岩崎日出俊
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岩崎日出俊の金融サバイバル【Q&Aコーナー】

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これからの時代、ちょっとした金融の知識を知っているかどうかで、会社でのポジション、個人の資産形成の面で大きな違いが出てきます。

このメルマガは読者(匿名)からの質問に答える少人数のセミナーをイメージして運営していきます。

「誰もが目にするブログでは質問しづらい」、「ちょっと聞いてみたいことがある」―そんなニーズにお応えするものです。

金融、株式投資に関するモノのほか、キャリアや進路に関する相談など、何でもOKです。(「とりあえず質問はないけど・・」という方もご覧いただけます)。

著者プロフィール

岩崎日出俊

1953年、東京生まれ。早稲田大学政経学部卒業後、日本興業銀行へ入行。スタンフォード大学経営大学院で経営学修士(MBA)を取得。J.P. モルガン、メリルリンチ、リーマン・ブラザーズの各投資銀行でのマネージンング・ダイレクターを経て、経営コンサルティング会社「インフィニティ」を設立。著書に、「投資銀行」(PHP研究所)、「気弱な人が成功する株式投資」(祥伝社新書)、「不透明な10年後を見据えて、それでも投資する人が手に入れるもの」(SBクリエイティブ)など。日経CNBCテレビでコメンテーターを務める。

サンプル号
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岩崎日出俊の金融サバイバル【Q&Aコーナー】2016年3月 創刊号
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                          (16年3月26日発行)

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目次
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… 1. Q&Aコーナー
   ①【投資】「日経平均よりダウ平均が強い(高パフォーマンス)のは何故ですか」
   ②【投資】「原油価格は今がボトムで、あと数年すれば上がると思います。
         であれば、三菱商事を今買うのはどうか」
   ③【投資】「自分が買った投信が値を上げません。
         損切りすべきでしょうか」
   ④【キャリア】「日本の大手企業に勤めていますがヘッドハンターから
         外資系金融への誘いがありました」
   ⑤【キャリア】「大学3年の娘が就職せずに
         タイの大学に1年留学すると言っています」
.… 2. 世界各地からの便り
   ①【米国】アマゾンで大根やキャベツを注文
   ②【香港】キッチンがないマンションが増えている
.… 3. 今月の言葉:「金融が上手く機能すれば世界は良くなる」
.… 4. お知らせ
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■ 1. Q&Aコーナー

このコーナーではメルマガに寄せられた読者(匿名)からの質問に答えていきます。創刊号の今回は(まだメルマガに質問を頂いていないので)講演会などの場で頂いた質問を取り上げました。どんな質問でも結構です。質問をお寄せください。お待ちしています。

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①【投資】「日経平均よりダウ平均の方がなぜ強いのか」~これまでのパフォーマンスを見ると、日経平均に比べて、ダウ平均の方が良いように思います。なにか理由があるのでしょうか。またダウ平均株価指数に投資するには具体的にどうすればいいのでしょうか。
...………………………………………………………

【Answer】
3月24日の時点で日経平均株価は16,892円。これは昨年末(19,033円)比で、▲11%安。
一方、米ダウ平均株価は3月24日、17,515ドル。これは昨年末(17,425ドル)比で、プラス1%。

私の最近著「不透明な10年後を見据えて、それでも投資する人が手に入れるもの」では、為替レートの変化も考慮に入れた上で、100万円を投資した場合の過去5年間、10年間、15年間、20年間、25年間の日経平均とダウ平均のパフォーマンスを比較しました。

いずれのレンジ(期間)でとっても、ダウ平均に投資した人の方が円ベースに直してもリターンが高かったという結果が出ています。

ですから、とくに投資の初心者の方は個別株を選んだり、日経平均株価に投資したりするよりもダウ平均株価指数に投資する方が、一般的には高いリターンを得ることが出来るといえます。

なぜでしょうか。

日経平均は225社から構成されており、これには例えばシャープや東芝といった最近株価を大きく下げている会社も含まれています。

具体的にはこちら(↓)をクリックして頂ければ225社の名前は全てわかります。

http://indexes.nikkei.co.jp/nkave/index/component

この中には残念ながら時代に取り残されたような会社の名前も散見され、これが指数全体を押し下げています。

一方のダウ平均株価は米国でも選りすぐりの30社から構成されています。

そのうえダウ平均株価はつねに時代の最先端を行くように、銘柄の入れ替えが頻繁に行われています。

当初の構成銘柄で今も残っているのはGE1社だけです。

そのGEでさえ長い歴史の中で2回ほどダウ平均株価の構成銘柄からの退場を余儀なくされており、1907年に2度目の(ダウ構成銘柄への)復帰を果たしています(以降はずっとダウの構成会社を続けています)。

最近の例では昨年3月AT&Tが退場し、代わりにアップルがダウに採用される30社の仲間入りを果たしました。

米国通信大手のAT&Tでさえ時代を代表する銘柄とは評価されず、銘柄入れ替えの対象となってしまうのです。

言ってみれば、それだけ厳しい選考を経て採用された30社から成り立っている指数ですから、ゾンビ企業と言われるような先も入っている日経225とは違い、基本的トレンドとしては史上最高値をずっと更新し続けているのです(史上最高値は2015年5月19日の18,312ドル)。

ダウ平均指数に投資するには米国で上場している「スパイダーSPDRダウ工業株平均ETF」(SPDR DOW JONES INDUSTRIAL;「証券コード」(ティッカー・シンボル)はDIA)を買えばいいでしょう。手ごろで流動性も高く安心です(ファンドに関する報酬及び費用は年率0.17%)。

このETFであれば、1口2万円くらいから始めることが可能です
(2016年3月24日時点で1口174ドル程度=約2万円)。

マネックスなどのネット証券を使えば手数料が安くなります(マネックスの場合、1口なら手数料は600円程度)が、ネットが使いづらい方は証券会社の窓口でも購入できます。

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②【投資】「原油価格は今がボトムで、あと数年すれば上がると思います。
     であれば、三菱商事を今買うのはどうでしょうか」
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【Answer】
原油価格の上昇に賭けたいというのであれば、三菱商事などの株を買うのも一つの方法でしょうが、もっとダイレクトに原油価格に連動する「WTI原油ETF(略称)」(正式名称はWTI原油価格連動型上場投信)を買う方法もあります(円ベースで東証に上場されています。証券コードは1671)。

このETFの 信託報酬は年0.85%。

ETFを買う場合、流動性をチェックする必要がありますが、3月24日時点で全ETF銘柄中、上位22位。まずまずの流動性をキープしています。

米国のExxonMobilなどの株を買うという方法もあります。

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③【投資】「自分が買った投信が値を上げません。
      損切りすべきでしょうか」
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【Answer】
どういった投信を買ったかにもよりますが、能力の無いファンドマネージャーが運用するファンド(投資信託)はいつまで経っても値を上げることが出来ません。

外資系投資銀行の例で言えば、実績を上げられるトレーダーとそうでないトレーダーの差は歴然としています。

実績を上げられる人は年収も高くなり社内のポジションも上がっていきますが、そうでない人はポジションをキープすることさえ難しくなります。

あなたの買った投信がいつまでも値を上げないのはどうしてか。

まずはその投信が何をベンチマークとしているのか、調べてみましょう。

ベンチマークとは運用の目安や運用成果を測るための基準のことで、たとえば日本株に主として投資しているファンドであれば、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)などがベンチマークになります。

ベンチマークに割負けていて、そのことに対して説得力ある説明がない(たとえば「長期投資なので割負けています」というのは理由にならない)場合には、単純に能力の無いファンドマネージャーの投信を買ってしまったのだと諦めて損切りしてしまった方がいいかもしれません。



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④【キャリア】「日本の大手企業のM&A部門に勤めています。
      ヘッドハンターから外資系金融への誘いがありました。
      外資と言ってもあまり有名でない欧州系金融機関です。
      年収は今の2倍くらいになるようです。
      どうしたらいいか悩んでいます」
…………………………………………………………

【Answer】
外資の投資銀行業界では、ゴールドマンなど、M&Aリーグテーブルの上位に常に位置し、世界経済に大きな影響を与えるfirst-tierの投資銀行のことをバルジ・ブラケット(Bulge Bracket)と呼んでいます。

second-tierはバルジ・ブラケットには届かない欧州系など。

ご質問にあった「あまり有名でない欧州系金融機関」とはsecond-tierではなく、third-tierかもしれません。

転職市場ではfirst-tierの投資銀行に勤めて、たとえ上手くいかなくても、second-tier、third-tierへと移っていくことは比較的簡単ですが、その逆に階段を上っていくのは、結構大変です。

third-tierで優れた実績を上げ、それがfirst-tier、second-tierの投資銀行に知れ渡れば、話は別でしょうが、そもそも同じ能力の人であれば、third-tierの投資銀行で実績を上げるよりも、first-tierの投資銀行で実績を上げる方が簡単です(投資銀行の名前である程度ビジネスが取れるか取れないか決まってしまう面があります)。

年収が2倍というのも、外資は必ずしも終身雇用ではなく(とくにthird-tierの投資銀行の場合は)会社が日本から撤退してしまうリスクもあることを考え合わせれば、必ずしも年収が高いことを意味するわけではありません。

...………………………………………………………
⑤【キャリア】「大学3年の娘が就職せずに
      タイの大学に1年留学すると言っています
      米国や英国、ドイツ、フランスならともかく
      なにもタイに留学することもないと思うのですが」
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【Answer】
大学3年の娘さんがいらっしゃるとのことなので、質問されている方は私と同じ世代かもしれません。

たしかに我々の世代からすると、「米国や英国、ドイツ、フランスならともかくなにもタイに」と思いがちです。

しかしタイや、マレーシア、韓国などに留学し、その経験が役に立ったという若い世代が増えているのも事実です。

これらの国の優秀な大学はレベルも高く欧米の大学との交流も活発です。

今は昔と違って、シャープが台湾の企業に買収されようとしている時代です。

本人次第で留学経験を活かせるようになるような気がします。


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■ 2. 世界各地からの便り

①【米国】アマゾンで大根やキャベツを注文

シアトル、シリコンバレー、あるいは南カリフォルニアのアーバインなどの地域ではアマゾンで野菜を注文する人が増えてきています。

アマゾン・フレッシュ(下記)のサイトに行けば、具体的にどの地域でこうしたサービスが可能なのか、あるいは個々の野菜の値段は幾らなのかを知ることが出来ます。

https://fresh.amazon.com/

米国に住む人の話によると、アマゾンのこのサービスは意外と便利なようです。

日本でも多くのスーパーがすでに野菜などの生鮮食品の宅配サービスを行っていますので、それ自体は驚くべき話ではありません。

ただアマゾンがこうしてどの分野にも進出してくるようになると、これを迎え撃つ日本のスーパーなども安泰としていられなくなるかもしれません。



②【香港】キッチンがないマンションが増えている

香港だけでなく台湾などでも最近見受けられるのですが、キッチンの無いワンルーム・マンション。

日本でも都心に単身で住んでいる人で、自宅では料理をせず、朝も夜も外食やコンビニ飯で済ますという人が増えてきています。

であれば、たださえ狭い空間にキッチンは必要ないかもしれません。

いずれこうした香港、台湾流が日本にも上陸してくるかもしれません。

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■ 3. 今月の言葉

「金融が上手く機能すれば世界は良くなる」

誰に対しても公平なのが株式投資の世界です。出自や学歴、社会的地位は関係なく、全員に対してフェアな世界です。マーケットというこの世界で、ひとり一人が優良な会社を見極め、その会社の株に投資しようと努める・・。そうすることで、市場は効率化していきます。

資金が本来行くべきところに行くようになり、社会全体のフロンティアが拡張します。これが市場メカニズムの働く本来の資本主義です。

一方、歪んだ市場では既得権者や政治家、官僚たちとのコネがモノを言い、資金が本来行くべきところ(成長性の高いところ)に行きません。淘汰されるべきゾンビ企業が幅をきかし、社会全体が非効率化します。

つまり金融には社会をより良くする「力」があるのです。市場で儲けようとすること、そのことを通じて、投資家は自分自身の資産形成を実現するだけでなく、資金の効率的配分を実現させます。そしてそれにより「ひと」、「もの」、「かね」が効率的に配分されるようになります。

もっとも金融には格差を生じさせたり、リーマンショック時のようにバブルを生みだし、人々を不幸にしたりする負の面もあります。市場の失敗や暴走に対しては然るべき予防措置や是正措置が取られなくてはなりません。

しかし行き過ぎた「国家資本主義」は、ときに非効率で不公平な世界を出現させます。どの程度の自由と規制が望ましいかは、それぞれの国民の選択に委ねられることなのでしょうが、日本では20年以上にわたって経済が停滞し、いまや働く人の40%が非正規社員という歪な状況になってしまいました。こうした構造面にメスを入れ、本来の市場が持つ「力」を呼び戻すことが、経済を活性化させるには必要であるように思います。



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■ 4. お知らせ

①3月28日に日経CNBCテレビ「日経ヴェリタストーク」に出演します
   放送日時:3月28日(月) 21:15~
  再放送:3月30日(水) 21:15~
②4月4日に日経CNBCテレビ「日経ヴェリタストーク」に出演します
   放送日時:4月4日(月) 21:15~
  再放送:4月6日(水) 21:15~
③3月27日発行の「日経ヴェリタス」に拙著「Money Never Sleeps」のコラムが掲載されます

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■ Disclaimer(免責条項;お断わり)

本メルマガのいかなる記述も、特定の銘柄を推奨、否定もしくはその評価を提供するものではありません。本メルマガによって得た情報によって投資を行い、その結果、損失を被ったとしても、著者ならびにメルマガの発行者はいかなる責任も負いません。投資やその他行動に関しての最終的なご判断は読者ご自身でお願い致します。

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■ 質問をお寄せください。

このメルマガは皆さんからの質問にお答えすることで成り立っています。

どんな質問でも結構です。メルマガに記載されているメールアドレスに返信ください(なお質問には極力全てお答えしますが、必ずしも全ての質問に答えられるわけではありませんのでご了承ください)。

お待ちしています。

なお質問は、下記の「簡単問い合わせフォーム」に入力してお送り頂ければ私に届きます。4月発行のメルマガ第2号以降では、私のメアドを掲載してお送りします(毎号)ので、もっと簡単に直接そちらに質問をお送り頂くことも出来るようになります。

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2016/06/26 岩崎日出俊の金融サバイバル【Q&Aコーナー】2016年6月 第4号 (16年6月26日発行)
2016/05/28 岩崎日出俊の金融サバイバル【Q&Aコーナー】2016年5月 第3号 (16年5月28日発行)
2016/04/25 岩崎日出俊の金融サバイバル【Q&Aコーナー】2016年4月 第2号(2016年4月25日発行)
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