津田慶治
ID: P0007345

国際戦略コラム有料版

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国際的、国内的な動向をリアリスト(現実主義)の観点から、予測したり、評論したりする。読者の疑問点にもお答えする。

著者プロフィール

津田慶治

システムインテグレータ会社でSEを長く勤めた。その後、新規開発部門に移り、この期間に米国、インド、中国企業と仕事をして、国際的な問題に関心を持ち、かつ歴史や地理が子供のときから好きで研究していた。特に戦略論や仏教史には多くの時間を費やした。海外で日本文化が説明できず、悔しい思いをした。

国際問題や国内問題などをリアリズムの観点から見ていく。それと、日本文化を掘り下げて解析して、今後企業が海外に出て行くときの助けになることができればと思う。

サンプル号
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 国際戦略コラム有料版 NO.P0001     ???
                           ???
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/ ???
         2008.09.15        ???
******************************
       サブプライム問題拡大と今後
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
サブプライムローン問題を深堀して検討しよう。   Fより

今回から有料版を発行するが、解析の方法は毎日、社会に影響があ
ると思われる記事を、この10年くらいディスクに貯めている。そ
の過去の記事を全文検索ツールを使って読み直して、その根本にあ
る流れを見て解析する。勿論、過去歴史の教訓などにも触れる。
第一回目は、サブプライム問題と今後の予測をしたい。

サブプライム住宅ローンとは、米国の信用力の低い低所得者向けの
住宅ローンで金利が高いので、住宅ローン全体の中では目立たない
存在だったが、2000年ごろから住宅価格が上昇するにつれて利用者
が増え、それまでは住宅ローン市場全体の10%以下だったのが、06年
から07年にかけては13から15%を占めるまでに成長した。

当初の金利は低めに設定し、数年後からは高金利になる仕組みがな
いので、住宅価格の上昇で住宅の担保価値が上がれば、より低い金
利のローンに切り替えることができたからだ。

しかし、住宅価格が下落した2005年を境にして、返済延滞や債務不
履行の問題が浮上し、金利が低い2〜3年は問題が表面化しなかっ
たが、2007年には表面化しだした。私Fが気がついたのは、
2007/04/11nikkeiIMFがサブプライムの焦げ付きに注意を喚起し
た記事である。

米国はノンリコール制度であるために、返済の原資とする財産(責
任財産)の範囲に限定を加えた貸付方法であるために、債務不履行
といっても、住宅から出て行けばいいだけである。このため、簡単
に債務不履行ができる。このため、ローンの焦げ付きが拡大してい
る。

このサブプライムローンも住宅ローン担保証券(RMBSもしくはMBS)
の形で証券化され、さらにそれらが債務担保証券(CDO)の形に再証
券化されて、金融商品として主に欧米の投資家、銀行、証券会社に
販売されたために、欧米全体に波及している。仏金融大手BNPパ
リバが傘下ファンドを凍結したのが2007年8月であり、数日遅れて、
米投資銀行大手ゴールドマン・サックス傘下のファンド2社も凍結
した。

2007年07月にFRB議長がサブプライム問題で金融機関の損失は12
兆円になると発言している。

そして、格付けもリスクがあるのにAAAなどと高ランクにされて
いた。格付け会社の報酬が、証券会社からの証券の格付けによって
いたことで、甘くなったと弁明しているが、いかにいい加減な格付
けをしていたかが問われ、2007年9月に米S&P社長が退任している。

2007年9月にサブプライム大手の米アメリクエストが廃業している。
このとき、その大量の債券を買ったのがシティである。また同月英
ノーザン・ロック銀行で取り付け騒動が起こり、その後同行を国有
化した。

2007年09月にサブプライム債権の連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ
)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディーマック)の買い取り枠を拡
大することに米財務長官が前向きとしたが、その実施は2008年2月で
ある。この処置が、その後の2公社の危機に繋がる。

10月には米シティなど共同で10兆円規模のファンドを検討したが、
世界的に資金を集めようとしたができずに、12月には見送りをして
いる。12月には証券保障のモノラインであるアムバック救済された
が、格付けが低下して、銀行の損失が拡大した。

その後も住宅価格の下落が止まらずに現在、2008年3月にはオルトA
やプライムローンなどにも返済延滞や債務不履行が広がり、その担
保証券も急落し、2008年08月にメリルとシティはこの証券を買い戻
している。

2008年3月にはとうとう米証券大手ベアー・スターンズが危機になり
、救済のためにJPモルガンが合併した。この損失を埋め合わせる
資金供給をFRBは保証した。

2008年09月には米財務省は住宅公社への公的資金注入を発表した。
ここまでのサブプライムで世界損失118兆円に上るとIMF幹部は発
言しているが、それだけでは終わらないようだ。

今、リーマン・ブラザースの救済策を検討している。ここまでは
住宅ローンとその証券化商品や関連会社の株に閉じたが、公社対象
のデリバティブ(ほとんど金利スワップ)に波及することが確実に
なった。

金利スワップとは、資金の支払いを相互に交換する取引です。変動
金利(短期間毎に変更)の債務を持つA社と、固定金利(金利一定
)の債務を持つB社が、金利支払いを交換する取引である。

この仕組みを使って、各社の住宅ローンを保証していたが、この業
務を清算するという。しかし、JPモルガン、シティを筆頭とする
米銀のデリバティブ契約残高はことし3月末で180兆ドルを超え、そ
のうち金利関連は80%、142兆ドルである。これが金利スワップ取引
で、この固定金利への引受け手の大部分がファニーメイとフレディ
マックである。権利行使ができないような清算すると、ここでも大
規模な損失が米銀だけではなくて、世界の銀行に降りかかることに
なる。もし10%の損失が出ると、それだけで米銀だけで14兆ドルにも
なる。世界のデリバティブ取引は400兆ドルとも言われているので
、40兆ドル程度の損失が出てもおかしくない。

金融市場でのデリバティブが縮小されて、米銀の儲けの柱の1つが
なくなる。これで米銀は都合3つの柱がなくなることになる。1つ
目が担保証券、2つ目がレバレッジを効かした利益の積み上げ、3
つ目にデリバティブ取引である。

どちらにしても、デリバティブ取引に波及してきたことで、金融混
乱を拡大してきている。そして、取り返しのつかない方向に米国は
向かっている。早めの公的資金投入をしないと、徐々に金融不安が
世界に拡大しているように感じるがどうであろうか。
世界恐慌に向かうように感じて、非常に不安である。

さあ、どうなりますか?
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米住宅公社対象の信用デリバティブ、前倒し清算で巨額損失も
(nikkei)
 【ニューヨーク=山下茂行】米連邦住宅抵当公社(ファニーメイ
)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)を対象にした信用デ
リバティブ(金融派生商品)の前倒し清算に絡んで、世界の金融機
関に巨額の損失が発生する可能性が出てきた。損失は数百億ドル規
模にのぼるとの見方も浮上している。一部の日本の金融機関も取引
しているとみられるが、実態は把握しきれず、実際の影響は不透明
だ。

 業界団体の国際スワップ・デリバティブズ協会(ISDA)は8
日、公的管理の決定を受けた住宅公社の債券を対象とするクレジッ
ト・デフォルト・スワップ(CDS)などを前倒しで清算すると決
めた。(09:27)
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住宅公社債、2010年以降も保証 米財務省
(nikkei)
 【ワシントン=大隅隆】米財務省は11日、政府管理下に入った連
邦住宅抵当公社(ファニーメイ)、連邦住宅貸付抵当公社(フレデ
ィマック)が発行する債券などに対する政府保証を2010年以降も継
続すると明らかにした。政府の救済策を明確にし内外の投資家の信
認を維持する狙い。
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米リーマン:株価45%下落 経営不安が深刻化
2008/09/10時事
サブプライムで世界損失118兆円 IMF幹部
2008/09/10nikkei
米財務省、住宅公社への公的資金注入発表へ
2008/09/07nikkei
アジアの中銀、ファニーとフレディ関連証券の購入停止か−モルガ
ンS2008/09/05ブルームバーグ
メリルとシティ、金融商品1兆8000億円買い戻し 虚偽説明の疑い
2008/08/08nikkei
米会計審がリスク資産の簿外会計基準変更時期を延期
2008/07/30ロイター
「空売り規制、全銘柄に」 米SEC委員長が方針
2008/07/25nikkei
米住宅公社、必要なら公的資金で資本増強 財務省とFRB声明
2008/07/14nikkei
米企業が外資の「掘り出し物」に〜ドル安、経済低迷で
2008年06月24日 18:21米国東部時間U.S. FrontLine
米、サブプライム絡む詐欺で406人訴追 司法省とFBI
2008/06/20nikkei
欧州銀の損失、米国勢を上回る=サブプライム関連で−英紙
2008/06/06時事
リーマン株が急落、資金繰り難のうわさで・NY市場
2008/06/04nikkei
米財務長官、サウジ財務相と会談 ドルペッグ継続を支持
2008/06/01nikkei
米シティ、41兆円資産売却・総資産の2割、3年以内に
2008/05/10nikkei
米メリル、評価損60億―80億ドル・米紙報道
2008/04/17nikkei
米リーマン・ブラザーズ、資本増強30億ドル
2008年04月01日11時01分(ASAHI)
UBS、1兆9000億円追加損失・1―3月期、サブプライム問題
2008/04/02nikkei
サブプライム、世界の金融損失120兆円・ゴールドマン試算
2008/03/27nikkei
米デリバティブ最大手MFグローバル、追加損失懸念で株価8割下落
2008/03/18nikkei
サブプライム損失78兆円に拡大も・IMF試算
2008/03/18nikkei
米メリル・リンチ、ベアーの次にリスクが高い=ワコビア
2008年 03月 19日ロイター
米ゴールドマン・サックスが30億ドルの評価損公表へ−英テレグラフ
2008/03/16ブルームバーグ
NY連銀、証券大手ベアー救済・JPモルガン通じ資金供給
2008/03/15nikkei
米トリプルA優良ローン証券急落、投資家損失が拡大の恐れ
2008/03/10nikkei
世界のサブプライム損失、20兆円超・米財務省集計
2008/03/04nikkei
米AIG、サブプライム損失1.5兆円・証券保証で多額計上
2008/03/01nikkei
FRB議長「米中小銀、破綻も予想」・不動産へ過剰投資懸念
2008/02/29nikkei
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米政府、住宅ローン市場を支援 サブプライム問題解消策(ASAHI)
2008年02月28日12時24分

 米政府は27日、サブプライム問題の新たな解消策として、政府
系金融機関による住宅ローン市場の活性化策を発表した。政府系金
融機関は民間から住宅ローン債権を買い取ることで、貸し倒れリス
クを軽減してローン市場を支えてきた。今回、買い取る債権額の上
限を3月から撤廃し、住宅ローンの貸し出し増を実質的に促進する。

 撤廃するのは、連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)と連邦住宅貸
付抵当公社(フレディーマック)の買い取り上限。
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サブプライム:米シティが傘下のヘッジファンドの資金凍結
2008年2月16日毎日新聞
米欧金融機関、「モノライン」アムバック救済を検討・米報道
2008/02/02nikkei
米バンカメ、120億ドル増資・サブプライム損失受け
2008/01/26nikkei
英ノーザン・ロック銀、国有化で救済検討
2008/01/14nikkei
メリルリンチ、7000億円資本増強・シンガポール投資ファンド・テ
マセク出資2007/12/25nikkei
米シティなど3行、サブプライム基金創設見送り
2007/12/22nikkei
ローン金利、5年間凍結――米、サブプライム対策発表へ
2007/12/05nikkei
米シティ、8000億円出資受け入れ・アブダビ投資庁から
2007/11/27nikkei
経営難の独銀IKB、官民で支援策協議・資本増強など検討
2007/11/29nikkei
サブプライム損失、最大33兆円・OECD報告
2007/11/22nikkei
米シティなど共同ファンド検討、サブプライム対応・10兆円規模
2007/10/15nikkei
サブプライム関連損失、最大23兆円に・IMF試算
2007/09/25nikkei
サブプライム債権、買い入れ枠拡大 米財務長官が前向き
2007年09月21日01時54分(ASAHI)
世界のマネー流れ変化、サブプライム問題で商品市場にシフト
2007/09/22nikkei
英国ノーザン・ロックで「取り付け」騒動 サブプライム余波
2007年09月15日20時09分(ASAHI)
世界のM&A急減、8月71%減・市場混乱、ファンド資金調達滞る
2007/09/02nikkei
米S&P社長が退任、サブプライム証券格付けで混乱 = 読売新聞
2007/9/112時23分
米アメリクエストが廃業へ=サブプライム大手、シティが資産取得
2007/09/01-15:52
サブプライム問題でリーマン・ブラザーズ子会社閉鎖
2007/08/2316時58分配信 産経新聞
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サブプライム危機 米震源、世界のマネーが逆流
2007/08/11 09:16 IZA

 【ワシントン=渡辺浩生】低所得者向けの高金利型住宅ローン(
サブプライムローン)の大量焦げ付きに端を発した金融市場の悪循
環が止まらない。米連邦制度理事会(FRB)も火消しに乗り出し
た。FRBは10日、190億ドルという2003年8月以来最大
規模の緊急資金供給を実施したが、株価は不安定な状態が続いてい
る。

 仏金融大手BNPパリバが傘下ファンドを凍結したのに続き、9
日には米投資銀行大手ゴールドマン・サックス傘下のファンド2社
が、相場の乱高下で巨額損失を計上したことも分かった。
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FRB議長、サブプライム問題「金融機関の損失12兆円も」
2007/07/20nikkei
米でサブプライム懸念再燃、米証券大手ベアー・スターンズ傘下の
ヘッジファンド運用に失敗(2007/06/23 nikkei)
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円借り取引の拡大懸念、反動で円相場急騰も・IMF報告
(2007/04/11nikkei)
 国際通貨基金(IMF)は10日まとめた世界金融の安定に関する
報告書で、低金利の円で借り入れて高金利の通貨で運用する円借り
取引(円キャリー取引)の拡大について、取引解消に動いた場合、
反動で円相場の急騰を招くことへの懸念を示した。米国でサブプラ
イムと呼ばれる高金利の住宅ローンの焦げ付きについては「予想以
上に速く悪化した」と影響の広がりを強調した。
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