映画野郎【無料メルマガ版】

  • ¥0

    無料

雑誌・WEB問わず、女性向けの映画媒体が多い中、大人の男性目線で観て楽しい映画情報をメインで扱っていく、「野郎」向け映画情報サービスです。新作映画レビューや各方面のスペシャリストによる映画コラムなど、読み応えと本音満載で役立ち度の高い内容で楽しんでいただける映画媒体を目指します!

著者サイト
 

メールマガジンを登録(無料)

もしくは

※ 各サービスのリンクをクリックすると認証画面に移動します。
※ 各サービスで登録しているメールアドレス宛に届きます。

メールマガジンを解除

もしくは

※ 各サービスのリンクをクリックすると認証画面に移動します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
 
メルマガ名
映画野郎【無料メルマガ版】
発行周期
ほぼ 週刊
最終発行日
2018年09月21日
 
発行部数
405部
メルマガID
0001536793
形式
PC・携帯向け/テキスト形式
カテゴリ
エンターテイメント > 映画 > その他

まぐまぐ!メールマガジンの用語集です。
下記の用語以外の不明な点はこちらをご覧ください。

 
発行周期
週1回、月1回などの発行頻度です。
部数
メルマガの配信数を記しています。
カテゴリ
まぐまぐ!に登録されているカテゴリです。
形式
メルマガには以下の配信形式があります。下部「メルマガ形式」をご参照下さい。
 
最終発行日
最後にメルマガが配信された日付です。
メルマガID
メルマガを特定するIDです。
RSSフィード
RSSを登録すると、更新情報を受け取ることができます。

― メルマガ形式 ―

  • PC向け
    パソコンでの閲覧に最適化したメルマガ
  • 携帯向け
    スマートフォンやフィーチャーフォンでの
  • PC・携帯向け
    PC・携帯どちらでも快適にご購読いただけます。
  • テキスト形式
    文書だけで構成された、一般的なメールです。
  • HTML形式
    ホームページのように文字や画像が装飾されたメールです。
  • テキスト・HTML形式
    号によって形式が変更する場合があります。

閉じる

メールマガジン最新号

《映画情報サイト「映画野郎」の「無料」メールマガジン版!! 》

映画野郎【無料メルマガ版】  2018.9.21 vol.598

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

   INDEX

(1) コラム一番星
 ◆要ゆうじの『コメディ千本ノック』第278本目:【追悼/樹木希林、生田悦子】─『コント55号と水前寺清子の神様の恋人』
(2) ガチンコ!!シネマレビュー
 ■ザ・プレデター ■愛しのアイリーン
(3) 映画野郎クロニクル 
 ◆【ガチンコ!!シネマレビュー】■ランペイジ 巨獣大乱闘 ■娼年

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


(1) コラム一番星

[※コーナー紹介:各ジャンルのスペシャリストが週替わりもしくは不定期に更新していく、「映画野郎」でしか読めない連載読み物コーナーです!]
-------------------------------------------------------------------------

◆要ゆうじの『コメディ千本ノック』

[※コラム紹介:脚本家・コメディライターの要ゆうじによる、必見のコメディ映画コラムです! ]


■第278本目:コント55号主演作が松竹新春映画だった時代!【追悼/樹木希林、生田悦子】─『コント55号と水前寺清子の神様の恋人』

『男はつらいよ』シリーズが松竹の看板喜劇となる前、コント55号(萩本欽一と坂上二郎のコンビ)主演のコメディが制作されていた時期があった。超多忙な人気コンビの主演作なので雑な作りになりそうなところだが、本作『コント55号と水前寺清子の神様の恋人』(1968年)は社会派の巨匠・野村芳太郎が監督した異色喜劇である。コント55号のコントとは世界観がまったく違うものの、益田喜頓や伴淳三郎といった喜劇界のベテランが脇を固め、水前寺清子の明るく陽気なヒロインが華々しく盛り上げてくれた佳作だ。

この作品を今回選んだ理由のひとつは、先日亡くなった樹木希林と生田悦子が出演しているということがある。樹木希林(当時の芸名は悠木千帆)はまだ20代の若手女優だが、「生活感にあふれた下町のおカミさん」として、すでに貫禄たっぷり。一方、まだ20歳そこそこの生田悦子はなんと女子中学生役! 後年、「欽ドン」のOLコントで「よせなべトリオ」でブレイクするのだけど、この時すでに萩本欽一と共演していたのだった。

岡本金一郎(萩本欽一)と山上次郎太(坂上次郎)は幼馴染み。中学生になり、憧れの好子ちゃん(生田悦子)が三人組の不良(ナンセンストリオ)に絡まれているところに居合わせたが、その不良たちの親が大物ばかりだったので手が出せない。そこに通りかかったのは2人の担任・岩野鉄平(益田喜頓)。普段から正義感の強い岩野は「相手が誰であろうと正しいと思ったことをやれ!」と、2人を叱咤する。不良を撃退し、好子ちゃんを救った2人だったが、この件で岩野は学校をクビになってしまった。
その後、高校生になった2人はタバコ屋の看板娘・ソメ子(水前寺清子)に恋をするものの結局2人ともにフラれてしまい、ソメ子は嫁いでしまう。10年後、トラックの運転助手となった金一郎は、運転手の長さん(田中邦衛)と些細なことから口論となり、途中で降ろされてしまった。そこは静岡県の大浜町。空腹の金一郎は「来々軒」という屋台のラーメン屋を見つけ、ラーメンを4杯たいらげる。
金一郎が無一文とわかると、女将の愛子(悠木千帆=現・樹木希林)は亭主を呼びに行くが、それはなんと次郎太だった。しかし、金一郎はすでに逃げた後。やがて銭湯「鶴亀湯」に逃げ込んだ金一郎は、番台に座っていた娘を見て驚く。かつて好きだったソメ子に瓜二つだ。もちろん別人で、風呂屋の一人娘・きよ(水前寺清子=二役)だという。金一郎は、後で友達が払いに来てくれるからとそのまま風呂へ。
数時間経ち、さすがに怪しんだ主人の鶴田亀吉(伴淳三郎)。そこへやってきた次郎太に、変な客がいるので追い出してほしいと頼む。勇んで風呂場に乗り込んだ次郎太を見て、金一郎は「ジロちゃん!」。次郎太も金一郎に気付き、2人は再会を喜んだ。
金一郎は次郎太の家に居候することになり、屋台引きを手伝う。飯場の荒くれたちが大量にラーメンを注文し、喜ぶ金一郎だったが、それは全部ツケにされるんだと嘆く次郎太。それじゃ食い逃げだと怒る金一郎。荒くれたちと一触即発になりそうなところへ、大熊建設の社長・大熊大五郎(内田良平)が現れ、それまでのツケを全部支払ってくれた。帰り道、屋台は道に寝ていた酔っ払いを轢いてしまうが、その酔っ払いは2人の恩師である岩野だった。岩野は学校をクビになった後、妻を亡くし、今は一人息子の純一(藤岡弘)と暮らしているという。
岩野の行きつけの小料理屋「満月」で再会を祝う3人。隣の座敷では風呂屋の亀吉も飲んでおり、どうやら岩野と亀吉は女将の松代(中原早苗)に惚れているようだった。翌日、大五郎が町の実力者だと知った金一郎は大熊組へ乗り込み、子分にしてほしいと嘆願する。一旦は断られるが、大五郎が妻・とら(関千恵子)から浮気を問いただされているのを見て、うまいこと助け舟を出す。ピンチを救った金一郎は、大熊組の社員として採用された。
大熊組の一員として懸命に働く金一郎だったが、実は大熊組は商店街の店主たちを騙して立ち退かせ、そこへ大型スーパーを建てようと企んでいたのだった……。

物語の節目節目で浪曲師姿の水前寺清子がハナシを繋ぐのだが、歌に語りに芝居にと実に器用。そして何より姿カタチに華があるのだ。一枚看板のスターとはこういうものだった、と感心する。ヒロインの恋人役には「仮面ライダー」に主演する前の藤岡弘。後年の熱いキャラクターが想像できないほど、軽いノリの芝居にちょっとビックリした。

公開当時はグループサウンズ全盛の頃で、本作中でも「街のイベントにタイガースを呼ぶ」ということになる。もちろんニセモノなのだが、ジュリーに扮した欽ちゃんの口パクに“本物のジュリー”の歌声がかぶさり女性客が熱狂するというギャグ(もちろんバレてボコボコにされるというオチ)。実際に欽ちゃんは「とてつもない音痴」だった(後年、ラジオの「欽ドン」でもネタにされていた)。また、新人コメディアン時代の車だん吉が55号の弟分「コント0番地」として顔を見せている。

『コント55号と水前寺清子の神様の恋人』 DVD発売中!(発売元:松竹)
監督・脚本:野村芳太郎/脚本:山根優一郎、吉田剛
出演:萩本欽一、坂上二郎、悠木千帆、伴淳三郎、水前寺清子、他
※AmazonでDVDをチェック!⇒https://amzn.to/2xC9fgF

◇要ゆうじ(かなめ・ゆうじ) Facebookプロフィール
⇒https://www.facebook.com/yuji.kaname/about


○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


(2)  ガチンコ!!シネマレビュー

[※コーナー紹介:熱心に映画館へ足を運ぶ新作好きな映画ファンのため、精鋭レビュアーが気になるその内容をいち早く辛口レビューしまくります!]
-------------------------------------------------------------------------

■ザ・プレデター

《作品データ》
圧倒的な攻撃力を持つ甲冑を身につけた異星人プレデターの『プレデター』シリーズ第4弾となるSFホラー&アクション!! 傭兵のクインはメキシコで手に入れた物体をアメリカの家に送ってしまい、それをクインの息子ローリーが開けて、起動させてしまう。主人公クイン役にボイド・ホルブルック、少年ローリーを『ルーム』のジェイコブ・トレンブレイが演じる。監督は『アイアンマン3』や『ナイスガイズ!』のシェーン・ブラック。

・9月14日(金)より,TOHOシネマズ日比谷他全国ロードショー【R15+】
・上映時間:107分
・配給:20世紀フォックス映画
【スタッフ】
監督・脚本:シェーン・ブラック
【キャスト】
ボイド・ホルブルック、トレバンテ・ローズ、オリヴィア・マン、トーマス・ジェーン、キーガン=マイケル・キー、ジェイコブ・トレンブレイ

原題:THE PREDATOR/製作国:アメリカ/製作年:2018年
公式HP:http://www.foxmovies-jp.com/the-predator/

《『ザ・プレデター』レビュー1(レビュアー:じょ~い小川)》

アーノルド・シュワルツェネッガーの80年代の主演映画としてインパクトが強い『プレデター』だが、2以降はシリーズ作品としてもう一つな人気。ほぼほぼ10年に1作作られる『プレデター』シリーズの最新作に当たる本作は『プレデター』1作目の続編になるが、意外な方向で異星人パニックの映画になっていてこれはこれで面白い。

これまでの『プレデター』の直球の面白さとは違っているのは、プレデターの装備品をいじりパニックに巻き込まれる少年ローリーの視点と、軍刑務所行きのバスでチームを組むクインとならず者集団の面白さにある。『ルーム』の天才子役ジェイコブ・トレンブレイが演じる気弱な少年ローリーのいじめられっ子ぶりと奇妙なものへの巻き込まれぶりがお見事。「ウルトラマンレオ」のシリーズ後半にあった円盤生物編のような感覚のエピソードは意外性とギャップが満載でSFアクション映画に新たな息吹を与えている。

加えて、軍刑務所行きのバスの中のメンツが見事なまでにクズ&ポンコツ揃い。キャラ立ちと会話が面白く、そこに『ナイスガイズ!』のシェーン・ブラックならではのものを感じる。本作でシェーン・ブラックはメジャーなSFホラー/アクション映画をミニシアター映画的な手法を織り混ぜて、これまでとは違った『プレデター』を見せている。

一応、異星人プレデターとのガチンコバトルもあるにはあり、性質的には『プレデター2』に近い作品ではあるが、それ以上にミニシアター作品的なものが感じられる。直球のSFホラー/アクションではなく、ストレートな作品を臨む方には違和感があるだろう。が、これはこれで面白くはあり、「映画野郎」の読者なら見て損はない。

評価:★★★★

《『ザ・プレデター』レビュー2(レビュアー:原口一也)》

アーノルド・シュワルツェネッガー主演の第1作をリアルタイムで見ている世代の筆者。当時のプレデターはあくまでもシュワちゃんの敵役、脇役という凶悪宇宙人だったが、その敵の宇宙人をメインに続編やスピンオフがどんどん作られていくことに長年ポカーンとし続けながらも追いかけている。エイリアンとバトルする2作もあったりするが、どれも正直ぱっとしない印象。

シリーズとしては2010年のロバート・ロドリゲス監督の『プレデターズ』以来で久々ながら、期待値が思いっきり下がった中での鑑賞だったためか、なかなか面白く見られた! ストーリー面は大したことはなくツッコミどころ満載だったりするが、キャラが立ちまくりなボンクラ軍人たちのコミカルなやり取りが面白かったのと、R15+な残酷描写もしっかりあって、シリアスとコメディの同居にニヤリ。
バトル描写は今回冒頭から、人の胴体真っ二つで吊り下げた上から血がしたたり落ちるという、衝撃シーンを見せてくれる。今までのシリーズで最高の殺戮描写を見せてくれているのはバイオレンス好きには嬉しい。

そして、プレデターに立ち向かうボンクラエクスペンダブルズたちの愛すべきキャラクターたち。序盤で護送車の中、メンバーたちと出会うシーンからやり取りがいちいち面白く、セリフには下ネタも満載。バカ丸出しなメンバーたちが後半一致団結して立ち向かう流れが実に美しい。
ただこのコメディ色ある内容にはかなり賛否ありそう。徹底してシリアスなものが見たい人には厳しいかも。自分としては、あの傑作バディ・コメディ『ナイスガイズ!』の監督だからこれでいいでしょ! と思っております、はい。

評価:★★★★

-------------------------------------------------------------------------

■愛しのアイリーン

《作品データ》
新井英樹原作の名作を『ヒメアノ~ル』の吉田恵輔監督が実写化したコメディ&人間ドラマ! 日本のとある地方都市でパチンコ店の店員の宍戸岩男は実家暮らしの独身で悶々とした日々を送る。ある日、岩男はフィリピンに行き集団見合いをし、フィリピン人のアイリーンと国際結婚をして、実家に戻って来る。
主人公・宍戸岩男役に安田顕を抜擢、他ナッツ・シトイ、河井青葉、ディオンヌ・モンサント、福士誠治、品川徹、田中要次、伊勢谷友介、木野花など実力派が集結!

・9月14日(金)より,TOHOシネマズシャンテ他全国ロードショー【R15+】
・上映時間:137分
・配給:スターサンズ
【スタッフ】
監督・脚本:吉田恵輔
【キャスト】
安田顕、ナッツ・シトイ、河井青葉、ディオンヌ・モンサント、福士誠治、品川徹、田中要次、伊勢谷友介、木野花
公式HP:http://irene-movie.jp/

《『愛しのアイリーン』レビュー(レビュアー:じょ~い小川)》

いやー、お洒落なフライヤーからは全く予想出来ない映画だった!! 四十すぎの独身田舎男性のほんわかした少し笑えるコメディかと思いきや、後半から意外な方向に転がり、エロスやバイオレンス満載で重い人間臭さを含んだダークな人間ドラマだった!!

この映画の主な構成は主人公・宍戸岩男の田舎の独身中年の不器用な恋と人間模様。これに岩男の母・ツルの異様なまでの息子への愛と岩男が勤めるパチンコ店での奇妙な人間関係も絡み、全体で日本の田舎の様子をちょっとコメディチックに描いている。この岩男の不器用さが常になんとも言いがたい間合いと雰囲気を作り、さらには異様・意外な行動が飛び出す。この主人公にドンピシャリな筆者には見に染みる内容ではあるが、そこがこそばゆくもあり、終始主人公の無事を見守る独身アラフォー直球映画にもなっている。

そこにフィリピン人のアイリーンとの結婚生活が絡むが、そこには東南アジアの怪しげな集団見合いやお金目当ての結婚、地方都市の外国人への偏見や閉塞感ムンムンな村社会など様々な社会的な要素が見られる。若干いろんな要素の詰め込み感がなくはないが、一つ一つが重い。特に近所の話題が直ぐに広まる辺りや娯楽が少ないからか直ぐに衝動的な性行為やフィリピンパブに入り浸る辺りに田舎の村社会が色濃く描かれている。
エロ、セックスが意外にも多いのは大森南明主演の『捨てがたき人々』にも通じる何もない田舎における大人の動物の“性(サガ)”なものを感じた。

そして、木野花が演じる母親・ツルも圧巻の演技。異様なまでの息子愛とアイリーンに対する嫌悪感から面白い方向に転がる。憎しみと涙、執念から作る“笑い”が凄まじい。この母の思いとラディカルな行動は偶然ながら韓国映画『母なる証明』のお母さんにもダブる凄まじさである。岩男、アイリーンも主人公だがある意味ツルももう一人の主人公と見られる。

日本の田舎を舞台にした不器用中年、フィリピン人妻、強烈な息子愛を持つ母の特濃な三重奏。特に後半のエロスとバイオレンス、田舎村社会ならではの重苦しさは圧巻! アラフォーの男性なら絶対必見、そうでない読者も日本の片隅の闇を胸いっぱいに味わってほしい!!

評価:★★★★★

---------------------------------------------
【評価の星取りの見方→★★★★★:傑作!! ★★★★:秀作 ★★★:佳作。観て損はない。★★:凡作。★:駄作】

◇じょ~い小川 facebookプロフィール
⇒https://www.facebook.com/joeyogawa/about
◇原口一也 facebookプロフィール
⇒https://www.facebook.com/kazuya.haraguchi/about


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


(3)  映画野郎クロニクル

[※コーナー紹介:かつて掲載していた記事やコラムで、今読み返しても面白そうなものをセレクト掲載! 今回はBlu-ray&DVDが発売されたばかりの2作の封切当時に掲載したレビューをお届け!]
-------------------------------------------------------------------------
◆【ガチンコ!!シネマレビュー】

■ランペイジ 巨獣大乱闘

《作品データ》
1980年代のゲームを元にしたモンスターパニック&アクション映画がついに日本上陸! 宇宙での遺伝子実験の失敗から異常な物質が生まれ、その物質が空から降ってきて、ゴリラと狼とワニがそれを摂取し巨大化して、街を破壊するように。主人公の霊長類の研究者デイビスをドウェイン・ジョンソンが演じ、他ナオミ・ハリス、マリン・アッカーマン、ジェイク・レイシー、ジョー・マンガニエロ、ジェフリー・ディーン・モーガン、PJ・バーン、マーリー・シェルトン、ジェイソン・ライルズが出演。監督・製作はブラッド・ペイトン。

・2018年9月19日(水)、Blu-ray&DVD発売!
※amazonでBlu-ray&DVDセットをチェック!⇒https://amzn.to/2OIlvUc
(2018年5月18日ロードショー/配給:ワーナー・ブラザース映画)
【スタッフ】
監督・製作:ブラッド・ペイトン/脚本・原案:ライアン・イングル/脚本:カールトン・キューズ、ライアン・J・コンダル、アダム・スティキエル
【キャスト】
ドウェイン・ジョンソン、ナオミ・ハリス、マリン・アッカーマン、ジェイク・レイシー、ジョー・マンガニエロ、ジェフリー・ディーン・モーガン、PJ・バーン、マーリー・シェルトン、ジェイソン・ライルズ
原題:RAMPAGE/製作国:アメリカ/製作年:2018年

《『ランペイジ 巨獣大乱闘』レビュー(レビュアー:じょ~い小川)》

『パシフィック・リム:アップライジング』が先月公開されたというのと同じく先月公開された『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル』で言えば“ロック様”ことドウェイン・ジョンソン主演映画つながりと、たまたま似た要素を複数抱えこんだモンスターパニック映画『ランペイジ 巨獣大乱闘』。これ、ほぼ予告編やチラシのイメージ通りで、看板に偽りないドウェイン・ジョンソン主演のモンスターパニック映画だった! っていうか、ドウェイン・ジョンソン版のキングコングと言っても過言じゃない。

見所はビルが建ち並ぶ大都会でのキングコングと化した白毛のゴリラ&ドウェイン・ジョンソン対巨大オオカミ対超巨大ワニの大バトル。3匹の巨獣が暴れる中でドウェイン・ジョンソンが逃げながら攻撃をするという無茶ぶりというかわりとそのまんまだが、迫力十分。
ビル倒壊描写というか街の破壊描写が凄まじく、ビルを登りながらの巨獣バトルは『キングコング』を踏襲した感じだし、ビル破壊描写は『トランスフォーマー』シリーズや『マン・オブ・スティール』などの応用で、ワーナーがこれまでに培った特撮力で、ドウェイン・ジョンソン主演で決してチープではない見応え抜群な巨獣映画が出来てしまった。

ドウェイン・ジョンソン演じる主人公が霊長類学者という設定からコングとドウェイン・ジョンソンによる粋なコミュニケーションが出来、そこもしっかり笑いや伏線に繋げている。ただ単にモンスター大バトルとドウェイン・ジョンソンのアクションをやっただけでなく、脚本にも説得力を持たせている。その霊長類研究者とゴリラに関するやり取りの中で、「こいつ(ゴリラ)は飛行機が苦手なんだ」というくだりがあるけど、それってキングコング=「特攻野郎Aチーム」のコングに被せたネタだったのかなとも思えなくない。

全体的にストレートなモンスターパニック&アクション映画でほぼほぼ期待したものが見られる。思いきって『キングコング』の新作に組み込んでしまえば良かったのだが、そこを器用に立ち回ればもう少し映画に深味や世界観の広がりがあったかもしれない。何も考えずにモンスターパニックとドウェイン・ジョンソン主演映画を楽しむには最適の映画である。

評価:★★★★
-------------------------------------------------------------------------

■娼年

《作品データ》
『愛の渦』や『何者』の三浦大輔監督が石田衣良の恋愛小説を舞台夏した作品を映画化したエロティックなラブストーリー。大学生のリョウはバイト先のバーで謎の女性・御堂静香と出会う。御堂はリョウを会員制のボーイズクラブ「パッション」に誘い、リョウは女性に性の欲望を提供する娼夫に。主人公リョウ役に松坂桃李が、他真飛聖、冨手麻妙、猪塚健太、桜井ユキ、小柳友、馬渕英里何、荻野友里、佐々木心音、大谷麻衣、階戸瑠李、西岡徳馬、江波杏子が出演。

・2018年9月14日(金)、Blu-ray&DVD発売!
※amazonでBlu-ray豪華版をチェック!⇒https://amzn.to/2QNG6ru
(2018年4月6日ロードショー/配給:ファントム・フィルム)
【スタッフ】
監督・脚本:三浦大輔
【キャスト】
松坂桃李、真飛聖、冨手麻妙、猪塚健太、桜井ユキ、小柳友、馬渕英里何、荻野友里、佐々木心音、大谷麻衣、階戸瑠李、西岡徳馬、江波杏子

《『娼年』レビュー(レビュアー:じょ~い小川)》

『恋の渦』の脚本家にして『愛の渦』や『何者』なども監督・脚本をし、群像劇とエロスに定評がある三浦大輔監督。松坂桃李が演じる男子大学生が男娼になるという大胆な映画で、映画の60%は松坂桃李のセックスシーンになってるが……、あれ、『愛の渦』や『何者』の監督・脚本の人が手掛けたの、と疑いたくなるぐらい薄っぺらい。

前作『何者』で素晴らしい群像劇を作った三浦大輔監督らしくない雑な脚本と演出。直球のセックスシーンが多いのはいいが、見せ方がワンパターンで、ドラマが薄い。とにかくノーマルなセックスのオンパレードなので途中で飽きちゃう。しかもAVみたいに抜けないよ、これ。

14年前に公開したジェームズ・ブランコ主演の男娼の映画『ソニー』とは比べ物にならない駄作。しかも、そのセックスシーンも局部やきわどいシーンもない。手マンのクチュクチュする音やパコパコする音が妙にリアルなだけで、他は工夫がない。松坂桃李のファンをターゲットにしたのがアダになり、にっかつロマンポルノ的な作品が中途半端に。いっそのことピンク映画にしちゃえば、まあ安っぽい脚本のピンク映画になっただろうけど本作はそれ以下。

例えば『吉原炎上』とかみたいにセックスでイク時に電球を握り潰すとか、ラース・フォン・トリアーの『ニンフォマニアック』みたいにみんなに見えるような女子の自慰行為のシーンとか、女の局部が壊れたとか、そういうのがない。『恋の渦』の原作者で『愛の渦』をやった三浦大輔監督だけにその辺を期待したが、セックスの演出がノーマル過ぎて期待外れ。

誰得な映画? って訊かれたら松坂桃李ファンとは答えられはする。まっとうな映画作品ではなく、松坂桃李のセックス擬きが見たい人のための作品であり、それ以外は金と時間と体力の無駄遣いになること間違いなし。

評価:★


〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

■編集後記

今週は樹木希林さんの訃報が飛び込んできて、各方面に衝撃を与えておりますな。自分が認識した時からおばあちゃん役。昔からTVで見ていた好きな女優さんでしたが、やっぱり今年の『万引き家族』での演技の凄みが忘れられない。全身がんを公表して何年も経っていて、アレを見た時にもう近いんじゃないかという覚悟はしていました。ご冥福をお祈りいたします。
それにしてもつい先月は津川雅彦さん、おばあちゃん役でいえば菅井きんさんも亡くなったばかり。あと外国人では、『ロンゲスト・ヤード』『ブギーナイツ』などのバート・レイノルズさんも今月頭に亡くなった。訃報が続くなあ、としんみりしております。
さて私事ながら、やっとTOHOシネマズ会員証のシネマイレージのマイルを6000マイル貯めたので、今月から「1ヶ月フリーパスポート」に交換して映画が見られることに! 7月には貯まってたんですが、ファミリー映画中心で混みそうな夏休み時期を避けたかったのがあって9月からにしました。先週からスタートしたばかりなのでまだ鑑賞4本くらいですが、普段は見ないような野郎系じゃないのも見ていこうと思ってます。シャンテでやってる作品も見られるので、けっこう選択肢ありますね。やっているうちにカメ止めのリピートもできれば。
映画好きな皆さんなら、もうフリーパスポート鑑賞をやったことのある人も多いんじゃないかと思いますが、120分の映画なら50本を見ないとマイル到達しないので、週に1本見たとしても1年かかる計算。しかもその間に6本見たら1本無料になる鑑賞ポイントも貯まるので、それを使って無料で見たらマイルは貯まらず、なかなかハードル高かったりもしますが、やはりここまで順調に貯められたのは沿線の近いところにTOHOシネマズ上野が出来たのが大きいですね。
ほかに山手線沿いで日本橋、日比谷、シャンテに行くのもそんなに遠くないし、それで気分的に通いやすくなったというのがあります。同じようにマイルを貯めている最中の方は、年末のタイミングで前の年に貯めたマイルが消滅するのがあるのでそれまでに頑張って貯めてください!

で、最近見ている映画について簡単に。
『SPL 狼たちの処刑台』。香港の人気シリーズだけに安心のクオリティ。格闘アクションはサモハンがアクション監督だけに骨を折る系のエグさがあってレベル高い。格闘能力の高いお父さんが誘拐された娘を助けに行くって設定はやっぱり『96時間』を連想。ただこのオチは後味悪いから●●系の映画好きじゃないとススメにくいかなあ。オチのことは書きにくいけど。でもそのテの作品が好みな人なら必見。★★★★
『MEG ザ・モンスター』。鮫パニック+ジェイソン・ステイサム主演という基礎点のみの★★★。やはりテンションが下がるポイントが、人間側がかなりハイテクの技術とメカを持っちゃっているところ。鮫はもとよりローテクなんだから、人間ももっとローテク寄りで勝負してくれないと。2年前の『ロスト・バケーション』は丸腰だからあの緊迫感があったわけで。あと上海が舞台の中国風味も評価分かれそう。
『SUNNY 強い気持ち・強い愛』【PG12】。女性目線のハナシなので共感を持って見られないのはしょうがない。正直エピソードの着地やラストがいろいろモヤモヤする。池田エライザの処理はあれでいいのか!? というのをネタバレで語りたい。ただ、あの90年代をキラキラ感ある映像で懐かしむ演出は楽しいし、広瀬すずのコミカルな怪演を含む女の子キャストがみんな素晴らしいので基本的には好印象。ただ広瀬すずが大人になったら篠原涼子になるというのには納得いかず。★★★★
(原口一也)

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

「映画野郎【無料メルマガ版】」 
★発行:STF Project 映画野郎編集部
★発行人・編集長:原口一也/副編集長:小川修司 
★お問い合わせ:eigayarow@yahoo.co.jp
★「映画野郎」公式facebook⇒ https://www.facebook.com/eigayarow
★「映画野郎」twitter情報
  ユーザー名:EIGAYAROW  https://twitter.com/EIGAYAROW

【スタッフ募集告知!】 
映画野郎編集部では、野郎映画大好きなボランティアスタッフを随時募集中です! 
特にアツい批評を展開してくれるレビュアー志望者、もしくは取材スタッフは大歓迎! マスコミ試写や会見取材に入れるなど、映画媒体の仕事に関わるメリットは大! 
以下の問い合わせアドレスへ件名に「スタッフ応募」と記入、自己紹介と意気込みをお書きになってメールでご応募ください! 
⇒eigayarow@yahoo.co.jp


-------------------------------
 ※許可なく転載することを禁じます。
メルマガ全文を読む
 

▲ページトップへ

▲ページトップへ