宅建学習

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第1回
宅建学習

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テーマ：「悪意」とは

説明：ある事情を知っていること。また、その人のことを「悪意者」という。善意者に比べて、法律上不利に扱われることが多い。

ポイント：
道徳的な意味はない。道徳的な人間でも悪意者はいる。

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テーマ：一般承継　と　特定承継

説明：
一般承継とは、相続や合併のように、権利義務を一括して承継すること。
特定承継とは、売買などで個々の権利を承継すること。

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テーマ：意思表示の効力発生時期　：　到達主義

説明：
到達というのは、その通知が相手方の支配権内に入ったことをいい、手紙が相手の郵便受けに入ったことが、典型例である。

手紙による意思表示を例にとると、
通常、１．手紙を書く、２．ポストに投函する（発信）、３．到達する、４．相手方がそれを読む　という４段階を経る。

そのうちで、法律は「３．到達する」の段階で効力を生ずるとするのが最も公平と考えられる。
（ただし、隔地者間の契約は承諾の通知を発信した時に成立する（526条1項）ものとして、その例外規定を置いている。）

ポイント：　「発信後の死亡・能力喪失」：意思表示をを発信した後、相手方に到達する前に意思表示した者が死亡したり、行為能力を失っても、意思表示はその効力を失わない。（97条2項）。そして死亡した場合は、相続人との関係となる。

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テーマ：意思の不存在

説明：
例えば、「あの土地を売ってください」というように意思の表示行為があっても、それに対応する内心の意思は存在しない場合のことを「意思の不存在」という。
具体的には、以下の３種類がある。

１． 心裡留保　（しんりりゅうほ）
２． 虚偽表示　（きょぎひょうじ）
３． 錯誤　　　（さくご）

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テーマ：物の瑕疵（かし）に対する担保責任

説明：
売買の目的物に隠れた瑕疵、すなわち通常人の注意をもっては知り得ない欠陥が存在する場合の売主の責任のことを「瑕疵担保責任」という。

「瑕疵担保責任」の内容は、「損害賠償の請求」と、瑕疵の為に売買の目的を達することのできない場合の「契約の解除」である。
この権利は、買主から事実を知った（瑕疵を発見した）時から1年以内に行使しなければならない。

ポイント：　
引き渡しの時から10年を経過すると損害賠償請求権は時効により消滅する。

また、瑕疵担保責任を売主に追及できる者は、善意・無過失の買主に限られる。

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テーマ：贈与

説明：
贈与とは、ある人（贈与者）が相手方（受贈者）に無償である財産権を与える意思表示をし、相手方がこれを受諾することによって成立する契約である。（549条）
無償で財産を与える契約であるから、「無償契約」、「片務契約」であり、また目的物の引渡しを待たず、当事者の合意のみで成立するから「諾成契約」である。
民法の条文では「自己財産」となっているが、「他人の財産」であっても贈与は有効に設立する。

ポイント：
「片務契約」とは契約の当事者の一方のみが債務（義務）を負う契約のことで、双務契約に対する概念。　

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