虚実皮膜の狭間=ネットの世界で「康芳夫」ノールール(Free!)

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真の虚業家の使命は何よりも時代に風穴を開け、閉塞的状況を束の間でもひっくり返して見せることである。「国際暗黒プロデューサー」、「神をも呼ぶ男」、「虚業家」といった呼び名すら弄ぶ”怪人”『康芳夫』発行メールマガジン。・・・配信内容:『康芳夫の仕掛けごと(裏と表),他の追従を許さない社会時評、人生相談、人生論などを展開,そして・・・』・・・小生 ほえまくっているが狂犬ではないので御心配なく 。

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メルマガ名
虚実皮膜の狭間=ネットの世界で「康芳夫」ノールール(Free!)
発行周期
ほぼ 月刊
最終発行日
2018年04月13日
 
発行部数
3,124部
メルマガID
0001649290
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
エンターテイメント > 芸能界 > その他

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2018.04.13発行 NO:0072


虚人奇談会 vol.6(ゲスト: 竹熊健太郎(編集家。多摩美術大学非常勤講師。
電脳マヴォ編集長)・・・篦棒な人々!! https://kidankai.peatix.com/


5/3-6開催 カナザワ映画祭2018「世界UMA怪談大会」 in 神戸映画資料館
・・・5月6日(日)野人対談:かつて獣人オリバー君を日本に招聘した伝説の興
行師・康芳夫氏と、雑誌「ムー」の創刊に関わった日本オカルト界の長老・武
田崇元氏が初めて激突!
http://eiganokai.blog.fc2.com/blog-entry-1079.html


アミン大統領


虚実皮膜の狭間=ネットの世界で「康芳夫」ノールール(Free!)
---------- https://yapou.club/ --


【アミン大統領】


◆アミン大統領に眼をつける


試合後( https://yapou.club/archives/2228 )、私はそれまでじっと抑えて
いた想いもあって、即座に「よし、俺流でもっとおもしろい対戦をやってやろ
うじゃないか」と体中から再びアドレナリンが湧きだしてきた。虚業家として
の「虫」がうずくのだ。いても立ってもいられない。思いだしたら行動に出る
までの時間がかからない私は、即座に、ある人物に眼をつけた。以前から私が
注視して動向をチェックしていた意中の人物。それはまさに、ほかの誰にも想
いつかないような人物で、世界中のあらゆる層の関心を一挙に集められるすば
らしい個性を持った男だった。それは、通称「ブラックヒトラー」と呼ばれ恐
れられたアフリカの独裁者で、「人食い大統領」という別名も持つ男、ウガン
ダのアミン大統領だった。


一九七一年、当時のウガンダ大統領オボテがイギリス連邦首脳会議に出席中、
陸軍司令官だったイディ・アミン少将が軍事クーデタを起こし、国会を停止し
て軍事政権を樹立した。アミンは一九七二年に、すべてのイスラエル人とウガ
ンダ国籍を持たないインド系のアジア人約五万人(主としてイギリス国籍)の
国外追放を命じ、彼らの財産のほとんどを没収した。この措置に抗議したイギ
リスや、追放された大統領オボテの亡命先のタンザニアやケニアとの関係が悪
化し、ウガンダ軍隊内ではクーデタ未遂事件が頻発した。それに対抗するため
、アミン大統領による強硬な国内反対派の弾圧、虐殺が激しさを増し、ウガン
ダ全土が殺戮の地と化したのだ。そして政府要職者の国外脱出が続出、一九七
七年にはウガンダ教会大主教も殺害されて、国際的な非難の的となっていた。


◆食人大統領 VS. 猪木


実は、このアミン大統領は東アフリカのボクシングヘビー級チャンピオンとい
う輝かしい経歴を持っていたという情報をつかんでいた。政治的には国際社会
から非難の集中砲火を浴びている人物だが、まさに虚業家、康芳夫にとっては
格好のターゲットだ。あるルートを使って入手した、当時の試合のフィルムを
見ながら「これはいけるぞ」と私はほくそえんでいた。そしてさらに、彼には
重要なファクターが二つ含まれていた。一つはアミン大統領は凶暴だが熱心な
イスラム教徒だ、ということ。そして、もう一つは彼が大変な親日家である、
という事実を私はつかんでいたのである。


アミン大統領は第二次世界大戦の時、ビルマ(現在のミャンマー)でイギリス
軍の一兵卒として日本軍と闘った。日本軍とは闘ったが、イギリス兵に馬鹿に
されながら奴隷のようにこき使われた彼は、イギリス軍を憎んでいた。そのイ
ギリス軍を日本軍が一時、ビルマから追いだし、独立の布石を作ったことを彼
はとても評価していたのだ。終戦後も山口県の岩国に半年ほど駐留したアミン
は、のちに日本の工業力や神風特攻隊の精神力のすごさなどを周囲の人間に語
っていたという。そんな親日家の側面が、自国を植民地にした英国に対する反
大英帝国主義としてイギリス人に対する憎悪をむきださせたらしい。


私は即座にアリに打診した。大統領にとってアリは偉大なボクサーであり、か
つ回教徒でもあり、尊敬すべき同胞なのだ。私の描いたプランはこうだ。狂気
の人食い大統領アミンとアントニオ猪木のデスマッチ。そしてレフェリーは、
世紀のヘビー級チャンピオン、モハメッド・アリ。まさにアリと猪木の世紀の
凡戦の仕切りなおし、これぞ正真正銘の二〇世紀最大の話題を集める異種格闘
技戦だ。


アリはこの計画に即答、マネージャーの心配をよそに「おもしろい。彼にはOK
させるとミスター康に伝えてくれ」と言ってくれた。そしてアントニオ猪木も
もちろん即答で快諾してくれた。猪木にとってはアリ戦でこうむった不評を払
拭しなければいけない。金銭的なことより名誉挽回に迫られていたのだ。乗ら
ないわけがない。そして当の本人、イディ・アミン、アミン大統領もいささか
興奮気味に一発回答で「OK」を出したのだ。


イスラム教徒で東アフリカヘビー級チャンピオンの彼が、イスラム教徒として
も、またボクサーとしても尊敬し敬愛するモハメッド・アリの前で試合ができ
るなどとは、夢にも思っていなかっただろう。一国の大統領という立場を忘れ
ても試合に臨みたいのが本音なのだ。


私はさっそく、二回、ロンドン経由でウガンダに飛んだ。当時、ウガンダには
シャツ工場や缶詰工場など日本企業も二、三社進出していた。首都カンパラの
空港につくと、国賓クラスの出迎えが勢ぞろいしていた。まさに深紅の厚い絨
毯が、タラップを降りると敷きつめてある。護衛の車を引きつれて、市内のま
ん中にあるサッカー場に案内された私は「ここで開催する」と側近から言われ
た。そしてその後、ボディーガードに囲まれて宮殿に向かった。宮殿にある大
統領執務室で会ったアミンは何ともいえない不思議な魔力を感じる男だった。
イギリスへの留学経験があり流暢な英語もしゃべるインテリなのだが、体全体
からかもしだす野生というか何とも独特の動物的な野蛮性を感じさせる人物だ
った。握手した手も分厚く力もすごい。人相も見るからに凶暴な顔をしている
のだ。これはある種、「凶暴」などという領域を超えた、不思議なカリスマ性
なのかもしれない。とにかく不気味な魔性を漂わせていた。


彼は、即座に契約書にサインした。そして、その夜宮殿でディナーに招待され
たが、そこで出た料理が何ともまずかった。ジャガイモやトウモロコシも食え
たものではない。肉も変な味がして、吐きだしそうだった。立派な宮殿の天井
を見あげながら、私はこのくそまずい料理を無理矢理のどに押しこんでいた。


◆冷蔵庫の中


そしてひと月ほどして再びウガンダを訪れた私は、また大統領執務室に招かれ
たが、ここでさすがの私も眼を疑うようなものを'アミンから見せられてしま
ったのだ。最初に訪れた時もこれは何だろう、と不思議に思っていたのだが、
アミンの大統領執務室の近くの倉庫にばかデカイ冷蔵庫が置いてあったのだ。
一度目の時はそれについて何も言わなかったアミンが、二度目に行った時、そ
の冷蔵庫の扉をあけて見せてくれたのだ。


中をあけると雲のようなまっ白な冷気が流れおち、そこには雪だるまの頭のよ
うなまっ白に凍った丸いものがぎっしり詰めこんであったのだ。ぎょとして目
を見はると、これはどう見ても人間の頭にしか見えない。アミン大統領は驚く
私のほうを見て不気味な笑みを投げてよこした。これは何だ?という私の質問
にも、ただ不気味に薄ら笑うだけ。そしてただひと言、「これは我々の習慣だ
」とだけ答えたのだ。その魔女のような笑みの中にひそんだ眼光の鋭さに、一
瞬、背筋が凍りそうになったのをいまでも鮮明に覚えている。


さすがの私もその夜のディナーはのどを通らなかった。まずいの何のという問
題ではない。まさに豪華な皿に盛られた肉が人間の肉に思えてきたのだ。あの
白いかたまりが目をむいて迫ってきそうで、吐き気をもよおし、あわててトイ
レに駆けこんだ。このアミンというやつは、やはり「人食い大統領」という噂
に恥じない、凶暴で野蛮な男だ、ということを肌身で感じてしまったのだ。


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虚実皮膜の狭間=ネットの世界で「康芳夫」ノールール(Free!)
発行人:康芳夫
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