BOMB書店☆静かなる読書

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詩を物語化したような、ミステリアスで、ファンタジックな小説です。 「BOMB書店」という一風変わった本屋から、毎週、日曜日に、不思議な本が届くようなイメージで配信いたします。 第二回目は、8月25日から配信開始です♪ タイトル 「オレンジとアップルと9cm王国」☆ 第一回目の「HOUSE OF DRAGON」の前に作られた物語です。 オレンジとアップルという姿や思考が似ている二人が、 不思議な人物や動物たち、精霊、妖精たちと、関わりながら、 消えてしまったネコのキャロルを捜す旅のお話です。 全四部からなり、一章ごとが短編小説のような味わい。「静かなる読書」にぴったりです☆

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メルマガ名
BOMB書店☆静かなる読書
発行周期
週刊
最終発行日
2018年04月22日
 
発行部数
15部
メルマガID
0001600010
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
アート・文芸 > 文芸 > 小説

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            - 市川裕子劇場 - 
No.263
                                               
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
市川裕子の詩や物語を紹介する「BOMB書店☆静かなる読書」です。
■発行者プロフィール ⇒ http://ichikawayuko.com/


こんにちは☆ 発行者の市川裕子です。

毎週日曜日に、市川裕子の描く、

様々な作品をお届けするメルマガです☆

私は、詩を中心とした創作活動をしていますので、

小説は、「詩的なものを物語化している」と思っていただけたら、

分かりやすいかと思います。

現在は、「オレンジとアップルと9cm王国」をお届けしています☆

オレンジとアップルという二人が、

屋敷を取り囲む塀を作り、部屋の壁に絵を描いたことから、

白いネコのキャロルが行方不明になるという事件が起こります。

そして、何かの異変により太陽が出なくなり、

暗闇の中をいろんな人物たちが彷徨います。

支配していた者たちが囚われ、

囚われていた者たちが逃げ出すなど、

それぞれが、それぞれの目的で動き回り、

そして、いろんな出会いを経験していきます。

さて、太陽は戻るのか?

オレンジとアップルは、キャロルを捜し出すことができるのか?

どうぞ、お楽しみくださいませ☆


☆前回のラストシーン☆

「教えてほしい。もう一人のある者が、どうなったのかを」
ダルエスは、ふと笑いを漏らす。
「それは、分かっているはずだがね。ガラスの城の主さん」
その瞬間、バズが驚きの声を上げる。
だが、ルーボンは、もう一度、尋ねる。
「わしには、分からないのだ。この先がどうなるのか」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【★】「オレンジとアップルと9cm王国」  第四部  
 ☆  第七十九章   それぞれの立ち位置  ☆ 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「それは、あなた自身、次第、
ということになると思うが、いかがだろうか?」
と予言者ダルエスは答える。

かつての城の主ルーボンは、大きな溜め息を吐き、
「やはりね、そうだろうね」と呟く。

「だが…あなたには、分かっているはずだ。
その黒いカードには、すでに出ているのだろう。
かつての城の主の末路が」
とルーボンは、壁に磔にされているダルエスを見上げ、
そして、自分の体を更に大きく伸ばして言った。

ダルエスの両隣に控えている巨人スライゴとベッティーダは、
そのルーボンの伸び縮みする奇妙な姿に圧倒されて、身動きができない。

「この得体の知れない者とネコを捕らえろ!」
 
ダルエスとルーボンのやり取りに、
自分が阻害されている気がした巨人バズが、
痺れを切らして、叫ぶ。

だが、巨人たちは、
「あれが、ガラスの城の主?」
「生きていたのか?」
「本当に、ガラスの城の主なのか?」
と口々に言うばかりで、
誰も、ルーボンとキャロルを捕らえる者はいなかった。

バズは、ルーボンに近寄り、
「お前は、本当にガラスの城の主なのか?」
と叫ぶように聞く。

だが、ルーボンは、バズの方に、振り向きもしない。

バズは、
「おい! 聞いているのか!」
と叫びながら、ルーボンに手をかけようとする。

だが、ルーボンの体は、ぐにゃりとした粘土のような、
それでいて、空気のような感触で、捕まえることができない。

「お前…」
とバズが気色ばむ。

「我は、ガラスの城の主なり。
貴様に、お前呼ばわれするような者ではない! 
無礼だぞ!」
と、ルーボンは凄むように言ったかと思うと、
「この者を捕えよ!」
と、暗闇に響き渡るように叫んだ。

バズも巨人たちも、その声の響きにたじろぐ。

「この無礼な者を捕えよ!」
とルーボンは、バズを指差し、巨人たちに命令する。

だが、巨人たちは、うろたえ身動きができない。

ルーボンは、更に、
「この無礼者を捕えよ!」
と、予言者ダルエスの両隣に控えている
巨人スライゴとベッティーダに命令する。

だが、スライゴもベッティーダも顔を見合わせるだけである。

「この無礼者を捕えよ!」
とルーボンは、黄色く光る鳥籠を捧げ持つ巨人ジャグに命令する。

だが、ジャグは、恐れて、首を振る。

しかし、
鳥籠の中の黄色く光る鳥プルックは、
こくりと頷くと、羽を大きく広げた。

その瞬間、暗い部屋に電気が灯ったかのように、
一気に辺りが明るくなる。

すると、その光を嫌うように、
バズが、踵を返す。

だが、すぐそばに近付いていたダルエスの影エスルダが、
バズの体を羽交い締めにしたのである。

「うっ! 誰だ?」
と、バズが、自分の体を掴んでいる何者かに怯える。

その隙だった。

いきなり、
足元に、何者かが這い寄ってきて、
バズの右足が、がっしりと掴まれたのである。

「お、お前は!」
とバズが叫ぶ。

自分の右足に、
管理人ティオが両手でしがみつき、
更に、両足も絡ませている。

「お前…裏切るのか?」
とバズが目を剥く。

だが、ティオは、
狡猾な目でバズを見上げているだけである。

ティオは、
手錠を掛けられている両手と
重りのついた両足を
バズの右足に完全に絡みつかせて、
この場から逃げられないように固定している。

ティオは、この先のことは分からないが、
常に、自分の立場が優位になるよう、
頭を研ぎ澄ませていた。

この様子を見ながら、
ダルエスは、静かに、黒いカードをシャッフルする。

目の前のテーブル代わりの黒い箱の上に、
三枚のカードを並べ、それぞれをめくる。

「誰も、ここからは逃げられない。
次に何が起こるかは、
その白いネコのキャロルが知っているだろう」
と言い、
ダルエスは、黒いカードを一つにまとめて手に収め、
黒い箱の上を指差した。

ルーボンの足元にいるキャロルが首を振る。

だが、ダルエスは、黒い箱の上をトントンと叩く。

キャロルは、
「僕には、分からないよ」
と首を振るが、
ダルエスの左隣にいるスライゴが、
しゃがんで、両手をキャロルに向ける。

キャロルは、スライゴの顔を見る。

キャロルは、一瞬、躊躇するが、
その巨人が、
他の巨人たちと何となく違うような気がして、
素直に、スライゴの両手の平に手をかける。

スライゴは、そっと、
キャロルを包み込むように持ち上げ、抱きかかえると、
ダルエスの前の黒い箱の上に乗せた。

ダルエスは、スライゴの顔を見る。

スライゴは、無表情である。

ダルエスも無表情のまま、視線を戻し、
黒い箱の上のキャロルを見る。

キャロルは、ダルエスを見返す。

どこかで会っているのだろうか? と記憶を探ったが、
記憶をなくしているので、何もかもが覚束ない。

キャロルは、ダルエスに囁くように言う。

「僕は、何も分からないよ。何しろ、記憶を失っているからね」








To be continued. 

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【★】編集後記
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「市川裕子の聖なる創作空間」

体調が、少しずつ戻ってきて、
やっと、これから、どうしようかと
もろもろ考えています。

動けない間、
いろんな本を読んだり、
できることを少しずつ進めたりはしていましたが、
それが、どうなるのかは、
直結しないので、
今は、気分に従って、
興味のあることを手がけている、という感じですねー

さて、

今回の音楽紹介ですね。

前回の紹介をどうしようかと
考えているうちに、
一週間、経ってしまいました。

すみませんー

どうしようかな、と考え、
二回に分けて、紹介しようかしら、、、
と思ったり、、、

ブログの方で、
考えつつ、アップしようと思います。

アバウトで、すみませんー

では、
ブログの方で、ごらんくださいませ〜

「流星ラビットパンチ」のブログです〜

http://ameblo.jp/rabittpunch/


それでは、また次回!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪


「オレンジとアップルと9cm王国」は、
2013年8月25日から第一部開始、
2014年7月20日〜2015年7月19日までが第二部。
2015年7月26日〜2016年10月16日までが第三部。
そして、2016年10月23日から第四部を開始しています。

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■市川裕子ホームページ
└→ http://ichikawayuko.com/
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