フランス文化講座

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フランスのアート、音楽、フード、ワイン、ファッション、香水、映画、スポーツ、文学、歴史、旅行情報など、盛りだくさんの教養講座です。広くフランス文化の背景を勉強して、その魅力を味わいましょう。

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メルマガ名
フランス文化講座
発行周期
週刊
最終発行日
2018年12月10日
 
発行部数
1,130部
メルマガID
0000145316
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
旅行・おでかけ > 海外 > ヨーロッパ

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■ フランス文化講座 vol.179 http://www.polyglot.jp
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 皆さん、こんにちは。

週末のフランスではマクロン政権に抗議する大規模なデモが
行われていますが、一部が暴徒化し車両に放火したり、店舗を襲撃して
商品を略奪したりと、パリの美しい景観が荒れているのをニュースで
見るととても心が痛みますね。

 それでは「フランス文化講座179号」をどうぞ。


━━[TABLE DES MATIERES]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.行ってきました!展覧会
  <エドワード・ゴーリーの優雅な秘密展>   末原睦美 
2. 美術・音楽並行史  ヴァトーが聴いた音楽 (10) 猪浦道夫
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.行ってきました!展覧会
  <エドワード・ゴーリーの優雅な秘密展>   末原睦美 
─────────────────────────────────
 
「エドワード・ゴーリー」という名前を聞いて反応する人は、ひょ
っとしたら絵画好きよりも海外文学好きに多いかもしれません。緻密
な線描による洋館、温かみからは程遠い、不気味さと洗練が混在して
描かれる大人たち。なかなかちょっとひどい目に遭ってしまう子供た
ち。館に闖入する謎の存在が描かれるモノクロの世界…でも決して、
ホラー画家ではないのです。ゴシックなタッチにシニカルでユーモラ
スな感性を加えた作家といったほうがいいかもしれません。少し前に
なりますが、伊丹市立美術館で開催された、「エドワード・ゴーリー
の優雅な秘密展」に行ってまいりました。

伊丹市立美術館公式サイト エドワード・ゴーリーの優雅な秘密展
(会期終了)
http://artmuseum-itami.jp/exhibition/schedule/11902/

 伊丹市立美術館はすぐご近所にある酒蔵に意匠を合わせた、白壁の
美しい、非常にこぢんまりと落ち着いた美術館なのですが、18~19
世紀ヨーロッパの風刺画コレクションで有名な美術館でもあります。
特に、フランスのオノレ・ドーミエ、イギリスのウィリアム・ホガ
ースという、英仏の2大風刺画家の作品をこんなに近くの美術館が
所蔵するとは思いもよりませんでした。ですが、この展示を拝見する
のはまたの機会とし、今回はエドワード・ゴーリー作品を楽しみます。

 まず、館内では不思議な白い靴に縞のマフラーを巻いた、謎の黒い
生物のパネルが出迎えてくれました。「あ、『うろん』君だ」と私を含
めた入館者がみんな気づき、不思議がる人がいないくらい、ほとんど
の人が嬉しそうに接します。「うろん君」は別にそういう名前ではなく、

うろんな客(原題“The Doubtful Guest”)
柴田元幸訳
河出書房新社、2000/11
ISBN(-10) 4309264344 (-13) 978-4309264349

に出てくる、種類・性別不明のクリーチャーです。ゴーリー自身に
よれば子供のメタファーだという、このうろん君に導かれて展示室へ
と入ります。そこには、本屋さんで見た、あるいは買ったことのある
作品の各国版と原画がみっちりと、しかも品よく展示されていました。

ゴーリーの著作は基本的に小さめの造本なのですが、驚くことに、
これは大判の原画を縮小したものではなく、製品になるサイズでその
まま描いたものなのです。そのため、大きなサイズの作品に顔を近づ
けて、そのテクニックを食い入るように見つめる、ということはやり
づらく(年齢的に、目の焦点をうまく合わせるのに四苦八苦しはじめ
ると特に)、書店で手に入るのと同じサイズの手描き原画を「うわあ、
このサイズにこの密度で描き込んであるのか!」という感嘆とともに
眺める感覚が近いです。

本展覧会はゴーリーのオリジナル著作に関するメイン展示のほかに、
ゴーリーが長年懇意にしていたニューヨーク・シティ・バレエ団の
演目についての衣装デザインや、著名な英米文学作品の装画も手掛け
ており、そちらも楽しむことができました。こういった作品の中では、
ミュージカル『キャッツ』の原作となった、

キャッツ ポッサムおじさんの実用猫百科
T.S.エリオット 著/小山太一 訳
河出書房新社、2015/9
ISBN(-10) 4309276334 (-13) 978-4309276335

も洒落た装画(ゴーリーは猫好きでもあった)で、手に取りやすくて
おすすめです。
 
この展覧会で出会う人は、面白そうな展覧会だからついふらりと立ち
寄ったという人よりも、開催を待ちかまえていた熱心なゴーリーファン
のほうが多いように思いました。実際に、執筆者の周りでも「ゴーリー
展に行くって、マニアだよね」という声がちらほらと聞かれました。
そうなのか、マニアなのか…本屋さんに

普通に売っているんですけどね、アメリカ文学の棚に。まあ、本屋さん
でアメリカ文学の陳列棚に直行できる人種が少ないのは自覚しています
けれども。とはいうものの、予備知識はまったく必要ないので、多くの
かたにふらりと立ち寄って楽しんでいただきたい展覧会です。

なお、この展覧会は8月28日(日)まで福島県立美術館で開催され、
9月8日(木)から10月23日(日)まで下関市立美術館に巡回して開催
中です。その後は何か所を巡回し、計約2年をかけて全国の美術館で開催
される予定です(当記事の執筆時点で下関市立美術館以降の巡回先は未
発表)。会場となる美術館により展示の趣向は異なりますが、チャーミン
グな展示方法で楽しませてくれることは間違いないでしょう。全国巡回と
いうこともあり、共通の公式図録が手に入りやすいので、足を運ぶのが
難しい場合にも楽しめます。

エドワード・ゴーリーの優雅な秘密: 展覧会公式図録
カレン・ウィルキン、濱中利信、柴田勢津子 著/柴田元幸、
小山太一 訳河出書房新社、2016/4
ISBN(-10) 4309277071 (-13) 978-4309277073

また、前述の風刺画コレクションについては、以下の所蔵品展が開催
されます。阪急電車とJRのどちらの最寄り駅からも等距離の立地なので、
ふだんご利用される鉄道でのアクセスを選べばいいのですが、執筆者の
実感では、町並みの統一感を楽しむのとルートのわかりやすさから、JR
伊丹駅からのアクセスをおすすめいたします。


同サイトより COLLECTION 1 ウィリアム・ホガース展(9月17日より)
http://artmuseum-itami.jp/exhibition/upcoming_exhibition/11896/ 


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2. 美術・音楽並行史  ヴァトーが聴いた音楽 (10) 猪浦道夫
──────────────────────────────────

<ヴァトーの死>

 1720年にロンドンからパリに舞い戻ったヴァトーだったが、すぐれない
健康と闘いながら傑作のひとつ「ジェルサンの看板」を完成させる。この
作品は現在、ベルリン・フリードリッヒ2世のシャルロッテンブルク城に
ある。筆者がベルリンを訪れたとき、こんなところにヴァトーの作品が
あるとは思いもよらず、びっくりしたのを覚えている。

 この作品は、ヴァトーの友人の画商ジェルサンがノートルダム橋近く
に所有していた画廊の看板として制作された作品である。ヴァトーはこの
絵をわずか8日で制作されとされ、顧客があれこれ作品を見定めている
様子、画商が顧客に絵を勧める様子が巧みに描かれており、一風変わった
画題の作品となっている。
 
 さらに続いて、現在ルーヴルの所蔵となっている一連の名作「パリデの
審判」、「狩の待ち合わせ」、そして「ジル」を制作する。なかでも「ジル」
は筆者お気に入りの作品で、これもカフェの看板として描かれた作品だと
いう。中央に描かれた白い衣装のピエロは、このカフェのオーナーの元
役者のギリシャ人で、そのどこか内に秘めたもの悲しさが胸に伝わって
くる印象的な作品である。

 ヴァトーはこの年、意外なイタリア人女流画家と出会っている。彼の
肖像画を残しているロザルバ・カリエラがその人で、どのようないきさ
つがあって出会ったのがよくわからないが、おそらくカリエラがパリに
滞在していたのであろう。イタリア、トレヴィーソの市立美術館で思い
がけず「ヴァトーの肖像」を発見したときは、筆者はベルリンのシャル
ロッテンブルク城で経験した驚きと喜びを味わったものだった。

https://www.bing.com/images/search?view=detailV2&ccid=%2bJwuJQac&id=E8463060CBD2B2D750EDB18530CBD82DDAFD02D2&thid=OIP.-JwuJQacWar1Sa7Un7ia2wAAAA&mediaurl=https%3a%2f%2fvcrfl.files.wordpress.com%2f2012%2f01%2frosalba_carriera_antoine_watteau.jpg%3fw%3d469%26h%3d600&exph=600&expw=469&q=Rosalba+Wateau&simid=608012555519987188&selectedIndex=0&cbir=sbi&ajaxhist=0

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 このロココもまっただなかの時代のパリの音楽風景については、前回
テオルボのヴィゼ、台頭してきたヴァイオリンの2人の名手オーベール
とスナイエについて触れたが、彼らの脇を固める何人かの特筆すべき
音学家にスポットを当ててみたい。

 まず、器楽の分野でユニークな業績を残したジョゼフ・ボダン・ド・
ボワモルティエ。多作家の彼はほとんどすべての楽器のための器楽曲
ばかりでなくオペラ作品も残しており、非常に温和な紳士だったと
評判そのまま、チャーミングだが、ある意味薄味な作品をたくさん
残している。

 また、オットテール一族の縁戚にあたるエスプリ・フィリップ・
シェドヴィルは、ミュゼットの製作者兼演奏家として名を知られ、
当時評判を呼んだヴィヴァルディの「四季」の一風変わった器楽版を
残している。フルートでは、ミッシェル・ド・ラ・バールが魅力的な
フルートのための組曲をいくつか残した。また、消えつつあるヴィオ
ールの演奏家としてはルイ・ド・ケ・デルヴロワ、女流クラヴサン
奏者エリザベート・ジェケ・ド・ラ・ゲールもあげておこう。

 冬の終わりに、友人たちがヴァトーニノジャン・シュール・マルヌの
別荘への転居を進めた。彼はそこで田園画を描き、その後故郷のヴァラ
ンシエンヌに帰ることを考えていたらしい。長い意見の不一致があった
のち彼の弟子となっていたパーテルが作品の制作を手伝い、またカロー
司祭が彼の精神的健康を見て、裸体画を焼却させたりし、十字架にかか
るキリストの絵を描かせたりた。しかし、その甲斐もなく、憔悴しきっ
た彼は、1721年7月18日、忠実な友人エドム・ジェルサンの腕に抱か
れて、奇しくもラファエロと同じく、わずか38年の生涯を閉じた。

 音楽界では、巨匠ド・ラランドがデ・トゥーシュと晩年の傑作「レ・
ゼレマン(四元素)」を共作した年で、巷ではマダム・ポンパデゥール
が世に生を受けた年のことだった。
                           (完)
 

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発行元:ポリグロット外国語研究所 [http://www.polyglot.jp/]
編集: 吉川歌子
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