ERIC国際理解教育センター:持続可能な未来をめざして!

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ERICは、ESDファシリテーターズ・カレッジを創設し、国連提唱の「持続可能な開発のための教育の10年」のために指導者育成・社会的提言・平和的問題解決の方法を探り、みなさんとのネットワークを通してしさまざまな活動をしていきます。

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ERIC国際理解教育センター:持続可能な未来をめざして!
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週刊
最終発行日
2018年08月12日
 
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1,380部
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教育・研究 > 教育実践 > 教育全般

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ERIC News606  ESDツリーニュース(環境教育ニュース)第132号 2018年8月12日
担当 梅村 松秀
==================================================================
「ESDツリーニュース」はPLT(Project Learning Tree 木と学ぼう)関連のニュース
を発信し、PLTに関心を持つ方々、各地でPLTを用いた環境教育を実践されている
方々のネットワークを強化し、持続可能な開発のための教育を目指して、5週に1回
のペースで発信しております。
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PLT(Project Learning Tree:木と学ぼう)は森林環境について学ぶのではなく、木を
通して学ぶ、包括的な先進的環境教育プログラムです。詳しく知りたい方はこちら。
 ⇒http://eric-net.org/plt01.html
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立秋、第三十七候 涼風至(すすかぜ いたる)。
 暦の上では、秋。週半ば、関東地方は台風13号の動向への対応に右往左往しました。これまでにも増しての暑いお盆やすみ。セミの鳴き声のなか、カンタンでしょうか。ひととき、秋の兆しを感じ取ることができました。

7月28~29日、「環境/PLT」研修会がERIC事務所で開かれました。わたしは予定が重なり、部分的な参加にとどまりましたが、角田さんによるコーディネートのもと、PLTアクティビティガイドを読み直す機会となりました。今回のキーワードは、ESDコンピテンシー、システムの二つ、それぞれについて私なりの気づきを記します。

「コンピテンシー」ということばについて、参加者の間から理解が難しいという声がありました。PISAに関する論議以来でしょうか、しばしば目にするようになり
ました。わたしは、英和辞書の最初に示される能力という訳語で満足していましたが、どうも違うらしい。大きな英和辞典でcompetenceをひいてみたら、以下のような
訳語が示されていました。1.能力、力量、資格、適正 2.生活に不自由しない程度の資産 3.十分、十分な量 4.(官庁などの)権限、権能、管轄、(行為などの)合法性 5.(生物)(外部の変化に応じる胚胞細胞の)反応力 6.(言語)言語能力 など。これらの訳語をとおしてみると、なんとなく内部的な力の所在といった感じを受ける「能力」という使い方より、4,5,6の訳に示されるように外部に対して目に見える形での対応力をも含意されるよう。
コーディネーターの角田さんは、文脈の中でとりあえず使ってみること、という応えをされましたが、上記のような訳語を併せ考えることで、なるほど、それぞれの文脈の中で適切な訳語をつきあわせていくしかないな、と感心しました。

二つ目の「システム」。この国では仕組みとか制度という意味合いでとらえられ、ごく日常的に見聞きするようになりました。PLTアクティビティガイドは、多様性、相互依存、システム、構造とスケール、変化のパターンの5つの概念のもとに構成されているところに特徴があります。翻訳版ではサイドバーのスペースのこともあってか、最後のアペンディクスでしか見ることができないのが残念です。システムのもとに収録されたアクティビティ、なぜシステムなのか、概念としてのシステムに注目することの意義を提示されたように受け取りました。
わたしは、当日のプログラム、セッション4「プログラム作り」、4「マゴリス・ウィール~相談の輪」アクティビティのなかで、オーディオシステムを例に、サークルの内側に座った4人の参加者に、順にシステムの意味するところを語る試みをしてみました。一人目のとき、話し損ねたことを、二人目、三人目と繰り返す中で、説明したいことが次第に整理されていくことを実感することができました。

ツリーニュース前回(131号)で新しいオンライン教材「i-Tree」の提供が始まったことを記しましたが、「樹木による生態系サービス評価ツール」として、日本で紹介されていることが最近、わかりました。講演者によるスライド、ダウンロードできます。
「都市緑化による生態系サービスとその貨幣価値の推定~樹木による生態系サービス評価ツール「i-Tree」の日本での適用を目指して~」平成28年12月14日(水) 公益財団法人 都市緑化機構
グリーンビジネス・マネジメント研究会 講演会 平林 聡, Ph.D.  The Davey Institute/USDA Forest Service

「こつこつ収活」、担当されている鬼木さんから、つい最近、大きな注文がはいったとのうれしい知らせがありました。
 

□■ 132号の内容 □■
1. 2018年PLT国際コーディネーター会議から~PLT’s Newsletter’(July 2018)
2.  2018年度主催研修 次回は9月29-30日「人権」
3. こつこつ収活 蔵書処分&在庫処分のご案内
4. PLTアクティビティ紹介(115)~♯7 生息地のペンパル Habitat Pen Pals
5. PLT講習会情報
□■ □■

1. 2018年PLT国際コーディネーター会議から~PLT’s Newsletter’(July 2018)
米国’PLT’s Newsletter’(July 2018)に6月4~7日、ワイオミング州コディで開催された2018年PLT国際コーディネーター会議に関する報告がありました。
32回目の今年、新しいスポンサーであるSFI(Sustainably Forest Institute)のCEO、キャシー・アブソウ(Kathy Abusow)氏による「PLTの未来は明るい」とのメッセージ。そして、大会参加者の間で、確認された行動計画、5つの項目を紹介します。この国の環境教育の動向と照合してみたいと思います。
1)より多くの子供を屋外に出す(getting more kids outdoors)
2)教育者をめざしているより多くの大学生とつながる(reaching more college students studying to become educators)
3)グリーン産業へより多くの経路を創り出す(creating more pathways to green jobs)
4)PLTプログラムが多様な参加者のニーズを満たすことを保証する(ensuring our programs meet the needs of diverse audiences)
5)自然へのアクセスを通して社会の健康と福利を向上させる(enhancing society’s health and wellbeing through access to nature)

2. 2018年度主催研修 次回は9月29-30日「人権」 
7月28-29日、「環境/PLT」終了しました。報告は以下を参考にしてください。
https://ericweblog.exblog.jp/238685157/

次回は9月29-39日「人権」です。ぜひご参加ください。

*2018年6月23-24日 テーマ「国際理解」終了
*2018年7月28-29日 テーマ「環境」終了
*2018年9月29-30日 テーマ「人権」
*2018年10月27-28日  スキル「わたし」
*2018年11月17-18日 スキル「あなた」 最終土日ではないのでご注意ください。
*2019年1月26-27日 スキル「みんな」
*2019年3月下旬予定 TEST

それぞれの講座の実施要項については、ホームページからダウンロード可能です。
http://www.eric-net.org

また、2018年度の「ESDファシリテーターズ・ハンドブック」ができました。すでに改訂版ですが、ERICのホームページからダウンロード可能です。指導者育成研修の構造化に是非、ご活用ください。
http://www.eric-net.org/news/FHBfromERIC2018v2.pdf

3.  こつこつ収活 蔵書処分&在庫処分のご案内 
 絵本の引きとり先も候補が上がっていますし、嬉しいことに、新たに資料室や資料コーナーを設けるので、ERICの蔵書を譲り受けたいと、何回か人が足を運んでくれています。いやあ、本当に「捨てる神あれば、拾う神あり」。ネットワーク力、捨てたものではありませんね。最新のリストが必要な方、ぜひ、ERIC鬼木まで、ご連絡ください。

ERICライブラリー・ネクストに所蔵したいもの以外については、ひき続き、引取りを希望される方にお譲りいたします。収活にご協力のカンパをいただいた方には、ご希望により「Bimonthly日めくりカレンダー「あ」」を差し上げています。61の日々の点検の視点、何回問われても、新鮮です。

書籍は、
1. 一箱3000円のカンパで送付
2. 着払いで送付
のいずれかでお送りいたします。1.の箱の大きさの目安は、27×38×29cm(クロネコボックス10サイズ)です。
* 資料室日本語書籍リストはこちらからダウンロードできます(Excel)
http://eric-net.org/library/library_japanese_all.xlsx
順次、更新していますが、間にあっていないこともあります。事務局にご確認ください。
eric1アットマークeric-net.orgでご連絡ください。

引き取りご希望の方は、書籍名、棚番号、送付先などをご連絡の上、下記口座まで3000円をご入金くださるか、着払い希望の方はその旨をお伝えください。

ERICに直接来所できる方は、資料室利用500円で、何冊でもお持ち帰りください。事務所を空けていることもありますので、来所される方は事前にご連絡ください。
なお、引き取り希望図書が重複した場合は、先着順に送付いたしますので、希望図書が届かない場合もあります。ご了解ください。

ERICの蔵書が、これまでERICの活動を支えてくださった方、関わりのあったみなさまのお役に立つことができれば幸いです。
《振込口座》
郵便振替口座(テキスト専用):00160-3-547794 加入者名:ERIC
*ご不明な点はお問い合わせください。

資料室やライブラリーなどがある施設、団体など、引取り先にお心当たりがありましたら、ご連絡、お声かけください。蔵書を入れてある「可動式書棚」も引取り希望者を募っています。

■□ 在庫処分2016!~□■
『地球のみかた(生徒用)』 40冊入りを前回同様箱受け限定で、送料手数料込みで3000円でご協力ください!
 申し込みはWebから!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSccokczV-wDFnZzKjqXyNpnt_9aPKR3BkJT5fHI0iuWnkyCng/viewform
 『地球のみかた 地球について学ぶカリキュラム』は、人口、気候変動、大気、水、森林、食料、廃棄物、野生生物、エネルギー、貧困、経済、女性など、持続可能な社会を考える環境と人権の二つの柱の主要課題を網羅した授業のためのガイドブックです。
 この生徒用は、『地球のみかた』全13章の「背景となる読み物」の部分(2-3ページ程度)を収録することで教科書としても活用できるのに加えて、主要なアクティビティのワークシートを含んでいます。98ページで、この内容、この価格は、魅力です。
 そもそも、学校で使いたいという要望を受けて教員の方とともに開発したものです。ぜひ、この機会に学級単位、学校単位での活用をご検討ください。
 元の価格が、裏表紙に「定価1200円+60円」と消費税5%で表示されています。一梱包40冊も、中学、高校の学級人数を考慮したものです。
『地球のみかた』の目次とアクティビティリストおよび生徒用の目次のpdfをアップしました。参考にしてください。
http://www.eric-net.org/news/EarthMatters.pdf

■□ ERICの在庫処分、第二クールのご案内 □■
今では入手困難なテキストや洋書、ERICが編集協力をした教材冊子です。
部数に限りがありますので、ご希望の方はお早めに申し込みください。
申し込み一件につき、送料手数料500円を加えてください。
以下は、他の書籍を頼まれた方に無料で差し上げます。ご希望の旨、おしらせください。
・『目で見る地球の動き』(1992)、発行:ERIC、原文もあります。
・ “New Wave Geography1、2”(英文)、GTAV
http://www.gtav.asn.au
【ちょー簡単注文法】
郵便振替用紙の連絡欄に、テキスト名、冊数、お届け先住所、連絡先など必要事項をご記入いただき、合計金額に送料手数料500円を加えた金額をお振込みください。
送料は一回のご注文につき一律です。振り込み手数料もご負担ください。
郵便振替口座(テキスト専用):00160-3-547794   加入者名:ERIC
*入金確認後、発送します。合計金額が不明な場合は、eric@eric-net.orgまでお問い合わせいただくか、Webからどうぞ!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSccokczV-wDFnZzKjqXyNpnt_9aPKR3BkJT5fHI0iuWnkyCng/viewform

4. PLTアクティビティ紹介(115)~♯7 生息地のペンパル Habitat Pen PaIs
はじめに
「生息地のペンパル」という題名に、遠隔地のペンフレンドとの情報交換による活動、時間と手間がかかりそうとの思い込みが先立ち、紹介が延び延びになっていた一つ。
しかしながら、アクティビティガイドで、Ranger Rick、Your Big Backyard、National Geographic、National Wildlife、Natural History、Audubon、Smithsonianなどの活用が示唆されており、PLTの‘Resources for PLT’s lesson’ https://www.plt.org/welcome-plt-resources/ には、さらに新しいiNaturalist 、Nature’s Sound Mapなどの活用が提示されています。
そこで、遠隔地ペンフレンドとの実感的な交流には及ばないものの、iNaturalist 、Nature’s Sound Mapなどの活用が、「すすめ方」の3~以降の問いかけにも対応できる、インターネット活用による「生息地のペンパル」活動の可能性を記すことにします。

本アクティビティを実践するにあたってのポイント
1. リード文、そして概念として示される多様性が意味するところを明確にしておくこと。
人は幼い段階から生きものに興味を示すことについて、進化の過程で遺伝子に埋め込まれたというO.E.ウィルソンの仮説があったと思いますが、本題の出発点は、

まさに種の多様性をローカルからグローバルなレベルでとらえることが「すすめ方」1~2で示されます。しかしながら、環境教育の視点から多様性をとらえようと
するとき、指導者としてどのような心構えが必要なのでしょうか。アクティビティガイドのサイドバーに示される概念。Appendix2「概念の枠組み」で確かめたいものです。「生息地のペンパル」では、「環境における多様性」について3つのテーマが提示されますが、「生物的多様性とは、生命あるものと空気、水、気候そして地質的特長のような非生物的要素との相互作用の結果なのです」(1.1)が、もっとも基本的な認識のように思いました。

2.「生息地(habitat)」というターム、私の世代が使った生物教科書にはなかった。アクティビティガイドの「背景」に、「生息地は、ある動植物が通常的に生息している場所と定義され、優占する植物や物理的な特徴(すなわち、森林生息地、川の生息地)によって特徴づけられています。」と示されます。
ちなみに、手元の「岩波生物学辞典第4版」(1960)3刷(1997)での「生息場所」についての説明。「…habitatとbiotopeの両語をまったく同義とし、biotopeとmonotopeを意味するものとしてnicheも同義とし、biotopeとは生物群集(biocoenosis)の生息空間を指すものと見解もある。しかし、これらの語の定義は必ずしも明確でなく、用法上の区別もあいまいなことが多い」という部分は、わかったようでわからない。アクティビティガイドの定義が、もっともわかりやすい。

3.「すすめ方」1~2は、ローカルなスケールにおける生きもの調べ。3以降は、表「誰の生息地?」(この図表、翻訳版に抜けていること発見!)をもとに、スケールはグローバルへと拡大。3以降が、ペンフレンドへの問いかけによる活動として示されますが、ネット環境が活用できるなら、これ以降、アクティビティガイドに示される参考資料、さらに最新の資料として、iNaturalist 、Nature’s Sound Mapの活用が望まれます。
4. アクティビティガイド、「すすめ方」3における表「誰の生息地?」を、下記に示します。「すすめ方」7の文中、「3で作成した生息地の「ポスター」を見るように生徒に指示する…」における「ポスター」とは、下記の表をさします。

 誰の生息地?
ツンドラ カリブー、レミング、フクロウ
砂漠 野兎、ミチバシリ、サバクツノトカゲ
プレーリー ハヤブサ、プレーリー・ドッグ、ガラガラヘビ
落葉 フォレストシカ、モグラ、アライグマ、リス、アメリカコガラ
針葉樹 オオカミ、エルク、オオヤマネコ、フクロウ
山岳林 クマ、ムース、山羊
洞窟 コウモリ、モリネズミ、ユウレイグモ
海洋 鯨、プランクトン、サメ
湿地 サギ、マスクラット、カニ
池 カエル、ブラックバス、トンボ
アフリカサバンナ ゾウ、ライオン、ガゼル
熱帯雨林 コンゴウインコ、ナマケモノ、サル

5.  バリエーション
翻訳版アクティビティガイドでは、応用発展とバリエーション部分が省略されていますが、バリエーションの項、「この活動は、動物種の代わりに植物種を使用して同じ方法で行うことができます。」は、次回の修正版にはぜひつけくわておきたいものです。
6. iNaturalistについての説明を機械翻訳したものを以下に示します。
iNaturalistは写真を撮り、GPS座標を発見に追加することで、生き物の観察結果を記録することを可能にする種識別アプリケーションです。
各ユーザーはそれぞれ独自のプロフィールを持ち、他のユーザーの後に続き、他の人が投稿しているもののタブを保持したり、撮影したものを
共有することができます。 このアプリはまた、何千もの科学者との接続を容易にして、ユーザーが観察した種を特定するのを助ける。 アイ・ナチュラリストのもう一つのエキサイティングな側面は、ユーザーが自分の写真やデータを投稿したり、多数の市民科学プロジェクトに参加できることです。 これらのプロジェクトのリストをここで見つけることができます。または、このマップを使用してあなたの地域の観測結果を見ることができます。 学校や地域社会のために独自のものを開発することもできます。
Activity 7 生息地のペンパル Habitat Pen PaIs
概念:多様性
リード文
生徒は「生息地のペンパル」になってみることで、世界中の生息地の多様性について学び、それら生息地で生きる生物の視点にたった手紙を書くことができるようになる。

学年: 小3-6
科目: 科学、言語
概念: 1.0 生息地、生物、社会、技術および文化的多様性は世界中に幅広く存在します。
環境における多様性
(1.1)  生物的多様性とは、生命あるものと空気、水、気候そして地質的特長のような非生物的要素との相互作用の結果なのです。
(1.2) 他の生態系と同じように森林は生物の多様性を支える多くの生息環境を備えています。
(1.3) 地球の大気、水、土壌、気候および地質は、地域ごとに多様で、その結果生物共同体について広範な多様性をもたらしています。

スキル: 観察する、分類する、解釈する
情報テクノロジーの活用: インターネット、プレゼンテーションソフトウェア
準備物: 生息地や動物の写真(「準備する」参照)、紙袋、イーゼルまたはボスター用紙、テープ、紙と鉛筆、その他参考資料
時間: 準備 30分 活動 50分×1以上
関連アクティビティ:#8 シュルー氏の森 #20 環境交流箱 #6思い描いてみよう
#10 適応の多様性を表にする #9 わくわくする多様性に満ちた惑星 #47 空き地は空っぽ?
Objective ねらい
・生徒は、写真を集めたり分類したりすることにより、生き物の類似点や相違点を明らかにする。
・生徒は、多様な生き物と、彼らが生息する多様な環境とのつながりを理解する。

Assessment opportunities  評価のポイント
・生徒の生息地の描写における創造性と細かな観察を検証することで、動物の種類とその生息地の間の明確な関連を探る。生徒が個人的な記録をとっていれば、教師はペンパル同士の手紙のやりとりをチェックすることができる。
・生徒にペンパルから学んだ動物を一つ選ばせ、なぜその動物が自分たちの住んでいる地域で生息できるのか、あるいはできないのか、記述させる。
・生徒に自分たちの地域の生息地からお気に入りの動物を一一つ選び、その動物がペンパルの住んでいる地域で生息できるか、あるいはできないか、理由を記沐きせる.

Background  背景
氷のツンドラから焼けつくような砂漠やしおからい海まで、世界の生息地は多様で、魅力的です。それぞれの生息地は固有の条件を有し、動物や植物がそこでの生息に適応する支援をしています。
生息地は、ある動植物が通常的に生息している場所と定義され、優占する植物や物理的な特徴(すなわち、森林生息地、川の生息地)によって特徴づけられています。特定の生息地にのみ適応している生物種もあります。例えば、熱帯雨林で多く見ることができるオウムの仲間は、アメリカ合衆国の大部分をカバーする温帯林では生き延びることができません。
いくつかの種類の生息地で生き延びることができる生物もいます。オポッサムは落葉樹林や熱帯林だけでなく、熱帯雨林にも生息しています。彼らは、郊外や都市部でも生きていくことができるのです。植物は、動物たちがすむことができる場所と深い関係があります。動物は、食料や隠れ家として、特定の植物に依存しているからです。ある地域に生息する植物の種類は、その地域の気象や地形、土壌によって変わるのです。

Getting Ready 準備する
「誰の生息地?」の表に記載されているそれぞれの生息地の写真、及びそこにすむいくつかの動物たちの写真を準備しておく。参考となる文献の他、古いカレンダーや雑誌の切り抜きでも構わない
(例えば、Ranger Rick、Your Big Backyard、National Geographic、National Wildlife、Natural History、Audubon、Smithsonian)
【テクノロジーの活用】
追加の写真をインターネットでも探す。動物の写真を机の上に広げ、生息地の写真を手の届きやすいところに置く。それぞれの生息地の名前を細長い紙片に書く。
(紙片は、生徒一人につき一枚行き渡るので、必要ならば一つの生息地につき2,3枚用意する。)
紙片を紙袋に入れる。それぞれの生息地の名前を、大きな画用紙に一つずつ書く。

Doing the Activity すすめ方
1. 生徒に、近くの自然豊かな場所を考えさせ、それらの場所を描写させる。例えば、近くの公園、池、森、川、草地―空き地でもよい。生徒からの意見として、出された生息地を黒板に書き出す。
2. これらの場所だけでなく、それ以外の多くの場所の全てあるいは一部が、動物たちの生息地となっていることを説明する。可能ならば、生徒に生息地とは何かを記述させる。(ある動物の生息地とは、その動物がすんでおり、かつ生存に必要なもの―食料、水、隠れ家、繁殖や子育ての場所―を得ているところである。)
生徒が挙げた、地域の生息地にすんでいると予想される動物の種類を挙げさせる。

3. 様々なタイプの生息地があることを生徒に説明する。「誰の生息地?」の表に掲載されている生息地について説明し、前もって切り抜いてあったそれぞれの生息地の写真を生徒に見せる。その生息地が世界のどこで見られ、またどのような気候であるか当てさせる。(生徒になじみのない、「サバンナ」や「落葉性の」のような言葉の定義は説明する。)
手を挙げた生徒に、それぞれの写真を、当てはまる生息地の名前を書いた画用紙にテープで貼らせる。画用紙を教室の周りにテープで貼りつける。
4. 生徒は順番に出てきて、動物の写真をその動物の生息地の写真の下にテープで貼りつけさせる。必要なときは、どの動物がどの生息地に該当するか、ヒントを出す。
5. グループのレベルによっては、世界にはよく似た特徴を持つ生息地が存在することを説明した方がよい。例えば、熱帯雨林は南アメリカ、アフリカ、オーストラリア他で見られる。砂漠も多くの場所で見られるし、草原もそうである。
気候と生息地の関連性について生徒に説明させる(地域の気候によって、その地域が供給する生息地のタイプ―どんな動植物が生息できるか―が決まる)。しかし、世界にはよく似た特徴を持つ生息地があるものの、そこに生息する動植物には、場所によって違いがある。例えば、オウムは世界中の熱帯雨林で見られるが、ある地域に固有のタイプや種類のオウムもいる。
6. それぞれの生徒に、生息地を記載した紙片を一枚ずつ取らせる。
7. 3.で作成した生息地の「ポスター」を見るよう生徒に指示する。紙片に書かれた生息地にすむ動物になったところを想像させる。これから、その動物の視点に立って「ペンパル」に手紙を書くことを説明する。
8. それぞれの生徒に、クラスの中からペンパルを割り当てる。ただし、生徒には誰がどの動物になっているかを告げない。「動物の決定的な特徴」と生息地の特徴を明かさないよう生徒に指示する。
9. 以下の質問と指示を黒板に書く。
・あなたの生息地の気候はどんな様子ですか
・あなたの生息地にすむ他の動物を挙げてください。
・あなたの生息地に生えている植物について説明してください。
・あなたの生息地の特徴について説明してください。
・あなたは何を食べていますか?・あなたはどのように生息地に適応していますか?
10. これらの質問や指示に、手紙の中で答えるよう生徒に指示する(望むなら、その他の情報を含めてもよい)。それぞれの点について、正確に―それでいて創造力豊かに―答えるよう促す。
例えば、熱帯雨林のオウムだったら、「こちらは最近ずっと暑いけれど、それは珍しいことではありません。ここは一年中暑いのです!」と書くだろう。
また、単に「私は虫を食べます」と書く代わりに、「私は今朝、とてもおいしいアリと甲虫の朝食を食べました」と書くことができるだろう。
それぞれの点について正確に、かつ興味深い詳細についても述べることで、それぞれの「動物」は、自分自身及び生息地の決定的な特徴についてのヒントを与えることができることを説明する。
11. 生徒に調べる時間と、手紙を書く時間を必要なだけ与える。書いた手紙は半分に折り、割り当てられたペンパルの宛名を書かせる。
12. 手紙をそれぞれのペンパルに届ける。受け取った手紙を読み、その手紙がどの動物や生息地について書かれたものか推測させる時間をとる。その後、受け取った手紙をグループの他のメンバーと読みあう。(ペンパルの説明した動物や生息地がわからない揚合は、クラスメートに助言を求める。)

5. PLT講習会情報
 現在、一般応募中の講習会は以下のとおりです。最新の情報は以下のブログをぜひごらんください。
http://pltjapan.exblog.jp/ 指導者養成研修情報 2018/08/03更新

■FS実験実習(PLTファシリテーター講習)
*主 催:東京農工大学
*日 時:2018年9月3・4日(12時間)
*場 所:東京農工大学農学部附属FSセンターFM多摩丘陵
*講 師:佐藤敬一(東京農工大学)
*対 象:農工大学生が中心、若干名ならば外部から受け入れ可。
*参加費:PLTファシリテーター資格希望者は5000円
*定 員:20名(予定)
*申込み締切:8月24日
*問い合わせ・申し込み先:一般で参加希望の方は以下に問い合わせてください。
     keisato★cc.tuat.ac.jp
     (★を@に置き換えてください)
*その他:農工大の授業「FS実験実習」の一部として行う。
6時間ファシリテーターから12時間ファシリテーターへのグレードアップも可(テキストをすでに持っていれば参加費は無料)。

■環境活動指導法
*主 催:東京農工大学
*日 時:9月10日・11日(12時間)
*場 所:東京農工大学農学部府中キャンパス2号館多目的教室
*講 師:佐藤敬一(東京農工大学)
*対 象:農工大学生対象だが、外部から受け入れ可。
*参加費:PLTファシリテーター資格希望者は5000円。
*定 員:10名(予定)
*申込み締切:9月4日
*問い合わせ・申し込み先:一般で参加希望の方は以下に問い合わせてください。
     keisato★cc.tuat.ac.jp (★を@に置き換えてください)
*その他:農工大の授業「環境活動指導法」の一部として行う。
6時間ファシリテーターから12時間ファシリテーターへのグレードアップも可(テキストをすでに持っていれば参加費は無料)。
9月12日にはProject WILD、9月13日にProject WETのエデュケーター養成を行います。9月10~13日の4日間を受講すると、自然体験活動指導者NEALインストラクターのカリキュラムとなります。

■鳥海山麓環境教育指導者養成講座(PLT,WET)
*主 催:あきたESDネットワーク
*日 時:9月22日(土)6時間
*場 所:由利本荘市役所 矢島総合支所鳥海山麓地区総合案内所
*講 師:金澤 伸浩
*対 象:環境教育に関心がある大学生、一般
*参加費:一般4500円、学生3000円(PLTのみ、WETは別途)
*定 員:20名(予定)
*申込み締切:9月10日(予定)
*問い合わせ・申し込み先:あきたESDネットワーク(担当:小山澄子)
     cfi_oysk★cna.ne.jp
     (★を@に置き換えてください)
*その他:9月23日にプロジェクトWETを開催します。受講希望の方は合わせてお知らせください。
***************************************************
 (特定非営利活動法人)国際理解教育センター
ERIC:International Education Resource & Innovation Center
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