先日、室町幕府第3代将軍足利義満という人物に興味を持ち、彼の時代に建造された金閣寺に行ってきました。
僕がこれまでに見た日本の建物の中でも最も美しいと言っていい建造物だと思います。
興味は足利義満から今、現在ある金閣寺。

今現在の金閣寺。
現在の金閣寺は、京都の中央(JR京都駅)から見ると、二条城・京都御苑を超えて斜め左。
ちょっとだけ高い丘の麓にあります。

JR京都駅から歩き始めて、1時間程で二条城。
今年の11月頃に大政奉還150年を迎えるとのポスター。
良いも悪いもぴったり日付の符号が合いすぎるのも考えものだが、何かしらの縁は感じる。

二条城と斜めにある京都御苑の間をすり抜けて※Google mapを見つつ、何とか鹿苑寺・金閣寺に辿り着く。
金閣寺の周辺環境は第一印象ではあるが、広い範囲で見ると坂や建物の雰囲気など僕は居心地がいい。

入口近くの丘には大きな大の字。
お祭りか何かで使うのだろうか。
正直にいうと、自然の中に大の字を描く。
お祭りの必要性がそこにはあるのかもしれないが、僕の心地良さという意味では、結構大きな要素でない方がいいと感じた。
何らかの深い要素がそこにはあるのかもしれません。

現在ある金閣寺について少しだけネットで調べた知識。

【金閣寺は昭和25年(1950年)これは太平洋戦争の終戦から5年後にあたる。
放火により焼失し、昭和30年。(1955年)に再建されている。】
たった5年での再建。
この頃日本と世界ではどんな出来事があったんだろう。
三島由紀夫の小説金閣寺にもこの出来事が題材になっていたと思うが、後でじっくり読んで重ね合わせてみようと思う。

僕が金閣寺に着いたのは16時50分頃、閉門まで残り10〜15分というぎりぎりの時間帯。
ちょうど夕陽も差してきて空が黄色とオレンジに光り始める時間。
まわりには観光客だろうか。
日本人よりも印象としてはヨーロッパ系の人達やアジア系の人達も目立つ。
金閣寺の入口には寺風の服を着た数人の人。
あまりサービスに対する意気込みは感じない。
むしろ早く仕事が終わってほしいという感じの雰囲気だ。

金閣寺の第一印象。
言葉を使うのと表現は下手ではありますが、心の中を出来るだけそのまま書いてみようと思います。
笑ってもいいのですが、表に出さないということを期待しています。

金閣寺が目の前に現れる。
美しい。
最近流行りのこの言葉、そのまんま。
何故美しいと感じたのか。
僕が美しいという言葉をどういう状態の時に使うのか。

かわいいという日常の中のありふれた現象や感情とは種類が違う。
きれい。
僕は一度だけ女性に対して使った事はありますが、何かしっくりこない。
後で分析してみると、過去・現在・未来。
太陽・山・僕の前にある金閣寺。
そのバランスとタイミング、僕の経験が重なった状態。
恐らくあの一瞬にしかないであろう状態。
それを僕は美しいと表現する。

まちづくりにこれまでは大いに関心を持ち、まち歩きやコンビニでのアルバイトを通してその町の空気や人の雰囲気を感じてきました。
生まれ育った沖縄県の糸満市。
東京で始めて暮らした千駄木・谷中。
住んだ町の思い出と経験。
京都での暮らしを通してまた新しい景色が複眼的に見えることを期待しています。

1年間京都で暮らして、メルマガを続けていく上で自分なりのルールをいくつか決めようと思います。

ルール(1) 己の届く範囲内で仕事をすること。

ルール(2) 出来るだけ新しいツールは使わずに既にある道具を使うこと。

ルール(3) 社会の変化をとらえ、共感を意識すること。

以上。

竜と虎

初月無料とは

今月の配信号