F. M. Letter -フード・マイレージ資料室 通信-

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「フード・マイレージ」の考え方等を基に、未来の私たちの食と農について、読者の皆様と考えていければと思います。「潮目」を変える様々な活動をされている方達や各種イベント情報も紹介しています。

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メルマガ名
F. M. Letter -フード・マイレージ資料室 通信-
発行周期
月2回(和暦の1、15日:新月とほぼ満月の日)に発行します。
最終発行日
2017年12月02日
 
発行部数
124部
メルマガID
0001579997
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
ニュース・情報源 > 雑学・豆知識 > その他

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メールマガジン最新号

◇フード・マイレージ資料室 通信 No.132◇
 2017年12月2日(金)[和暦 神無月十五日]発行
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◆ F.M.豆知識 世界各国の森林率
◆ O. カレント Present Tree
◆ ほんのさわり 宮脇 昭『森の力 植物生態学者の理論と実践』
◆ 情報ひろば ブログ更新、イベント情報等
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 カレンダーは12月に入りました。2017年もあとわずか、慌しくなってきました。時節柄どうぞご自愛下さい。
 時の流れを体感するため、和暦の朔日(新月の日)と十五日(ほぼ満月の日)に配信している本メルマガ、今回は神無月十五日の配信です。
 今回は森林と植樹の特集です。

◆ F.M.豆知識
 食や農に関連して、特に私たち消費者にちょっと役に立つ、あるいは考えるヒントになるようなデータの断片を、毎回一つずつ、コツコツと紹介していきます。

-世界各国の森林率-

 国際連合食糧農業機関(FAO)のデータを基にした集計によると、世界主な国[注]の土地面積(河川、湖等を除く)の合計は約1億3千万平方km。うち森林の面積は約4千平方km、土地面積に占める割合(森林率)は30.6%となっています。
 この森林率を比較したグラフがリンク先の図です。
 http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2017/12/87_sinrinritu.pdf

 これによると、森林率が最も高いのはフィンランドの73.1%で、次いで日本の68.5%となっています(3位はスウェーデンの68.4%)。その他の国は、ブラジルが60%近く、インドネシアやロシアが50%前後、アメリカ、カナダ、ドイツ、フランス等が30%台、オーストラリアやイギリスは10%台となっています。

 このように、日本は世界でも有数の森林国なのです。
 なお、森林率が高いということは、平坦地が少なく、農業の規模拡大には不利な条件にあることも示しています。

[注]OECD加盟国及び森林面積が1,000万ha以上でかつ人口が1,000万人以上の国。
[出典等]
 農林水産省「平成28年度 森林・林業白書 参考資料」
  http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/28hakusyo_h/material/m06.html
 ウェブサイト「フード・マイレージ資料室-F.M.豆知識」
  http://food-mileage.jp/category/mame/

◆ オーシャン・カレント -潮目を変える-
 食や農の分野について先進的かつユニークな活動に取り組んでおられる方や、食や農に関わるトピックスを紹介します。

-Present Tree(プレゼントツリー)-

 日本は世界有数の森林大国でありながら、過疎化や林業従事者の高齢化・減少により適切に管理できない森林が増えています。森林が荒廃すると、山崩れなど災害の防止、水資源のかん養、二酸化炭素の吸収等の機能が失われることになります。

 そうした課題に向き合っているユニークな活動の一つが「Present Tree」(プレゼントツリー)です。合い言葉は「人生の記念日に樹を植えよう!」。
 結婚、出産、入学など人生の節目に、大切な人や自分自身の記念樹を荒廃が進んでいる里山林や被災跡地などに植え、その里親になってもらうことで森林を再生していこうという取組みです。実施主体は認定NPO法人環境リレーションズ研究所です。

 記念樹には1本ずつシリアル番号のプレートがつけられ、その番号を記した植林証明書が発行されます。里親となることが森林に関心をもつきっかけとなり、さらに自分の樹に会いにいくことで森のある地域との交流が生まれ、地域振興や活性化に貢献することにもなります。

 活動がスタートした2005年1月から2017年9月末までの間に、北海道から九州まで、さらにインドネシアなど海外を含む27カ所に約16万本の植樹を行ってきました。 100社以上の企業・団体ともコラボレーションし、支援者は延べ約472万人に上っています。
 植林地の管理は、森林所有者、森林組合等、行政(市町村)、環境リレーションズ研究所の4者による10年間の協定に基づき、地元の林家や森林組合が行う仕組みになっています。
 このため、最低10年間にわたって森林の適切な管理が担保されるとともに、地元の雇用確保等にも貢献するのです。

 福島・双葉郡広野町は、東日本大震災による津波で大きな被害を受け、一時は原発事故により全町民が避難を余儀なくされました。昨年、整備された「ひろの防災緑地」の一画をPresent Treeの植栽地とし、地域の里山由来のコナラ、クヌギなど5種類の広葉樹が植えられました。
 今後、町内外の人びとの交流の場となることで町の賑わいを取り戻し、さらには双葉郡の復興のモデルとなることが期待されています。

 人生の節目に大切な人のために記念樹を植えることが、人やすべての生き物にとって大切な森林を整備し、地域の活性化等にも大きく貢献することにつながるのです。

[参考]
 Present Tree(プレゼントツリー)
  http://www.presenttree.jp/
 ウェブサイト「フード・マイレージ資料室-オーシャン・カレント」
  http://food-mileage.jp/category/pr/

◆ ほんのさわり
 食や農の分野を中心に、考えるヒントとなるような本の「さわり」だけを紹介します。

-宮脇 昭『森の力 植物生態学者の理論と実践』(2013.4、講談社新書)-
 http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062882040

 本書は、1928年岡山県生まれの実践的植物生態学者(横浜国立大学名誉教授、公益財団法人 地球環境戦略研究機関国際生態学センター・終身名誉センター長)である著者が、「『森の力』を伝えておきたい」という思いで書かれたた本です。

 日本全国や世界の各地に足を運んで植生調査を実施するうち、著者は土地本来の森(潜在自然植生)が世界中から消え去りつつあることに大きなショックを受けたそうです。
 宮脇先生によると、森は「いのち」を守る循環システムの母体(唯一の生産者)であるとのこと。つまり、森のおかげで私たち人間や動物は生きていけるのだそうです。

 危機感を抱いた著者は、大企業等とも連携し、土地本来の森をよみがえらせる「ふるさとの森」づくりを始められました。これまでに国内外で1700カ所以上、4000万本以上を植樹されたそうです。
 世界トップクラスの技術者たちが、どんぐりから根が出て芽が出たという当たり前のことに感動していることに、逆に驚いたといったエピソードも紹介されています
 ちなみに、ふるさとの森の手本は各地に残されている鎮守の森とのこと。

 また、関東大震災、阪神淡路大震災、東日本大震災の際には、土地本来の森は延焼を防ぎ、津波を受け止めたという事実も紹介されています。
 本書は、現在、東北の被災地で森の防波堤づくり(瓦礫を活かす森の長城プロジェクト)に取り組んでおられる著者の以下のような言葉で締めくくられています。
「私はまだ85歳。いのちある限り皆さんと一緒に木を植え続けることを誓います。30年後の東北被災地での『ふるさとの森の同窓会』でみなさんと再会できますように」

[参考]
 ウェブサイト「フード・マイレージ資料室-ほんのさわり」
  http://food-mileage.jp/category/br/

◆ 情報ひろば
 拙ウェブサイトやブログの更新情報、食や農に関わる各種イベントの開催情報等をお届します。

▼ 拙ブログ「新・伏臥慢録」更新情報
○ までいの里・飯舘村の今と未来(CSまちデザイン市民講座)[11/19]
 http://food-mileage.jp/2017/11/19/blog-58/

○ 戦後72年。いま感じていることを持ち寄り対話しませんか[11/23]
 http://food-mileage.jp/2017/11/23/blog-59/

○ サトイモ掘って芋煮会しよう!(東久留米・篠宮農園)[11/24]
 http://food-mileage.jp/2017/11/24/blog-60/

○ 美味二題(秋田市と江戸東京野菜)[11/28]
 http://food-mileage.jp/2017/11/28/blog-61/

○ 縮小社会(松久 寛先生@脱成長MTG)[11/30]
 http://food-mileage.jp/2017/11/30/blog-62/

▼ 筆者が参加予定または関心のあるイベント等を勝手に紹介します。
 既に満席の場合等がありますので、参加を希望される際には必ず事前に主催者等にお問い合せ下さい。

○ 世田谷事件追悼の集い「ミシュカの森」
 日時:12月9日(土)14:00~16:30
 場所:慶應大学西校舎517教室(東京・文京区関口1)
 主催:ミシュカの森
 (詳細、お問合せ等↓)
 https://www.facebook.com/events/812848525584598/

○ 八王子の江戸東京野菜「高倉ダイコン」を知り尽くそう!圃場見学&食べ尽くしツアー
 日時:12月17日(日)10:00~15:00
 場所:東京・八王子市(JR八高線小宮駅 集合)
 主催:多摩・八王子江戸東京野菜研究会
 (詳細、お問合せ等↓)
 https://www.facebook.com/events/129027294479284/

○ 第169回東北食べる通信車座座談会+忘年会2017
 日時:12月25日(月)17:00~21:00
 場所:なみへい(東京・日本橋本石町4)
 主催:八幡 名子さん、高橋 博之さん
 (詳細、お問合せ等↓)
 https://www.facebook.com/events/1629920760391476/

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*今号のコツコツ小咄。
「おカネを介さずに必要な物を譲り合うようにすれば、気持ちのいい社会になるかも」
「交換(好感)経済ですね」
  http://food-mileage.jp/category/iki/

* 次号No.133は、12月18日(月)[和暦 霜月朔日]の配信予定です。
 より役立つ情報発信に努めていきたいと考えていますので、読者の皆さまのご意見、ご要望をお聞かせ頂ければ幸いです。

* 和暦については、高月美樹さん『和暦日々是好日』を参考にさせて頂いています。
 いつもありがとうございます。
  http://www.lunaworks.jp/

* 本メルマガは個人の立場で配信しているものであり、意見や考え方は筆者の個人的なもので、全ての文責は中田個人にあります。
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◆ F. M. Letter -フード・マイレージ資料室 通信-【ID;0001579997】 
 発行者:中田哲也
 ウェブサイト「フード・マイレージ資料室」
  http://food-mileage.jp/
 ブログ「新・伏臥慢録~フード・マイレージ資料室から~」
  http://food-mileage.jp/category/blog/
 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/

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