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メールマガジン最新号

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食の安全・監視市民委員会 FSCWメールマガジン 第47号
                  2017年5月19日発行

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<もくじ>
◎焦点:実態が隠されている「かくれんぼ食品」
◎焦点:見えない塩分・糖分、異性化糖
◎トピックス:RNA操作のジャガイモ承認へ
◎トピックス:築地市場の豊洲移転をとめよう
◎編集後記


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【トピックス】 実態が隠されている「かくれんぼ食品」

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4月16日の総会記念講演会では、
同日発行のブックレット『かくれんぼ食品』で取り上げた
かくれんぼ添加物などについてお話しました。

添加物とは、食品の(1)製造用の豆腐用凝固剤など
(2)加工用の着色料・甘味料・調味料・香料など
(3)保存の目的で使う酸化防止剤・保存料などのことです。
添加物は厚生労働大臣が、安全性を確認したものを指定して使います。
現在指定添加物は436品目ですが、
指定の不要な既存添加物(天然添加物)が365品目あります。
さらに野菜色素など約100品目の一般飲食物添加物、
天然香料が約600品目も指定不要です。

添加物は原則物質名を表示し、8用途については用途名も併記しますが、
キャリーオーバーと加工助剤は、表示基準で表示が免除され、
さらに一括名表示として、
用途名だけ表示すれば良いもの、
簡略名や類別名などで物質名を表示しなくても良いものがたくさんあります。
つまり、どれほど表示を見ても、
実態が分からないものがたくさん使われているのです。
しかも遺伝子組換え添加物は、組換えであるという表示がありません。

◆究極のかくれんぼ添加物
一括名表示は、表示基準ではなく、消費者庁次長通知で表示が免除されています。
一括名だけで良いので、消費者には実態が分かりません。
最も有名なものが「調味料(アミノ酸など)」です。

これよりさらにひどいのが簡略名で、
ねばねば感などのため使う植物の種子や海藻抽出物は、
2種以上使うと「増粘多糖類」と書けば良いのです。
また「加工でんぷん」も11種類もある添加物ですが、
具体的な名前は不要です。
こうしたものの中には、安全性評価が不十分なものもあるのに、
避けることができません。

◆遺伝子組換え食品のかくれんぼ
大豆、トウモロコシ、なたねなど8作物は表示が義務づけられていますが、
主な原材料の3位までで、
割合が5%以上であるものしか表示義務がありません。
醤油や油など組換えDNAが残っていないものは義務がありません。


神山美智子(食の安全・監視市民委員会代表)



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【トピックス】 見えない塩分・糖分、異性化糖

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世界保健機構(WHO)は、塩分、砂糖の取りすぎの健康影響を危惧し、
摂取目標値、推奨摂取量を勧告し、各国に呼びかけています。
ところが、日本は1日摂取量をいずれも大幅にオーバーしており、
知らずに摂り続けている一因は、
見えない、読み取りにくい、判りにくい、栄養成分表示にあるようです。

◆塩分
栄養成分表示が義務化され、
「ナトリウム」表記は「食塩相当量」に統一されましたが、
経過猶予期間があるため、
まだ「ナトリウム」表記のみの加工食品を多くみかけます。
食塩相当量を知るためには、表示を見て換算する計算が必要です。
加工食品とくに、風味調味料、だし(粉末・液体)類、
即席麺類を多用する人は注意しましょう。
ナトリウム量(mg)×2.54÷1000=食塩相当量(g)

◆糖分
栄養成分表示では、
糖分は「炭水化物」(栄養学で糖質=炭水化物)と表示されるため
実際に含まれている糖分(砂糖)の量はわかりません。
これから夏に向かい、
清涼飲料、スポーツ飲料を飲む機会が多い時期に入りますが、
人気の炭酸飲料(500ml)の炭水化物を砂糖として換算してみたところ、
スティックシュガー約19本分(1本3gで計算)が
含まれているということが分かりました。
スポーツ飲料も同様で、11本分の砂糖が含まれているなど、
水代わりに1本飲むと、1日の砂糖摂取推奨量25gをオーバーしかねません。

加工食品の栄養成分表示・炭水化物と
食品表示の原材料・食品添加物表示を照らし合わせ
判断することが必要です。

◆異性化液糖
トウモロコシ(遺伝子組み換えの場合も)や
ジャガイモ、サツマイモなどに含まれるでんぷんを
加水分解しぶどう糖にした後、
一部を酵素で果糖に変換(異性化)した人工的に作られた糖です。
「果糖ぶどう糖液糖」「ぶどう糖果糖液糖」などと表示してあります。
大量生産により価格も安く、輸入・流通・使用されているようです。


蓮尾隆子(食の安全・監視市民委員会運営委員)



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【焦点】 RNA操作のジャガイモ承認へ

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食品安全委員会は、2017年3月15日、
米国シンプロット社が開発したRNAi(RNA干渉法)ジャガイモを
安全だと評価しました。
このままでは、まもなく国内流通が承認されそうです。

このジャガイモは、これまでの遺伝子操作と異なり、
RNAiを用いて開発したもので、
加熱した際に生じる発癌物質アクリルアミドを低減、
打ち身が黒くなる打撲黒斑を低減しているということです。
すでに米国では栽培が行われ、市場に出ている作物です。

このジャガイモの特徴は、RNAiが使われていることです。
RNAiとは、遺伝子の働きを止める技術です。
通常は一本鎖のRNAですが、dsRNA(二重鎖RNA)を用いると、
それと対応する塩基配列を持つRNAを壊し、
遺伝子の働きを止める現象を応用したものです。
初めてのRNA操作食品です。

この操作には、多くの問題点が指摘されています。
まずRNAはDNAに比べ、はるかに複雑なシステムをもち、
いまだにその全体像を理解する手段を持ち合わせていません。
ノルウェーのバイオセーフティ遺伝子技術センターの
科学者サラーフ・アガピトは、dsRNAの拡散は、遺伝子を止めるものだけに、
生物に劣化などの問題を引き起こすと、警告を発しています。
また米国食品安全センターは、中国で行われた動物実験で、
肝臓にdsRNA断片が見つかったことがあり、
人や動物の遺伝子を壊すなどの影響を及ぼす可能性があると指摘しています。

現在、RNAiを農薬のように散布して、害虫の遺伝子に作用し、
成長を遅らせたり、殺したりする技術も開発されています。
しかし、標的の害虫のみならず、益虫やその他の動物の遺伝子まで止めて、
害を及ぼすのではないか、懸念されています。


天笠啓祐(食の安全・監視市民委員会運営委員)



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【トピックス】 築地市場の豊洲移転をとめよう

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5月18日開催の豊洲市場における土壌汚染対策等に関する専門家会議で
豊洲市場予定地の地下水モニタリング調査結果が公表されました。
それによると、発がん性物質のベンゼンが最大で環境基準の100倍、
猛毒のヒ素は同3.4倍を検出しました。
検出されてはいけないシアンは19カ所で検出されました。

豊洲の地下水については、今年1月の第9回モニタリング調査で
環境基準を大幅に上回るベンゼンなどが検出され、
3月の再調査でもほぼ同様の結果が出ていました。
今回の結果で豊洲の地下水汚染が改めて明らかになった格好です。

ところが、このような結果にもかかわらず、
18日の専門家会議は、
本来されているはずの盛り土がなかったことへの対策案に終始しました。
土壌汚染対策である盛り土がなかった時点で
豊洲への市場移転は即中止されるべきでした。

土壌汚染に詳しい専門家たちからは
「地上は安全」という専門家会議座長の発言への批判が高まっています。
地下水の汚染は土壌に汚染が残っているからに他ならないというわけです。
豊洲移転ありきで進めようとする専門家会議座長や委員の姿勢には
築地で働く関係者からも不満や不信の声が上がっています。

一刻も早く豊洲移転計画を中止させるため、
引き続き署名へのご協力をお願いします。

本メルマガ44、45号でお願いした
築地市場の豊洲移転中止を求める署名には
これまでに多くの方にご協力いただいています。
3月17日に第1次集約分2万6636筆、
4月27日に第2次集約分1万6648筆を東京都知事宛てに提出しました。

現在も集約中で、6月5日に第3次分を提出予定です。
6月3日までにお送りください(文末に送付先)。
署名用紙は以下からダウンロードできます。
https://stoptoyosu.jimdo.com/


食の安全・監視市民委員会



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◆編集後記◆
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消費者庁が加工食品の原料原産地表示の拡大に踏み切り、
3月27日にその原案が提示され、一般からの意見募集が行われました。

基本は、加工食品の中で最も重い原材料のみの原産国を表示するだけであり、
消費者が望む全原材料の原産地表示からは程遠い内容でした。
しかも、多くの例外規定があり、消費者に分かる表示になるか懸念されます。

それでもこの表示案への食品業界の反対は強く、
多数の反対意見提出に動きました。
特に強く反対しているのが、食用油業界です。
食用油は、原産地表示が簡単な食品であり、
ややこしい変更が必要ではありません。
しかし、ナタネ油で原産地がカナダであれば、
遺伝子組み換えナタネを使用していることが分かります。
コーン油やサラダ油、大豆油で、
原産地が米国であれば遺伝子組み換え原料使用が分かります。
そのため反対に動いているのでは、と勘繰ってしまいます。

消費者庁は加工食品の原料原産地表示に続いて、
遺伝子組み換え食品表示の見直しに入り、
4月26日に第1回検討会が開催されました。
この表示制度に関しても、業界団体の抵抗がさらに強まるため、
検討会での審議が進まないことが予想されます。

食品表示は消費者の知る権利を守るためのものでなくてはいけません。
消費者の力が試される、といっても過言ではありません。(あ)


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このメールマガジンに掲載されている広告の内容は、
食の安全・監視市民委員会の活動とは無関係です。

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[発行]食の安全・監視市民委員会
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メルマガ名
食の安全・監視市民委員会メールマガジン
発行周期
ほぼ 月刊
最終発行日
2017年05月19日
 
発行部数
159部
メルマガID
0001598395
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
行政・政治・地域情報 > 団体 > NPO・NGO

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