テレビ解体新書

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このメールマガジンは、テレビがどうやってつくられているのか？
その具体的なノウハウを、毎週水曜日にお届けする宮本大輔のレポートです。
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テ レ ビ 解 体 新 書【vol.001】
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【目次】
...1.近況
...2.テレビ解体新書
...3.オススメ書籍や映画

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■ 1. 近況

今週はバラエティの制作の現場で話題にあがるのは
ことしのMー1は誰が勝つ？

しくじり先生でお世話になっている澤部さんのハライチ。
大きな傷を負いながらの熱いしくじり授業をしてくれたさらば青春の光。

くりぃむナンチャラでよく出演してもらっている
銀シャリ、三四郎、とろサーモン、

芸人報道に出演して頂いた
ゆにばーす、かまいたち などなど

どのコンビの頭上に栄冠が輝くのか？楽しみです。

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■ 2. テレビ解体新書
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ここでは どうやってテレビが作られているのか？
１つのバラエティ番組が放送されるまでの過程

▼1 立てる（企画の立て方）
▼2 しこむ（撮影までのしこみ）
▼3 撮る　（撮影時のノウハウ）
▼4 つなぐ（編集時のノウハウ）
▼5 飾る　（テロップや音響効果のノウハウ）

以上5つのカテゴリー中から毎回1つずつノウハウを説明していきます。
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【２しこむ：02-01】 「テレビの出演者選びはドラえもん」
　　　　　　　　　　～キャスティングには全て意味がある〜

いろんな番組で顔を並べているタレントの皆さん。
そこに誰が座っているのか？全ての人に役割があり意味があります。
わかりやすく言うとドラえもん。

（起）のび太くんがジャイアンのいじめにある
（承）ドラえもんがアイテムを出しす
（転）のび太くんが形勢逆転する。けど調子にのる
（結）その結果さらにのび太くんがひどい目にあう

このお決まりパターンがあるドラえもんのストーリーの中で
どんな役柄がいると物語に厚みが出るのか？

のび太　　　　→ドジで泣き虫
ドラえもん　　→のび太くんの救世主
ジャイアン　　→いじめっ子のガキ大将
スネ夫　　　　→ガキ大将の側近のお金持ち
しずかちゃん　→ヒロイン
出木杉くん　　→のび太の真逆のエリート

このように全ての役柄に全て役割がある。

テレビ番組でも同じで、僕らディレクターは収録前の楽屋での
打ち合わせで必ず「どの役割なのか？」をそのタレントさんに説明します。
そして、逆にいろんな役割ができる人ほどディレクターとしては使いやすい。

例えば、その収録にスペシャルゲストがいて、確実にその人を中心に収録が
進むことが想定される場合、いろんな役割ができるタレントさんは臨機応変に
役割を変えます。スペシャルゲストの腰巾着になってペコペコするのがいいのか？
それとも、あえてタメ口で近よってツッコまれるのを待つのか？
はたまた敵になって噛みついた方がいいのか？

必ず、そこに座らせている裏には担当のディレクターの意図が必ずあるので
番組を鑑賞する際は「この人はどういう役割なのだろうか？」こんな見方をすると
面白いと思います。

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■ 3.オススメ書籍や映画など

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このコーナーでは、個人的に面白かった書籍や映画などを紹介します。

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【映画】「アクト・オブ・キリング」

インドネシアの過去に起きた大量虐殺を当時の加害者にカメラを向け続けることで
狂気な部分と人を殺めた重大さを本人に知らしめていくドキュメンタリー映画。

この業界に入って初めて担当した番組が「進ぬ！電波少年」だったせいか
「ドキュメント」という人間のリアルな部分をあぶり出している映像にはすごく惹かれます

そして、その編集も制作者の意向がハッキリと出ているパンチある映画です。

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宮本大輔 Facebook : https://www.facebook.com/miyapooon

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