プロサーフコーチが1から伝えるサーフィン解決策

プロサーフコーチが1から伝えるサーフィン解決策

2019/01/31 (サンプル号)



>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>



はじめまして！
発行人のプロサーフコーチ富岡正登です。
サーフィンを始めたい人から、大会で結果を求める人、楽しいサーフィンライフの向上、
本気で上手くなりたい全てのサーファーのためのメルマガを発行する事になりました。
これまで、コンペティションサーファーをコーチングしてきて得た経験とノウハウを、
それぞれのレベルやスタイルのサーフィンに必要な形で発信していきます。


今週サンプル号の目次

■近況報告
■波情報
■今週の練習から1つ
■今週のフィットネス
■今週のテクニック
■リスクマネジメント
■Q&A
■サーファーズスタイル



__________________________________________________________________


■近況
___________________________________________________________________

今年の冬は例年に比べて暖かく過ごしやすい日が続き、低気圧が頻繁に太平洋上を通ってくれたおかげで波にも恵まれました。
波にも天候にも恵まれた正月休み、冬休みでした。と言っても冬はやっぱり寒いですね。
サーフィンや海に興味のない人達からすると、「なんでこんなに寒いのに海。」
と言ったところでしょうが、一度、楽しさを知ってしまうと。また寒い冬にしか感じられないサーフィンの楽しさも。
この冬に上手くなりたい！と貪欲に練習に取り組む人達もいて嬉しい限りです。

エキスパートサーファーの人達は、この時期がハイシーズンの冬のハワイに渡って、
本場のサーフィンをしっかり身体で感じ学ぼうと修行に向かいました。
僕の周りでも、それに合わせて心身ともにしっかり準備してハワイに。
どんな準備を行ったのか？一緒に取り組んだ部分もあるので、そんな内容も後々お伝えします。

日本でも冬がハイシーズンになる日本海側のサーフエリア。
福岡もシーズンに入っており、年明けには毎年、日本サーフィン連盟福岡支部のサーフィン大会が行われます。
NSA(日本サーフィン連盟)に登録している選手が、それぞれのカテゴリーで年間ポイントで戦う年明け1戦目とあって、
毎年、大会に参加する子供達の練習を行うのが冬休みの恒例です。
この冬休みも県内外から参加して貰え、年末年始も練習でした。
サーフィンもオリンピック正式種目に選ばれひと昔前と比べると、スポーツとして取り組む人達が増えてきました。
かと言って、メジャースポーツの強豪校の様に「休み返上で！」の様な物でなく、
子供なので、まずは楽しさを感じて貰える様に。

あとは、春から本格的に 大会シーズンに入って行きます。
今年は今後のサーフィンへの関わり方を考えても勝負のシーズンと、それに備えて練習に取り組む選手を、
このオフシーズンにもう一度、基本から見直す取り組みもスタートしました。
去年から時間を見つけ参加している、メンタルコーチングセミナーのおかげで、これまで経験してきた練習での結果を、
上手く練習の形に落とし込める様になった事が大きな手ごたえになっています。

コンペティションサーファーに携わり練習し、こちらが提供のメニューに取り組んで貰い、
そこから返って来たフィードバックの多さが僕の財産です。それは今も増え続けてます。
去年秋から、一般サーファー、大会などには縁もなく、ただ「サーフィンが上手くなりたい。」と毎月、
練習に通ってくれている大人の方がいます。
伸び悩みながらもサーフィンを続けていたので、この機会にどうしても上手くなりたいと通ってくれているんですが、本人曰く
「今までの時間はなんだったんだ？もっと早くに教わればよかった。」と言ってくれるくらい上手くなってくれています。
コンペティションサーファーに提供している内容は、すごくシンプルなものです。
それがどの様な結果になるか知ってるからこそ、サーフィンの向上を目指す人にはフィットします。
一般のビギナーサーファーの向上にも反映されたので、今度は、後にコンペティションを目指す小さな子供にも、
同じ様に簡単に取り組んで貰えます。簡単だからこそ結果に繋がり嬉しさ楽しさを感じられる。またやりたくなる。
それらを確信した、この冬の練習でした。

シンプルな内容項目で上達するための内容を、毎週、発信して行くので是非、読んでみて下さい。




_________________________________________________________________


■波情報
__________________________________________________________________
年末年始、冬休み期間以降も、波に恵まれた宮崎エリアでした。
正月休み後半にはまさかのサイズアップで、トリップサーファーにとっては当たり年となった様です。
特に1月3日は、朝から頭近くまで上がり、エキスパートサーファーも十分に楽しめる波でした。
西高東低の冬型が決まっても、良いタイミングでできる太平洋上の低気圧のおかげか？
サーフィン可能なコンディションがキープされました。
県北、県央、県南とそれぞれ状況は違った様ですが、波のサイズが小さめの時は、地形の良し悪しで差が出た感じです。

ただ、波のサイズや波質。サーファーのレベルによって求める物は様々です。
海外映像で見る様な迫力のある波は、見た目の凄さや、サーフィンのイメージとして良い物かも知れませんが、
これからサーフィンを始める人や、これから上手くなる為に頑張ってる人には、合わない必要のない波です。
今の自分に適した波は？そこを知る事からが楽しいサーフィンに繋がりますし、レベルアップにも効果的です。

そう言う意味では、この冬の宮崎エリアは、レベルアップのビギナーサーファーから、エキスパートサーファーまで、
ポイントを選べばお互いに楽しめるコンディションが続きました。

今年はの冬はサーフィン可能な波がキープできているので、今後も続いて欲しいですね。
あとは、自分のレベルにあった、今のレベルアップに必要な波のコンディションがそこにあるなら、
波情報の得点に関係なく入りましょう。
1から始める人は安全面も考えて、まずはしっかりとレクチャーできる人と一緒に入りましょう。
安全ですし、何もわからないまま入るよりは断然楽しめます。

本当に1からサーフィンを始める人には、毎日練習に適した波がありました。
最初は、「波に乗る！」と言う感覚さえ掴んで貰えたら次に繋がります。
それに必要な波は、スープ波。波が崩れた後に白く波打ち側に打ち寄せてくる、あの白い泡泡した波です。
その波があれば、じゅうぶん波に乗るって事を楽しめます。
これからサーフィンを始めようと考えている人は、もしかしたらイメージできないかも知れませんが、
また、そこに特化して波の説明もしたいですね。




__________________________________________________________________


■今週の練習から1つ
__________________________________________________________________
楽しい方が上達する。上達を感じるから楽しい。サーフィン初心者や子供達には、この部分が重要。
教える側は、ついつい教えたくなってしまうのを、どれだけ我慢できるか。
上級者であっても、良い感覚を持って練習できていれば、
今すぐには変化しないであろうテクニックの完成度にはこだわらない。
完成させるには、別の要因が含まれているから、先ずは今の現状でできる良い感覚を。
できなかった事が出来だしたからこそ、楽しいし、良い感覚がある。その状態でどんどん反復させてあげて、
良い感覚を定着させてあげるからこそ、次への土台ができる。
楽しいからこそ始めたサーフィン。だったら伝えた課題を意識して取り組んだ結果、
今まで以上の事ができて楽しいと感じてくれたなら、それは1つのゴール。
しばらくは楽しい感覚で自信に満ちたサーフィンをして貰えるのが理想。
これも1つのケースではありますが、今、そのサーファーには何が必要で、どの様な経験をして欲しい時期なのか？
それを理解しておけば、「しばらくは楽しんで！」を優先しなければと確認させて貰えました。

理想的な完成形と比べるとできてない事だらけですが、ごくごく小さな事でも、挑戦して今まで出来なかった事が
出来るようになったのなら、自分の感覚の中でそれを思いっきり楽しんでください。

その為には、それぞれに今必要な、取り組んで消化不良を起こさない物を提供する必要があります。
自分のサーフィンを知る事で、求めたい物も出てくるので、その辺りのコミュニケーションを取って共有して取り組んで行きたいです。


__________________________________________________________________


■今週のフィットネス
__________________________________________________________________
サーフィンの動きを表現する中で、「手はこう。」「足はこう。」
の様な表現で身体の使い方を説明するケースはたくさんあります。
その中で多いのが、「本来、動くはずの身体の動きが出せない。」と言う事です。
柔軟性と言うよりは、骨盤や肩甲骨の動きです。

ショートボードのスピードをつける動作にリフトアップと言う、上半身を引き上げる動作があります。
立ち幅跳びと同じで、大きく上半身の反動を使えた方がサーフボードに有効に力が伝わります。
その動きを出すには骨盤を立てる動きが必要になってきます。
が、ウォーミングアップ、コンディショニングも兼ねて骨盤の動きを出す運動を行っても、意識してコントロールできない。
その状態で、正しいサーフィンの動きを変化する波の上で出すのはかなり厳しい。
陸でできない事が都合よくサーフィンの時だけ出せる事も無い。
という事で、正しいサーフィンの動きを出すために、しっかりと陸で骨盤を動かせる様にして行かないと。

怪我やなんらかの原因で動かせ無い人もおられるでしょうが、そうでなければ本来、動く物なので動きます。
普段から意識して動かした事がないから、脳から骨盤を動かす信号が繋がってないんですね。
だから、その信号を繋げてあげる作業です。
最初は、使った事のない、動かした事のない動きなので上手く行かないかも知れませんが、
一度、信号をつないであげればコントロールでき出します。

骨盤をコントロールする簡単な物の一つを紹介します。ヨガのポーズにある「キャットバック」の動作。
背骨の動きも合わせて意識するとより有効です。
一見、簡単な誰でもできるのでは？と言う動きですが、できない人も結構います。まずはできるかどうか試して見て下さい。
できるなら、骨盤と背骨の動きの連動を意識して継続して欲しいです。
できなくても、毎日、意識して取り組む事で動きを出せるようになって来ます。

スピードアップのためのリフトアップだけじゃなく、今後、色んな動きを出す中で必要になってくる骨盤の動き。
まだまだ動きを出すコンディショニングもあるのでサーフィン向上だけでなく、
健康管理も合わせて参考にして貰えたらと思います。

僕自身、中学生の時に椎間板ヘルニアの手術を経験し、しばらく腰痛と付き合い生活してきました。
腹筋背筋を鍛えてストレッチをして…しっかりと取り組んだ期間もありますが、結局、腰痛は出るし、
最悪な事に椎間板ヘルニアの再発。1週間以内に手術しろとの診断まで受けました。
時間もお金も、その後のリハビリも考えると、とても入院手術をするのは避けたく、椎間板ヘルニアは、
手術しなくても治せると言う話を聞いた事があったので、専門知識のある方からのアドバイスと、自身で調べた中で、
「こうなりたい」と言う理想の身体の使い方を目指すトレーニングの理屈を参考に、ヨガや、
その他腰痛に良いと言われる共通点を意識して取り入れながら地道にトレーニングしました。
おかげさまで腰痛はなくなり、その後、このトレーニングに入る前に調べて気になっていたトレーナーの元へ、
身体の正しい使い方のコンディショニング、トレーニングを受けに行きました。
その後、2年経ちますが、コンディショニングを続ける事で過去に出た疲れからの腰痛や座骨神経痛は全く出なくてなりました。
目的を明確にして、そこに行くには何をしなければならないか？そこがしっかりとすれば続け安いです。





__________________________________________________________________


■今週のテクニック
__________________________________________________________________
横ノリスポーツと言うくくりで表現される事もあるサーフィンですが、
サーフィンの基本動作は「上半身を進行方向に向ける。」です。
目線、胸、前に出した手の3つを進行方向に向けているかどうか？
これだけで、安定感、コントロール性、テクニックの向上、ビジュアル、全て良くなります。

https://twitter.com/masanoritomioka/status/1093420045718347776?s=21


バランススポーツでもあるサーフィン。試しに、サーフボードの上に立ってるイメージで横向きに構えてみて下さい。
その状態で、誰かに横から軽く押されてみて下さい。
サーフボードの進行方向ではない横側に、手を回したり、体重移動したりしてふらふらとバランスを取ろうとすると思います。
進行方向でないサーフボードの横側に、必要のない荷重がかかると当然、失速や転倒の原因になります。

スピードを出す為のリフトアップの動作も、一度前に荷重した力を波の力でサーフボードを反発させて…
その他色んな作用が入り…加速させるのですが(またテクニックの紹介で。)
サーフボードの前に踏んだ物を、後ろに切り替えるには、横から横(体側左側から体側右側)の移動だと、
力も入れにくい、バランスが悪い、その他諸々、単純に動かしにくいはずです。
でも正面を向いていると、上半身を前に押し込む事で、前足に荷重でき、上半身を起こす事で後ろ足に荷重する事が、
力強く、バランス良く出来るはずです。

フロントサイドに進む時も、バックサイドに進む時も同じです。

この動きを出すにも、先ずは陸で身体がその様に動く事が出来るか？が前提にあるので、
合わせてフィットネスの重要性も知っておいて貰えたら効果的です。








__________________________________________________________________


■リスクマネージメント
__________________________________________________________________
海に入る上で絶対に考えて欲しいリスクマネージメント。
リスクのレベルは人によって違います。ただ、大なり小なり必ずリスクは発生します。そのリスクをいかに最小限にコントロールするか？
これも技術です。決して運任せにして良いものではありません。

自分を知って、そこから可能性のあるリスクを知って、楽しくサーフィンを。

海に入ると言うことは、それだけでリスクがあります。波が大きくから危険と言う物ではありません。
人それぞれ、チャレンジと感じる波のサイズは様々です。そこを安全に乗り越えて行くためにもリスクマネージメントする技術は必要です。
プールと同じ様な感覚で入ってる人もいる様に感じます。

海についても知っておかないと、リスクを最小限にする為に自分に何が必要かが見えて来ません。
自然の中で行う物なので、気象についても同じ様に知っておいた方が良いです。

サーフィンの道具の知識も必要です。自分の技量に適した物なのか？海のコンディションにあった道具を選べているのか？

リスクは、命や怪我だけに関わる物とは限りません。
楽しくサーフィンをする為には、サーフィンのルール、その地域特有のルールなども知っておかなければトラブルになります。

ライフセーバーをやってる経験から、サーフィンでの事故、その他、海水浴場やマリンスポーツでの事故を目にして来ました。
亡くなった方から、怖かったで済んだケースまで。
後から聞いてみると、自分の技量の過信や、海への認識不足、楽しそうな海への良いイメージしかない状態での関わり方、
そんな物が大半です。

最近、ビックウェーブサーフィンなんかも、よく映像で出てくる様になりました。
エクストリームスポーツ、想像もつかない様な危険な波に挑んでいますが、彼らはそれがどう言う物か、
どう言ったリスクがあるのかを理解し、そこに向かう為に必要な事を入念に準備してから挑みます。
もしリスクが回避できなかったとしても、そこから事故に繋がらない、状況を悪化させないところまで準備する。
全てを想定内にしておく作業を行い挑戦しています。もちろん、チャレンジできる経験値が大前提にある事も事実です。

そんなビックウェーブでなくても、自分を知らず、環境の理解もなく、
行けるだろうと安易な考えで入念な準備を怠って出る結果は無謀でしかありません。

この冬休みも、年末年始のトリップサーファーで海は賑わってました。
見ていると不安に感じるサーファーもちらほらいたのは事実です。

亡くなられた事故もありました。

そう言った事故につながる可能性のリスクを最小限にするには？
基本的な考え方から、色んな出来事から照らし合わせてお伝えしていきます。




__________________________________________________________________


■Q&A
__________________________________________________________________
気になってる事への質問にお答えします。内容によってはお答えできない事もあります。ご了承下さい。


__________________________________________________________________


■サーファーズスタイル
__________________________________________________________________
2018カリフォルニアで行われた ISA世界Jr. U-16 4位伊東リアルproの年末、宮崎での映像です。
低気圧の通過後、バレルコンディションが見込めたので、好きなスタイルのサーフィンが表現できそうと、
この日に予定を合わせて撮影しました。
本人が期待する程のサイズアップにはなりませんでしたが、じゅうぶん楽しめるファンウェーブ。


https://www.instagram.com/p/BrfNtk9hJP9/?utm_source=ig_share_sheet&igshid=1korwx3rf72lv

こう言った映像って、観ていて楽しいですし、もっと見たくなると思います。
そう言ったプロサーファー個人への応援の様な声や、皆さんのニーズ、「もっと長い映像化して欲しい！」
等たくさん頂けると嬉しいです。









__________________________________________________________________


■編集後記
__________________________________________________________________
読んで頂きありがとうございます。
この記事を書いているタイミングで、久しぶりにサーフィンをするには難しいサイズまで波がなくなりました。
天気はよく過ごしやすいので残念ですが…自然相手なので、それも含めてサーフィンですね。
福岡の大会からも、優勝の報告が届きました。
もうしばらく寒さが続きますが、その中でも使えるサーフィンレベルアップに繋がる記事を発信して行きます。
今後、質問等も受け付けて行きます。それらがお役に立って行ければと思います。
寒さが和らぐ頃には、気持ちよく海に入れる様になってきます。
サーフィンする機会が増えると、新たな発見から興味が湧いてくる事も。

サーファーのレベルによって、求める情報って幅が広い物ですが、多くの層に興味を持って貰える表現ができる様に
頑張って行くので暖かく見守って下さい。

練習に参加して貰える機会があれば、メルマガで紹介させて頂いた事を実際に体験して貰えるはずです。
質問と合わせて連絡お待ちしてます。




■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
プロサーフコーチが1から伝えるサーフィン解決策
☆発行者 colorbox ~sea of joy~ 富岡正登

Facebook page
https://m.facebook.com/cb.seaofjoy


☆お問い合わせ
colorbox0001@me.com

☆Instagram
https://www.instagram.com/colorbox_seaofjoy/

☆twitter
https://mobile.twitter.com/masanoritomioka。



☆登録解除 http://www.mag2.com/m/0000XXXXXX.html