうい
うメディアのはしたない幼稚さを通じて、政府方針に逆らって異論を唱
える者は「国賊」であるという社会的な雰囲気が深まって行くのが恐ろ
しい。

 もちろん、このような挙国一致=大政翼賛的な風潮に対する反発は湧
き出ている。3月15日付東京新聞の「こちら特報部」は「痛い文化」と
いう面白いテーマを取り上げていて、「痛い」とは「他人の的外れな言
動や勘違い・場違いな発言を批判的に評する若者言葉」なのだそうだが、
それはともかく、その特集の末尾に「牧」署名のデスクメモがありこう
書いている。

「ネットを見ると、鳩山由紀夫さんが『痛い人』になっていた。理由は
先のクリミア訪問だ。ウクライナの極右の所業などを考えると、同国と
ロシアのどちらが善で、どちらが悪かは決め難い。そんな場合、双方に
パイプがあることが肝要だ。米国のカーター外交の例もある。むしろ、
非難の理由が痛くないか」

 これが正常な感覚である。あるいは、……(47%表示/全文4,775文字
中2,245文字)

■■■ CONFAB No.176■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

閑中忙話(15年03月08日〜14日)

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3月8日(日)

 10時から釜沼北の棚田クラブの新年度説明会。この一帯では、中心と
なる大山千枚田で130 組余りの棚田保存会員を毎年募集するが、参加希
望者が溢れてしまうので、近辺のいくつかの棚田に支部を作って数十組
ずつを受け入れている。ここはその1つで、始まって8年目の今年は25
組定員のところ初めて満員となった。3月から4月にかけてクロ塗り、
代掻きなどの準備作業を行い、5月2日に全員参加で田植え。途中に田
の草取りや畦道の草刈りが何度かあって、予定では9月5日に稲刈り、
9月26日に収穫祭という年間日程となった。

3月9日(月)

 成田発13時10分のエアロフロートでモスクワへ。新右翼団体「一水
会」の木村三浩代表の先導で、鳩山由紀夫さん、秘書で研究所事務局長
でもある芳賀大輔さん、木村さんの友人のIさん、それに私でクリミア
を訪問する旅なのだが、まあ外務省が「行くな、行くな」と五月蠅くて
今朝3時まで芳賀さんの携帯に電話をしてくるという狂態には呆れてし
まった。モスクワ時間の夕方にシェレメチョヴォ空港について、待ち構
える日本メディアを捲いて空港近くのホテルに辿り着くのに一苦労。機
内食が2回出たので、軽く一杯飲んで休む。

3月10日(火)

 モスクワ発9時20分でクリミアの首都シンフェローポリまで3時間弱
で着く。そのままヤルタ市に向かい、70年前に歴史的なヤルタ会談が行
われたリヴァディア宮殿と、帝政時代の市政官ヴォロンツォフ伯爵が19
世紀半ばにイギリス人建築家に建てさせたヴォロンツォフ宮殿を見学し
た(写真 http://bit.ly/1GJQvZ9 )。その後に同市のロステンコ市長、
コーサレフ市議会議長らと会食した。小アジの唐揚げが美味しくて、
「何と言う魚か」と聞くと「王様の魚」だと。1時間半かけてシンフェ
ローポリに戻り、22時30分ホテルにチェックイン。「ウクライナ・ホテ
ル」というクラシックな名門ホテルで、名前が「ウクライナ」のままで
あるのに加えて、その表記もウクライナ語のスペルのままなのが面白か
った(写真 http://bit.ly/1GJQvZ9 )。この名前で世界の顧客にも知
られているので、改名するつもりはないとのこと。この地が1954年から
2014年までの50年間、ウクライナ領であったことのモニュメントなのか
もしれない。レストランは24時間オープンなので、みんなで軽く飲んで
寝ることにしたが、何せエレベーターがないので、私は3階の部屋だっ
たのでまだしも、4階の人はウォッカを飲んだ後では部屋に辿り着くの
がなかなか大変だ。

3月11日(水)

 9時半から……(25%表示/全文4,325文字中1,086文字)

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                   2011年11月7日 高野孟

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 06年からの旧《ざ・こもんず》も、その発展形態として08年に始まった
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のブロガーや読者に広く開放し、その自由闊達な双方向的なやりとりを通
じてこの世の中を少しでもマシなものにしていく新しい社会的な力を創り
出したいという狙いを込めたもので、小沢一郎元代表に対する検察の不当
弾圧への反撃キャンペーンや民主党政権誕生の後押しなど、いくつかのテ
ーマとタイミングでは大いに盛り上がって大変なアクセス数を記録し、1
つの実験としては狙い通りの成功を収めたと言えるでしょう。

 しかし、これを1つの事業として持続可能なものとしていくという点で
は、私はいかにも力不足であり、去る7月にポータルサイトへの記事配信
の契約が打ち切られた後は、ベンチャー型投資の受け入れの可能性を含め
ていろいろ模索しましたがそれも成らず、結局、かつてのINSIDERと同様、
まずは私がひたすら書き続け、それに多くの友人・知人たちが直接・間接
に協力してくれて、その私を中心とする心あるジャーナリストはじめ発言
者たちの共同の努力をよしとする読者の皆様に有料メルマガ購読という形
で支えて頂くという、言わば“原点”に回帰することになりました。これ
こそが《THE JOURNAL》を敢えてINSIDERと統合し、メルマガのタイトルを
「高野孟のTHE JOURNAL」と名乗ることにした意味にほかなりません。

 私も、普通なら定年退職という年頃もだいぶ過ぎて、もうそろそろ切っ
た張ったのジャーナリスト人生もいい加減にしようかという心境に近づき
つつあったのですが、3・11の凄惨とそれへの政治やメディアの無様な対
応ぶりを見て、改めて「こんな世の中を子や孫たちに残して死ねるか!」
という痛切な思いが嘔吐のように身体の底から湧き起こってきて、一念発
起、本当にこれが最後の一仕事と思い定めて「高野孟のTHE JOURNAL」を
やり遂げようと覚悟するに至りました。

 これまでのINSIDERのメルマガ読者や《THE JOURNAL》の閲覧者の皆様に
は、長い間のご支援に改めて心より感謝を申し述べたいと思います。その
上でさらなるお願いとなりますが、皆様には是非とも「高野孟の
THE JOURNAL」メルマガにご登録頂くとともに、周りの友人・知人の皆様
にもこれを大いに広めて頂いて、新しい経営基盤を1日も早く確立できる
ようご協力頂きたく、何とぞよろしくお願い申し上げます。▲

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