BOMB書店☆静かなる読書

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詩を物語化したような、ミステリアスで、ファンタジックな小説です。 「BOMB書店」という一風変わった本屋から、毎週、日曜日に、不思議な本が届くようなイメージで配信いたします。 第二回目は、8月25日から配信開始です♪ タイトル 「オレンジとアップルと9cm王国」☆ 第一回目の「HOUSE OF DRAGON」の前に作られた物語です。 オレンジとアップルという姿や思考が似ている二人が、 不思議な人物や動物たち、精霊、妖精たちと、関わりながら、 消えてしまったネコのキャロルを捜す旅のお話です。 全四部からなり、一章ごとが短編小説のような味わい。「静かなる読書」にぴったりです☆

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メルマガ名
BOMB書店☆静かなる読書
発行周期
週刊
最終発行日
2017年08月13日
 
発行部数
16部
メルマガID
0001600010
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
アート・文芸 > 文芸 > 小説

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            - 市川裕子劇場 - 
No.227
                                                
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
市川裕子の詩や物語を紹介する「BOMB書店☆静かなる読書」です。
■発行者プロフィール ⇒ http://ichikawayuko.com/


こんにちは☆ 発行者の市川裕子です。

毎週日曜日に、市川裕子の描く、

様々な作品をお届けするメルマガです☆

私は、詩を中心とした創作活動をしていますので、

小説は、「詩的なものを物語化している」と思っていただけたら、

分かりやすいかと思います。

現在は、「オレンジとアップルと9cm王国」をお届けしています☆

オレンジとアップルという二人が、

屋敷を取り囲む塀を作り、部屋の壁に絵を描いたことから、

白いネコのキャロルが行方不明になるという事件が起こります。

そして、何かの異変により太陽が出なくなり、

暗闇の中をいろんな人物たちが彷徨います。

支配していた者たちが囚われ、

囚われていた者たちが逃げ出すなど、

それぞれが、それぞれの目的で動き回り、

そして、いろんな出会いを経験していきます。

さて、太陽は戻るのか?

オレンジとアップルは、キャロルを捜し出すことができるのか?

どうぞ、お楽しみくださいませ☆


☆前回のラストシーン☆

「つまり、塀の中とは、塀、そのものの中のことでしょう? 
つまり、ドクターJ・ジョーカー氏の敷地内と
敷地外の間に塀を作ったことによって、
第三の世界が現れたってことだよね。
塀の中に」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【★】「オレンジとアップルと9cm王国」  第四部  
☆ 第四十三章  ドクターJ・ジョーカー氏が作ったもの ☆ 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「でも、塀の中は、
石がバラバラと落ちてきて、破壊されたんだよ。
それに、太陽は、泥の波が襲いかかってくる前に、
すでに消えている。
多くの矛盾があるよ」
とシュウオンが言った。

「世の中は、矛盾だらけさ」
と、ギュンは、おどけたように答える。

「そうだけど…」
とシュウオンは、ギュンの目を覗き込む。

「つまり、仮説だよ」
とギュンは答える。

シュウオンは、しばらく考え、
それから、ゆっくりと、考えをまとめようと努めながら言った。

「…もしかしたら、
ドクターJ・ジョーカー氏は、
第三の世界を作るために、
塀を作らせたということなのかな?」

「そうかもしれない…」
とギュンは答える。

「ということは、
ドクターJ・ジョーカー氏は、
その塀の中の第三の世界に、
この『J』と刻まれた石を置いた、
ということになる?」
とシュウオンは聞く。

「もしかしたら、ね」
とギュンも、考えながら答える。

「なぜ?」

「ドクターJ・ジョーカー氏は、
なぜ、ここに、『J』と刻まれた石を置いたのか」
 
その問いには、
ギュンもシュウオンも考える術がなく答えが出ない。

「…もしかしたら、この石を囲むようにして、
オレンジとアップルに塀を作らせたかもしれないよね?
つまり、塀の中に、この石を持ち込んだということではなく、
ってことだけど」
とギュンが口にする。

「ということは、塀を作らせたのは、この石を隠すため?」
とシュウオンが驚いて聞き返す。

だが、ギュンは、それには答えずに、
石をじっと見つめたまま、言った。

「…この石の下に何があるのだろう…」

「石の下?」
とシュウオンが驚いたように聞き返す。

「ああ。まるで、何かを封印したような石じゃないか?」
とギュンが言う。

「確かに。
…ドクターJ・ジョーカー氏が封印したかったものとは何だろう?」
とシュウオンは、自分に問いかけるように呟く。

「ドクターJ・ジョーカー氏が作ったものと
ドクターJ・ジョーカー氏が封印したかったもの…」
とギュンは、まるで、歌うように言った。

「…そういえば、君、
『希望の光』と『永遠の夢』という歌を知っているかい?」
と突然、シュウオンは思い出したように聞いた。

「え? ああ。そういえば、そんな歌が、
どこからか、いろんなところから聞こえてくるよね」
とギュンは答える。

「妙に先の尖ったポールに、お婆さんを連れて行った時、
お婆さんが歌ったんだよ」
とシュウオンが、歌声を思い出しながら言った。

「不思議な歌だね。
楽しくも聞こえるし、悲しくも聞こえるし、
邪悪にも聞こえる…
でも、誰が歌っているのか分からない」
とギュンが言う。

「いろんな人たちが歌っているんだ。
誰というわけではなく」
とシュウオンは答える。

「そうだね」
とギュンも頷く。

「泥の波で、唯一、流されなかったのは、
妙に先の尖ったポールだけなんだ。
ドクターJ・ジョーカー氏の屋敷ですら、
どこかへ流されてしまったのに…」
とシュウオンは、
お婆さんが今どうしているだろうかと考えながら言った。

「妙に先の尖ったポールは、ただ餌が撒かれる場所であり、
鳥が集まる場所であるって思っていたけれど、
他にも意味があるのかな」
とギュンが言い、
「そういえば、あの場所にいた鳥たちは、
どこへ行ったんだろう?」
とシュウオンが言った時である。

どこからか、
また、あの「ファン」とか「フュン」
というような何かが生まれるような、
何かが浮き上がるような音が聞こえた。

ギュンとシュウオンは顔を見合わせる。

暗い空を見上げると、
シュッと花火のような赤い光が一筋立ち昇った様子が見えた。










To be continued. 

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【★】編集後記
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「市川裕子の聖なる創作空間」

「真夏のデザインフェスタ」での
ライブ制作の模様を
ちょこちょこと
「流星ラビットパンチ」のブログに
アップしています!

http://ameblo.jp/rabittpunch/

ぜひ、見てくださいね〜

それから、
9月28日(木)〜10月1日(日)に
「HOUSE OF D」vol.27を開催することに
決定しました!

ライブ制作したコラージュ作品を
発表しますよ〜

(「音楽紹介」は、来週から開始しますね〜)


それでは、また次回!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


「オレンジとアップルと9cm王国」は、
2013年8月25日から第一部開始、
2014年7月20日〜2015年7月19日までが第二部。
2015年7月26日〜2016年10月16日までが第三部。
そして、2016年10月23日から第四部を開始しています。

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