こうじ神父の説教

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メルマガ名
こうじ神父の説教
発行周期
不定期
最終発行日
2017年10月14日
 
発行部数
34部
メルマガID
M0012750
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
生活情報 > こころ > その他

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‥‥‥†‥‥‥‥
ID:M0012750
(2000字縮小版)
こうじ神父
「今週のお説教」
2017/10/15(No.908)
‥‥‥†‥‥‥‥
年間第28主日
(マタイ22:1-14)
あなたに礼服を着せたのは誰ですか
‥‥‥†‥‥‥‥
●年間第28主日A年で取り上げられた「婚宴」のたとえは、神の国に多くの人が
招かれる可能性があることを教え、同時に本人の責任で放り出される可能性もあ
ると教えます。鍵となるのは、「礼服を着ているかどうか」です
●長崎教区の先輩司祭が一人亡くなりました。わたしや田平教会の同期の方が小
神学校時代にお世話になった「阿野武仁」神父様です
●いくつか思い出があります。入学直後に「霊名を言ってみなさい」と質問され
て、「ペトロです」と答え、「あなたの霊名は鯛之浦教会の記録によると『トマ
ス』です」と言うので「証拠がないと信じられません」と言ったのです
●神学校の朝ミサ前に黙想の時間があって、阿野神父様は学生の最後尾から話を
していました。あとになって気づくのですが、声だけを頼りに深く黙想するため
の訓練だったのでしょう
●神父様はよく拳骨を落とす方でした。規則違反とか、神学校での試験の成績が
悪かったとか、何かにつけてたくさんの拳骨をもらいました
●おそらく、神学生によって阿野神父様の思い出は両方あると思います。顔が腫
れるくらい往復ビンタを食らった神父様が、「当時は恨んでいたけれども、あそ
こで終わっていたら今はないのだから、感謝している」と言っているのが印象的
でした
●わたしは、阿野神父様と小神学校時代、さらに上五島時代と二度関わりました。
たしかに小神学校では鬼のような神父様でしたが、上五島に赴任した時はおじい
ちゃん神父様で丸くなっていました
●晩年はご自分の衰えと、思うように導けない歯がゆさと闘いながらの司牧生活
だったと思います。先月だったか、病気療養中だと聞き、わたしはてっきり上五
島病院だと思っていましたが、マカオに滞在中体調を崩したようです
●マカオでお亡くなりになると、だれが想像するでしょうか。神父様はローマで
勉強し、ローマで司祭に叙階されています。その中に、親しかった学友がマカオ
にいたのかもしれません。今はご遺体を引き取りに行っていて、戻ってから通夜
と葬儀の日程が決まると聞いています
●阿野武仁神父様の追悼の辞になりました。最近長崎教区は司祭の通夜の時に24
時間の連続ミサをしなくなりました。かつては30分間隔で徹夜のミサをしていま
した。今は通夜の説教を担当する司祭と、葬儀の説教を担当する司祭しかチャン
スがありませんので、せめてこの場で話をさせてもらいたいです
●最終的に二つのことを思いました。一つめは、阿野神父様はおそらく自分の最
後が近づいていることを感じていたのでしょう。婚宴に招かれるその日のために、
礼服の準備を整えようとマカオに行ったのかなと思いました。もし、学友を訪ね
たのであれば、自分の身支度を、学友に手伝ってもらったのかもしれません。そ
して立派に礼服を着て、王が王子のために用意した祝宴に招かれて行ったのでは
ないでしょうか
●二つめは、阿野神父様の厳しい指導で、礼服を身につけた神学生、司祭、そし
て司教様もいたということです。わたしたちは誰もが天の国の婚宴に招かれると
き、礼服が必要です。礼服がなければ、善人も悪人も、区別なく放り出されるこ
とになるのです。たとえ神学校であっても、善人も悪人もいるのが共同生活です。
学生を区別せず、神学生に求められる脇目もふらずに生活する道を厳しく指導し
た阿野神父様は、出会った学生すべてに、礼服を着せてくれたのではないかと思
っています
●わたしたちはどうでしょうか。わたしたちに礼服を着せてくれた人は誰でしょ
うか。その人に感謝しているでしょうか。また、わたしたち自身は、だれかに礼
服を着せるお手伝いをしたでしょうか
●わたしに礼服を着せてくれた人を証言すれば、その人も婚宴に招かれるでしょ
うし、わたしたちが誰かに礼服を着せてあげれば、わたしたちも招かれます。善
人も悪人も、一人残らず、礼服を着て天の国の婚宴にあずかれるように、できる
お手伝いをしたいものです

‥‥‥†‥‥‥‥
‥次の説教は‥‥
年間第29主日
(マタイ22:15-21)
‥‥‥†‥‥‥‥

‥‥‥†‥‥‥‥
ちょっとひとやすみ
‥‥‥†‥‥‥‥

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